差分

14 バイト除去 、 2023年1月7日 (土) 20:46
編集の要約なし
7行目: 7行目:  
*{{登場作品 (人物)|フルメタル・パニック! The Second Raid}}
 
*{{登場作品 (人物)|フルメタル・パニック! The Second Raid}}
 
*{{登場作品 (人物)|フルメタル・パニック! (原作小説版)}}
 
*{{登場作品 (人物)|フルメタル・パニック! (原作小説版)}}
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|ゆきのさつき|フルメタル・パニック! シリーズ|SRW=Y}}<ref>アニメ第1作では雪乃五月名義。第2作『ふもっふ』以降は雪野五月名義。オーディオドラマ『踊るベリー・メリー・クリスマス』からは現在のゆきのさつき名義となっている。</ref>
+
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|ゆきのさつき|フルメタル・パニック! シリーズ|SRW=Y}}<ref>アニメ第1作では雪乃五月名義、『ふもっふ』『TSR』では雪野五月名義。オーディオドラマ『踊るベリー・メリー・クリスマス』以降は現在のゆきのさつき名義。</ref>
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|四季童子|フルメタル・パニック! シリーズ}}(原作小説版)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|堀内修|フルメタル・パニック!}}(アニメ版)
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|四季童子|フルメタル・パニック! シリーズ}}(原作小説版)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|堀内修|フルメタル・パニック!}}(アニメ版)
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦J}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦J}}
48行目: 48行目:  
かなめの[[ウィスパード]]としての能力は他の誰よりも強く発現している。これは、ウィスパードという存在の根幹に原因がある。
 
かなめの[[ウィスパード]]としての能力は他の誰よりも強く発現している。これは、ウィスパードという存在の根幹に原因がある。
   −
詳しくは本Wiki「[[ウィスパード]]」の項にあるが、ウィスパードは「ささやかれた者」という当て字の読みが示すとおり、何処かからの「囁き声」によってブラックテクノロジーの知識を受け取っている。これを与えている「ささやく者」、つまり「ウィスパリング」が存在するわけだが、オムニ・スフィアを通じて未来からタウ波に乗せてささやいているのは、'''未来の時間軸の一つに存在するかなめ自身'''である。
+
詳しくは本Wiki「[[ウィスパード]]」の項にあるが、ウィスパードは「ささやかれた者」という当て字の読みが示すとおり、何処かからの「囁き声」によってブラックテクノロジーの知識を受け取っている。これを与えている「ささやく者」、つまり「ウィスパリング」が存在するわけだが、オムニ・スフィアを通じて未来からタウ波に乗せてささやいているのは、未来の時間軸の一つに存在するかなめ自身である…と[[レナード・テスタロッサ]]は推論していたが、これはある意味間違いではないものの大きな見落としがあった。
   −
レナードはそのように推論し、実際それは正しかったが、実はここには大きな見落としがあった。
+
ウィスパリングの正体はかなめ本人ではなく、'''かなめに成り代わった別の存在'''である。この存在の正体は、本編の18年前、ヤムスク11でオムニ・スフィアの実験台に使われ、心身を引き裂かれて死亡した少女・[[ソフィア]]の思念である。ヤムスク11の実験施設最奥部にある世界初のTAROS中枢部には、ソフィアの「遺体」がある。これは彼女の肉体そのものではなく、TAROSに残留していたソフィアの思念が長い時間をかけて顕現させたもので、未来から届く思念波を変換・増幅するコンバータとしての役目を果たしている。
 
  −
ウィスパリングの正体はかなめではなく、'''かなめに成り代わった別の存在'''である。この存在の正体は、本編の18年前、ヤムスク11でオムニ・スフィアの実験台に使われ、心身を引き裂かれて死亡した少女・[[ソフィア]]の思念である。ヤムスク11の実験施設最奥部にある世界初のTAROS中枢部には、ソフィアの「遺体」がある。これは彼女の肉体そのものではなく、TAROSに残留していたソフィアの思念が長い時間をかけて顕現させたもので、未来から届く思念波を変換・増幅するコンバータとしての役目を果たしている。
      
[[テレサ・テスタロッサ]]はこの関係性を知って、ヤムスク11のTAROSを爆破しようと試みたが、ソフィアがかなめを乗っ取り自我を同化したことで妨害され、失敗に終わった。なお、この直前にかなめの見たところでは、二人がやって来た時点ではソフィアの力は限られていたが、誰も知らない「いつか」の未来に復活してかなめを乗っ取ろうとすることが予測された。さらに、それを阻止するために「遺体」を破壊してもソフィアの思念が消えない限りまた「遺体」が復元され、それが過去へと「ささやく」ことでかなめを乗っ取ってしまい、ウィスパリングの出現を阻止できないとされていた。
 
[[テレサ・テスタロッサ]]はこの関係性を知って、ヤムスク11のTAROSを爆破しようと試みたが、ソフィアがかなめを乗っ取り自我を同化したことで妨害され、失敗に終わった。なお、この直前にかなめの見たところでは、二人がやって来た時点ではソフィアの力は限られていたが、誰も知らない「いつか」の未来に復活してかなめを乗っ取ろうとすることが予測された。さらに、それを阻止するために「遺体」を破壊してもソフィアの思念が消えない限りまた「遺体」が復元され、それが過去へと「ささやく」ことでかなめを乗っ取ってしまい、ウィスパリングの出現を阻止できないとされていた。
   −
ソフィアの狙いは歴史の改変による自らの生存と幸福であり、これに先駆けかなめの存在に成り代わることを目論み、「ささやき」を通して彼女の意識を支配、自己を「千鳥かなめ」と定義して行動を開始した(付き合いの長い[[相良宗介]]は、同化したソフィア≒かなめの言動に強烈な違和感を抱いていた)。この時、宗介とテッサを射殺して[[レナード・テスタロッサ]]と合流していたが、射殺の部分は同化直後の混乱した自我による「未来の可能性」がその場の全員に同時に見えたものであり、実際にはテッサを振り切ってその場から逃走していた。
+
ソフィアの狙いは歴史の改変による自らの生存と幸福であり、これに先駆けかなめの存在に成り代わることを目論み、「ささやき」を通して彼女の意識を支配、自己を「千鳥かなめ」と定義して行動を開始した(付き合いの長い[[相良宗介]]は、同化したソフィア≒かなめの言動に強烈な違和感を抱いていた)。この時、宗介とテッサを射殺してレナードと合流していたが、射殺の部分は同化直後の混乱した自我による「未来の可能性」がその場の全員に同時に見えたものであり、実際にはテッサを振り切ってその場から逃走していた。
    
その後、メリダ島に移動した後にTARTAROSを起動させ、歴史の改変を行おうとしたが、その直前に宗介から入った通信越しの罵倒の嵐を受け、あんまりな言い様にキレたかなめの自我がソフィアをはじき出して分離。最終的にソフィアの自我は、あくまでも「今の歴史」を肯定するかなめの精神力に押し負けて主導権を喪失することになった。
 
その後、メリダ島に移動した後にTARTAROSを起動させ、歴史の改変を行おうとしたが、その直前に宗介から入った通信越しの罵倒の嵐を受け、あんまりな言い様にキレたかなめの自我がソフィアをはじき出して分離。最終的にソフィアの自我は、あくまでも「今の歴史」を肯定するかなめの精神力に押し負けて主導権を喪失することになった。
63行目: 61行目:     
またささやきを通じて得た知識や、常人離れした知能はそのまま残っており、今後も狙われ続ける運命にある。
 
またささやきを通じて得た知識や、常人離れした知能はそのまま残っており、今後も狙われ続ける運命にある。
  −
続編『アナザー』では直接の登場こそないが、劇中MIAになった主人公機とその僚機を撮影した衛星写真を送ってきたり(この時偵察衛星を使われたインド軍はシステムに侵入されたことに全く気付いていない)、更に敵対組織が[[プラン1501 ベヘモス]]の設計図を用いて建造された機体に対抗する為にその関連資料を「守護天使」として送っており、ファンにはニヤりとする表現になっている。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
123行目: 119行目:  
:当初は「相良くん」と呼んでいたが、マオの呼び方に影響を受けたのか「ソースケ」と呼ぶようになった。
 
:当初は「相良くん」と呼んでいたが、マオの呼び方に影響を受けたのか「ソースケ」と呼ぶようになった。
 
;[[テレサ・テスタロッサ]]
 
;[[テレサ・テスタロッサ]]
:彼女とは宗介を挟んでの「女」として接しあう関係だった時期がある。互いに言い争ったり、宗介についても何か誤解を招く行動を起こされては呆れたりした。最終的にこの関係はひとまず脇に置かれ、友情を築く。
+
:彼女とは宗介を挟んでの「女」として接しあう[[三角関係]]だった時期がある。互いに言い争ったり、宗介についても何か誤解を招く行動を起こされては呆れたりした。最終的にこの関係はひとまず脇に置かれ、友情を築く。
 
;[[メリッサ・マオ]]
 
;[[メリッサ・マオ]]
 
:初期の護衛チーム。ハイジャック事件の後に看護婦に扮して対面し、以後何かと気にかけられており、マオのノリの良さもあって頼れるお姉さんとしてミスリルの面々ではテッサの次ぐらいに仲が良い。
 
:初期の護衛チーム。ハイジャック事件の後に看護婦に扮して対面し、以後何かと気にかけられており、マオのノリの良さもあって頼れるお姉さんとしてミスリルの面々ではテッサの次ぐらいに仲が良い。
284行目: 280行目:  
:なお、さすがに気落ちする宗介に思う所もあったらしく、この後[[美樹原蓮|お連さん]]の協力で変装して「宗介にナンパされた和服美人」という体で姿を見せている。<ref>かなめが一肌脱いでくれたと知らなかったとはいえ、'''宗介ですらあまりの雰囲気の違いに正体がかなめだと本人に言われるまで気付かなかった'''。</ref>
 
:なお、さすがに気落ちする宗介に思う所もあったらしく、この後[[美樹原蓮|お連さん]]の協力で変装して「宗介にナンパされた和服美人」という体で姿を見せている。<ref>かなめが一肌脱いでくれたと知らなかったとはいえ、'''宗介ですらあまりの雰囲気の違いに正体がかなめだと本人に言われるまで気付かなかった'''。</ref>
 
;「外道~~~~っ!!」<br/>「あんたみたいなクソ野郎、あたしが殺してやる!地獄に落ちろ~~~~っ!」
 
;「外道~~~~っ!!」<br/>「あんたみたいなクソ野郎、あたしが殺してやる!地獄に落ちろ~~~~っ!」
:「つぶらなテルモピュライ」において、「アハシュエロス」のファンの噂を聞いた事で、このセリフとともにリーダー格の男につかみかかった。…のだが、なぜか'''平松伸二風の絵柄になっている'''<ref>地の文でもそう表現されていた。</ref>。
+
:「つぶらなテルモピュライ」において、「アハシュエロス」のファンの噂を聞いた事で、このセリフとともにリーダー格の男に掴みかかった。これらの言い回しは平松伸二氏の[[漫画]]にて多用される台詞であるが、この時なぜか'''絵柄まで平松伸二風になっている'''<ref>地の文でもそう表現されていた。</ref>。
:ちなみにこれらの言い回しは平松伸二の[[漫画]]にて多用される台詞である。
      
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
351行目: 346行目:  
;(とりあえず、ボン太くんの中身については黙っておこう…)
 
;(とりあえず、ボン太くんの中身については黙っておこう…)
 
:同上。ボン太くんを巡って色々と暴走する自軍に対して…。[[ナイン|しかし中身を]][[アンジュ|分かった少女]]も居たのだが…。
 
:同上。ボン太くんを巡って色々と暴走する自軍に対して…。[[ナイン|しかし中身を]][[アンジュ|分かった少女]]も居たのだが…。
 +
 +
== 余談 ==
 +
*続編『アナザー』では直接の登場こそないが、劇中MIAになった主人公機とその僚機を撮影した衛星写真を送ってきたり(この時偵察衛星を使われたインド軍はシステムに侵入されたことに全く気付いていない)、更に敵対組織が[[プラン1501 ベヘモス]]の設計図を用いて建造された機体に対抗する為にその関連資料を「守護天使」として送っており、ファンにはニヤりとする表現になっている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
7,318

回編集