差分
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先帝の妾腹の子として生まれた為、従兄弟の[[剛健太郎|ラ・ゴール]]よりも継承順位が低く、周囲から白い目を向けられて生きてきた。それが周囲に対する深い怨念と晴れる事の無い鬱屈した性格を形成する事となった。最も優位な継承権を持つラ・ゴールには角が無い事実を知った彼は戴冠式の際にそれを公表することによりラ・ゴールを追い落とし、ボアザン皇帝に即位した。
先帝の妾腹の子として生まれた為、従兄弟の[[剛健太郎|ラ・ゴール]]よりも継承順位が低く、周囲から白い目を向けられて生きてきた。それが周囲に対する深い怨念と晴れる事の無い鬱屈した性格を形成する事となった。最も優位な継承権を持つラ・ゴールには角が無い事実を知った彼は戴冠式の際にそれを公表することによりラ・ゴールを追い落とし、ボアザン皇帝に即位した。
この様にズ・ザンバジルは悪知恵がよく働くが、所詮は'''「堕落した俗物」'''に過ぎなかった。また、皇帝という地位に反してその器量は小さく、最終話では[[ボルテスV]]と労奴の蜂起により、自身を頂点としたボアザン帝国の貴族社会が崩されていくのを成す術も無く震えながら見ているだけであった。また黄金城の陥落が近いと判断した貴族はザンバジルを見捨てて投降や逃亡を行なっており、その際「城に残っているのはザンバジルくらいだ」と呼び捨てで陰口を叩かれており、人望も薄かったようである。
この様にズ・ザンバジルは悪知恵がよく働くが、所詮は'''「堕落した俗物」'''に過ぎなかった。また、皇帝という地位に反してその器量は小さく、最終話では[[ボルテスV]]と労奴の蜂起により、自身を頂点としたボアザン帝国の貴族社会が崩されていくのを成す術も無く震えながら見ているだけであった。また黄金城の陥落が近いと判断した貴族はザンバジルを見捨てて投降や逃亡を行なっており、その際「城に残っているのはザンバジルくらいのものよ」と呼び捨てで陰口を叩かれており、人望も薄かったようである。
そして、最期には精神が崩壊した状態で持てるだけの財宝を抱えて脱出を図るも逃げられず、ハイネルに全ての罪を着せようとしたが、その不様過ぎる醜態に激怒したハイネルに'''「蛆虫」'''と唾棄された挙句、彼の形見の短剣を胸に投げ刺される。その直後、持っていた爆弾が落下し爆死した。
そして、最期には精神が崩壊した状態で持てるだけの財宝を抱えて脱出を図るも逃げられず、ハイネルに全ての罪を着せようとしたが、その不様過ぎる醜態に激怒したハイネルに'''「蛆虫」'''と唾棄された挙句、彼の形見の短剣を胸に投げ刺される。その直後、持っていた爆弾が落下し爆死した。
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:本作で本格的な初登場となった。[[NPC]]として登場。
:本作で本格的な初登場となった。[[NPC]]として登場。
:[[女帝ジャネラ]]と手を組んで[[αナンバーズ]]に対抗するが、最終的にジャネラに見捨てられ、[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]に結婚を迫ってあっさり拒否されるなど原作同様の小物扱いだが、「半狂乱になりながらもハイネルの命を狙い、彼を庇ったカザリーンを射殺する」等、最期の最期まで許されない悪行を犯している。最終的には原作同様にハイネルの手で討たれる末路を迎えた。余談だが普段は美中年(実際若いころは凛々しい姿をしていた)といったグラフィックだが、ラスト間際に見せる狼狽した姿を再現したグラフィックは必見。
:[[女帝ジャネラ]]と手を組んで[[αナンバーズ]]に対抗するが、最終的にジャネラに見捨てられ、[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]に結婚を迫ってあっさり拒否されるなど原作同様の小物扱いだが、「半狂乱になりながらもハイネルの命を狙い、彼を庇った[[リー・カザリーン|カザリーン]]を射殺する」等、最期の最期まで許されない悪行を犯している。最終的には原作同様にハイネルの手で討たれる末路を迎えた。余談だが普段は美中年(実際若いころは凛々しい姿をしていた)といったグラフィックだが、ラスト間際に見せる狼狽した姿を再現したグラフィックは必見。
=== 単独作品 ===
=== 単独作品 ===
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
;「待て待て待てぇい!!」<br />「その者、神聖なるボアザン帝国の皇帝として認めるわけにはいかぬ!!」
;「待て待て待てぇい!!」<br />「その者、神聖なるボアザン帝国の皇帝として認めるわけにはいかぬ!!」
:第28話「父・剛健太郎の秘密!」より。ラ・ゴールの即位式典に乱入し、皇帝の即位に待ったをかける。
:第28話「父 剛健太郎の秘密」より。ラ・ゴールの戴冠式に乱入し、皇帝の即位に待ったをかける。
;「フフフフフフ…ボアザン帝国の名を汚すこの偽り者が!お前の身は皇帝はおろか、貴族にさえなれぬ不浄の身であろうがッ!」<br />「見たか者共!大臣の角は偽の角!この偽の角で今まで我らを欺き、王座をも奪おうとしたのだ!」
;「フフフフフフ…ボアザン帝国の名を汚すこの偽り者が!お前の身は皇帝はおろか、貴族にさえなれぬ不浄の身であろうがッ!」<br />「見たか者共!大臣の角は偽の角!この偽の角で今まで我らを欺き、王座をも奪おうとしたのだ!」
:そしてラ・ゴールの角に手を掛け引き抜き、後天的に付けられた角である事を暴露する。結果ラ・ゴールは牢へ投獄されてしまうのであった。
:そしてラ・ゴールの角に手を掛け引き抜き、後天的に付けられた角である事を暴露する。結果ラ・ゴールは牢へ投獄されてしまうのであった。
;ラ・ゴール「卑怯だぞザンバジル!私を陥れんがために、私の秘密を探り出したな!?」<br />「ハハハハハ…心配するな大臣!ボアザン皇帝にはこの私がなってやる。そしてお前には、お前に相応しい低階級へ追放してやる!」<br />ラ・ゴール「ロザリアは…ロザリアはどうする気だ!?」<br />「ふぅん…特別の情けを持って、王宮を追放するだけに留めてやろう!」
;ラ・ゴール「卑怯だぞザンバジル!私を陥れんがために、私の秘密を探り出したな!?」<br />「ハハハハハ…心配するな大臣!ボアザン皇帝にはこの私がなってやる。そしてお前には、お前に相応しい低階級へ追放してやる!」<br />ラ・ゴール「ロザリアは…ロザリアはどうする気だ!?」<br />「ふぅん…特別の情けを持って、王宮を追放するだけに留めてやろう!」
:ラ・ゴールは牢屋からザンバジルを非難するも、ザンバジルは憎々しげに笑うと皇帝の座を奪い、ラ・ゴールやロザリアの仲を引き裂くかのように嘲笑い、牢獄から立ち去って行った。
:ラ・ゴールは牢屋からザンバジルを非難するも、ザンバジルは憎々しげに笑うとラ・ゴールやロザリアの仲を引き裂くかのように嘲笑い、牢獄から立ち去って行った。
;「所詮グルルは頼むに足らぬ。切り札を使う時が来たようだ。地球人も知らぬ。ハイネルも知らぬ。いや、ラゴールすら知らぬ!ボアザンの守り神!ソドムよ!ゴモラよ!鎖は解かれた!いざ戦えぃ!」
;「所詮グルルは頼むに足らぬ。切り札を使う時が来たようだ。地球人も知らぬ。ハイネルも知らぬ。いや、ラゴールすら知らぬ!ボアザンの守り神!ソドムよ!ゴモラよ!鎖は解かれた!いざ戦えぃ!」
:第38話「大宇宙へ出撃せよ!!」より。ボアザン星の最終防衛装置ソドムとゴモラを起動させる。しかし彼の反応を見るに、[[守護神ゴードル|ボアザンの本当の守り神]]については知らなかったようだ。
:第38話「大宇宙へ出撃せよ!!」より。ボアザン星の最終防衛装置ソドムとゴモラを起動させる。しかし彼の反応を見るに、[[守護神ゴードル|ボアザンの本当の守り神]]については知らなかったようだ。
:第39話「ボアザン星の大攻防戦」より。ソーラーファルコンに猛攻を仕掛け、有利に戦いを進める[[グルル]]への賞賛。「ボアザンの半分」は流石に大袈裟であろうが、この時点ではまだ余裕の有る状況である。
:第39話「ボアザン星の大攻防戦」より。ソーラーファルコンに猛攻を仕掛け、有利に戦いを進める[[グルル]]への賞賛。「ボアザンの半分」は流石に大袈裟であろうが、この時点ではまだ余裕の有る状況である。
;「あぁぁぁ…末世じゃ…末世じゃ…」
;「あぁぁぁ…末世じゃ…末世じゃ…」
:最終話「崩れゆく邪悪の塔!!」より。遂にボルテスチームや労奴解放軍によって追いつめられ、「兵士達が逃げ出しつつある」との報告を聞きながら。そこにいたのは「誇り高い貴族」ではなく「小心者の愚王」であった。
:最終話「崩れゆく邪悪の塔!!」より。遂にボルテスチームや労奴解放軍によって追いつめられ、「兵士達が逃げ出しつつある」との報告を聞きながら、自分の地位が崩れ去らんとしている現状に恐怖して。そこにいたのは「誇り高い貴族」とは程遠い「小心者の愚者」であった。
;「そ、そうだ! ハイネルだ! 悪いのはハイネルだ! [[地球]]征服の作戦も全てあのハイネルがやった事だ! あのハイネルだ!」<br />「殺すならハイネルを殺せ!」
;「そ、そうだ! ハイネルだ! 悪いのはハイネルだ! [[地球]]征服の作戦も全てあのハイネルがやった事だ! あのハイネルだ!」<br />「殺すならハイネルを殺せ!」
:同話。財宝を抱えて逃げ出したはいいものの、すでに黄金城は解放軍によって包囲されていた。 自分と同じ場所にいた[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]からは「最後まで貴族の誇りをお忘れめさるな」と懇願されるも、錯乱しながらこう言い放った。
:同話。財宝を抱えて逃げ出したはいいものの、すでに黄金城は解放軍によって包囲されていた。 自分と同じ場所にいた[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]からは「最後まで貴族の誇りをお忘れめさるな」と懇願されるも、錯乱しながらこう言い放った。