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:本家制作サイドもほとんど話題に出すことがなかったため「公式で黒歴史扱いされている」と長らく噂されていたが、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』参戦を機に公式ブログおよび『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』第467回において自らそれを否定している<ref>ただし、監督が本家を詳しく知ったのは(当時はアニメ側ゲーム側ともに開発作業など多忙だったのもあるのだろうが)'''「『ゼノグラシア』の放送が終わった後」'''であると本人が放送10周年記念の上映会で認めてもいる。</ref>。
 
:本家制作サイドもほとんど話題に出すことがなかったため「公式で黒歴史扱いされている」と長らく噂されていたが、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』参戦を機に公式ブログおよび『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』第467回において自らそれを否定している<ref>ただし、監督が本家を詳しく知ったのは(当時はアニメ側ゲーム側ともに開発作業など多忙だったのもあるのだろうが)'''「『ゼノグラシア』の放送が終わった後」'''であると本人が放送10周年記念の上映会で認めてもいる。</ref>。
 
;[[サクラ大戦]](TV版)
 
;[[サクラ大戦]](TV版)
:『サクラ大戦』の初代ゲームのアニメ化作品。ゲーム版の主人公は[[大神一郎]]だが、本作の主人公は[[真宮寺さくら]]
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:『サクラ大戦』の初代ゲームのアニメ化作品。ゲーム版の主人公は[[大神一郎]]だが、本作の主人公は[[真宮寺さくら]]が務める。
:大まかな設定はゲーム版と同じものの、ダークでシリアスなストーリー、大神との恋愛描写は一切なく暗い性格の[[アイリス]]に代表されるギスギスとした人間関係、グロテスクなデザインの敵、主人公側が快勝する事が殆ど無い戦闘など、ゲーム版とは大きく毛色の異なる作風とそれらの情報が放送開始まで一切明かされなかった事により、当時ファンの間で大論争が巻き起こった。メディアミックスで展開された[[OVA]]や舞台、[[ドラマCD#サクラ大戦|ドラマCD]]や[[小説#サクラ大戦|小説]]はゲーム版の延長線上の世界観として捉えられるが、このTV版だけは明らかに異質な為、公式でも言及される事が少ない作品である。
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:大まかな設定はゲーム版と同じものの、ダークでシリアスなストーリー、大神との恋愛描写は一切なく暗い性格の[[アイリス]]に代表されるギスギスとした人間関係、グロテスクなデザインの敵、主人公側が快勝する事が殆ど無い戦闘などゲーム版とは大きく毛色の異なる作風に加え、それらの情報が放送開始まで一切明かされなかった事から当時ファンの間で大論争が巻き起こった。メディアミックスで展開された[[OVA]]や舞台、[[ドラマCD#サクラ大戦|ドラマCD]]や[[小説#サクラ大戦|小説]]はゲーム版の延長線上の世界観として捉えられるが、このTV版についてはその異質さから公式でも言及される事が少ない作品となっている。
:ただし、『[[漫画#サクラ大戦|漫画版]]』の作者の政一九氏はリアル路線に振った本作が大好きであると公言しており<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>、ゲーム版に忠実なストーリーラインの『漫画版』においてもこのTV版の要素を積極的に取り入れている。また、本作の為に作られた[[神崎すみれ]]のテーマソング「センタースポット」がすみれの『[[サクラ大戦#余談|歌謡ショウ]]』引退公演のラストの曲に採用される等、歌曲についてはゲーム版のファンの中で評価が高いものが多い。
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:ただし、[[漫画#サクラ大戦|漫画版]]の作者の政一九氏はTV版の内容を高く評価しており<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>、ゲーム版に忠実なストーリーラインの漫画版においてもTV版の要素を積極的に取り入れている。また、本作の為に作られた[[神崎すみれ]]のテーマソング「センタースポット」がすみれの『[[サクラ大戦#余談|歌謡ショウ]]』引退公演のラストの曲に採用される等、歌曲についてはゲーム版のファンの中で評価が高いものが多い。
 
;[[ふしぎの海のナディア]]の一部エピソード
 
;[[ふしぎの海のナディア]]の一部エピソード
:放送当時、ガイナックスは本作を手掛けるにあたり、3クール39話でありながら2クール26話分の制作予算で請け負っており、その予算配分の影響もあり敢えて「質を捨てる」回を作る事に踏み切る。この影響により作品の序盤と終盤は高クオリティの作画品質を保っているが、中盤は外注スタジオに任せたため全体的な作画クオリティが大きく不安定になり、特に「島編」(23話~30話)「アフリカ編」(32話~34話)は話の本筋が進まない事も相まってファンからは非常に評判が悪い。
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:放送当時、ガイナックスは本作を手掛けるにあたり、3クール39話でありながら2クール26話分の制作予算で請け負っており、その予算配分の影響もあり敢えて「質を捨てる」回を作る事に踏み切る。この影響により作品の序盤と終盤は高クオリティの作画品質を保っているが、中盤は外注スタジオに任せたため全体的な作画クオリティが大きく不安定になり、特に「島編」(23話~30話)「アフリカ編」(32話~34話)は話の本筋が進まない事もありファンからの評価は著しく低い。
 
:特に34話に至ってはあまりの作画崩壊ぶりが庵野秀明監督の逆鱗に触れる事となり、監督も自腹を切ってリテイクに乗り出すものの、スケジュールが逼迫していた事もあり'''ほぼ全編に渡ってキャラクターソングのビデオクリップ化、さらに映像は過去回の使いまわし、果てはクレジット表記の原画担当者は全てペンネーム'''という異様な内容となってしまった<ref>補足すると、編集に手間がかかっており1曲12時間、合計60時間もかかっているとの事。</ref>。
 
:特に34話に至ってはあまりの作画崩壊ぶりが庵野秀明監督の逆鱗に触れる事となり、監督も自腹を切ってリテイクに乗り出すものの、スケジュールが逼迫していた事もあり'''ほぼ全編に渡ってキャラクターソングのビデオクリップ化、さらに映像は過去回の使いまわし、果てはクレジット表記の原画担当者は全てペンネーム'''という異様な内容となってしまった<ref>補足すると、編集に手間がかかっており1曲12時間、合計60時間もかかっているとの事。</ref>。
 
:またガイナックスが制作より離れた結果、TVシリーズの後日談と銘打ちながらTVシリーズの流れを殆ど汲まない内容となった劇場版も一部のファンの間では黒歴史扱いされている。
 
:またガイナックスが制作より離れた結果、TVシリーズの後日談と銘打ちながらTVシリーズの流れを殆ど汲まない内容となった劇場版も一部のファンの間では黒歴史扱いされている。