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サードインパクトとは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』に登場する現象。
サードインパクトとは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』に登場する現象。
== 概要 ==
== 概要 ==
[[ゼーレ]]が計画していた[[人類補完計画]]の要。[[第1使徒アダム|アダム]]と[[第2使徒リリス|リリス]]による「禁断の融合」によって成される。
(第3~第17)[[使徒]]が[[第1使徒アダム|アダム]]と接触することで起こるとされる事象。発生は人類の滅亡を意味し、これを防ぐことが表向きNERVの使命とされていた。
実際は[[ゼーレ]]や碇ゲンドウが計画していた[[人類補完計画]]の要でもあり、各々異なる形でのサードインパクト発生を目論んでいた。
具体的な事象としては、地球規模のアンチA.T.フィールドを展開し、個体生命を維持する[[A.T.フィールド]]を消失させて地球上の生命をLCLに戻しリセットすること。
アンチA.T.フィールド自体はS2機関の解放によっても展開されるが、地球規模で展開できるのは完全な状態となった生命の祖のみ。
使徒側は自身と融合したアダム、人類側ではアダムと[[第2使徒リリス|リリス]]が「禁断の融合」を果たした存在がこれにあたる。
[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|旧劇場版]]において、この現象が発生し、全人類はLCLに還元、魂は融合体へと取り込まれてしまった。これを持って人類補完計画は成功を収めたかに見えたが、ヨリシロとなった[[碇シンジ|シンジ]]がこの融合を拒絶した事で、その意図を汲んだ[[綾波レイ|レイ]](リリス)が自壊を選択。その死によってアンチA.T.フィールドが消失した事で、人々の魂はまた分裂する事となった。
<!-- この原理を要約すると、[[使徒]](シト)の始祖アダムと人間(ヒト)の始祖リリス、神とも言える存在である両者が禁じられた融合を果たす事によって、[[地球]]全域を包み込む様な圧倒的な自我=が発生し、これに飲まれたヒトは自我を保てなくなって吸収されてしまうというものである。つまり、'''アンチA.T.フィールド'''というのは、この融合体のA.T.フィールドの事である。
もう少し詳細な話をするなら、これは「生命の実([[S2機関]])」による強大なエネルギーを持つが自我の弱いアダム種と、強大なエネルギーを持たないが「知恵の実」による強い自我を持つリリス種が融合する事によって起こる事象の極大のものであり、劇中でも[[EVA初号機|初号機]]が「生命の樹」となった際に小規模のアンチA.T.フィールドが発生している。-->
[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|旧劇場版]]においてこの現象が発生し、全人類はLCLに還元、魂は融合体へと取り込まれてしまった。これを持って人類補完計画は成功を収めたかに見えたが、ヨリシロとなった[[碇シンジ|シンジ]]がこの融合を拒絶した事で、その意図を汲んだ[[綾波レイ|レイ]](リリス)が自壊を選択。その死によってアンチA.T.フィールドが消失した事で、人々の魂はまた分裂する事となった。
一般的にこのエンディングは、シンジと[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]以外の人類が死滅したバッドエンドと考えられているが、劇中の[[碇ユイ|ユイ]]やレイの発言から、この後人々が自分の形を思い描く事ができれば(自我を取り戻す事が出来れば)、初号機に吸収されたシンジの様に元の体を取り戻せる可能性が高いと考えられる。よって、世界が崩壊してしまった事には違いはないが、幾分かの希望も残されていると捉えることも可能ではある。
一般的にこのエンディングは、シンジと[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]以外の人類が死滅したバッドエンドと考えられているが、劇中の[[碇ユイ|ユイ]]やレイの発言から、この後人々が自分の形を思い描く事ができれば(自我を取り戻す事が出来れば)、初号機に吸収されたシンジの様に元の体を取り戻せる可能性が高いと考えられる。よって、世界が崩壊してしまった事には違いはないが、幾分かの希望も残されていると捉えることも可能ではある。