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:初登場作品。原作と異なり、L4宙域の廃棄コロニーがラダム母艦となっており、そこで主人公部隊を待ち受けている。HPは10万。Wには無かったノアルやミユキとの戦闘前会話が用意されている。なお原作と異なり、止めを刺すとラダムの支配を脱したような台詞を残し、散る。
 
:初登場作品。原作と異なり、L4宙域の廃棄コロニーがラダム母艦となっており、そこで主人公部隊を待ち受けている。HPは10万。Wには無かったノアルやミユキとの戦闘前会話が用意されている。なお原作と異なり、止めを刺すとラダムの支配を脱したような台詞を残し、散る。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
:概ね原作通りだが、続編の『ブレードII』の設定と物語も内包した本作においては、オメガが全てのラダムの総大将格であり、ラダムのマスターシステムをも内包しているという『テッカマンブレードシリーズ』の物語におけるラスボス同然の扱いとなっている。本作ではオメガとの最終決戦の舞台は原作と同じく月面上となっており、最期は[[Dボゥイ]]と共に[[ジェネシス]]の光に呑まれて散ったのだが、この時にジェネシスの光に呑まれたキャラ[[Dボゥイ|四]][[キラ・ヤマト|人]][[ラウ・ル・クルーゼ|の]]中で、彼が唯一の死者となっている(まあいくら動けるようになったとはいえ身軽な他の三人と違い一人だけ『艦』なのだから当然と言えば当然なのだが)。また、彼との決戦が描かれる第51話「燃え尽きる生命」においては彼の台詞のテキストが非常に感情が昂ったものになっており、声優の若本規夫氏の特徴的な演技をそのまま文字にしたようなすごい事になっている(後年、[[スーパーロボット大戦L|携帯機の次々回作]]と[[スーパーロボット大戦UX|更にそれより後の携帯機作]]にも[[ムーンWILL|同じような事に]][[アウグストゥス|なったキャラ]]がいる。[[スーパーロボット大戦K|携帯機次回作]]にも[[ダイモン (バーチャロン)|同じ声の悪役キャラ]]が登場しているが、彼のテキストはまだ大人しめだった)。
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:概ね原作通りだが、続編の『ブレードII』の設定と物語も内包した本作においては、オメガが全てのラダムの総大将格であり、ラダムのマスターシステムをも内包しているという『テッカマンブレードシリーズ』の物語におけるラスボス同然の扱いとなっている。本作では原作同様月面上にラダム母艦を構え決戦の舞台になる。最期は[[Dボゥイ]]と共に[[ジェネシス]]の光に呑まれて散ったのだが、この時にジェネシスの光に呑まれたキャラ[[Dボゥイ|四]][[キラ・ヤマト|人]][[ラウ・ル・クルーゼ|の]]中で、ラダム母艦と融合していたのが仇となってか、彼が唯一の死者となっている。
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:また、彼との決戦が描かれる第51話「燃え尽きる生命」においては、彼の台詞のテキストが非常に感情が昂ったものになっており、声優の若本規夫氏の特徴的な演技をそのまま文字にしたようなすごい事になっている<ref>後年、[[スーパーロボット大戦L|携帯機の次々回作]]と[[スーパーロボット大戦UX|更にそれより後の携帯機作]]にも[[ムーンWILL|同じような事に]][[アウグストゥス|なったキャラ]]がいる。[[スーパーロボット大戦K|携帯機次回作]]にも[[ダイモン (バーチャロン)|同じ声の悪役キャラ]]が登場しているが、彼のテキストはまだ大人しめだった。</ref>。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
;[[相羽タカヤ]]([[Dボゥイ]]
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;[[Dボゥイ|相羽タカヤ(Dボゥイ)]]
:弟。かつてはシンヤと同じように彼の事も家族として愛していたようだが、[[テッカマンオメガ]]と化してからは、[[ラダム]]に逆らい、戦い続ける彼を裏切り者と呼び、彼を葬るため他の[[テッカマン]]を刺客として差し向ける。『TWIN BLOOD』ではシンヤを通じて、(最終通牒的にだが)「私たち(ラダム)の元に戻るつもりはないのか」と問い質していたことから、完全に情を失っていたわけではないらしい。
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:弟。かつてはシンヤと同じように彼の事も家族として愛していたようだが、[[テッカマンオメガ]]と化してからは、[[ラダム]]に逆らい、戦い続ける彼を裏切り者と呼び、彼を葬るため他の[[テッカマン]]を刺客として差し向ける。後述の最終決戦における名台詞にもある通り、完全に情を失っていたわけではないらしく、『TWIN BLOOD』ではシンヤを通じて(最終通牒的にだが)「私たち(ラダム)の元に戻るつもりはないのか」と問い質していた。
 
;[[相羽シンヤ]]
 
;[[相羽シンヤ]]
 
:弟。同じラダムであるシンヤには肉親としての愛情を見せ、[[テッカマンブレード|ブレード]]を倒すため、ブラスター化を懇願した彼を「成功しても寿命を縮めることになる」と諭し、監禁した。
 
:弟。同じラダムであるシンヤには肉親としての愛情を見せ、[[テッカマンブレード|ブレード]]を倒すため、ブラスター化を懇願した彼を「成功しても寿命を縮めることになる」と諭し、監禁した。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「テッカマンブレード…裏切り者の末路は、死あるのみ…フッハハハハ…!!」
 
;「テッカマンブレード…裏切り者の末路は、死あるのみ…フッハハハハ…!!」
:第5話ラスト、月にあるラダム母艦からの初台詞。和解・友情が描かれたDボウイとノアルを祝するような綺麗な月夜からのシーンだっただけに衝撃も大きい。
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:第5話ラスト、月にあるラダム母艦からの初台詞。和解・友情が描かれたDボゥイとノアルを祝するような綺麗な月夜からのシーンだっただけに衝撃も大きい。
 
;「やはり…ダガーでは無理だったか…ならば、次なる者を送るまでのこと…フフハハハハ!!」
 
;「やはり…ダガーでは無理だったか…ならば、次なる者を送るまでのこと…フフハハハハ!!」
 
:[[テッカマンダガー|ダガー]]が敗れた事を知った時に。ダガーへの仲間意識はあれど、対ブレードへの刺客としては大した期待はしていなかったことも判明。
 
:[[テッカマンダガー|ダガー]]が敗れた事を知った時に。ダガーへの仲間意識はあれど、対ブレードへの刺客としては大した期待はしていなかったことも判明。
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:ラダム母艦と完全な融合を果たし、最後の戦いを挑む。
 
:ラダム母艦と完全な融合を果たし、最後の戦いを挑む。
 
;「どうしたタカヤ! 貴様の怒りと憎しみとは、その程度のものなのか! ええ!? タカヤよぉ!」<br />「これまでか? ここまでなのか、ブレードよ!」<br />「…さらばだぁぁぁぁッ!!」
 
;「どうしたタカヤ! 貴様の怒りと憎しみとは、その程度のものなのか! ええ!? タカヤよぉ!」<br />「これまでか? ここまでなのか、ブレードよ!」<br />「…さらばだぁぁぁぁッ!!」
:この台詞と共に触手攻撃で一方的に[[テッカマンブレード|ブレード]]を甚振る。なお、これら最終決戦において、怒りと憎しみしか残っていないはずのDボゥイに無理だと分かりつつ何度も語りかけたのは、たとえ敵同士でもようやく再会できた弟に返事をして欲しかったためである。
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:この台詞と共に触手攻撃で一方的に[[テッカマンブレード|ブレード]]を甚振る。なお、これら最終決戦において、怒りと憎しみしか残っていないはずのDボゥイに無理だと分かりつつ何度も語りかけたのは、たとえ敵同士でもようやく再会できた弟に返事をして欲しかったためで、ラダムと化してなお残る肉親への情が痛いくらいに伝わる台詞。
 
;「おのれぇ…死に損ないがぁッ!!」
 
;「おのれぇ…死に損ないがぁッ!!」
 
:ブレードを庇い、ズタボロにされたペガス。それに呼応するかのようにブラスター化を果たしたブレード。それを目にしたオメガはこの叫びと共にハンドボルテッカを撃つ。だが…。
 
:ブレードを庇い、ズタボロにされたペガス。それに呼応するかのようにブラスター化を果たしたブレード。それを目にしたオメガはこの叫びと共にハンドボルテッカを撃つ。だが…。
 
;「ぶるわぁぁぁぁぁぁぁっ…!?」
 
;「ぶるわぁぁぁぁぁぁぁっ…!?」
:断末魔。ボルテッカの光の中、ケンゴは自分の前に立つタカヤから一つの言葉を受け取る。「帰ろう…家へ」ラダムに運命を歪ませられた兄弟同士の、最後のやり取りであった。そして宇宙に広がるフェルミオンの閃光。ラダム母艦を破壊し尽くす圧倒的な閃光の奔流と共に、相羽ケンゴは亡き家族や恋人が待つ「家」へと帰って逝った。こうして、第一次ラダム戦役は終結したのだった…。
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:断末魔。ボルテッカの光の中、ケンゴは自分の前に立つタカヤから一つの言葉を受け取る。「帰ろう…家へ」…ラダムに運命を歪ませられた兄弟同士の、最後のやり取りであった。そして宇宙に広がるフェルミオンの閃光。ラダム母艦を破壊し尽くす圧倒的な閃光の奔流と共に、相羽ケンゴは亡き家族や恋人が待つ「家」へと帰って逝った。こうして、第一次ラダム戦役は終結したのだった…。
 
;「私達の元に戻るつもりはないのか、タカヤよ。優れた種がより劣る種を支配する……それは真理だ、タカヤよ。事実人類はこれまでそうしてきた」
 
;「私達の元に戻るつもりはないのか、タカヤよ。優れた種がより劣る種を支配する……それは真理だ、タカヤよ。事実人類はこれまでそうしてきた」
 
:LD特典映像『TWIN BLOOD』における台詞。シンヤを通じて裏切り者となったDボゥイを兄としてラダムへ戻るよう語りかける。
 
:LD特典映像『TWIN BLOOD』における台詞。シンヤを通じて裏切り者となったDボゥイを兄としてラダムへ戻るよう語りかける。
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=== 戦闘台詞 ===
 
=== 戦闘台詞 ===
 
;「滅びよ!ぶらああああああっ!!」<br />「死ねぇぇぇーっ!ぶらああああああっ!!」
 
;「滅びよ!ぶらああああああっ!!」<br />「死ねぇぇぇーっ!ぶらああああああっ!!」
:上記の二つはボルテッカによる攻撃時のセリフ。[[声優ネタ]]。ちなみに『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では後半の叫びが「ブラァァァーッ!!」となっていた。
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:ボルテッカによる攻撃時のセリフ。上述の断末魔が、後の若本氏の特徴的な演技を思わせるものだったことから発展したと思われる[[声優ネタ]]。ちなみにこれは『[[スーパーロボット大戦W|W]]』の表記で、『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では後半の叫びが「ブラァァァーッ!!」と片仮名表記。
 
;「紛い物のテッカマンなどに!」<br />「所詮紛い物や失敗作…我らラダムの敵ではなぁぁぁぁい!!」
 
;「紛い物のテッカマンなどに!」<br />「所詮紛い物や失敗作…我らラダムの敵ではなぁぁぁぁい!!」
 
:ソルテッカマンや『II』のテッカマン達に対しての[[特殊戦闘台詞]]。
 
:ソルテッカマンや『II』のテッカマン達に対しての[[特殊戦闘台詞]]。
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;「そのちっぽけな貴様の力など、通用せぬことをわからせてやるわ!」
 
;「そのちっぽけな貴様の力など、通用せぬことをわからせてやるわ!」
 
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』第45話ラダム討伐ルート「闇と死の運命」に於ける[[ボン太くん]]との[[戦闘前会話]]。彼の力を「ちっぽけな力」と嘲るが、携帯機次回作では…
 
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』第45話ラダム討伐ルート「闇と死の運命」に於ける[[ボン太くん]]との[[戦闘前会話]]。彼の力を「ちっぽけな力」と嘲るが、携帯機次回作では…
;「おおお・・・タカヤ、シンヤ・・・ミユキ、ゴダード・・・父さん、母さん・・・フォン・・・」
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;「おおお…タカヤ、シンヤ…ミユキ、ゴダード…父さん、母さん…フォン…」
 
:同上。『J』に於ける撃墜後の台詞。『W』での[[ゴダード]]のように、死の間際にラダムの支配を脱したのだろうか…。
 
:同上。『J』に於ける撃墜後の台詞。『W』での[[ゴダード]]のように、死の間際にラダムの支配を脱したのだろうか…。
 
;「ならば、兄として最後の慈悲! その身体、八つ裂きにして我らの新たな故郷の土に還してくれよう!!」
 
;「ならば、兄として最後の慈悲! その身体、八つ裂きにして我らの新たな故郷の土に還してくれよう!!」
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*『ブレード』の原作に当たる『宇宙の騎士テッカマン』では最終的に、主人公が死んだはずの父と対決する構想があったものの、打ち切りで実現しなかった。その系譜に当たる『ブレード』では『テッカマン』で描けなかった要素を描写するという目的があったため、主人公の父にもっとも近いケンゴが最後の敵になる、という構図として反映された経緯がある。
 
*『ブレード』の原作に当たる『宇宙の騎士テッカマン』では最終的に、主人公が死んだはずの父と対決する構想があったものの、打ち切りで実現しなかった。その系譜に当たる『ブレード』では『テッカマン』で描けなかった要素を描写するという目的があったため、主人公の父にもっとも近いケンゴが最後の敵になる、という構図として反映された経緯がある。
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== 脚注 ==
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<references />
    
{{DEFAULTSORT:あいは けんこ}}
 
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[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:宇宙の騎士テッカマンブレード]]
 
[[Category:宇宙の騎士テッカマンブレード]]
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