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企画通りダークファンタジー要素を持ちながらも[[変身]][[ヒーロー]]ものとしての趣が強かったアニメ版に比べると、漫画版は読者の年齢の高さもあって永井の目指すホラー的な表現を追求された。結果'''『魔王ダンテ』を上回るほどの[[トラウマイベント|バイオレンスな描写、救いのない展開の連続]]と非常に永井豪テイストの強い作品'''で、本作に影響を受けたという漫画家・クリエイター・著名人も多く輩出<ref>一例として庵野秀明監督は永井豪氏との対談時に、『[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に]]』クライマックスに於ける[[NERV]]本部襲撃シーンを演出する際、どうしても原作漫画版『デビルマン』終盤の狂気と化した暴徒に因る牧村家襲撃シーンが脳裏から払拭できず苦慮した制作事情を告白している。</ref>している日本漫画界史上に残る伝説的な名作である。
 
企画通りダークファンタジー要素を持ちながらも[[変身]][[ヒーロー]]ものとしての趣が強かったアニメ版に比べると、漫画版は読者の年齢の高さもあって永井の目指すホラー的な表現を追求された。結果'''『魔王ダンテ』を上回るほどの[[トラウマイベント|バイオレンスな描写、救いのない展開の連続]]と非常に永井豪テイストの強い作品'''で、本作に影響を受けたという漫画家・クリエイター・著名人も多く輩出<ref>一例として庵野秀明監督は永井豪氏との対談時に、『[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に]]』クライマックスに於ける[[NERV]]本部襲撃シーンを演出する際、どうしても原作漫画版『デビルマン』終盤の狂気と化した暴徒に因る牧村家襲撃シーンが脳裏から払拭できず苦慮した制作事情を告白している。</ref>している日本漫画界史上に残る伝説的な名作である。
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永井豪の自伝的フィクション漫画『激マン!』では、執筆当時の状況やセルフリメイクが描かれている。
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永井豪の自伝的フィクション漫画『激マン!』では、執筆当時の状況やセルフリメイクが描かれている。
    
なお、TVアニメ版は「[[コンパチヒーローシリーズ]]」に出演している。
 
なお、TVアニメ版は「[[コンパチヒーローシリーズ]]」に出演している。
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=== 単行本と加筆修正 ===
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コミックスへの収録や文庫版など改訂版が出るたびに作画に加筆修正を繰り返している事でも有名。そのため版によっては連載時の絵柄と改訂版時の絵柄が混在したものが見られている。
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番外編として執筆された『新デビルマン』は、後の「豪華愛蔵版デビルマン」から本編に組み込まれている。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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:初参戦作品。本作の参戦により、これまで『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』が持っていた最古参戦作品が更新されることになった。また作品発表から参戦までのインターバルも約47年と、こちらも歴代最長となる。
 
:初参戦作品。本作の参戦により、これまで『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』が持っていた最古参戦作品が更新されることになった。また作品発表から参戦までのインターバルも約47年と、こちらも歴代最長となる。
 
:戦艦やアンドロイドといった「[[未参戦作品#作品のジャンルの問題|ロボットアニメなのか?]]」という作品群の参戦が増えた中現れた、'''もう言い訳の出来ないレベルでロボットが登場しない作品'''。しかも、シレーヌのように'''全裸の女性'''が何人も登場するので、どのように表現するのか注目されていた<ref>サタンに至っては、とある身体特徴を原作のまま描写するのは完全にアウトである。</ref>。とはいえ、スパロボの元ネタとして知られる『[[劇場版マジンガーシリーズ|マジンガーZ対デビルマン]]』をはじめ、『CBキャラ 永井豪ワールド』等の派生作品では、『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[ゲッターロボ]]』といったロボットとの共演が多く描かれてはいる。
 
:戦艦やアンドロイドといった「[[未参戦作品#作品のジャンルの問題|ロボットアニメなのか?]]」という作品群の参戦が増えた中現れた、'''もう言い訳の出来ないレベルでロボットが登場しない作品'''。しかも、シレーヌのように'''全裸の女性'''が何人も登場するので、どのように表現するのか注目されていた<ref>サタンに至っては、とある身体特徴を原作のまま描写するのは完全にアウトである。</ref>。とはいえ、スパロボの元ネタとして知られる『[[劇場版マジンガーシリーズ|マジンガーZ対デビルマン]]』をはじめ、『CBキャラ 永井豪ワールド』等の派生作品では、『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[ゲッターロボ]]』といったロボットとの共演が多く描かれてはいる。
:キャスティングは原作漫画版を映像化したOVA版準拠となっている他、規制に合わせたキャラデザインの変更も行われている。なお、どのユニットも図鑑では身長・重量が不明扱いとなっている。
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:シナリオや登場キャラクターなどは「愛蔵版」に準拠。キャスティングは原作漫画版を映像化したOVA版を基準としているが、OVA版のキャストが故人であったり、あるいはOVA版に登場しないキャラクターも多く登場するため、ほとんどゲームオリジナルのキャスティングとなっている。また、規制に合わせたキャラデザインの変更も行われている。なお、どのユニットも図鑑では身長・重量が不明扱いとなっている。
 
:同作では同じワールド1かつ古代種族同士のデーモン族と邪魔大王国は既知であったという設定で、[[鋼鉄ジーグ (TV)|鋼鉄ジーグ]]とのクロスオーバーが多い。
 
:同作では同じワールド1かつ古代種族同士のデーモン族と邪魔大王国は既知であったという設定で、[[鋼鉄ジーグ (TV)|鋼鉄ジーグ]]とのクロスオーバーが多い。
 
:同作から20年前にも参戦する予定があったが、ロボット作品ではない本作を参戦させるとプレイヤーに疑問を抱かせることになるため実現しなかった<ref>[https://gnn.gamer.com.tw/detail.php?sn=174671 【TpGS 19】《超級機器人大戰 DD》製作人:期盼讓無課金玩家也能順利收集機體零件] 2021年4月30日閲覧。</ref>。
 
:同作から20年前にも参戦する予定があったが、ロボット作品ではない本作を参戦させるとプレイヤーに疑問を抱かせることになるため実現しなかった<ref>[https://gnn.gamer.com.tw/detail.php?sn=174671 【TpGS 19】《超級機器人大戰 DD》製作人:期盼讓無課金玩家也能順利收集機體零件] 2021年4月30日閲覧。</ref>。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*コミックスへの収録や文庫版など改訂版が出るたびに作画に加筆修正を繰り返している事でも有名。そのため版によっては連載時の絵柄と改訂版時の絵柄が混在したものが見られている。
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**番外編である『新デビルマン』を本編ストーリーに組み込んでいるものも見られている。
   
*『激マン!』によると、当初はより過激な描写を取り入れる予定だったが編集部など周囲の人物から度々ストップがかかり、作者も渋々ながら自重するようになったという経緯が描かれている。
 
*『激マン!』によると、当初はより過激な描写を取り入れる予定だったが編集部など周囲の人物から度々ストップがかかり、作者も渋々ながら自重するようになったという経緯が描かれている。
 
*本作の後、世界は再構成され、『バイオレンスジャック』や『デビルマンレディー(原作漫画版)』に繋がる事になる(正確には本編終了後のある人物の行動の結果パラレルワールド化している)。
 
*本作の後、世界は再構成され、『バイオレンスジャック』や『デビルマンレディー(原作漫画版)』に繋がる事になる(正確には本編終了後のある人物の行動の結果パラレルワールド化している)。
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