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| TV版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』最終回に先駆けて公開された劇場[[映画]]『マジンガーZ対暗黒大将軍』のクライマックスで、衝撃的なデビューを飾っている。 | | TV版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』最終回に先駆けて公開された劇場[[映画]]『マジンガーZ対暗黒大将軍』のクライマックスで、衝撃的なデビューを飾っている。 |
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− | [[兜甲児]]と[[マジンガーZ]]が倒れた後、愛機・グレートマジンガーと共に地上侵略に乗り出した[[闇の帝王]]を首魁とする[[ミケーネ帝国]]との過酷な戦いへ身を投じる事になる。 | + | [[兜甲児]]と[[マジンガーZ]]が倒れた後、愛機・グレートマジンガーと共に地上侵略に乗り出した[[闇の帝王]]を首魁とする[[ミケーネ帝国]]との過酷な戦いへ身を投じることになる。 |
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| === [[性格|人物]] === | | === [[性格|人物]] === |
| 非常に大人びた武骨な表情が特徴的だが、年齢はまだ10代後半の18歳と若い。 | | 非常に大人びた武骨な表情が特徴的だが、年齢はまだ10代後半の18歳と若い。 |
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− | 前作の主人公の甲児が江戸っ子気質でやや軟派であったのに対し、硬派で激戦を繰り広げてきた一流の格闘家の様な佇まいをしている。普段はクールでニヒルな雰囲気が強いが、パートナーの[[炎ジュン]]と比べても好戦的でプライドの高い気質の持ち主で、何かと競争意識が強く常に一番優秀である事を望んでいる。この負けず嫌い振りは育った環境で醸成されたのではなく元からだった様で、小学生時代に友人のサブローがカナリアを飼っていたのに対抗してそれよりも大きく強い鷹を飼っていたりもしている。しかし、プライドの高さが足枷になってしまう事もしばしばで、劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』では、同じく正義の為に戦うスーパーロボットのパイロットである[[ゲッターチーム]]とも功名を争って苦戦する展開を演じている。ただ、年下の子供である[[兜シロー]]には気さくな兄貴分と言える一面を見せる事があり、敵戦闘獣を抑えているジュンと[[ボス]]の二人が自分達ごと攻撃しろと言った際にも躊躇も見せて謝罪しながら攻撃を行う等、仲間思いな面も持ち合わせる。年齢よりも子供っぽい面も時折見せる他、嗜好等に関しても意外と子供で、甘いお菓子が好きだったり、ネズミとニンジンを苦手としており<ref>放映当時の書籍「決定版大あばれロボット図鑑」参照。</ref>、原作では月2000円のお小遣い(給料)<ref>現代の観点で見れば、ブラック企業も真っ青なトンデモ安月給となるが、放映当時の物価や貨幣価値と照らし合わせれば、結構な額となっている。</ref>でお菓子を買ったり、漫画を読んだりする等意外と普通な一面も持つ。戦闘以外の普段着の服装に関しては青いショートトレンチにズボンと大人っぽくなっているが、紫のマフラーを身に着けている。愛車は、ロケットパンチ付きのバイク(「ジェットバイ」とも呼称)。 | + | 前作の主人公の甲児が江戸っ子気質でやや軟派であったのに対し、硬派で激戦を繰り広げてきた一流の格闘家の様な佇まいをしている。普段はクールでニヒルな雰囲気が強いが、パートナーの[[炎ジュン]]と比べても好戦的でプライドの高い気質の持ち主で、何かと競争意識が強く常に一番優秀であることを望んでいる。この負けず嫌い振りは育った環境で醸成されたのではなく元からだった様で、小学生時代に友人のサブローがカナリアを飼っていたのに対抗してそれよりも大きく強い鷹を飼っていたりもしている。しかし、プライドの高さが足枷になってしまうこともしばしばで、劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』では、同じく正義の為に戦うスーパーロボットのパイロットである[[ゲッターチーム]]とも功名を争って苦戦する展開を演じている。ただ、年下の子供である[[兜シロー]]には気さくな兄貴分と言える一面を見せることがあり、敵戦闘獣を抑えているジュンと[[ボス]]の二人が自分達ごと攻撃しろと言った際にも躊躇も見せて謝罪しながら攻撃を行う等、仲間思いな面も持ち合わせる。年齢よりも子供っぽい面も時折見せる他、嗜好等に関しても意外と子供で、甘いお菓子が好きだったり、ネズミとニンジンを苦手としており<ref>放映当時の書籍「決定版大あばれロボット図鑑」参照。</ref>、原作では月2000円のお小遣い(給料)<ref>現代の観点で見れば、ブラック企業も真っ青なトンデモ安月給となるが、放映当時の物価や貨幣価値と照らし合わせれば、結構な額となっている。</ref>でお菓子を買ったり、漫画を読んだりする等意外と普通な一面も持つ。戦闘以外の普段着の服装に関しては青いショートトレンチにズボンと大人っぽくなっているが、紫のマフラーを身に着けている。愛車は、ロケットパンチ付きのバイク(「ジェットバイ」とも呼称)。 |
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− | 7歳の時に孤児院から[[兜剣造]]に引き取られて、マジンガーのパイロットとしての使命を宿命づけられる形で英才教育を受けた経験から、元から天賦の才能に恵まれたその肉体は超人的な身体能力を獲得するまでに至っており、徒手空拳の戦いは勿論、武器を用いた戦闘術やあらゆる銃器を縦横無尽に使いこなす射撃能力、高性能の戦闘用ロボットやバイクを始めとする乗り物の操縦技術をベテランの域にまで身につけている。パイロットとしても戦士としとも、あらゆる能力において甲児を完全に凌駕し<ref>甲児の場合は、成り行きでマジンガーZのパイロットとして戦わざるを得なくなり、常に手探り状態でDr.ヘル率いる機械獣軍団と戦う事になっていた為、これらに関しては仕方の無い部分もある。</ref>、鉄也自身も「'''[[戦闘のプロ]]'''」を自負している。肉体面だけでなく勘や洞察力にも優れており、科学要塞研究所で引き取る事になった甲児の弟であるシローが、剣造と血縁関係にある事も密かに気付いていたが、剣造がそれを明かさないのには何か理由があると察してたのか、敢えて話題に出そうとはしなかった。 | + | 7歳の時に孤児院から[[兜剣造]]に引き取られて、マジンガーのパイロットとしての使命を宿命づけられる形で英才教育を受けた経験から、元から天賦の才能に恵まれたその肉体は超人的な身体能力を獲得するまでに至っており、徒手空拳の戦いは勿論、武器を用いた戦闘術やあらゆる銃器を縦横無尽に使いこなす射撃能力、高性能の戦闘用ロボットやバイクを始めとする乗り物の操縦技術をベテランの域にまで身につけている。パイロットとしても戦士としとも、あらゆる能力において甲児を完全に凌駕し<ref>甲児の場合は、成り行きでマジンガーZのパイロットとして戦わざるを得なくなり、常に手探り状態でDr.ヘル率いる機械獣軍団と戦うことになっていた為、これらに関しては仕方の無い部分もある。</ref>、鉄也自身も「'''[[戦闘のプロ]]'''」を自負している。肉体面だけでなく勘や洞察力にも優れており、科学要塞研究所で引き取ることになった甲児の弟であるシローが、剣造と血縁関係にあることも密かに気付いていたが、剣造がそれを明かさないのには何か理由があると察してたのか、敢えて話題に出そうとはしなかった。 |
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− | 一方、剣造から戦闘関連の訓練や教育を受けていたのに対し、コミニュケーション能力関連の教育はあまり受けられなかったらしく、プロフェッショナルとしての自覚や責任感は強い反面、自分にも他人にも厳しく、シローがガールフレンドのハルナをいじめっ子達から守る為に負けた際も、身の程を弁えないシローの方が悪いと突き放してしまった事もある<ref>この結果、悔しさからシローはボス達に特訓してもらうのだが、自分に強くなる協力をしてくれなかった癖に負けて悔しがる鉄也の姿に反発した結果、動物を虐める等してすっかり暴力的になってしまい、彼を諭してくれる牧師の存在が無ければ、完全に道を踏み外してしまう所だった。</ref>。剣造以外の目上の人間に対しても高圧的で失礼な言動や態度に出てしまう事も少なくない等、礼節や配慮に欠けてしまっており、その都度ジュンやボス、シローといった周囲の人間達が謝罪する等してフォローを入れる事になっている。また、自分とミケーネの戦いに巻き込まれた少女・カオリの愛犬であるジョンが死んでしまった際は、自身のせいでジョンが死んだと責められ、「あんたなんかジョンの百倍も千倍も苦しめばいいのよ!」とまで言われたショックから出撃拒否する程苦悩する等、精神面において脆さを見せる事もあった。ちなみに、日常的に戦闘訓練を受けていたのと同時に学校通学による義務教育もちゃんと受けており、少なくとも中学校は卒業している。しかし、自分を育ててくれた剣造には肉親の情の様な物を感じている一方、小学生の頃より学校以外の時間では孤島で過酷な訓練を強制的に受けさせられ、学生らしい思い出もロクに作れなかった事等から、やはり当時は剣造を冷たい人間と思って恨んでいた事をシローに明かしている。
| + | 一方、剣造から戦闘関連の訓練や教育を受けていたのに対し、コミニュケーション能力関連の教育はあまり受けられなかったらしく、プロフェッショナルとしての自覚や責任感は強い反面、自分にも他人にも厳しく、シローがガールフレンドのハルナをいじめっ子達から守る為に負けた際も、身の程を弁えないシローの方が悪いと突き放してしまったこともある<ref>この結果、悔しさからシローはボス達に特訓してもらうのだが、自分に強くなる協力をしてくれなかった癖に負けて悔しがる鉄也の姿に反発した結果、動物を虐める等してすっかり暴力的になってしまい、彼を諭してくれる牧師の存在が無ければ、完全に道を踏み外してしまう所だった。</ref>。剣造以外の目上の人間に対しても高圧的で失礼な言動や態度に出てしまうことも少なくない等、礼節や配慮に欠けてしまっており、その都度ジュンやボス、シローといった周囲の人間達が謝罪する等してフォローを入れることになっている。また、自分とミケーネの戦いに巻き込まれた少女・カオリの愛犬であるジョンが死んでしまった際は、自身のせいでジョンが死んだと責められ、「あんたなんかジョンの百倍も千倍も苦しめばいいのよ!」とまで言われたショックから出撃拒否する程苦悩する等、精神面において脆さを見せることもあった。ちなみに、日常的に戦闘訓練を受けていたのと同時に学校通学による義務教育もちゃんと受けており、少なくとも中学校は卒業している。しかし、自分を育ててくれた剣造には肉親の情の様な物を感じている一方、小学生の頃より学校以外の時間では孤島で過酷な訓練を強制的に受けさせられ、学生らしい思い出もロクに作れなかったこと等から、やはり当時は剣造を冷たい人間と思って恨んでいたことをシローに明かしている。 |
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− | その内側には「孤児」である事へのコンプレックスを内包しており、これはパートナーのジュンも少なからず抱いていると言えるのだが、鉄也の場合は「孤児=家族のいない身で生きてきた」という自らの境遇に対し、強烈なプライドや自尊心、自己憐憫、存在意義等が非常に複雑に絡み合っており、そこにマジンガーのパイロット、そして戦闘のプロとしての自負心や承認欲求等も加わる事で、結果的に「家族を持つ者」に対する根強い羨望や差別意識が生じる事になってしまっていた。また、時には同じ「孤児」の境遇の者に対しても心無い事を言ってしまう事があり、自身のサポートをしてきたジュンに対し「戦闘獣の撃破に貢献していない」と馬鹿にして喧嘩になったり、自分と違って支えてくれる人物が誰もおらず自暴自棄にしか生きられなかった[[生田信一郎]]の事を「若さを浪費しているだけ」と見下した発言をした事もある。
| + | その内側には「孤児」であることへのコンプレックスを内包しており、これはパートナーのジュンも少なからず抱いていると言えるのだが、鉄也の場合は「孤児=家族のいない身で生きてきた」という自らの境遇に対し、強烈なプライドや自尊心、自己憐憫、存在意義等が非常に複雑に絡み合っており、そこにマジンガーのパイロット、そして戦闘のプロとしての自負心や承認欲求等も加わることで、結果的に「家族を持つ者」に対する根強い羨望や差別意識が生じることになってしまっていた。また、時には同じ「孤児」の境遇の者に対しても心無いことを言ってしまうことがあり、自身のサポートをしてきたジュンに対し「戦闘獣の撃破に貢献していない」と馬鹿にして喧嘩になったり、自分と違って支えてくれる人物が誰もおらず自暴自棄にしか生きられなかった[[生田信一郎]]のことを「若さを浪費しているだけ」と見下した発言をしたこともある。 |
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| === 劇中の様相 === | | === 劇中の様相 === |
| 前作『マジンガーZ』の最終話にて、新たな侵略者であるミケーネ帝国の[[戦闘獣]]の前に瀕死の重傷を負わされた甲児とマジンガーZが危機的状況に陥る中、[[科学要塞研究所]]の無重力空間内での待機していた鉄也は、剣造からのスクランブル要請を受け、グレートで出撃。初の実戦でありながらも、マジンガーZでは全く歯が立たなかった戦闘獣[[グラトニオス]]と戦闘獣ビラニアス(SRW未登場)の2体を難無く撃破して見せ、その圧倒的な実力を見せつけた。 | | 前作『マジンガーZ』の最終話にて、新たな侵略者であるミケーネ帝国の[[戦闘獣]]の前に瀕死の重傷を負わされた甲児とマジンガーZが危機的状況に陥る中、[[科学要塞研究所]]の無重力空間内での待機していた鉄也は、剣造からのスクランブル要請を受け、グレートで出撃。初の実戦でありながらも、マジンガーZでは全く歯が立たなかった戦闘獣[[グラトニオス]]と戦闘獣ビラニアス(SRW未登場)の2体を難無く撃破して見せ、その圧倒的な実力を見せつけた。 |
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− | 続編『グレートマジンガー』の第1話より本格的にミケーネ帝国との戦いが始める事になり、[[闇の帝王]]の傘下となる[[7つの軍団]]に属する多種多様な戦闘獣を前に、鉄也は「戦闘のプロ」と呼ぶに等しい戦闘力とタフネス精神により幾度もの窮地を切り抜けていく。途中でパートナーのジュンの搭乗する[[ビューナスA]]や前作で甲児達と共に戦ったボスの搭乗する[[ボスボロット]]、更にはシローが搭乗する[[ロボットJr.]]等も参戦。戦いがより混迷と熾烈を極めていく中、ミケーネの大幹部である[[暗黒大将軍]]自らが[[ミケロス]]で戦闘の指揮を執る形で修理作業中であった科学要塞研究所を襲撃し、敵の戦闘獣ジュランの腐食弾によって一時撤退せざるを得なかった隙を突かれ、科学要塞研究所のグレート発射口を潰されてしまう。暗黒大将軍から剣造とグレートの引き渡しを要求され、止む無く剣造が従おうとする中、一か八かの賭けに出る形で出撃に成功<ref>描写されていないが、腐食弾で融解した発射口をブレーンコンドルで破壊したと思われる。</ref>し、反撃。スクランブルダッシュを破壊されながらも戦闘獣ジュラン、バニガン、ダンザニアを次々と撃破し、遂に死を覚悟して自ら出撃した暗黒大将軍と一騎打ちを演じ、満身創痍の状態になりながらも撃破する事に成功した。
| + | 続編『グレートマジンガー』の第1話より本格的にミケーネ帝国との戦いが始めることになり、[[闇の帝王]]の傘下となる[[7つの軍団]]に属する多種多様な戦闘獣を前に、鉄也は「戦闘のプロ」と呼ぶに等しい戦闘力とタフネス精神により幾度もの窮地を切り抜けていく。途中でパートナーのジュンの搭乗する[[ビューナスA]]や前作で甲児達と共に戦ったボスの搭乗する[[ボスボロット]]、更にはシローが搭乗する[[ロボットJr.]]等も参戦。戦いがより混迷と熾烈を極めていく中、ミケーネの大幹部である[[暗黒大将軍]]自らが[[ミケロス]]で戦闘の指揮を執る形で修理作業中であった科学要塞研究所を襲撃し、敵の戦闘獣ジュランの腐食弾によって一時撤退せざるを得なかった隙を突かれ、科学要塞研究所のグレート発射口を潰されてしまう。暗黒大将軍から剣造とグレートの引き渡しを要求され、止む無く剣造が従おうとする中、一か八かの賭けに出る形で出撃に成功<ref>描写されていないが、腐食弾で融解した発射口をブレーンコンドルで破壊したと思われる。</ref>し、反撃。スクランブルダッシュを破壊されながらも戦闘獣ジュラン、バニガン、ダンザニアを次々と撃破し、遂に死を覚悟して自ら出撃した暗黒大将軍と一騎打ちを演じ、満身創痍の状態になりながらも撃破することに成功した。 |
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− | しかしその後、ミケーネでは、前作で甲児とマジンガーZに敗れて死亡した[[Dr.ヘル]]を改造して復活させた[[地獄大元帥]]が新たな大幹部となる。狡猾で天才的な頭脳を持ち合わせた地獄大元帥の生み出したより強力な戦闘獣と狡猾な策略の前に苦しめられ、ファイヤーオン時の隙を突かれてグレートを奪われてしまったり、十字架に磔にされて戦闘獣ラミレスで痛めつけられる、戦闘獣バトラーズによってグレートの内臓コンピューターを狂わされ味方へ攻撃させられるといった展開もあり、戦闘獣ソルゴスの計器破壊光線によって動きを封じられた時には、初めて「死」への恐怖を覚えた程苦しめられる事になった。単純な力任せな戦い方だけでは勝てない地獄大元帥の冷酷非情で容赦無いやり方の前に、次第に鉄也とグレートの力でも苦戦を繰り返す展開となっていく中、被害や犠牲の拡大化を恐れた弓教授によって、遂にアメリカにいた甲児が呼び戻され、マジンガーZが復活する事になった。 | + | しかしその後、ミケーネでは、前作で甲児とマジンガーZに敗れて死亡した[[Dr.ヘル]]を改造して復活させた[[地獄大元帥]]が新たな大幹部となる。狡猾で天才的な頭脳を持ち合わせた地獄大元帥の生み出したより強力な戦闘獣と狡猾な策略の前に苦しめられ、ファイヤーオン時の隙を突かれてグレートを奪われてしまったり、十字架に磔にされて戦闘獣ラミレスで痛めつけられる、戦闘獣バトラーズによってグレートの内臓コンピューターを狂わされ味方へ攻撃させられるといった展開もあり、戦闘獣ソルゴスの計器破壊光線によって動きを封じられた時には、初めて「死」への恐怖を覚えた程苦しめられることになった。単純な力任せな戦い方だけでは勝てない地獄大元帥の冷酷非情で容赦無いやり方の前に、次第に鉄也とグレートの力でも苦戦を繰り返す展開となっていく中、被害や犠牲の拡大化を恐れた弓教授によって、遂にアメリカにいた甲児が呼び戻され、マジンガーZが復活することになった。 |
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− | だが、グレートとマジンガーZのダブルマジンガーが揃い周囲が喜ぶ中、甲児の帰国記念パーティーで親子での再会を素直に喜ぶ事になった甲児と剣造の姿を目の当たりにした鉄也は、兼ねてより心の中に燻っていた「孤児」という境遇にある事へのコンプレックスが表面化。パーティー時に襲撃してきたミケーネとの戦いでは何の問題も無く協力し合って敵を撃破しているのだが、自分の居場所が失われかねない事への危惧から甲児に対する敵愾心を募らせていく事になってしまう。その後、まるで別人の様に豹変してしまった鉄也は、飛行訓練中に故意の妨害行為を行ったり、ミケーネ対策の作戦会議中にも甲児の提案をとにかく反対する等、ジュンや剣造、弓教授から見ても不安を隠せずにいる程、甲児との確執を深めていく。そして、遂には剣造の判断によって決まった「敵戦闘獣を敢えて撤退させ、ミケーネの本拠地を突き止めて決戦に挑む」という作戦でさえも、甲児の提案である事が気に入ら無いのを理由に無視。甲児と共闘する形で戦闘獣[[ゴールドフェニックス]]にダメージを与えるはずが、スタンドプレイに走った鉄也は、彼を囮にして危機に陥らせるだけでなく、エネルギーを消耗したゴールドフェニックスも逃がさず撃破してしまう。自分が甲児よりも優れた存在である事を周囲に見せつけて得意気になっている姿に、同じ境遇のジュンでさえも殴って叱責される程であったが、鉄也は一向に考えを改めない所か、ひたすら甲児に勝つ事ばかりに執着し、聞く耳を持とうとしなかった。この結果、監視していた地獄大元帥によって鉄也と甲児の不和に気付かれてしまう事になり、ミケーネ側は残る戦力全てを投入して総力戦を挑む事を決定。地上側は完全に後手に回った事態となってしまう事になる。
| + | だが、グレートとマジンガーZのダブルマジンガーが揃い周囲が喜ぶ中、甲児の帰国記念パーティーで親子での再会を素直に喜ぶことになった甲児と剣造の姿を目の当たりにした鉄也は、兼ねてより心の中に燻っていた「孤児」という境遇にあることへのコンプレックスが表面化。パーティー時に襲撃してきたミケーネとの戦いでは何の問題も無く協力し合って敵を撃破しているのだが、自分の居場所が失われかねないことへの危惧から甲児に対する敵愾心を募らせていくことになってしまう。その後、まるで別人の様に豹変してしまった鉄也は、飛行訓練中に故意の妨害行為を行ったり、ミケーネ対策の作戦会議中にも甲児の提案をとにかく反対する等、ジュンや剣造、弓教授から見ても不安を隠せずにいる程、甲児との確執を深めていく。そして、遂には剣造の判断によって決まった「敵戦闘獣を敢えて撤退させ、ミケーネの本拠地を突き止めて決戦に挑む」という作戦でさえも、甲児の提案であることが気に入ら無いのを理由に無視。甲児と共闘する形で戦闘獣[[ゴールドフェニックス]]にダメージを与えるはずが、スタンドプレイに走った鉄也は、彼を囮にして危機に陥らせるだけでなく、エネルギーを消耗したゴールドフェニックスも逃がさず撃破してしまう。自分が甲児よりも優れた存在であることを周囲に見せつけて得意気になっている姿に、同じ境遇のジュンでさえも殴って叱責される程であったが、鉄也は一向に考えを改めない所か、ひたすら甲児に勝つことばかりに執着し、聞く耳を持とうとしなかった。この結果、監視していた地獄大元帥によって鉄也と甲児の不和に気付かれてしまうことになり、ミケーネ側は残る戦力全てを投入して総力戦を挑むことを決定。地上側は完全に後手に回った事態となってしまう事になる。 |
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| [[光子力研究所]]の元で一人孤立していた甲児の元へ[[ミケーネス]]やキャットルーが暗殺に乗り出し、更には戦闘獣グレート・マンモスまでもが襲撃する中、シローの懇願にも利く耳持たず見捨てようとする鉄也であったが、甲児達の仲間を思いやる様や剣造の言葉を聞いて自分の過ちを悟った鉄也は出撃。しかし、時既に遅く、出撃直後に太陽を背にして現れた戦闘獣[[バルカニア]]の攻撃をコックピット付近で受けてしまった鉄也は、鍛えられた肉体のおかげで致命傷にはならなかったものの重傷を負ってしまい、何とか撃破した後、爆風に吹き飛ばされた影響で気を失ってしまう。その結果、鉄也の危機を救おうと剣造は分離した科学要塞研究所で地獄大元帥の指揮する[[無敵要塞デモニカ]]へ[[特攻]]してしまい、彼は息子の甲児に看取られながら死亡。死神によって死へと誘われる悪夢に襲われながら、覚醒した鉄也はジュンから剣造が落命してしまった事実を聞かされ、奮起してボスに協力してもらう形で甲児達の元へと向かい、甲児のマジンガーZに支えられながら総力を挙げて地獄大元帥の撃破に成功。遂にミケーネの勢力を壊滅させるのだった。 | | [[光子力研究所]]の元で一人孤立していた甲児の元へ[[ミケーネス]]やキャットルーが暗殺に乗り出し、更には戦闘獣グレート・マンモスまでもが襲撃する中、シローの懇願にも利く耳持たず見捨てようとする鉄也であったが、甲児達の仲間を思いやる様や剣造の言葉を聞いて自分の過ちを悟った鉄也は出撃。しかし、時既に遅く、出撃直後に太陽を背にして現れた戦闘獣[[バルカニア]]の攻撃をコックピット付近で受けてしまった鉄也は、鍛えられた肉体のおかげで致命傷にはならなかったものの重傷を負ってしまい、何とか撃破した後、爆風に吹き飛ばされた影響で気を失ってしまう。その結果、鉄也の危機を救おうと剣造は分離した科学要塞研究所で地獄大元帥の指揮する[[無敵要塞デモニカ]]へ[[特攻]]してしまい、彼は息子の甲児に看取られながら死亡。死神によって死へと誘われる悪夢に襲われながら、覚醒した鉄也はジュンから剣造が落命してしまった事実を聞かされ、奮起してボスに協力してもらう形で甲児達の元へと向かい、甲児のマジンガーZに支えられながら総力を挙げて地獄大元帥の撃破に成功。遂にミケーネの勢力を壊滅させるのだった。 |
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− | 全てが終わり病院で療養を送る中、自らの身勝手さが原因で剣造を死なせてしまい、甲児とシローの二人を本当の孤児にしてしまった事を後悔していた鉄也は、自らを気遣うジュンの前で、これまで見せる事のないまでに弱気となっていた。しかし、ジュンからの励ましを受けたジュンは、剣造が命懸けて見せた自身への「[[愛]]」に応える為にも、必ず再起する事を誓うのだった。
| + | 全てが終わり病院で療養を送る中、自らの身勝手さが原因で剣造を死なせてしまい、甲児とシローの二人を本当の孤児にしてしまったことを後悔していた鉄也は、自らを気遣うジュンの前で、これまで見せることのないまでに弱気となっていた。しかし、ジュンからの励ましを受けたジュンは、剣造が命懸けて見せた自身への「[[愛]]」に応える為にも、必ず再起することを誓うのだった。 |
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| TV版最終話で前作のヒーロー・兜甲児に主役ポジションを奪われ、本来の主人公としては報われぬまま幕引きを迎えた印象が強いが、スタッフも引け目を感じていたのか、後に制作された劇場版『決戦!大海獣』では彼の活躍にかなりのウェイトを置き、主役の[[デューク・フリード]]さえ霞むほどの存在感を見せ付けた。 | | TV版最終話で前作のヒーロー・兜甲児に主役ポジションを奪われ、本来の主人公としては報われぬまま幕引きを迎えた印象が強いが、スタッフも引け目を感じていたのか、後に制作された劇場版『決戦!大海獣』では彼の活躍にかなりのウェイトを置き、主役の[[デューク・フリード]]さえ霞むほどの存在感を見せ付けた。 |
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| ==== 永井豪の漫画版 ==== | | ==== 永井豪の漫画版 ==== |
− | 『テレビマガジン』という掲載誌の対象年齢もあり、永井版における鉄也はTV版のような複雑な性格設定も無く、[[兜甲児|甲児]]に嫉妬する事も険悪な関係になる事もない正統派のヒーローとして描かれている。 | + | 『テレビマガジン』という掲載誌の対象年齢もあり、永井版における鉄也はTV版のような複雑な性格設定も無く、[[兜甲児|甲児]]に嫉妬することも険悪な関係になることもない正統派のヒーローとして描かれている。 |
| 文庫版『マジンガーZ(少年ジャンプ収録版)』のあとがきにおいては、「マジンガーZの弱点を補うべく完全無欠のロボットとしてグレートマジンガーをデザインし、主人公を最初から戦闘のプロとして描いてしまったため、冷たいキャラクターになってしまった。やはり、主人公はどこかに欠点を持ち、それを克服していく要素を残しておかなくてはいけないという意味で、良い教訓になった」という趣旨のことを書いており、キャラクター造形面における失敗を自ら認めていたようだ。 | | 文庫版『マジンガーZ(少年ジャンプ収録版)』のあとがきにおいては、「マジンガーZの弱点を補うべく完全無欠のロボットとしてグレートマジンガーをデザインし、主人公を最初から戦闘のプロとして描いてしまったため、冷たいキャラクターになってしまった。やはり、主人公はどこかに欠点を持ち、それを克服していく要素を残しておかなくてはいけないという意味で、良い教訓になった」という趣旨のことを書いており、キャラクター造形面における失敗を自ら認めていたようだ。 |
| 恐らくそうした経緯を踏まえた上での変更であったと推察されるが、結局のところ、原作者自ら「(甲児と比べて)面白みの無いキャラ」と評する要因にも繋がっている。 | | 恐らくそうした経緯を踏まえた上での変更であったと推察されるが、結局のところ、原作者自ら「(甲児と比べて)面白みの無いキャラ」と評する要因にも繋がっている。 |
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− | とは言え、永井イズムが皆無という訳ではなく、人質の[[炎ジュン|ジュン]]に構う事無く、薄ら笑いを浮かべながら[[戦闘獣]]へ攻撃を仕掛ける秀逸なシーンも存在し、後に庵野秀明氏が永井氏との対談の中で評価している。 | + | とは言え、永井イズムが皆無という訳ではなく、人質の[[炎ジュン|ジュン]]に構うこと無く、薄ら笑いを浮かべながら[[戦闘獣]]へ攻撃を仕掛ける秀逸なシーンも存在し、後に庵野秀明氏が永井氏との対談の中で評価している。 |
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| ==== [[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]] ==== | | ==== [[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]] ==== |
− | TV版よりもシンプルなヒーロー像として描かれた永井版とは真逆に、桜多版の鉄也は更に複雑なキャラクターとなっている。TV版同様のニヒルさに加え、ミケーネ帝国壊滅という究極の目的の為には、民間人に暴力を振るう(或いは見捨てる)事も辞さないなど、ダーティな一面を覗かせるのと同時に、出自を感じさせない明るさと歳相応のスケベさも併せ持ち、尚且つ、みさと(『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』後半のレギュラーキャラ。スパロボ未登場)へ仄かな想いを寄せるという純情な側面も有る……と、非常に多面的な性格設定を施されている。
| + | TV版よりもシンプルなヒーロー像として描かれた永井版とは真逆に、桜多版の鉄也は更に複雑なキャラクターとなっている。TV版同様のニヒルさに加え、ミケーネ帝国壊滅という究極の目的の為には、民間人に暴力を振るう(或いは見捨てる)ことも辞さないなど、ダーティな一面を覗かせるのと同時に、出自を感じさせない明るさと歳相応のスケベさも併せ持ち、尚且つ、みさと(『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』後半のレギュラーキャラ。スパロボ未登場)へ仄かな想いを寄せるという純情な側面も有る……と、非常に多面的な性格設定を施されている。 |
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− | どんな困難な状況に於いても、決して諦観する事の無い屈強な精神力を持っていたが、最終章では封印していた「孤児としてのコンプレックス」が遂に表面化する。[[戦闘獣]]に痛めつけられながら己の存在意義を呟くモノローグは、圧巻の一語に尽きる。
| + | どんな困難な状況に於いても、決して諦観することの無い屈強な精神力を持っていたが、最終章では封印していた「孤児としてのコンプレックス」が遂に表面化する。[[戦闘獣]]に痛めつけられながら己の存在意義を呟くモノローグは、圧巻の一語に尽きる。 |
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− | TV版と異なり'''甲児の存在に左右される事無く、最後まで[[主人公]]として機能していた'''事も、本作の高評価に繋がる要因の一つと言えるだろう。 | + | TV版と異なり'''甲児の存在に左右されること無く、最後まで[[主人公]]として機能していた'''事も、本作の高評価に繋がる要因の一つと言えるだろう。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | 初期のシリーズでは[[兜甲児|甲児]]と比べはるかに目立たない存在で、シナリオ・[[能力]]双方の扱いも悪かったが、[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]では主役格の一人となり、以後のシリーズではそのニヒルさ故に他作品のキャラと衝突する事がありながらも、ここぞというときに頼れる実力者へと成長した。また、近年の作品では序盤登場するが「怪我」によって本格参戦が遅れるというパターンが多い(初期シリーズも参戦が遅い傾向があったが)。 | + | 初期のシリーズでは[[兜甲児|甲児]]と比べはるかに目立たない存在で、シナリオ・[[能力]]双方の扱いも悪かったが、[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]では主役格の一人となり、以後のシリーズではそのニヒルさ故に他作品のキャラと衝突することがありながらも、ここぞというときに頼れる実力者へと成長した。また、近年の作品では序盤登場するが「怪我」によって本格参戦が遅れるというパターンが多い(初期シリーズも参戦が遅い傾向があったが)。 |
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| 原作ではギャグを飛ばしたり、漫画を読んで夜更かしして寝坊するなど年相応にコミカルな一面も普通に持っているが、スパロボでは他作品の主人公達との差別化の為か殆ど再現されず、『戦闘のプロ』といったシビアさやニヒルさばかりが目立つ傾向にある。 | | 原作ではギャグを飛ばしたり、漫画を読んで夜更かしして寝坊するなど年相応にコミカルな一面も普通に持っているが、スパロボでは他作品の主人公達との差別化の為か殆ど再現されず、『戦闘のプロ』といったシビアさやニヒルさばかりが目立つ傾向にある。 |
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| :『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』には不在だったが、リメイクにあたり追加された。これに伴い[[グレートマジンガー]]も甲児の乗り換えではなく鉄也が乗ってくることに。この展開は『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』と矛盾しており、本人も「本当は出るつもりはなかったが…」というメタ発言らしき台詞をこぼしている。[[気合]]を持つため甲児より火力が高いが、[[ひらめき]]を持たないのでラスボス戦で使うには少々心許ない。グラフィックが第3次や第4次の流用の多い今作だが、顔グラが新規のものとなっておりかなり若々しくイケメン。 | | :『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』には不在だったが、リメイクにあたり追加された。これに伴い[[グレートマジンガー]]も甲児の乗り換えではなく鉄也が乗ってくることに。この展開は『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』と矛盾しており、本人も「本当は出るつもりはなかったが…」というメタ発言らしき台詞をこぼしている。[[気合]]を持つため甲児より火力が高いが、[[ひらめき]]を持たないのでラスボス戦で使うには少々心許ない。グラフィックが第3次や第4次の流用の多い今作だが、顔グラが新規のものとなっておりかなり若々しくイケメン。 |
| ;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦}} | | ;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦}} |
− | :初登場作品。後半にジャブローにてジュンとともに仲間に加わる。この際、第2次でグレートのみが登場し、鉄也が出なかった事が作中でネタになっている。グレートマジンガーの性能と併せて即戦力となる実力を持つが、宇宙での適正が低い為、終盤の宇宙戦では[[精神コマンド]]が優秀で宇宙での適正が高い[[グレース・マリア・フリード|マリア]]にグレートマジンガーのパイロットの座を奪われる可能性がある。ちなみに顔グラから察するに22歳版らしく、物凄い老け顔となっている。 | + | :初登場作品。後半にジャブローにてジュンとともに仲間に加わる。この際、第2次でグレートのみが登場し、鉄也が出なかったことが作中でネタになっている。グレートマジンガーの性能と併せて即戦力となる実力を持つが、宇宙での適正が低い為、終盤の宇宙戦では[[精神コマンド]]が優秀で宇宙での適正が高い[[グレース・マリア・フリード|マリア]]にグレートマジンガーのパイロットの座を奪われる可能性がある。ちなみに顔グラから察するに22歳版らしく、物凄い老け顔となっている。 |
| ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}} | | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}} |
| :[[ラ・ギアス]]に召喚されるがその際に負傷している。そのため、マリアが操縦しているグレートに同乗して仲間に加わる。使うにはシナリオ終了後に乗り換えさせる必要があるが、今回は[[スペイザー]]系の機体が登場しないため、そのままマリアを乗せたままというプレイヤーも多いだろう。リューネ編の「めぐりあい」ルートでも甲児がグレートに乗っているのでやはり影が薄い。総合的な能力は悪くないが、[[2回行動]]のレベルが遅く、甲児のようにひらめきが無いのが弱点。 | | :[[ラ・ギアス]]に召喚されるがその際に負傷している。そのため、マリアが操縦しているグレートに同乗して仲間に加わる。使うにはシナリオ終了後に乗り換えさせる必要があるが、今回は[[スペイザー]]系の機体が登場しないため、そのままマリアを乗せたままというプレイヤーも多いだろう。リューネ編の「めぐりあい」ルートでも甲児がグレートに乗っているのでやはり影が薄い。総合的な能力は悪くないが、[[2回行動]]のレベルが遅く、甲児のようにひらめきが無いのが弱点。 |
| ;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}} | | ;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}} |
− | :グレートが[[ブロッケン伯爵]]に奪われたため、ジュンの[[ビューナスA]]に同乗しての登場。シナリオ中で奪還するため、今回は乗り換えさせる必要は無い。スーパー系で始めると、甲児の口からEXの後に行方不明になっていた事が語られる。能力は高いが、第3次と同様にやはり宇宙適正がネックとなるので、場合によっては終盤は[[加速]]や[[鉄壁]]を生かしたスペイザー要員として運用するのも手である。また顔グラが新規になり恐らく18歳版になったが、老け顔は変わらず。 | + | :グレートが[[ブロッケン伯爵]]に奪われたため、ジュンの[[ビューナスA]]に同乗しての登場。シナリオ中で奪還するため、今回は乗り換えさせる必要は無い。スーパー系で始めると、甲児の口からEXの後に行方不明になっていたことが語られる。能力は高いが、第3次と同様にやはり宇宙適正がネックとなるので、場合によっては終盤は[[加速]]や[[鉄壁]]を生かしたスペイザー要員として運用するのも手である。また顔グラが新規になり恐らく18歳版になったが、老け顔は変わらず。 |
| :;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S}} | | :;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S}} |
| ::TV版の野田氏の音声を初収録。戦闘BGM「おれはグレートマジンガー」が初採用。 | | ::TV版の野田氏の音声を初収録。戦闘BGM「おれはグレートマジンガー」が初採用。 |
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| :『第3次』『EX』に登場。FC版と同様に『第2次』には登場しない。 | | :『第3次』『EX』に登場。FC版と同様に『第2次』には登場しない。 |
| :『第3次』ではSFC版と同じく不遇なポジションで、地形適応:宇宙Aで[[幸運]]・[[補給]]を習得するマリアにグレートを奪われる。一応マリアより格闘値・精神ポイント共に高いという特長を持つが、前者は宇宙Bの関係で結局マリアに抜かれ、後者も本作では幸運が非常に貴重という理由から評価点にはなりにくい。 | | :『第3次』ではSFC版と同じく不遇なポジションで、地形適応:宇宙Aで[[幸運]]・[[補給]]を習得するマリアにグレートを奪われる。一応マリアより格闘値・精神ポイント共に高いという特長を持つが、前者は宇宙Bの関係で結局マリアに抜かれ、後者も本作では幸運が非常に貴重という理由から評価点にはなりにくい。 |
− | :一方で『EX』では、本作には全て地上が舞台であり宇宙Bがネックにならない事、マリアの幸運が[[努力]]に改悪された事、SFC版と違いパイロット攻撃力の概念がある事から、マリアを使い続ける理由がなく、問題なくグレートのパイロットを務められる。甲児と比較してひらめきを覚えないという欠点があるが、代わりに甲児にはない気合を習得するため、マジンガー系の精神ポイントの多さも相まって高火力を出しやすい。とは言えひらめきを覚えないのは見過ごせない短所なので、鉄壁の使用タイミングは吟味しよう。 | + | :一方で『EX』では、本作には全て地上が舞台であり宇宙Bがネックにならないこと、マリアの幸運が[[努力]]に改悪されたこと、SFC版と違いパイロット攻撃力の概念があることから、マリアを使い続ける理由がなく、問題なくグレートのパイロットを務められる。甲児と比較してひらめきを覚えないという欠点があるが、代わりに甲児にはない気合を習得するため、マジンガー系の精神ポイントの多さも相まって高火力を出しやすい。とは言えひらめきを覚えないのは見過ごせない短所なので、鉄壁の使用タイミングは吟味しよう。 |
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| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
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| ;[[デューク・フリード]] | | ;[[デューク・フリード]] |
| :劇場版で共演。年齢設定ではデュークの方が年上だが、劇中では「大介君」で接している。 | | :劇場版で共演。年齢設定ではデュークの方が年上だが、劇中では「大介君」で接している。 |
− | :[[MX]]では状況判断を巡って彼に苦言を呈するが、対立劇にまで発展するほどの深刻な事態には至らなかった。 | + | :『[[MX]]』では状況判断を巡って彼に苦言を呈するが、対立劇にまで発展するほどの深刻な事態には至らなかった。 |
| ;[[グレース・マリア・フリード]] | | ;[[グレース・マリア・フリード]] |
| :鉄也から見てマジンガーチームの中では妹分的な存在であるが、地形適応や特殊技能の関係で彼女にグレートマジンガーのパイロットを奪われる可能性がある作品がいくつかある。 | | :鉄也から見てマジンガーチームの中では妹分的な存在であるが、地形適応や特殊技能の関係で彼女にグレートマジンガーのパイロットを奪われる可能性がある作品がいくつかある。 |
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| :劇場版で共演済み。スパロボでは共にダイナミックチームの現実主義者・皮肉屋ポジション。同ポジションだからという訳でもないが、竜馬ほど特に対立するという場面はあまり無い。[[α外伝]]では隼人と竜馬が対立状態であった状況もあって、「プリベンターを抜ける」と言った鉄也に勝手にしろと言っている。 | | :劇場版で共演済み。スパロボでは共にダイナミックチームの現実主義者・皮肉屋ポジション。同ポジションだからという訳でもないが、竜馬ほど特に対立するという場面はあまり無い。[[α外伝]]では隼人と竜馬が対立状態であった状況もあって、「プリベンターを抜ける」と言った鉄也に勝手にしろと言っている。 |
| ;[[巴武蔵]] | | ;[[巴武蔵]] |
− | :劇場版で共演済み。彼が死亡する「グレートマジンガー対ゲッターロボG」ではその死を悼み、スパロボにおいても[[Z]]や[[第2次α]]でも同様に悔やんだ。原作ではムサシ君と呼ぶが、SRWではムサシと呼ぶ。 | + | :劇場版で共演済み。彼が死亡する「グレートマジンガー対ゲッターロボG」ではその死を悼み、スパロボにおいても『[[Z]]』や『[[第2次α]]』でも同様に悔やんだ。原作ではムサシ君と呼ぶが、SRWではムサシと呼ぶ。 |
| ;[[車弁慶]] | | ;[[車弁慶]] |
− | :劇場版で共演済み。それほど深い絡みはないが、[[α外伝]]ではプリベンターを抜けた鉄也を弁慶が心配する場面がある。 | + | :劇場版で共演済み。それほど深い絡みはないが、『[[α外伝]]』ではプリベンターを抜けた鉄也を弁慶が心配する場面がある。 |
| ;[[早乙女博士]] | | ;[[早乙女博士]] |
− | :劇場版で共演済み。[[第2次α]]ではミケーネ軍に人質として[[マジンカイザー]]に乗せられた[[弓弦之助|弓教授]]と同じく、やはり人質として[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]に乗せられた彼を前にして、あえて両博士の命が失われる事態となっても両機を止めようと、悲壮な決断をする事に。 | + | :劇場版で共演済み。『[[第2次α]]』ではミケーネ軍に人質として[[マジンカイザー]]に乗せられた[[弓弦之助|弓教授]]と同じく、やはり人質として[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]に乗せられた彼を前にして、あえて両博士の命が失われる事態となっても両機を止めようと、悲壮な決断をする事に。 |
| ;[[ガレリィ長官]] | | ;[[ガレリィ長官]] |
− | :α外伝では彼の製作した思念波増幅装置によって甲児への憎しみを利用され、洗脳される事になる。 | + | :『α外伝』では彼の製作した思念波増幅装置によって甲児への憎しみを利用され、洗脳される事になる。 |
| ;[[流竜馬 (OVA)]] | | ;[[流竜馬 (OVA)]] |
− | :『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』準拠の[[D]]や『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』準拠の[[R]]では先輩として敬意を表し一目置いている。 | + | :『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』準拠の『[[D]]』や『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』準拠の『[[R]]』では先輩として敬意を表し一目置いている。 |
− | :『[[新ゲッターロボ]]』準拠である[[NEO]]では中盤に反目し合う場面もあったが、和解して信頼し合えるよき戦友同士となっている。 | + | :『[[新ゲッターロボ]]』準拠である『[[NEO]]』では中盤に反目し合う場面もあったが、和解して信頼し合えるよき戦友同士となっている。 |
| ;[[司馬宙]] | | ;[[司馬宙]] |
| :[[第2次α]]・[[第3次α]]で共演。ダイナミック繋がりやどちらも戦士として過酷な宿命を背負っている設定もあり絡む場面が多く、戦士としてのあり方に苦悩する彼に助言している。また、第2次αでは[[司馬遷次郎|司馬博士]]から訓練時のコーチ役を頼まれており、オフに於ける彼の行動も管理している様子。 | | :[[第2次α]]・[[第3次α]]で共演。ダイナミック繋がりやどちらも戦士として過酷な宿命を背負っている設定もあり絡む場面が多く、戦士としてのあり方に苦悩する彼に助言している。また、第2次αでは[[司馬遷次郎|司馬博士]]から訓練時のコーチ役を頼まれており、オフに於ける彼の行動も管理している様子。 |
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| :[[MX]]ではかつてグレートマジンガーを奪われたことで彼を「盗っ人」呼ばわりした挙句、彼の自慢のグレート軍団による戦略を「人形遊び」と揶揄した。 | | :[[MX]]ではかつてグレートマジンガーを奪われたことで彼を「盗っ人」呼ばわりした挙句、彼の自慢のグレート軍団による戦略を「人形遊び」と揶揄した。 |
| ;[[安倍晴明]] | | ;[[安倍晴明]] |
− | :[[NEO]]では彼は[[光子力エネルギー]]の存在を危惧し、敵視していた。 | + | :『[[NEO]]』では彼は[[光子力エネルギー]]の存在を危惧し、敵視していた。 |
| ;[[ドル・ガイスト]] | | ;[[ドル・ガイスト]] |
− | :[[NEO]]では鉄也も彼の姦計の数々には怒りを露にしていた。同作において初めて[[ファイナルダイナミックスペシャル]]をぶつけた相手でもある。 | + | :『[[NEO]]』では鉄也も彼の姦計の数々には怒りを露にしていた。同作において初めて[[ファイナルダイナミックスペシャル]]をぶつけた相手でもある。 |
| ;[[海動剣]]、[[真上遼]] | | ;[[海動剣]]、[[真上遼]] |
| :「地獄」を名乗るマジンガーパイロット。 | | :「地獄」を名乗るマジンガーパイロット。 |
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| === グレートマジンガー === | | === グレートマジンガー === |
− | ;「待ってました。嵐が怖くて訓練が出来るかってんだ」 | + | ; 「待ってました。嵐が怖くて戦いができるかってんだ」 |
− | :第1話冒頭、嵐の中でのグレートマジンガーの飛行訓練を行なおうとする兜博士に対してジュンと研究所の所員が反対する中、訓練を行なう事に嬉々として応じる鉄也の台詞。グレートマジンガーのパイロットとしての自信とプライドが早々と感じられる。 | + | : 第1話冒頭、嵐の中でのグレートマジンガーの飛行訓練を行なおうとする兜博士に対してジュンと研究所の所員が反対する中、訓練を行なう事に嬉々として応じる鉄也の台詞。グレートマジンガーのパイロットとしての自信とプライドが早々と感じられる。 |
− | ;「ボス、惚れたはれたは自分の顔を見て言うんだな。それが女にもてる顔かよ」 | + | ; 「ボス、惚れたはれたは自分の顔を見て言うんだな。それが女にもてる顔かよ」 |
− | :第1話。ジュンに一目惚れして彼女にアプローチをかけるボスに呆れての台詞。何気に酷いが、ボスも自分の容姿を弱点であると自覚していたようである。 | + | : 同上。ジュンに一目惚れして彼女にアプローチをかけるボスに呆れての台詞。何気に酷いが、ボスも自分の容姿を弱点であると自覚していたようである。 |
− | ;「それにお前はこのボロットに似て図体だけはでっかくて頭はからっきしだな。つまり、バカって事だ」 | + | ; 「それにお前はこのボロットに似て図体だけでっかくて頭はからっきしだな。つまり、バカって事だ」 |
− | :上の言葉に怒ったボスが鉄也に突っかかれるもあっさり避けられてボロットに頭をぶつけた時の台詞。飛行実験に失敗してボロットの下敷きになりかねなかったとはいえ、これでもかという程ボロクソである。 | + | : 上の言葉に怒ったボスが鉄也に突っかかれるもあっさり避けられてボロットに頭をぶつけた時の台詞。飛行実験に失敗してボロットの下敷きになりかねなかったとはいえ、これでもかという程ボロクソである。 |
− | ;「決まってるじゃないか、グレートマジンガーを出動させるんだ。俺にだって赤い血が流れてるんだぜ? チビを見殺しに出来るかってんだ」 | + | ; 「決まってるじゃないか、グレートマジンガーを出動させるんだ。俺にだって赤い血が流れてるんだぜ? チビを見殺しに出来るかってんだ」 |
− | :戦闘獣バルバリの口の中でボロボロになるシローをモニターを見ながらうなだれる[[兜剣造]]を見て、シローと剣造の関係を問うも「いずれ話す時が来る」言われ、駆け出そうとしてジュンに「どこ行くの?」と問われて。子供が危険な目に遭っているのみならず、『Z』最終回でシローとは面識が出来たのもあり、鉄也のアツい内面が出ている。 | + | : 同上。戦闘獣バルバリ(SRW未登場)の口の中でボロボロになるシローをモニターを見ながらうなだれる[[兜剣造]]を見て、シローと剣造の関係を問うも「いずれ話す時が来る」言われ、駆け出そうとしてジュンに「どこ行くの?」と問われて。子供が危険な目に遭っているのみならず、『Z』最終回でシローとは面識が出来たのもあり、鉄也のアツい内面が出ている。 |
− | ;「困難を恐れていちゃあ、何もできませんよ」 | + | ;「困難を恐れていちゃあ、何もできやしませんよ」 |
− | :ミケーネに見つかるのを防ぐ為、[[科学要塞研究所]]を潜航させるが、その場合はドッキングは困難になると剣造から聞いての返し。 | + | :同上。ミケーネに見つかるのを防ぐ為、[[科学要塞研究所]]を潜航させるが、その場合はドッキングは困難になると剣造から聞いての返し。 |
| ;「あのチビ寂しいって、贅沢言ってらぁ。俺を見ろよ? 物心ついた時、両親は死んでいなかったんだぜ。しかし俺はちっとも寂しくなんか…」 | | ;「あのチビ寂しいって、贅沢言ってらぁ。俺を見ろよ? 物心ついた時、両親は死んでいなかったんだぜ。しかし俺はちっとも寂しくなんか…」 |
| :第2話「地獄の使者!! 闇の仕掛人ガラリヤ」より。橋の上でシローが一人で釣りをしているのを見たジュンはどうしたのかと声をかけるが、シローは「アメリカに行った甲児兄ちゃんからの手紙も来ないし、みんな忙しそうだから」「僕がいない方がいいんじゃないか」と、疎外感と孤独さで落ち込み気味に。その事をジュンから聞いたら自分の両親が死んで以降の生い立ち語りでの「自分は寂しくなんかなかった」と言い出すも'''ジュンに思わぬカウンターで捲し立てられるハメに。''' | | :第2話「地獄の使者!! 闇の仕掛人ガラリヤ」より。橋の上でシローが一人で釣りをしているのを見たジュンはどうしたのかと声をかけるが、シローは「アメリカに行った甲児兄ちゃんからの手紙も来ないし、みんな忙しそうだから」「僕がいない方がいいんじゃないか」と、疎外感と孤独さで落ち込み気味に。その事をジュンから聞いたら自分の両親が死んで以降の生い立ち語りでの「自分は寂しくなんかなかった」と言い出すも'''ジュンに思わぬカウンターで捲し立てられるハメに。''' |
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| :上記の直後にジュンに言い返され始め、「自分達は所長に引き取られて育てられたので所長は親同然。そんな自分を一人で育ったなんて言える?(意訳)」と最後に尤もな指摘で捲し立てられ、珍しく弱気気味になって言い負かされる鉄也。 | | :上記の直後にジュンに言い返され始め、「自分達は所長に引き取られて育てられたので所長は親同然。そんな自分を一人で育ったなんて言える?(意訳)」と最後に尤もな指摘で捲し立てられ、珍しく弱気気味になって言い負かされる鉄也。 |
| :尚、後の時系列を描いた漫画作品の『マジンガーZ インターバルピース』でも、2人がどうやって結婚に至ったかを描くエピソードでも、ジュンの押しの強さに負かされているギャグシーンがある。 | | :尚、後の時系列を描いた漫画作品の『マジンガーZ インターバルピース』でも、2人がどうやって結婚に至ったかを描くエピソードでも、ジュンの押しの強さに負かされているギャグシーンがある。 |
| + | ;「グレートマジンガーはニュー超合金でできてんだ! そんなものはかすり傷さ!」 |
| + | :第2話より。戦闘獣ガラリヤのトマホークを受けた時の台詞。第1話でも同じように超合金ニューZの名称が定まっていない。またかすり傷といいつつもこの後もガラリヤの短剣による攻撃を受け、ひびが入るなど超合金ニューZの堅牢さは回が進むにつれあまり描写されなくなる。 |
| ;剣造「鉄也君。今の内に負傷の手当てをしてしまうんだ」 | | ;剣造「鉄也君。今の内に負傷の手当てをしてしまうんだ」 |
| ;「しかし所長! あんな屁みたいな風にあおられて吹き飛ばされるなんて、恥ずかしいぜ! 俺の腕の振るいようがありません!」 | | ;「しかし所長! あんな屁みたいな風にあおられて吹き飛ばされるなんて、恥ずかしいぜ! 俺の腕の振るいようがありません!」 |
− | ;「グレートマジンガーはニュー超合金で出来てんだ! そんなものはかすり傷さ!」
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− | :第2話より。戦闘獣ガラリヤのトマホークを受けた時の台詞。超合金ニューZの名称が定まっていない。またかすり傷といいつつもこの後もガラリヤの短剣による攻撃を受け、ひびが入るなど超合金ニューZの堅牢さは回が進むにつれあまり描写されなくなる。
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| ;剣造「ぐずぐず言ってないで早く帰るんだ」 | | ;剣造「ぐずぐず言ってないで早く帰るんだ」 |
| ;「わかったよ…戻りゃあいいんでしょう」 | | ;「わかったよ…戻りゃあいいんでしょう」 |
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| :一見尤もな台詞なようだが、鉄也は戦闘のプロとして育てられ、しかも永井版漫画ではジュンを人質に取られていても、葛藤の末に攻撃しにグレートで前進し、戦闘獣の方がうろたえている(直後に雪原に白い布で隠れていたボス達の援護で、ジュンは救出されたが)。 | | :一見尤もな台詞なようだが、鉄也は戦闘のプロとして育てられ、しかも永井版漫画ではジュンを人質に取られていても、葛藤の末に攻撃しにグレートで前進し、戦闘獣の方がうろたえている(直後に雪原に白い布で隠れていたボス達の援護で、ジュンは救出されたが)。 |
| ;(俺もすまなかった…いい奴とわかっていたら、何とかして助けたかった。どうか、俺達の近くで静かに眠ってくれ) | | ;(俺もすまなかった…いい奴とわかっていたら、何とかして助けたかった。どうか、俺達の近くで静かに眠ってくれ) |
− | :第9話「爆死!! 美しき人間志願者!!」より。シローやジュン達と交流で友人となったゲストヒロイン・クレオ。しかし彼女は戦闘獣だったが争いを好まなかった。しかしゴーゴン大公の遠隔操作で強制的に戦闘獣に変身させられたり、最後には自爆装置が起爆されて絶命してしまった。それでも腹部が壊れた以外はほぼ無傷な彼女をグレートでお姫様抱っこで抱えながらの、内心の独白。'''やがてクレオは海の中へと水葬された''' | + | :第9話「爆死!! 美しき人間志願者!!」より。シローやジュン達と交流で友人となったゲストヒロイン・クレオ。しかし彼女は戦闘獣だったが争いを好まなかった。しかしゴーゴン大公の遠隔操作で強制的に戦闘獣に変身させられたり、最後には自爆装置が起爆されて絶命してしまった。それでも腹部が壊れた以外はほぼ無傷な彼女をグレートでお姫様抱っこで抱えながらの、内心の独白。その後クレオは海の中へと水葬された。 |
− | ;「かわいそうな事をするんじゃない」
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− | :第11話「目覚めろシロー!! 愛なき戦いの結末!!」より。鉄也にジェットバイに乗せてもらって憧れの美少女・白鳥ハルナがいつも行っているという教会へとやって来るシロー。しかし牧師のおじいさんから「ちょっと前に帰りましたよ」と聞かされるとがっかりし、そのれで荒れたのか'''足元に寄って来た子犬を蹴り飛ばすという暴挙に出る。'''しかし鉄也はその子犬を優しく抱き上げ、シローをたしなめる。'''しかもこのシーンがこの回のラスト、特に牧師からのシローへの説法への伏線となっている。'''
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− | ;「バカだなあ。自分の力も知らずに喧嘩する奴が、悪いんだよ。せっかくのデートがめちゃくちゃじゃないかぁ」
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− | :同回にて。お目当ての美少女ハルナがまだ近くにいるかもしれないと聞いて駆け出すシローだが、いかにも昭和のガキ大将や悪ガキの3人組にハルナを庇って喧嘩を挑むが、ボコボコにされて返り討ちに。そこへ鉄也がやって来て一括し、件の3人は撤退せざるを得なくなる。しかも最後の台詞は先の子犬を優しげな表情を向けながらで言っている。
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| ;「肌が白く生まれようと黒く生まれようとそれが人間にとってどれだけ重大な問題なんだ!」 | | ;「肌が白く生まれようと黒く生まれようとそれが人間にとってどれだけ重大な問題なんだ!」 |
| :19話。黒人とのハーフである故のコンプレックスに苛まれるジュンに対し、平手打ちにして諭した台詞。ジュンを心配しているこその厳しい態度であるが、女である事の微妙な心理までは理解できず、ジュンのコンプレックスを取り除く事が出来なかった。 | | :19話。黒人とのハーフである故のコンプレックスに苛まれるジュンに対し、平手打ちにして諭した台詞。ジュンを心配しているこその厳しい態度であるが、女である事の微妙な心理までは理解できず、ジュンのコンプレックスを取り除く事が出来なかった。 |