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コーラルの命令でオーリス、クランクと共にCGS襲撃を行い、後の鉄華団である参番組と交戦。クランクが戦死したため三日月に復讐すべく追撃部隊へ志願する。これがアインの運命を大きく変えていく。
コーラルの命令でオーリス、クランクと共にCGS襲撃を行い、後の鉄華団である参番組と交戦。クランクが戦死したため三日月に復讐すべく追撃部隊へ志願する。これがアインの運命を大きく変えていく。
地球近海での戦いで[[三日月・オーガス|三日月]]の乗る[[ガンダム・バルバトス]]の攻撃からガエリオをかばい、重傷を負って意識不明の重体となる。臓器の大半も壊死し、死を目前に控えた時、[[マクギリス・ファリド|マクギリス]]がアインを救う方法があるとガエリオに告げる。それは、'''実験段階だった[[阿頼耶識|阿頼耶識システム]]搭載機の[[グレイズ・アイン]]へ組み込む事だった。'''そして彼は生体パーツとしてグレイズ・アインに搭載され、完成した機体はエドモントンの戦場に投入される。
地球近海での戦いで[[三日月・オーガス|三日月]]の乗る[[ガンダム・バルバトス]]の攻撃からガエリオをかばい、重傷を負って意識不明の重体となる。臓器の大半も壊死し、死を目前に控えた時、[[マクギリス・ファリド|マクギリス]]がアインを救う方法があるとガエリオに告げる。それは、'''実験段階だった[[阿頼耶識|阿頼耶識システム]]搭載機の[[グレイズ・アイン]]へ組み込む事だった。'''そして生体パーツとしてグレイズ・アインに搭載され、完成した機体はエドモントンの戦場に投入される。
この時回路図として描写されたコクピット内部のアインは、'''両腕と下半身を全て切除され、ショックアブゾーバーを兼ねた培養液で満たされたコクピット内部に胸像のごとく接続されている'''という衝撃的なものであった。<ref>この時ガエリオが見せられたモニターをよく見ると「GH-SUB GR」と書かれた部分が点灯しており、もう一つ消灯している「GH-MAIN GR」の表示があることから、制御回路が二つあり、アインの意識がサブ側にあることがわかる。</ref>
だが、戦場に出たのがきっかけなのか精神が徐々に崩壊、殺意だけはそのままに記憶や意識は完全に破綻し暴走を始めるようになる。出撃後は[[ノルバ・シノ]]や[[ラフタ・フランクランド]]達を次々と撃破。三日月のバルバトスとの戦闘も有利に進めるが、最後は阿頼耶識の力を解放した三日月の手でコクピットに太刀を突き刺され、戦死した。
だが、戦場に出たのがきっかけなのか精神が徐々に崩壊、殺意だけはそのままに記憶や意識は完全に破綻し暴走を始めるようになる。出撃後は[[ノルバ・シノ]]や[[ラフタ・フランクランド]]達を次々と撃破。三日月のバルバトスとの戦闘も有利に進めるが、最後は阿頼耶識の力を解放した三日月の手でコクピットに太刀を突き刺され、戦死した。
====グレイズ・アイン搭載時====
====グレイズ・アイン搭載時====
[[強化人間|阿頼耶識の影響]]なのか、言動が全体的にハイになっているのが特徴。
[[強化人間|阿頼耶識の影響]]なのか、言動が全体的にハイになっているのが特徴。
;「本当にありがとうございます! これでクランク二尉の無念を晴らすこともできる!」<br/>「心から尊敬できる方に人生の間で二人も出会えたなんて、これ以上の幸せはありません。この御恩、必ずやこの命を以てお返しします!」
:グレイズ・アインに搭載されて後、様子を見に来たガエリオに心底からの感謝の意を述べる。しかし当のガエリオは人間をやめてしまったアインの有様を前に、痛ましい様子で「そうか……」と相槌を打つのみであった。
;「わかる……わかるぞ!考えなくてもわかる!これこそが俺の……あるべき姿!」
;「クランク二尉、やりましたよ!あなたの機体を取り戻しました!」<br />「きっと見ていてくれますね…クランク二尉。俺はあなたの遺志を継ぐ…」
;「クランク二尉、やりましたよ!あなたの機体を取り戻しました!」<br />「きっと見ていてくれますね…クランク二尉。俺はあなたの遺志を継ぐ…」
:第24話。戦場に突如降り立ち、アジーとラフタを撃破し、続いてグレイズ改弐(流星号)を撃破。亡きクランクに向けて彼のグレイズを取り戻した事を誇るが…。
:第24話。戦場に突如降り立ち、アジーとラフタを撃破し、続いてグレイズ改弐(流星号)を撃破。亡きクランクに向けて彼のグレイズを取り戻した事を誇るが…。
;「そうだ、思い出しました。申し訳ありません、クランク二尉。」<br />「俺はあなたの、あなたの命令に従い、クーデリア・藍那・バーンスタインを捕獲しなければならなかった!!」
;「そうだ、思い出しました。申し訳ありません、クランク二尉。」<br />「俺はあなたの、あなたの命令に従い、クーデリア・藍那・バーンスタインを捕獲しなければならなかった!!」
:直後、クーデリアの名を聞くや否や、突然彼女たちの元に急行。あろう事か市街地に進入、エイハブ・ウェーブの影響を撒き散らし都市のライフラインを麻痺させるという大失態を犯してしまう。
:直後、流星号に入った通信からクーデリアの名を聞くや否や、突然彼女たちの元に急行。あろう事か市街地に進入、エイハブ・ウェーブの影響を撒き散らし都市のライフラインを麻痺させるという大失態を犯してしまう。
:これにはオルガも「奴ら正気か…!?こんな街中に…モビルスーツだと!?」と驚愕<ref> 鉄華団とギャラルホルン双方はエイハブ・ウェーブの悪影響を懸念し、都市部にMSを配置せずモビルワーカーのみで出撃するなど戦闘には配慮していた模様。</ref>し、その後の戦いぶりは味方のギャラルホルン兵すら戦慄した。
:これにはオルガも「奴ら正気か…!?こんな街中に…モビルスーツだと!?」と驚愕<ref> 鉄華団とギャラルホルン双方はエイハブ・ウェーブの悪影響を懸念し、都市部にMSを配置せずモビルワーカーのみで出撃するなど戦闘には配慮していた模様。</ref>し、その後の戦いぶりは味方のギャラルホルン兵すら戦慄した。
:『機体を取り戻しました』と言いながら実際には破壊したり、命令も時系列を履き違えている(本来は火星支部司令のコーラル・コンラッドが自身の部隊長であるオーリス・ステンジャに命じた)あたり、完全に正気を失ってしまったようだ。
:『機体を取り戻しました』と言いながら実際には破壊したり、命令も時系列を履き違えている(本来は火星支部司令のコーラル・コンラッドが自身の部隊長であるオーリス・ステンジャに命じた)あたり、完全に正気を失ってしまったようだ。
;「ああ、そうだ……あなたのせいでクランク二尉が……」<br/>「その思い上がり、この私が正す!!」
:突入直後、目の前に出て来たクーデリアとの会話の末にアックスを振り下ろす。殺意と憎悪が先行し、正気を失ったアインにとっては最早、全てが破壊の対象とその理由でしかない。
;「何てことだ。君の罪は止まらない、加速する!」 <br />「クランク二尉、このままでは、貴方の涙は止まらない。俺は、この戦いをもって、彼を悔い改めさせてみせます!」
;「何てことだ。君の罪は止まらない、加速する!」 <br />「クランク二尉、このままでは、貴方の涙は止まらない。俺は、この戦いをもって、彼を悔い改めさせてみせます!」
:第1期最終話で三日月と対峙して。グレイズ・アインとなってからはポエムのような台詞が目立つようになった。
:第1期最終話で三日月と対峙して。グレイズ・アインとなってからはポエムのような台詞が目立つようになった。
:しかし、鉄華団への憎しみを募らせるあまり、自身こそがクランクが最も望んでいないであろう行動をとっていることに最後まで気づくことはなかった……。
:しかし、鉄華団への憎しみを募らせるあまり、自身こそがクランクが最も望んでいないであろう行動をとっていることに最後まで気づくことはなかった……。
;「この、化け物がああああああああっ!!!」
:なお、この話でのアインの台詞は三日月の台詞に被る「ガヤ」として使われる場面が散見される。
;「この、化け物がああああああああっ!!!」<br/>三日月「お前にだけは言われたくないよ……」
:三日月の反撃で逆に追い詰められたグレイズ・アインのセリフ。直後に三日月も言っているが、'''既に人間を辞めさせられたお前にだけは言われたくない。'''
:三日月の反撃で逆に追い詰められたグレイズ・アインのセリフ。直後に三日月も言っているが、'''既に人間を辞めさせられたお前にだけは言われたくない。'''
:この時コクピット内部のアインが一瞬映るが、台詞のテンションと気迫とは裏腹にうつろな表情で俯いたままであり、完全にグレイズ・アインの制御装置と化してしまっていることが伺える。
;「クランク二尉! ボードウィン特務三佐! 私は、私の正し」
:最期。バルバトスの反撃でグレイズ・アインの左腕を失い、錯乱状態で突撃をかけるも無造作な一撃でコクピットを破壊され、機械の悪魔と化した男は最期を迎えることになった。
<!-- ==スパロボシリーズの名台詞== -->
<!-- ==スパロボシリーズの名台詞== -->
**しかし、その結果は「人間を辞めさせられMSのパーツとして扱われる」という歴代[[ガンダムシリーズ]]の[[強化人間]]に属するキャラクターたちの中でも特に悲惨な末路を辿ってしまっており「延命したからといってそれが必ずしも幸せになるわけではない」と視聴者に知らしめる事となった。
**しかし、その結果は「人間を辞めさせられMSのパーツとして扱われる」という歴代[[ガンダムシリーズ]]の[[強化人間]]に属するキャラクターたちの中でも特に悲惨な末路を辿ってしまっており「延命したからといってそれが必ずしも幸せになるわけではない」と視聴者に知らしめる事となった。
*事あるごとに「クランク二尉」と叫ぶため、声だけ聞けば'''「クランク兄」「クランクニー!」'''等の印象を受ける事から、まるでクランクとアインが兄弟のように思えてしまったり、あるいは[[バーナード・ワイズマン|別]][[アニエス・ベルジュ|人]]や[[ガオガイガー|技名]]のようにネタ化されることとなった。
*事あるごとに「クランク二尉」と叫ぶため、声だけ聞けば'''「クランク兄」「クランクニー!」'''等の印象を受ける事から、まるでクランクとアインが兄弟のように思えてしまったり、あるいは[[バーナード・ワイズマン|別]][[アニエス・ベルジュ|人]]や[[ガオガイガー|技名]]のようにネタ化されることとなった。
*ガンダムゲームなどでは、グレイズ・アインへ搭載後は倫理観への配慮から、'''アインのカットインはなし、グレイズ・アインの頭部を代わりにする'''措置が取られてる。SRWでも同様。
*ガンダムゲームなどでは、グレイズ・アインへ搭載後は倫理観への配慮から、'''アインのカットインはなし、グレイズ・アインの頭部を代わりにする'''措置が取られている。SRWでも同様。
*『鉄血のオルフェンズ』のキャラクター達を動物化した公式[[スピンオフ]]作品『3丁目のおるふぇんちゅ』においては、[[鉄華団]]のキャラクターがネズミ、[[ギャラルホルン]]のキャラクターがネコの姿で描かれているのに対し、アインは'''モルモット'''として(意味深長な形で)描かれている。
*『鉄血のオルフェンズ』のキャラクター達を動物化した公式[[スピンオフ]]作品『3丁目のおるふぇんちゅ』においては、[[鉄華団]]のキャラクターがネズミ、[[ギャラルホルン]]のキャラクターがネコの姿で描かれているのに対し、アインは'''モルモット'''として(意味深長な形で)描かれている。
==脚注==
==脚注==