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== 概要 ==
 
== 概要 ==
幼少期から戦場に身を置き、生き抜いてきた兵士・[[相良宗介]]を[[主人公]]にしたSFミリタリーアクション作品。シリアスな長編シリーズと、学園コメディが繰り広げられる短編シリーズが並行して展開された。この二つは完全に住み分けされており、原作の長編小説では短編のドタバタなノリを入れることは基本的に避けている。アニメ化されるときも短編と長編は別々であった。
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幼少期から戦場に身を置き、生き抜いてきた兵士・[[相良宗介]]を[[主人公]]にしたSFミリタリーアクション作品。シリアスな長編シリーズと、学園コメディが繰り広げられる短編シリーズが並行して展開された。この二つは完全に住み分けされており、原作の長編小説では短編のドタバタなノリを入れることは基本的に避けている。アニメ化においても第2作目以降、短編と長編が完全に分けてアニメ化される形になったのが特徴的。
    
巨大ロボットモノであるが、携行する銃や航空機・艦船などロボット以外の兵器の大半が現実に存在するマシンで占められており、ロボット自体もヘリ等による輸送が可能な大きさに設定されている。ただし原作小説では物語が進むにつれ作品の根源をなすSF要素が顔を出していき、今まで主人公や対をなす敵が幾度となく使用してきた[[ラムダ・ドライバ]]の本質も明かされ、「歴史改変SF」としての物語が表面化していった。中盤のあるエピソードをきっかけに主人公側の組織が壊滅し、以降はそれまでの雰囲気が嘘であるかのようなハードなストーリーが展開されていく。
 
巨大ロボットモノであるが、携行する銃や航空機・艦船などロボット以外の兵器の大半が現実に存在するマシンで占められており、ロボット自体もヘリ等による輸送が可能な大きさに設定されている。ただし原作小説では物語が進むにつれ作品の根源をなすSF要素が顔を出していき、今まで主人公や対をなす敵が幾度となく使用してきた[[ラムダ・ドライバ]]の本質も明かされ、「歴史改変SF」としての物語が表面化していった。中盤のあるエピソードをきっかけに主人公側の組織が壊滅し、以降はそれまでの雰囲気が嘘であるかのようなハードなストーリーが展開されていく。
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== SRWでの扱い ==
 
== SRWでの扱い ==
長編(アニメ・原作終盤)と短編(ふもっふ)とノリの違う二種類の要素がどちらも入っているのが特徴。場面によってキャラクタ-のノリがガラリと変わることに違和感を覚える人もいる。
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原作のようにエピソードで明確に区分けできない都合上、シリアス時とギャグ時のノリが綯い交ぜになりがちで、場面によってキャラクタ-のノリがガラリと変わることに違和感を覚える人もいる。
    
シリーズ本筋の謎や[[伏線]]が解き明かされるのは原作小説の終盤のエピソードであり、2000年代に制作されたアニメ3作品では多くの謎が解き明かされないまま終わっている。スパロボの『J』と『W』は小説版で種明かしがされる前に開発されているため、両作ではクロスオーバーを駆使して原作とは全く異なる独自の解釈で伏線解消に努めている。
 
シリーズ本筋の謎や[[伏線]]が解き明かされるのは原作小説の終盤のエピソードであり、2000年代に制作されたアニメ3作品では多くの謎が解き明かされないまま終わっている。スパロボの『J』と『W』は小説版で種明かしがされる前に開発されているため、両作ではクロスオーバーを駆使して原作とは全く異なる独自の解釈で伏線解消に努めている。
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[[スーパーロボット大戦シリーズ]]初参戦の『[[スーパーロボット大戦J]]』、2回目の『[[スーパーロボット大戦W]]』ともアニメ版クレジットでの参戦。アニメ版3作目の『TSR』は『W』に参戦こそしているのだが、戦闘アニメーションは基本的に『J』の使い回しだったため、『TSR』でメカデザインが変更されたのにも関わらず第一作目のメカデザインで『TSR』のストーリーをなぞる形となっている。
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[[スーパーロボット大戦シリーズ]]初参戦の『[[スーパーロボット大戦J]]』、2回目の『[[スーパーロボット大戦W]]』ともアニメ版クレジットでの参戦。アニメ版3作目の『TSR』は『W』に参戦こそしているのだが、戦闘アニメーションは基本的に『J』の使い回しだったため、『TSR』でメカデザインが変更されたのにも関わらず第1作のメカデザインで『TSR』のストーリーをなぞる形となっている。
    
『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』にて、初参戦の『J』から約9年の時を経てアニメ3作がついに初の声付きで参戦。据え置き機への参戦も初であり、参戦自体も『[[スパロボ学園]]』以来の5年ぶりとなる。『時獄篇』では主にアニメのエピソードを再現し、さらに続編『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]』ではファン待望の原作小説版の参戦が実現した。このときアニメに登場していない一部キャラクターは声が当てられなかったが、その後の『[[スーパーロボット大戦V]]』にて行われ『Invisible Victory』にも出演している。
 
『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』にて、初参戦の『J』から約9年の時を経てアニメ3作がついに初の声付きで参戦。据え置き機への参戦も初であり、参戦自体も『[[スパロボ学園]]』以来の5年ぶりとなる。『時獄篇』では主にアニメのエピソードを再現し、さらに続編『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]』ではファン待望の原作小説版の参戦が実現した。このときアニメに登場していない一部キャラクターは声が当てられなかったが、その後の『[[スーパーロボット大戦V]]』にて行われ『Invisible Victory』にも出演している。
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参戦の際は基本的にアニメ及び原作小説版の作品がそれぞれ個別の連名で参戦するが、『W』のみ「フルメタル・パニック! シリーズ」として関連作品が一纏めで参戦という形になっている。また、『[[スーパーロボット大戦DD]]』は公式サイトでのみ『「フルメタル・パニック!」シリーズ』と一纏めにされている。
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参戦の際は基本的にアニメ各作品及び原作小説版がそれぞれ個別の連名で参戦するが、『W』のみ「フルメタル・パニック! シリーズ」として関連作品が一纏めで参戦という形になっており、『[[スーパーロボット大戦DD]]』は公式サイトでのみ『「フルメタル・パニック!」シリーズ』と一纏めにされている。
    
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 
;[[スーパーロボット大戦DD]]
:アニメ第1作、『TSR』が参戦。アニメ第1作のみが参戦していた時点で公式サイトでは『'''「フルメタル・パニック!」シリーズ'''』名義で表記されている<ref>[http://web.archive.org/web/20190409122517/https://srw-dd.suparobo.jp/character/ CHARACTER | スーパーロボット大戦DD] 2019年4月9日時点のアーカイブ、2022年9月22日閲覧。</ref>が、ゲーム内では作品ごとに個別に表記されている。
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:アニメ第1作、『TSR』が参戦。上記のように、公式サイトでは『'''「フルメタル・パニック!」シリーズ'''』名義で表記されている<ref>[http://web.archive.org/web/20190409122517/https://srw-dd.suparobo.jp/character/ CHARACTER | スーパーロボット大戦DD] 2019年4月9日時点のアーカイブ、2022年9月22日閲覧。</ref>が、ゲーム内では作品ごとに個別に表記されている。デザインは未参戦の『Invisible Victory』に準拠している。
:しかし本作では非戦闘キャラは図鑑に登録されず名義も記載されないので、アニメ第1作のみが参戦していた時点で[[レナード・テスタロッサ]]や[[サビーナ・レフニオ]]といったアニメ第1作未登場の面々が登場している。
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:しかし本作では非戦闘キャラは図鑑に登録されない=名義も記載されないのもあってか、アニメ第1作のみが参戦していた時点で[[レナード・テスタロッサ]]や[[サビーナ・レフニオ]]といったアニメ第1作未登場の面々が登場している。
:デザインは未参戦の『Invisible Victory』に準拠している。
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:総じて長編寄りの扱いになっており、個別名義にも入っていない『ふもっふ』は未再現だが、台詞の中で関連エピソードや[[ボン太くん]]への言及はある。
    
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
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