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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連邦軍]]が開発した[[量産型]][[モビルスーツ]]
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[[地球連邦軍]]が開発した[[量産型]][[モビルスーツ]]。大半は高級機であるガンダムタイプの中では珍しい量産機タイプのガンダムである。
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[[一年戦争]]真っ只中、地上戦でのモビルスーツの重要性を認識した連邦上層部によって地上戦での戦力を充実させるべく開発された機体。RX-78-2[[ガンダム]]開発の際にその非常に厳しい選定基準から大量発生した不採用パーツを流用して製造されており、その際に完全な陸戦用として運用するために宇宙用の装備を全て排除している。
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[[一年戦争]]真っ只中、地上戦でのモビルスーツの重要性を認識した連邦上層部によって地上戦での戦力を充実させるべく開発された機体。
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下記の通りコアブロックシステムを排除しているため、その部分に関連する部分は本機用に新造している。
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量産機にシフトチェンジするに伴い、ガンダムをベースにしながら機体の骨格が変更されている。背部には予備の武装を格納できるウェポンラックやパラシュートパックを装備可能で多くの任務と状況に対応できるようにしている。また、ガンダムの最大の特長であったコア・ブロック・システムはオミットされており、コクピットも腹部から胸部へと配置が変更された。ハッチの位置もコクピット正面から上面へ変わっている。
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流用された部品類は十分高水準なものではあるが品質にバラツキは存在したため、各機体にはリミッターを施し性能の均一性を持たせている。このリミッターは任意に解除可能であり、その状態を「MAXモード」と呼ぶが、機体への負担が大きいために使用可能時間は制限されている。
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RX-78-2[[ガンダム]]開発の際にその非常に厳しい選定基準から大量発生した不採用パーツを流用して製造されており、その際に完全な陸戦用として運用するために宇宙用の装備を全て排除している。品質を1~100の間の数字で例えるなら、ガンダムは90~95以上の品質の部品を厳選して採用されているにたいして、陸戦型ガンダムは全ての部品の品質がバラバラである。使われている部品に品質にバラツキがある関係上、そのままの性能で稼働させると不具合が起きるため、各機体にはリミッターを施し性能の均一性を持たせている。このリミッターは任意に解除可能であり、その状態を「MAXモード」と呼ぶが、機体への負担が大きいために使用可能時間は制限されている。
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背部には予備の武装を格納できるウェポンラックやパラシュートパックを装備可能。ガンダムの最大の特長であったコア・ブロック・システムはオミットされており、コクピットも腹部から胸部へと配置が変更された。ハッチの位置もコクピット正面から上面へ変わっている。もともとが高性能機である本家ガンダムに使われるはずだった上質なパーツを流用しており、またジェネレーター<ref>ジェネレーターは量産性を高めてスペックを減らした物になっているという資料もある。</ref>や装甲材はガンダムとほぼ同等の性能の物が使用されているため、量産型と称している割にはかなり高性能な機体に仕上がっている。ただし、その性質上新規製造はおろか満足な修理さえ困難なほど機体のパーツが希少であり、損傷の激しい機体はEz-8やジムヘッドのように、別の機体のパーツを流用して補足・対応している。
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量産型とは銘打っているものの、本家ガンダムに使われるはずだった上質なパーツを流用しており、またジェネレーター<ref>ジェネレーターは量産性を高めてスペックを減らした物になっているという資料もある。</ref>や装甲材はガンダムとほぼ同等の性能の物が使用されているため、(部品の品質はともかく)量産型と称している割にはかなり高性能な機体に仕上がっている。ただし、その性質上、新規製造はおろか満足な修理さえ困難なほど機体のパーツが希少であり、損傷の激しい機体はEz-8やジムヘッドのように、別の機体のパーツを流用して補足・対応している。
    
本機の生産数は資料によって20機程、20数機、29機、と異なっているが、20機以上30機未満の数が存在すると思われる。詳しくは下記の余談を参照。このうちコジマ大隊に12機が(第01・04・06・[[第08MS小隊|08]]小隊<ref>[http://www.gundam-hardgraph.net/data/description04.html Data :: U.C.HARD GRAPH] 2023年3月16日閲覧。</ref>にそれぞれ3機ずつ)配備された。
 
本機の生産数は資料によって20機程、20数機、29機、と異なっているが、20機以上30機未満の数が存在すると思われる。詳しくは下記の余談を参照。このうちコジマ大隊に12機が(第01・04・06・[[第08MS小隊|08]]小隊<ref>[http://www.gundam-hardgraph.net/data/description04.html Data :: U.C.HARD GRAPH] 2023年3月16日閲覧。</ref>にそれぞれ3機ずつ)配備された。