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『[[スーパーロボット大戦UX]]』の世界観。
 
『[[スーパーロボット大戦UX]]』の世界観。
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『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]』に基づいて「ついこの前まで人類間の国家戦争があったが、今は平和がなんとか保たれている」という状況。この関係から『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』は原作終了後となっている。ただし『[[スーパーロボット大戦NEO]]』のように人類同士の争いが描かれないというわけではない。
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== 基本設定 ==
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『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版ガンダム00]]』に基づいて、「ついこの前まで人類間の国家戦争があったが、今は平和がなんとか保たれている」という状況。これを優先してか『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』は原作終了後となっている。ただし『[[スーパーロボット大戦NEO]]』のように人類同士の争いが描かれないというわけではない。
    
舞台となる地球に、未来や[[異世界]]から多くの人間達が集まってくる……というのが基本だが、実際には全く別の理由が存在する。詳しくは後述。
 
舞台となる地球に、未来や[[異世界]]から多くの人間達が集まってくる……というのが基本だが、実際には全く別の理由が存在する。詳しくは後述。
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作中の年代は[[シンジロウ・サコミズ]]が地上にいた頃から約200年後という言及があるため、[[西暦]]2145年前後となる。『[[機動戦士ガンダム00]]』の設定と食い違うが、『00』の世界観は放送当時の現実世界から見て「未来」であれば成立するため、『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』や『[[鉄のラインバレル (原作漫画版)]]』辺りと折衷した時代設定になったと推察できる。
 
作中の年代は[[シンジロウ・サコミズ]]が地上にいた頃から約200年後という言及があるため、[[西暦]]2145年前後となる。『[[機動戦士ガンダム00]]』の設定と食い違うが、『00』の世界観は放送当時の現実世界から見て「未来」であれば成立するため、『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』や『[[鉄のラインバレル (原作漫画版)]]』辺りと折衷した時代設定になったと推察できる。
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物語開始以前に2度にわたる[[地球連合]]と[[プラント]]間の戦争や、[[アロウズ]][[ソレスタルビーイング]]との戦い、[[ムーンWILL]]の侵攻等の出来事があった事が語られているが、細かい経緯が省かれているため、時系列順がどうなっているのかは不明。
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細かい経緯が省かれているものの、物語開始以前に多くの戦乱があったことが語られている。
*[[ガンダムタイプ|ガンダム]]」というMSの存在…『00 1stシーズン』の後に『[[機動戦士ガンダムSEED|無印SEED]]
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*2度にわたる[[地球連合]]と[[プラント]]間の戦争(ガンダムSEEDシリーズ)
*ソレスタルビーイングと[[チームD]]が顔見知り…『[[獣装機攻ダンクーガノヴァ]]』は『00』2ndシーズンと同時期
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*[[アロウズ]]の台頭に対抗する[[ソレスタルビーイング]](ガンダム00 2ndシーズン)
と思われるが、[[モビルスーツ]]が対[[フェストゥム]]用であるという設定から、『00』と『SEED』のモビルスーツはそれぞれ全く別の技術体型であるということも有り得るため、前者の時系列についてはかなり摺り合わせが難しい。仮に同じ技術とした場合、モビルスーツという既にある技術をフェストゥムの出現に合わせて対抗策用にアジャストした世界、つまりは00とSEEDのモビルスーツは起源は同じだがその後の技術分岐が異なり、武力介入や対話の為の技術進化(裏のモビルスーツ技術)とフェストゥムという存在が現れてそれに対抗するための技術進化(表のモビルスーツ技術)に別れた(疑似太陽炉以降については00本編と同じ経緯で問題ない)とも考えられる。この場合であればモビルスーツという技術は元からある→001st(ガンダムというモビルスーツの出現)→SEEDのif的なストーリー等の展開(理由は不明なるもガンダムの外見的な模倣を含めたフェストゥムへの対抗策としてのモビルスーツ、疑似太陽炉を用いたガンダムの技術的な模倣を目指したモビルスーツへの分岐)→UX本編という時間軸で問題がなくなる。
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*[[ムーンWILL]]の侵攻([[獣装機攻ダンクーガノヴァ]]
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ソレスタルビーイングと[[チームD]]が顔見知りなので、『ダンクーガノヴァ』は『00 2ndシーズン』と同時期になると推察できる。『SEED』との時系列は不明。
    
=== 政治体制 ===
 
=== 政治体制 ===
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=== 敵勢力 ===
 
=== 敵勢力 ===
本作の敵勢力の中で、典型的な「侵略者」は実の所少ない。別の目的があるか、あるいは完全な誤解であったり、果ては何者かの陰謀に踊らされていたケースも存在。なお、少なくともスクラッグとショット・ウェポンは「声」に導かれて「この世界」に来ている。明らかに地球にとって不都合でしかない彼らをわざわざ呼び出したのは、[[ヒーローマン]]や[[ナナジン]]といった可能性を生ませるためと思われる。フェストゥムやELSといった存在が地球に到達したのも声によるものなのかは不明。ちなみに、今作はスパロボとしては珍しく'''オリジナルの敵組織が存在しない'''。
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本作の敵勢力の中で、典型的な「侵略者」は実のところ少ない。別の目的があるか、あるいは完全な誤解であったり、果ては何者かの陰謀に踊らされていたケースも存在。なお、少なくともスクラッグとショット・ウェポンは「声」に導かれて「この世界」に来ている。明らかに地球にとって不都合でしかない彼らをわざわざ呼び出したのは、[[ヒーローマン]]や[[ナナジン]]といった可能性を生ませるためと思われる。フェストゥムやELSといった存在が地球に到達したのも声によるものなのかは不明。ちなみに、今作はスパロボとしては珍しく'''オリジナルの敵組織が存在しない'''。
    
;[[スクラッグ]]
 
;[[スクラッグ]]
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== 世界観の真実 ==
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== 世界の真実 ==
 
実際には、上記の「別世界」とは、そもそも並行世界でも未来でもない。すべて'''「この世界」が辿るであろう、未来の可能性を実際に辿り、そして滅びた過去の宇宙'''なのである。なお、上記では『聖戦士ダンバイン』の世界を独立して記述したが、実際には『鉄のラインバレル (原作漫画版)』の未来世界と直接つながっている<ref>『聖戦士ダンバイン』の戦乱が終結した後で想像力の喪失によって人類が絶滅、ヒトマキナが出現した。</ref>ことが示唆されている。
 
実際には、上記の「別世界」とは、そもそも並行世界でも未来でもない。すべて'''「この世界」が辿るであろう、未来の可能性を実際に辿り、そして滅びた過去の宇宙'''なのである。なお、上記では『聖戦士ダンバイン』の世界を独立して記述したが、実際には『鉄のラインバレル (原作漫画版)』の未来世界と直接つながっている<ref>『聖戦士ダンバイン』の戦乱が終結した後で想像力の喪失によって人類が絶滅、ヒトマキナが出現した。</ref>ことが示唆されている。
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*本作の動力炉である粒子加速炉で使用されている粒子と言うのは、陽子や中性子など「量子」に分類される素粒子である。量子力学において、「シュレーディンガーの猫」と言う話で語られるように、量子の状態は観測されるまで確定しないという解釈が存在する。つまり、誰かが「ある事象が存在しないこと」を認識するまでは、その事象は存在しているかいないかは非常に曖昧な状態であり、どんなあり得ない可能性も万が一に存在しうるというものである。<br/>これは、数多の可能性が交錯し観測次第で様々に形を変える本作の世界観にも当てはまっている(上述のループの話に置き換えると、誰かが「そのストーリーは存在しない」と確認しない限り、想像されうる全てのストーリーがUXの世界に有り得ることになる)。そのため、粒子加速炉は本作にふさわしい動力炉だと言える。なお、科学的に「絶対に存在しない」ことを証明することはまず不可能(例えば地球にないとしても宇宙のどこかにあるかも、と範囲を無限に拡大できるため)。ちなみに、量子力学では並行世界の話題もあったりする。
 
*本作の動力炉である粒子加速炉で使用されている粒子と言うのは、陽子や中性子など「量子」に分類される素粒子である。量子力学において、「シュレーディンガーの猫」と言う話で語られるように、量子の状態は観測されるまで確定しないという解釈が存在する。つまり、誰かが「ある事象が存在しないこと」を認識するまでは、その事象は存在しているかいないかは非常に曖昧な状態であり、どんなあり得ない可能性も万が一に存在しうるというものである。<br/>これは、数多の可能性が交錯し観測次第で様々に形を変える本作の世界観にも当てはまっている(上述のループの話に置き換えると、誰かが「そのストーリーは存在しない」と確認しない限り、想像されうる全てのストーリーがUXの世界に有り得ることになる)。そのため、粒子加速炉は本作にふさわしい動力炉だと言える。なお、科学的に「絶対に存在しない」ことを証明することはまず不可能(例えば地球にないとしても宇宙のどこかにあるかも、と範囲を無限に拡大できるため)。ちなみに、量子力学では並行世界の話題もあったりする。
 
*ファンの間で「[[初音ミク]]は我々の住む現実世界からやって来た」とみなされることがあるが、『[[宇宙をかける少女]]』のように初音ミクやボーカロイドが存在する設定(もしくは外部出演)がある作品は少なくない。あくまで「現実世界も例外ではない」だけで確定してないことに注意。
 
*ファンの間で「[[初音ミク]]は我々の住む現実世界からやって来た」とみなされることがあるが、『[[宇宙をかける少女]]』のように初音ミクやボーカロイドが存在する設定(もしくは外部出演)がある作品は少なくない。あくまで「現実世界も例外ではない」だけで確定してないことに注意。
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*『00』と『SEED』のモビルスーツについて、[[モビルスーツ]]が対[[フェストゥム]]用であるという設定から、『00』と『SEED』のモビルスーツはそれぞれ全く別の技術体型であるということが有り得る。原作の時系列からして『00 1stシーズン』の後に『[[機動戦士ガンダムSEED|無印SEED]]』という順番になるはずだが、かなり摺り合わせが難しい。
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**仮に同じ技術とした場合、モビルスーツという既にある技術をフェストゥムの出現に合わせて対抗策用にアジャストした世界、つまりは00とSEEDのモビルスーツは起源は同じだがその後の技術分岐が異なり、武力介入や対話の為の技術進化(裏のモビルスーツ技術)とフェストゥムという存在が現れてそれに対抗するための技術進化(表のモビルスーツ技術)に別れた(疑似太陽炉以降については00本編と同じ経緯で問題ない)とも考えられる。この場合であればモビルスーツという技術は元からある→001st(ガンダムというモビルスーツの出現)→SEEDのif的なストーリー等の展開(理由は不明なるもガンダムの外見的な模倣を含めたフェストゥムへの対抗策としてのモビルスーツ、疑似太陽炉を用いたガンダムの技術的な模倣を目指したモビルスーツへの分岐)→UX本編という時間軸で問題がなくなる。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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