差分

118行目: 118行目:  
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/期間限定]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/期間限定]]
   −
「'''B'''eings of the '''E'''xtra '''T'''errestrial origin which is '''A'''dversary of human race(人類に敵対的な地球外起源種)」。
+
詳しくは、『[[BETA]]』を参照。
 
  −
本作の敵勢力となる宇宙生物で、多くの種類が存在しグロテスクな外見が特徴。その圧倒的な物量が最大の武器。一方で一体一体の性能は巨大ロボットものでも下から数えたほうが早く(例外あり)、高出力レーザーによる長距離射撃を得意とする光線級の出現までは1970年代レベル(ただし、現実よりも技術の進歩は早い)の航空兵器による空爆で何の問題もなく対処できていた。全体的に生理的嫌悪感を催しかねないような容姿で、それ以上に人命をいとも簡単に、そして残虐に奪い取る存在である。
  −
 
  −
最初に火星で発見され、建造物と共に確認された事から知的生命体であると期待され、人類はこれとコミュニケーションを取ろうとしたが、その後同種と思われる生物が月面でも発見され、月面探査チームがそれらに虐殺された事で、人類はこれを敵対種と認定、『BETA』と名付けた。
  −
その後は友好を築くためではなく直接的な生態調査を目的として多大な犠牲を払いつつもBETAの生態解明を目論んだが、人類を含めた地球の生命と同じ炭素系生物ではあるものの、生殖をおこなうための器官が無いどころか食物を摂取・消化するような器官すら見受けられず、どういう生態なのかすら判明しなかった。
  −
 
  −
その正体はケイ素生物系の[[異星人]]によって産み出された資源採掘用の生体マシン、すなわち'''生きた土木工作機械'''ともいうべき存在で、各種BETAは作業用生体マシンが目的に合わせて変化したものである。創造主に組み込まれた命令として「'''生命体の存在する惑星で活動してはならない'''」というものがあるが、'''BETAにとっての生命体とは創造主と同じケイ素生物系のみで、地球人のような炭素生物系は生命体と認識しない'''。つまり地球は「生命体が存在しない星」と認識されている。
  −
 
  −
外敵を認識する能力も地球上の生物の例とは全く似つかず、少なくとも『色』では識別していない。
  −
どういう方法で識別しているのかは不明だが、人類が用いる兵器に対して「より複雑・より高度なもの」を優先的に対処する傾向にある。単により巨大・より機動性が高いものを見分けるだけでなく、全く同じ無人機でも搭載されているコンピューターの性能が高い方を的確に見分ける。原作中では、途中から「人間が搭乗している兵器」を最優先対象と認識しており、同じ兵器でも人間が搭乗していないものより搭乗しているものに優先的に群がってくる。この対人探知能力は種別によって差があるようで、概ね小型の種の方が対人探知能力が高い。
  −
 
  −
なお人類を生命体として認識はしていないが、資源として研究・実験を行うような行動をしており、BETAとの戦闘を行う戦術機は基本的に'''自決用の爆弾が搭載されている'''。BETAとの戦闘で真っ当に死ねれば幸運な方で、運悪く生きたまま捕獲されてしまった場合、後述の兵士級の素材として再利用されたり、人体実験の素材にされる等、悲惨な目に遭う。
  −
 
  −
; BETA 兵士(ソルジャー)級 ヴェナトル
  −
: 全長1.2m。作中最終決戦以前に確認されている中で最小の種。1995年に確認された最新型。人間の数倍の腕力と強化装備を喰い破れるほどの強靭な顎を持つが、機械化強化歩兵(パワードスーツ)でも十分対処可能。…が、本当に恐ろしいのは戦闘中に'''捕獲・捕食した人類を再利用'''して製造されるという点。更には原作最悪の[[トラウマイベント]]の下手人でもある。
  −
; BETA 闘士(ウォリアー)級 バルルス・ナリス
  −
: 全長1.7m。象の鼻のような一本腕を持ち、'''人間の頭程度なら簡単に引き抜ける'''。動きも俊敏で歩兵が相手をするのは困難だが、当たりさえすれば拳銃でも十分に殺傷できる程度の防御力。戦術機にとっては脅威にすらならない。原作では影が薄かったが、それでも十分以上にプレイヤーの感情をどん底に叩き落としている。
  −
; [[BETA 戦車級|BETA 戦車(タンク)級]] エクウス・ペディス
  −
: 全長4.4m。小型種だが、厳密には中型。防御力は低く歩兵の重機関銃でも対処できる一方、その顎は戦術機の装甲を噛み砕けるほど強靭。そのため、[[アディゴ|多数の戦車級に取りつかれて]]'''機体諸共衛士が食い殺される'''例が後を絶たない「'''最も多くの衛士を殺したBETA'''」。アニメ版トータル・イクリプスのトラウマ担当。
  −
; BETA 突撃(デストロイヤー)級 ルイタウラ
  −
: 全長18m。BETA群の先鋒を務める大型種。モース硬度15以上(ダイヤモンドが10)かつ再生能力を有する装甲殻を持ち、最高時速約170kmの体当たりを行う。反面、後方は脆弱で歩兵の対戦車ミサイルでも有効打になる程度。定常旋回能力も低く、ほぼ真っ直ぐにしか突進出来ない。また、対人感知能力も低い。実は頭が二つある。
  −
; BETA 要撃(グラップラー)級 メデューム
  −
: 全長19m。群れの大型種の約6割を占める中核戦力。モース硬度15以上の硬度とカルボナード以上の靱性を併せ持つ強靭な二本の前肢での近接格闘を行う。定常旋回能力も高い。頭に見える部分は尾で、歯のような部分は感覚器官である。
  −
: 伊隅大尉曰く「戦場で最も多く出会うお友達」。欧州方面では「タコ助」などと揶揄されているらしい。
  −
; BETA 光線(レーザー)級 ルクス
  −
: 全長3m程。巨大な2つの単眼を持つBETA。
  −
: 2つの眼球から発射される高出力光学レーザーは'''単純射程距離200~300㎞、距離380㎞・高度1万mの飛翔体を的確に捕捉する精度'''をもつ。すなわち'''航空兵器は地平線から顔を出した瞬間に撃墜'''されるようになり、完全に無力化されてしまった。
  −
: '''人型兵器が開発されることになった直接の要因'''。戦術機という人型兵器が開発された大きな理由の2つのうち一つが「縦穴を多く含むハイヴ内に少数で潜入して作戦を遂行できる機体であること」、もう一つが「光線級に撃墜される航空機に頼らず地上から進軍できる兵器であること」。
  −
: なお下記の重光線級を含め、決して味方誤射をしないという特性がある。射線上に他のBETAがいる場合はレーザー発射行動をぴたっと停止するため、光線級がいると思われる戦線では常に他のBETAの陰になるような位置で戦う事がセオリーとされている。
  −
: 接近することは容易ではないが、接近さえすれば戦術機の手足による打撃でも十分に殺傷可能。
  −
:; BETA 重光線級 マグヌス・ルクス
  −
:: 全高21m。光線級の強化型。'''単純射程距離1000km以上、高度500mで低空飛行しても100㎞以上が有効射程'''であり、レーザー出力は天候での減衰を期待できないほど高く、これが複数寄り集まっての一斉照射ともなれば、大気圏突入にすら余裕で耐えうる装甲艦が数秒で真っ二つに折れて爆散する程。一般的な戦術機であれば回避を考える間も無く蒸発して消える。照射粘膜は1つだけだが、その分巨大化している。光線属種にとって照射粘膜は弱点でもあるが、瞼のようなもので覆える構造となったことでそれを克服。本体の強度も高いが、量産性は悪化し、レーザー照射のインターバルも伸びている。
  −
:: この他に超重光線級も存在するが、外伝作が出典かつ事実上ワンオフの決戦兵器のため割愛する。
  −
; [[BETA 要塞級|BETA 要塞(フォート)級]] グラヴィス
  −
: 全長52m。作中最終決戦以前で最大の種。尾に収められた約50mの触手が武器。例によって先端はモース硬度15以上で、更に命中時には戦術機も瞬時に溶解する強酸を分泌する。小型種の兵員輸送車でもあり、光線級であれば6体まで搭載可能。その搭載方法というのが非常に特殊で、小型種はドロドロに溶けた状態で尾節に格納され、それが外部に排出される時に恰も3Dプリンターの如く小型種のボディを成形する(格納時にはまたドロドロの状態に戻す)。
  −
; BETA 頭脳(ブレイン)級
  −
: ハイヴの中枢となっている生体コンピューターで、反応路(リアクター)とも呼ばれる。各ハイヴに必ず1つ存在し、これが破壊されずに残っている限りは、そのハイヴはどれだけBETAが掃討されようとも他のBETAからは「まだ生きているハイヴ」だと認識される。
  −
: あらゆるBETAのコントロールシステム兼エネルギー源で、ハイヴに所属するBETAへのエネルギー供給などを担っている。最大の特徴として、全ての頭脳級がオリジナルハイヴの重頭脳級とネットワークで結ばれていることで、獲得した情報は重頭脳級に送られた後に対応策がフィードバックされていく。これ自体は自我や独立した思考能力を持っている訳ではなく、BETAの各個体からフィードバックされてきた情報を集積してアップロードすること、重頭脳級から下された対応策をBETA各個体に反映する中間管理サーバーのようなものである。
  −
: なお、原作では当初はこれらのサーバーコンピュータ的な役割が判明しておらず単なるエネルギー源だと思われていたため、「反応路」とだけ呼称されていた。
  −
; BETA 重頭脳級『あ号標的』
  −
: カシュガルのオリジナルハイヴ最深部に存在する全てのBETAの統括者。人類と唯一コミュニケーションが取れる個体で、自らを「上位存在」と称した。極めて高度な対応力を持っており、人類が打ち立てた対BETA戦術の多くに対応してきた。だが、対応力はあるものの根本的な学習能力は皆無に等しく、生命体と認識しているのは自身を創造したケイ素系生物のみで、自分自身や地球人類を含めた炭素系生物は'''単なる消耗品'''としか見なしていない。この為、接触した[[白銀武]]からは「馬鹿」と評された。最終的に武の手で破壊されるが、宇宙全体には10の37乗(10澗=10,000,000,000,000,000,000兆)体もの重頭脳級が存在すると語っている。
      
== 用語 ==
 
== 用語 ==
410

回編集