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=== 原作漫画版 ===
 
=== 原作漫画版 ===
最終章において、ディスィーブのファクターとなった経緯が明かされている。イズナには、精神感応や未来予知、いわゆる「超能力」とも呼ぶべき異能が備わっており、科学者であった父・柘人はこの事実が認められず、「ただの欠陥」だとして否定。その柘人によってディスィーブと引き合わされ、ファクターとされる。しかし、その直後に柘人はナーブクラックで磔にされ、死亡。この直前にイズナが描いていた絵は、「'''紐のようなもので磔にされて死んでいる柘人の絵'''」だった。
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最終章において、ディスィーブのファクターとなった経緯が明かされている。イズナには、精神感応や未来予知、いわゆる「超能力」とも呼ぶべき異能が備わっており、科学者であった父・柘人はこの事実が認められず、「ただの欠陥」だとして否定。最終的には、「致死レベルの欠陥」ということを証明するために柘人によってディスィーブと引き合わされ、ファクターとされる。しかし、その直後に柘人はナーブクラックで磔にされ、死亡。この直前にイズナが描いていた絵は、「'''紐のようなもので磔にされて死んでいる柘人の絵'''」だった。この時イズナは特に死に瀕している様子はなかったが、ディスィーブはイズナが「死に至る要因」を持っているとしてナノマシン移植を行っている。これは、心神耗弱状態の美海を「精神的な生命の危機」と判断したペインキラーと同じ現象であり、道明寺はこの点から「マキナの方が問題」と結論付けている。実際、能力封印以前のイズナの目には光がなく、自身を欠陥扱いする父の存在もあって精神的負荷は相当なものだったと言える。あるいはファクターを得た直後にディスィーブが父親を殺している点から、「放置すると(父親の手で)死に至る」と判断したためとも考えられる。
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なお、イズナはこの当時のコトを全く覚えていなかった。この時イズナは特に死に瀕している様子はなかったが、ディスィーブはイズナが「死に至る要因」を持っているとしてナノマシン移植を行っている。これは、心神耗弱状態の美海を「精神的な生命の危機」と判断したペインキラーと同じ現象であり、道明寺はこの点から「マキナの方が問題」と結論付けている。
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以降、イズナの持つ「死や殺意への感応と、それに伴う未来予知」の能力は本人が認識する前にそれを共有するディスィーブによって処理され、その能力は父親殺しの記憶ごと封印されることになる。
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この縁からか、ラストライブの前後に美海と心を通わせているが、彼女のラストライブに出席した際、観客たちの悪意を受け、美海に芽生えた殺意に感応、結果同じモノに感じ取ったディスィーブはヒトマキナと化してしまう。
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ラストライブの前後に美海と心を通わせているが、彼女のラストライブに出席した際に観客たちの悪意を受けて美海に芽生えた殺意に感応。その結果、急遽解放された予知能力により自身が巻き込まれて死亡する未来を認識し、それを共有するディスィーブは今まで存在しなかった「イヅナと自身が死ぬ光景」を見たことで死を認識しヒトマキナと化してしまう(封印が解放されたのは、放置すると予知通りイズナが死んでしまうため)。結果、イズナも自身の能力に関する記憶全て取り戻し、他者の殺意に反応してしまう先天的な人殺しであることを自覚してしまう。
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これは、イズナの持つ「死や殺意への感応と、それに伴う未来予知」の能力を封印したディスィーブが、本人に気付かせないよう予知によって読み込まれた光景を処理していたため。詳しくは同機の項を参照。<br/>ディスィーブを止めるため、自ら道連れとなるコトを選択し、合体したペインキラーによってコクピットを噛み砕かれ、死亡した。
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自身の危険性や父親殺しの過去に加え、巻き込まれた形の事故であるものの自分が多数の人間を殺してしまったという事実から、ディスィーブを止めるために自ら道連れとなるコトを選択。ライブ直前から感じていた美海の闇を指摘・叱咤激励した後、合体したペインキラーによってコクピットを噛み砕かれ、死亡した。これは、美海が行おうとしたことを代わりに行ってしまった自分をそれまでの美海に重ね、自分(=過去の、力に溺れた美海自身)を殺させることで彼女を真の「正義の味方」にするためである。
    
この一件はシズナや道明寺に大きな影を落とし、美海もこの一件以来行方をくらませるなど、加藤機関に対して大きな衝撃を与えるコトとなった。
 
この一件はシズナや道明寺に大きな影を落とし、美海もこの一件以来行方をくらませるなど、加藤機関に対して大きな衝撃を与えるコトとなった。
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