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:突然婚約解消を言い渡された[[サイ・アーガイル|サイ]]と彼を冷たく付き放す[[フレイ・アルスター|フレイ]]。彼女はそこに通りがかったキラをも巻き込み、サイにキラと寝た事を告白する。
 
:突然婚約解消を言い渡された[[サイ・アーガイル|サイ]]と彼を冷たく付き放す[[フレイ・アルスター|フレイ]]。彼女はそこに通りがかったキラをも巻き込み、サイにキラと寝た事を告白する。
 
:キラもまたフレイに付き、サイに冷淡な言葉を投げかけるが、どうしても納得できないサイは友人に恋人を寝取られた(様に見えた)ショックから衝動的にキラに背後から掴みかかるが、キラに軽く腕を捻り上げられる。その後の台詞がこの一連の流れ。
 
:キラもまたフレイに付き、サイに冷淡な言葉を投げかけるが、どうしても納得できないサイは友人に恋人を寝取られた(様に見えた)ショックから衝動的にキラに背後から掴みかかるが、キラに軽く腕を捻り上げられる。その後の台詞がこの一連の流れ。
:当時のキラの増長振りの象徴……の様に言われがちだが、キラがこの様な行動に出たのは戦いたくないのに戦わなければならない戦場という非情な現状、(友人の多くである)ナチュラルと(自分にとっては同胞でもある)コーディネイターの対立、そのせいで自身の親友とも敵対している現状、フレイの父や[[エル]]を目の前で殺されたショック、アークエンジェルを守れるのは自分だけである以上もしまたしくじれば今度はいよいよ自分や親友達が死ぬという[[プレッシャー]]、しかし状況が状況だけに理解してくれる人はいない、それどころか「コーディネイターである自分ならできて当然」と思われている……と精神的に追い詰められていた時に「唯一心配してくれた」フレイにつけこまれて肉体関係を結んだからである。
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:当時のキラの増長ぶりを象徴する台詞である。ただし、この時キラがこの様な行動に出たのは戦いたくないのに戦わなければならない戦場という非情な現状、ナチュラルとコーディネイターの対立、フレイの父や[[エル]]の乗った艦・シャトルを目の前で破壊されたショック、次しくじれば今度はいよいよ自分や親友達が死ぬという[[プレッシャー]]、しかし状況が状況だけに理解してくれる人はいない、と精神的に追い詰められていた時にフレイにつけこまれて肉体関係を結んだからである。
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:この件に関してはいつ和解したのかはっきりしていないため、キラの増長もさることながら、ぎごちないながらも普通に振舞おうとするサイの人柄の良さが際立つ結果となった。
 
:なお、何故「本気でケンカしたら、かなうはずない」かというと、[[サイ・アーガイル#TV.E7.89.88|「遺伝子いじって、そうなった」]]からである。伝わらない所で皮肉を返すあたり、この時のキラの精神の不安定さがよく分かる。
 
:なお、何故「本気でケンカしたら、かなうはずない」かというと、[[サイ・アーガイル#TV.E7.89.88|「遺伝子いじって、そうなった」]]からである。伝わらない所で皮肉を返すあたり、この時のキラの精神の不安定さがよく分かる。
:また、ガンダムシリーズに於いて主人公が中盤辺りで自信が悪い方に行き不遜な態度を取るのは一種の伝統であり、またそれは主人公が後半にかけて精神的な成長を遂げるための布石でもある。この一件はキラの人物像を批判するのに使いやすい事もあって、この台詞を抜き出してキラが傲岸不遜で鼻持ちならない奴と評される事もままあるが、(当時は、というなら別として)キラの総合的な人物像の評価この台詞を引き合いに出すのは不適切である。
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:この一連の流れは第三次αでも再現されているが、当該作ではαナンバーズの存在など「どうしてもキラだけが精神を極限まで磨り減らしてまで戦わねばならない」訳ではなく、そのためキラが原作程精神的に追い詰められていない筈であるにも関わらずこの台詞と流れがそっくりそのまま再現され、増してやキラが他のαナンバーズの少年兵にまで喧嘩を売るような発言をした挙句にカミーユ等に嗜められるなどしており、この台詞の本来意図する所でない『この台詞を抜き出してキラが傲岸不遜で鼻持ちならない奴と評する』ような使い方になっている事には疑問の声もある。
   
:ちなみに「やめてよね」の一節は[[ムルタ・アズラエル]]も幼少期に言われた事があり、彼がコーディネイターを憎悪するきっかけの一つになっている。彼の喧嘩相手がこのような発言をしなければ、アズラエルの未来やC.E.の歴史はまた違ったものになっていたのかもしれない。
 
:ちなみに「やめてよね」の一節は[[ムルタ・アズラエル]]も幼少期に言われた事があり、彼がコーディネイターを憎悪するきっかけの一つになっている。彼の喧嘩相手がこのような発言をしなければ、アズラエルの未来やC.E.の歴史はまた違ったものになっていたのかもしれない。
 
;「死にたいんですか……?」
 
;「死にたいんですか……?」
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