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*SEED中盤から悪役色が増し、続くDESTINYではほぼ単独で暴れまった敵対国家だが、実は戦争で被った被害は意外と少なく、何だかんだで勝ち組にいる世渡りのうまい国家。
 
*SEED中盤から悪役色が増し、続くDESTINYではほぼ単独で暴れまった敵対国家だが、実は戦争で被った被害は意外と少なく、何だかんだで勝ち組にいる世渡りのうまい国家。
 
**理由は壊滅・制圧された基地の殆どが連合司令部と単独所有ではない(連合名義か分捕った基地)為、損害を他国に押し付けられる事と、何より本国が無傷なので他の国と違って余力がかなり残されている為である。
 
**理由は壊滅・制圧された基地の殆どが連合司令部と単独所有ではない(連合名義か分捕った基地)為、損害を他国に押し付けられる事と、何より本国が無傷なので他の国と違って余力がかなり残されている為である。
**反ロゴス派の反乱・暴動・リコール騒動(実際コープランドは逃亡している)が、オーブを含め全ての国で起きており、地球圏の国家は疲弊したとされている。その中で立ち直れたとされているのが、経済力があるオーブと本国が無傷で余力のある大西洋連邦なのである。後述する映画版でプラント政府も含めた3か国の治安維持組織を創設するのはある意味必然ともいえる(他の国には余力が無い)。
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**DESTINY中盤に起きた反ロゴス派による反乱・暴動・リコール騒動で、オーブを含む地球圏全ての国家が(仕掛けたプラント政府も含めて)疲弊したとされる中で立ち直れたのが、経済力があり混乱が起きる前に収束させたオーブ、高い技術を有するプラント、そして本国が無傷で余力のある大西洋連邦なのである。後述する映画版でこれら3ヶ国が治安維持組織を創設するのはある意味必然ともいえる(他の国には余力が無い)。
***連合ではなく大西洋連邦単独で加盟しているあたり、他の国が立ち直れず、地球連合の弱体・死に体化が進んでいる事が見て取れる。<ref>福田監督も「小国であるオーブの意向が通るほどに他国が弱体化している」と述べている。</ref>
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***これらの国は、ナチュラル用のOSのライセンスを有しナチュラルがMSを運用する限り金が舞い込むオーブ、優秀なコーディネイターによる高い技術・開発力を有するプラント、多くの連合製MSの兵器ライセンスを有し、更にNJCの製造に必要なレアメタル鉱脈を占有しNJが稼働している限り金の舞い込む大西洋連邦と、SEEDシリーズ世界における揺るぎない経済・産業基盤を持っている(悪い言い方だが、SEED世界と富はこの3ヶ国が独占している)。
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***連合ではなく大西洋連邦単独で加盟しているあたり、他の国が立ち直れず、地球連合の弱体・死に体化が進んでいる事が見て取れる。<ref>福田監督もインタビューで「小国であるオーブの意向が通るほどに他国が弱体化している」と述べている。</ref>
 
**後述する映画版でも(単に描写がないだけと思われるが)人員と設備を出さず、金(と恐らく施設)だけを出している状況で、一連の争いには1抜けをして高みの見物を決め込んでいる、作中での影は歴代でもかなり薄いが、逆を言えば被害を全く受けていない事を意味しており、最も上手く立ち回っているとも言える。
 
**後述する映画版でも(単に描写がないだけと思われるが)人員と設備を出さず、金(と恐らく施設)だけを出している状況で、一連の争いには1抜けをして高みの見物を決め込んでいる、作中での影は歴代でもかなり薄いが、逆を言えば被害を全く受けていない事を意味しており、最も上手く立ち回っているとも言える。
 
**逆に貧乏くじを引かされているのがユーラシア連邦であり、作品が進むにつれガタガタになっていっている。
 
**逆に貧乏くじを引かされているのがユーラシア連邦であり、作品が進むにつれガタガタになっていっている。
 
*先述の通り大西洋連邦はブルーコスモスの影響力が強く、そのブルーコスモスの支持母体はロゴスだが、コープランド大統領は「'''ロゴスの傀儡であるが、ブルーコスモスの傀儡ではない'''」。これはアニメ本編放送時から見られ、ロゴスとブルーコスモスは元来別組織であり、『SEED』の[[ムルタ・アズラエル]]、『DESTINY』の[[ロード・ジブリール]]の様に兼任しているほうが稀なのである。実際ロゴス壊滅後もブルーコスモスは健在であることが後年明らかになっている。ロゴスは営利団体(大企業)であり、優秀なコーディネイター技術者の恩恵を受けている為、本来はコーディネイター排斥には消極的であり、コープランドも前任アーヴィングの影響で親コーディネイター政策を引き継がなければ、その恩恵に与る財界やコーディネイター有権者の支持が受けられず当選が難しかった可能性が高く、両者ともジブリールの常軌を逸した反コーディネイター思想には嫌気がさしている。
 
*先述の通り大西洋連邦はブルーコスモスの影響力が強く、そのブルーコスモスの支持母体はロゴスだが、コープランド大統領は「'''ロゴスの傀儡であるが、ブルーコスモスの傀儡ではない'''」。これはアニメ本編放送時から見られ、ロゴスとブルーコスモスは元来別組織であり、『SEED』の[[ムルタ・アズラエル]]、『DESTINY』の[[ロード・ジブリール]]の様に兼任しているほうが稀なのである。実際ロゴス壊滅後もブルーコスモスは健在であることが後年明らかになっている。ロゴスは営利団体(大企業)であり、優秀なコーディネイター技術者の恩恵を受けている為、本来はコーディネイター排斥には消極的であり、コープランドも前任アーヴィングの影響で親コーディネイター政策を引き継がなければ、その恩恵に与る財界やコーディネイター有権者の支持が受けられず当選が難しかった可能性が高く、両者ともジブリールの常軌を逸した反コーディネイター思想には嫌気がさしている。
 
**この経緯が影響してなのか、大西洋連邦は[[映画]]『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)の頃には[[プラント]]や[[オーブ連合首長国]]と協調して国際組織「世界平和監視機構コンパス」の創設に携わっている。
 
**この経緯が影響してなのか、大西洋連邦は[[映画]]『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)の頃には[[プラント]]や[[オーブ連合首長国]]と協調して国際組織「世界平和監視機構コンパス」の創設に携わっている。
**コンパスのブルーコスモス残党の討伐に賛成している事から、少なくとも公にはブルーコスモスとの縁を切っている様である。
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**コンパスのブルーコスモス残党の討伐に賛成している事から、少なくとも公にはブルーコスモスと縁は切っている様である(思想なので撲滅は厳しいだろうが)。
 
*[[外伝]]『SEED ECLIPSE』によると、マレーシア・インドネシア・シンガポールを始めとする赤道連合にも圧力をかけており、シンガポール海峡の航行権を独占し漁船からは法外な通行料を徴収しているために、シンガポールの港湾労働者たちがテロを起こしかけた事が語られた。
 
*[[外伝]]『SEED ECLIPSE』によると、マレーシア・インドネシア・シンガポールを始めとする赤道連合にも圧力をかけており、シンガポール海峡の航行権を独占し漁船からは法外な通行料を徴収しているために、シンガポールの港湾労働者たちがテロを起こしかけた事が語られた。
  
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