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しかし、[[西暦|現実世界]]における20世紀末・21世紀初頭で起きた数々の凶悪な[[テロリスト|テロ事件]]等の影響で、[[民間人]]や社会秩序へのテロに対する脅威とその信奉者達の恐ろしさが明確になり、現在ではデラーズ・フリート全体に関して批判・否定的な評価も目立つ様になっている。
 
しかし、[[西暦|現実世界]]における20世紀末・21世紀初頭で起きた数々の凶悪な[[テロリスト|テロ事件]]等の影響で、[[民間人]]や社会秩序へのテロに対する脅威とその信奉者達の恐ろしさが明確になり、現在ではデラーズ・フリート全体に関して批判・否定的な評価も目立つ様になっている。
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故に、『0083』という作品そのものに対して厳しい評価をされる事も有るが、そもそも先述の'''「デラーズ・フリートの所為でティターンズが結成される」という結末<ref>このティターンズの結成シーンは(デラーズ・フリート側の視点で見たら)、「[[ガンダムシリーズ]]の生みの親」である富野由悠季監督の初期作品で見かける'''「勧善懲悪の構造の逆転と相対化」'''の場面と評する事もできる。</ref>等からして、制作側がデラーズ・フリートの行為を正当化していない事は明白である'''。また、『0083』の[[小説]]版および[[漫画]]版では、[[主人公]]である[[コウ・ウラキ]]等がデラーズ・フリートの所業を明確に非難する場面が追加されていたり、一部作品ではジオン側からも'''「同胞を見捨てて勝手に戦線離脱した卑怯者たち」'''と嫌悪感を持たれている描写がある<ref>ただ逆に言えば、「デラーズ側を正当化していないにもかかわらず、本編ではそちらの描写に傾倒している」と言う点が近年の(一部からの)低評価に繋がっている、とも言える。小説版や漫画版でデラーズへの批判が'''追加'''されていると言う事は、それらのメディアの作者が「本編において批判が足りなかった」と判断しているとも取れる。</ref>。
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故に、『0083』という作品そのものに対して厳しい評価をされる事も有るが、そもそも先述の'''「デラーズ・フリートの所為でティターンズが結成される」という結末<ref>このティターンズの結成シーンは(デラーズ・フリート側の視点で見たら)、「[[ガンダムシリーズ]]の生みの親」である富野由悠季監督の初期作品で見かける'''「勧善懲悪の構造の逆転と相対化」'''の場面と評する事もできる。</ref>等からして、制作側がデラーズ・フリートの行為を正当化していない事は明白である'''。また、『0083』の[[小説]]版および[[漫画]]版では、[[主人公]]である[[コウ・ウラキ]]等がデラーズ・フリートの所業を明確に非難する場面が追加されていたり、一部作品ではジオン側からも'''「同胞を見捨てて勝手に戦線離脱した卑怯者たち」'''と嫌悪感を持たれている描写がある(ただし、公式におけるデラーズ艦隊の行動の扱いは一貫して『撤退』であり、更には撤退中に学徒兵の救助も行っているため的外れな批判である)<ref>ただ逆に言えば、「デラーズ側を正当化していないにもかかわらず、本編ではそちらの描写に傾倒している」と言う点が近年の(一部からの)低評価に繋がっている、とも言える。小説版や漫画版でデラーズへの批判が'''追加'''されていると言う事は、それらのメディアの作者が「本編において批判が足りなかった」と判断しているとも取れる。</ref>。
    
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では、グリーン・ワイアット大将(SRW未登場)から「一年戦争の敗北を受け入れられずに宇宙を徘徊していた連中」と喝破され、実際デラーズやガトーの言動から見ても完全に的を射ている発言といえる。
 
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では、グリーン・ワイアット大将(SRW未登場)から「一年戦争の敗北を受け入れられずに宇宙を徘徊していた連中」と喝破され、実際デラーズやガトーの言動から見ても完全に的を射ている発言といえる。
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