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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | :本作に登場する人型兵器SPTはとても変則的かつ特徴的な飛行するのだが、これについては高橋良輔監督の歴代ロボットアニメに参加しているアニメ制作会社有限会社アニメアールから「繋げないで下さい」「制動をかけないでください」という特別な指示が出されていたため。
| + | *本作に登場する人型兵器・SPTは非常に変則的かつ特徴的な動作をするが、これについては高橋良輔監督の歴代ロボットアニメに参加している作画スタジオのアニメアールから「繋げないで下さい」「制動をかけないでください」という特別な指示が出されていたことによる。 |
− | :具体的に言うとSPTの動きをコマ送りにすると動きが繋がっておらず、中割り作画を抜きに突然上下左右前後違うポーズになりながら攻撃の回避などを行う。1枚1枚で見ると繋がっていない絵だが、アニメーションとしてみるとまるでUFOのように人知を超えたような動きとして成立しているという高度な技法が使われている。
| + | **具体的にはSPTの動きをコマ送りにすると動きが繋がっておらず、中割り作画を抜きに突然上下左右前後異なるポーズを取りながら攻撃の回避などを行う。1枚1枚で見ると繋がっていない画だが、アニメーションとしてみるとまるでUFOのように物理法則を無視したような動きとして成立しているという高度な技法が使われている。 |
− | | + | *本作の打ち切りの流れは、まずスポンサーの一社であった三洋電機が不祥事<ref>同社が1984年に発売した石油ファンヒーター「CFH-S221F型」が放送中に一酸化炭素中毒事故を起こしたため。<ref>により2クール目を持ってスポンサーから降板、加えてメインスポンサーであったバンダイが展開していたプラモデルの売れ行きも芳しくなかったため、バンダイの意向により38話で急遽打ち切りが決定した、というものである。なお平日夕方という放送時間帯としては比較的高い視聴率をキープしていたため、バンダイ以外のスポンサーは放映の継続を希望していたという。 |
− | :本作は「[[打ち切り]]」のイメージが強いが、視聴率的には決して悪い数字ではなかったものの、スポンサーの1つであった三洋電機が1984年に発売した石油ファンヒーター「CFH-S221F型」が放映中に一酸化炭素中毒事故を起こしたことで2クール目を持ってスポンサーから降板。さらにメインスポンサーであったバンダイが展開していたプラモデルも、1/100スケールはスナップフィットモデルであったが可動範囲が狭い上太腿に肉抜き穴が目立つなど安っぽいイメージが強く、1/72スケールもレーザードライフルをダイキャスト製にしたため重くなりポーズ付けがやりにくいと不評を買って商業的には失敗してしまい、バンダイの意向で38話で急遽打ち切られることが決定した。
| + | **放送上の最終回である38話は、 途中の回を省略していきなり最終回に話が飛んだような内容で制作された。そのため直前の37話と話の内容が繋がらず、37話で大破したはずのレイズナーは[[強化型レイズナー|修復・改造強化]]された上で[[ル・カイン]]の[[ザカール]]と互角の戦闘を繰り広げ、開発中だった地球製SPT[[ドール]]も既に量産されグラドス軍と戦闘するなどしていた。TV放映終了後、この突発的なエピソードを補完するためのOVA全3巻が発売された。 |
− | :放送上の最終回である38話は、 '''途中の回を省略していきなり最終回に話が飛んだような内容で制作された。'''そのため直前の37話と話の内容が繋がらず、37話で大破したはずのレイズナーは[[強化型レイズナー|修復・改造強化]]された上で[[ル・カイン]]の[[ザカール]]と互角の戦闘を繰り広げ、開発中だった地球製SPT[[ドール]]も既に量産されグラドス軍と戦闘するなどしていた。TV放映終了後、この突発的なエピソードを補完するためのOVA全3巻が発売された。
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |