21行目: |
21行目: |
| '''紅蓮装曹操ガンダム'''(ぐれんそう そうそう ガンダム)は『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』の登場人物。 | | '''紅蓮装曹操ガンダム'''(ぐれんそう そうそう ガンダム)は『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』の登場人物。 |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 霊帝配下の官軍の最後の闘将であり、曹操軍の総大将。三候・雀瞬の魂を継ぐ者。『三国伝』の物語の[[主人公]]である劉備の[[ライバル]]であると共に、劉備や孫権と同様に、彼も物語の実質的な[[主人公]]の一人である。
| + | 霊帝配下の官軍の最後の闘将であり、曹操軍の総大将。三侯・雀瞬の魂を継ぐ者。『三国伝』の物語の[[主人公]]である劉備の[[ライバル]]であると共に、劉備や孫権と同様に、彼も物語の実質的な[[主人公]]の一人である。 |
| | | |
| 優れた武将であると共に、軍事だけでなく政治や芸術など多彩な分野において[[天才]]的な能力を持つ。実力主義者であるが高潔な[[魂]]と大器を持つ人物であり、絶対的な統率力とカリスマ性で敵味方問わず多くの武将を惹きつける。配下の武将たちからは「大殿」「お館様」とも呼ばれる。 | | 優れた武将であると共に、軍事だけでなく政治や芸術など多彩な分野において[[天才]]的な能力を持つ。実力主義者であるが高潔な[[魂]]と大器を持つ人物であり、絶対的な統率力とカリスマ性で敵味方問わず多くの武将を惹きつける。配下の武将たちからは「大殿」「お館様」とも呼ばれる。 |
36行目: |
36行目: |
| ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}} | | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}} |
| :初登場作品。プロローグにて赤壁の戦いのクライマックスにおける劉備・孫権との激突が描かれ、その後、彼ら同様に「UX」の舞台の地球へと転移する。プロローグ後の登場は劉備や孫権よりも少し遅れて(視聴者からすればこれでも早すぎるくらいだが)第14話(アメリカルート)で、第15話にてUXの危機を颯爽と救い、元の世界に戻る方法を探すと共に、この世界の真実を見極めるためにUXに加わる。三璃紗にて赤壁の戦いで激突した劉備や孫権たちとも一時休戦し、共闘する。「UX」の世界でもその絶対的なカリスマ溢れる覇王ぶりは健在で、物語の要所要所で様々な活躍を見せており、他作品のキャラクター達からも主に「曹操将軍」と呼ばれ、敬意を表されている。中でも、ホウジョウの王たるサコミズとの掛け合いは白眉ともいえる描写で、必見といえるシーンとなっている。 | | :初登場作品。プロローグにて赤壁の戦いのクライマックスにおける劉備・孫権との激突が描かれ、その後、彼ら同様に「UX」の舞台の地球へと転移する。プロローグ後の登場は劉備や孫権よりも少し遅れて(視聴者からすればこれでも早すぎるくらいだが)第14話(アメリカルート)で、第15話にてUXの危機を颯爽と救い、元の世界に戻る方法を探すと共に、この世界の真実を見極めるためにUXに加わる。三璃紗にて赤壁の戦いで激突した劉備や孫権たちとも一時休戦し、共闘する。「UX」の世界でもその絶対的なカリスマ溢れる覇王ぶりは健在で、物語の要所要所で様々な活躍を見せており、他作品のキャラクター達からも主に「曹操将軍」と呼ばれ、敬意を表されている。中でも、ホウジョウの王たるサコミズとの掛け合いは白眉ともいえる描写で、必見といえるシーンとなっている。 |
− | :序盤は長距離格闘機だが、中盤で天玉鎧が追加され遠近問わず戦えるオールラウンダータイプになる。豊富な武装と高い攻撃力を持つユニットであり、またパイロットとしては魂と攻撃力を上げる「三候の魂」を持つため、最大火力は劉備に匹敵する。当然指揮も高レベルなため、なるべくメインで運用したい。 | + | :序盤は長距離格闘機だが、中盤で天玉鎧が追加され遠近問わず戦えるオールラウンダータイプになる。豊富な武装と高い攻撃力を持つユニットであり、またパイロットとしては魂と攻撃力を上げる「三侯の魂」を持つため、最大火力は劉備に匹敵する。当然指揮も高レベルなため、なるべくメインで運用したい。 |
| :劉備や孫権と同じく主人公格扱いされており、[[戦闘前会話]]も多い。 | | :劉備や孫権と同じく主人公格扱いされており、[[戦闘前会話]]も多い。 |
| :因みに背中に翼のようなものがあるが、これは「翼のようなマント」であるため'''飛べない'''ことに注意。 | | :因みに背中に翼のようなものがあるが、これは「翼のようなマント」であるため'''飛べない'''ことに注意。 |
53行目: |
53行目: |
| :『三国志演義』では王允から受け取っており、やはり董卓の暗殺を図った際に使用したが、そちらでは暗殺を見抜かれそうになったのでそのまま献上して誤魔化した。つまり『演義』と『BBW』では暗殺と献上の順序が逆転している。 | | :『三国志演義』では王允から受け取っており、やはり董卓の暗殺を図った際に使用したが、そちらでは暗殺を見抜かれそうになったのでそのまま献上して誤魔化した。つまり『演義』と『BBW』では暗殺と献上の順序が逆転している。 |
| ;星鳳剣(せいこうけん) | | ;星鳳剣(せいこうけん) |
− | :三候・雀瞬の宝剣。焼け落ちた洛陽の都から発掘された。実は威天剣という対となるもう一振りの剣が存在しており、2つ揃って初めて真の力を発揮する。 | + | :三侯・雀瞬の宝剣。焼け落ちた洛陽の都から発掘された。実は威天剣という対となるもう一振りの剣が存在しており、2つ揃って初めて真の力を発揮する。 |
| :『BBW』では、七星剣が覚醒した姿になっている。 | | :『BBW』では、七星剣が覚醒した姿になっている。 |
| :コミックワールド版では特に何の説明もなく、威天剣共々息子の曹丕が所持していた(のを曹操が没収した)。 | | :コミックワールド版では特に何の説明もなく、威天剣共々息子の曹丕が所持していた(のを曹操が没収した)。 |
123行目: |
123行目: |
| === [[特殊スキル]] === | | === [[特殊スキル]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] |
− | :'''[[三候の魂]]、[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L2、[[カウンター]]、[[全体攻撃]]L1、[[指揮]]L3''' | + | :'''[[三候の魂|三侯の魂]]、[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L2、[[カウンター]]、[[全体攻撃]]L1、[[指揮]]L3''' |
| :劉備・孫権より指揮レベルの上限が1高い。 | | :劉備・孫権より指揮レベルの上限が1高い。 |
| | | |
360行目: |
360行目: |
| :名前の由来は史実における曹操の諡号「武皇帝」から。 | | :名前の由来は史実における曹操の諡号「武皇帝」から。 |
| :実は旧シリーズでの機武帝は不完全であり、アニメ版の「紅蓮装」と組み合わせることで真の姿となる(本編には登場しない)。 | | :実は旧シリーズでの機武帝は不完全であり、アニメ版の「紅蓮装」と組み合わせることで真の姿となる(本編には登場しない)。 |
| + | :ただし、プラモデルは新規造形だった翔烈帝および[[猛虎装孫権ガンダム|轟大帝]](ついでに[[呂布|玄武装]])と異なり、通常の曹操のモデルに徐晃および曹丕の一部装備を移植して再現する形となっていたため、主役勢のパワーアップ形態を並べると曹操だけ少しボリューム不足に感じられてしまう。特に曹操が纏う神器である鳳熾魂は、神器単体では劉備の龍輝宝や孫権の虎燐魄と比べると明らかに浮いてしまうほどのボリュームの無さである。 |
| ;デスティニー曹操ガンダム | | ;デスティニー曹操ガンダム |
| :コミックワールド版からの続編『BB戦士三国伝 LEGENDBB』での姿。演者は[[デスティニーガンダム]]。 | | :コミックワールド版からの続編『BB戦士三国伝 LEGENDBB』での姿。演者は[[デスティニーガンダム]]。 |
372行目: |
373行目: |
| **しかし、20世紀の中頃から再評価運動が広く行われ、現代では名実共に「英雄」としての評価を確固たるものとしており、劉備にも勝るとも劣らない人気と支持を得ており、「曹操こそ三国志の真の主人公である」という声も少なくない(実際、黄巾の乱より曹操が死去するまでの三国鼎立の動乱期初期まで、時代の中心には常に曹操がいた)。日本においてもその人気は高く、曹操が悪役として描かれる『演義』をベースにした『吉川三国志』を読んで曹操のファンになった人も少なくなく、主人公である劉備に対するダークヒーローとしての曹操も多くの読者の間で人気を博し、『吉川三国志』の作者である吉川英治氏自身も作品を執筆しながら「曹操に魅力を感じていた」と述懐している。近年の三国志の創作作品においても曹操は善悪を超越した英傑として描写される事が多く、PCゲーム『三國志 曹操伝』や、漫画『蒼天航路』をはじめ、曹操を主人公として描く三国志の創作作品も幾つも描かれている。 | | **しかし、20世紀の中頃から再評価運動が広く行われ、現代では名実共に「英雄」としての評価を確固たるものとしており、劉備にも勝るとも劣らない人気と支持を得ており、「曹操こそ三国志の真の主人公である」という声も少なくない(実際、黄巾の乱より曹操が死去するまでの三国鼎立の動乱期初期まで、時代の中心には常に曹操がいた)。日本においてもその人気は高く、曹操が悪役として描かれる『演義』をベースにした『吉川三国志』を読んで曹操のファンになった人も少なくなく、主人公である劉備に対するダークヒーローとしての曹操も多くの読者の間で人気を博し、『吉川三国志』の作者である吉川英治氏自身も作品を執筆しながら「曹操に魅力を感じていた」と述懐している。近年の三国志の創作作品においても曹操は善悪を超越した英傑として描写される事が多く、PCゲーム『三國志 曹操伝』や、漫画『蒼天航路』をはじめ、曹操を主人公として描く三国志の創作作品も幾つも描かれている。 |
| **また、日本では、曹操と同様に生涯戦国乱世を駆け抜け、苛烈・非情な所業も行ったがために人々からも恐れられながらも、その覇道で中世の旧時代を徹底的に破壊し、天下統一の礎を築くと共に、時代に革新を齎し近世の新しい時代を切り拓いた英雄である織田信長と対比されて語られることも多い。 | | **また、日本では、曹操と同様に生涯戦国乱世を駆け抜け、苛烈・非情な所業も行ったがために人々からも恐れられながらも、その覇道で中世の旧時代を徹底的に破壊し、天下統一の礎を築くと共に、時代に革新を齎し近世の新しい時代を切り拓いた英雄である織田信長と対比されて語られることも多い。 |
| + | *曹操が魂を受け継ぐ三侯・雀瞬の元ネタは中国神話に登場する五帝の一人、舜。先代の尭(こちらは虎暁の元ネタ)と共に名君として「尭舜」と並び称される。 |
| | | |
| == 余談 == | | == 余談 == |