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[[ゼ・バルマリィ帝国]]の創世神「[[ズフィルード]]」とも呼ばれる[[神]]であり、真の霊帝。『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』、ひいては[[αシリーズ]]における黒幕にして[[ラストボス|最終ボス]]である。
 
[[ゼ・バルマリィ帝国]]の創世神「[[ズフィルード]]」とも呼ばれる[[神]]であり、真の霊帝。『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』、ひいては[[αシリーズ]]における黒幕にして[[ラストボス|最終ボス]]である。
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元々は[[ゲベル・ガンエデン]]の中枢であった[[サイコドライバー]]能力者の「ゲベル」であった男が「正の[[無限力]][[イデ]])」と対する「負の無限力=まつろわぬ霊」を身に付け、ケイサル・エフェスとして生まれ変わった姿。[[ゲベル・ガンエデン]]に代わる[[ケイサル・エフェス|台座]]に身を置き、地下聖堂玉座の裏にある巨大な台座に卵の状態で眠りについた。そして自分の代わりとして代々の霊帝に[[サイコドライバー]]能力の資質を持つ少年へと据え置いた。
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元々は人造神・[[ガンエデン]]の一機である[[ゲベル・ガンエデン]]の中枢であった、[[サイコドライバー]]能力者の男性「ゲベル」。
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銀河を滅ぼす災厄「[[アポカリュプシス]]」への対抗策を求めた彼は、アポカリュプシスの元凶である「[[無限力|正の無限力]]」から力を奪い取って無力化することを画策し、正の無限力に取り込まれなかった意思―悪霊や怨霊と呼ばれるような負の意思を集め、無限力と同格の存在になろうとした。その結果が、悪霊の王とも言うべき存在「ケイサル・エフェス」である。
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正の無限力から運命を奪い取り、宇宙の[[因果律]]を支配する存在、真の神、あるいは悪魔になろうとしている。肉体・生命を失っても自身と共にあれば存在しているのと同じであるという思想を持っており、生命から肉体を捨てさせ(つまりは皆殺しにし)、霊達の世界を生み出し、その全てを支配しようとしている。
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正の無限力から運命を奪い取り、宇宙の[[因果律]]を支配する存在、真の神、あるいは悪魔になろうとしている。肉体・生命を失っても自身と共にあれば存在しているのと同じ、という思想を持っており、生命から肉体を捨てさせ (つまりは皆殺しにし)、まつろわぬ霊達の世界を生み出し、その全てを支配しようとしている。
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明確に動きを見せたのは[[銀河大戦]]の終盤におけるバルマー星崩壊時だが、実際には『[[スーパーヒーロー作戦]]』において[[ユーゼス・ゴッツォ]]が作り出した「虚構の世界」から既に動き始めていた。具体的に自身の存在を察知したユーゼスの行動を利用してαの宇宙を([[ラ・ギアス]]含め)統括する因果律に干渉を行い、その流れを歪めることで力ある者達を一所にまとめ、強大な戦力へと変えることから始まった。これは、集った力がいずれ正の無限力と合流し、審判を乗り越える=運命([[アポカリュプシス]])に打ち勝つことを狙ったため。その後に彼らを討つことで、自らの手に全ての運命を握ることが最後の目的であった。これによって生じた歴史の「歪み」により、本来起きるべき事象が起きず、出るべき犠牲が出なくなるなどの現象(つまり、原作の展開が起こらなくなる)があちこちで、しかもごく自然に発生していた(メタなことを言えばスパロボ展開が)。
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本体は漆黒の人型で、頭部に2本の角、3つの目を持ち、腕が6本生えている、という悪霊の王にふさわしい異形の姿。本体から離れた場所に出現する時は、豊かな髭をたくわえた老人の姿の幻影を見せる。
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この「歪み」についてはα世界の事件の当事者である[[ユーゼス・ゴッツォ]]、[[イングラム・プリスケン]]、[[パプテマス・シロッコ]]、[[渚カヲル]]、[[シュウ・シラカワ]]などがおり、シュウは己の死と天秤を掛けることでロンド・ベルを消滅させることでその目論見を潰そうと考えていた。そして、[[宇宙怪獣]]を打倒し、アポカリュプシスを阻止した[[αナンバーズ]]の前に姿を現し、正の無限力を持つ彼らを抹殺すべく牙をむく。
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普段はゼ・バルマリィ帝国本星の地下にある[[ケイサル・エフェス|台座]]で眠りに就いている。また、サイコドライバーの資質を持つ者にゲベル・ガンエデンを行使する力を与えて表向きの「霊帝」として君臨させ、ゼ・バルマリィ帝国を裏から操っている。
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普段見せている老人の姿は偽りで、本当の姿は台座の「白き祭壇」から出現。黒い人型に頭二本の角、三つの目、腕が六本という異形な姿。その負の無限力は圧倒的で、悪意から形成したゼ・バルマリィ帝国の機動兵器を底無しに出現させたばかりか、ゲベル・ガンエデンをも召喚するなど、その威圧感で人々を恐怖に落としいれ戦意を奪った。打つ手のないαナンバーズであったが、数多くの仲間たちと、戦いで散った多くの英霊たちから勇気をもらい、[[熱気バサラ]]が作った曲「[[GONG]]」により負の無限力は無力化。そして力添えした[[イルイ・ガンエデン]]と共に、正義の[[スーパーロボット]]軍団はケイサル・エフェスに打ち勝ち、この宇宙から消滅させた。しかし、最後に「因果の鎖が断たれない限り、無限力とともに再び現れる」と言い残しており、再登場の可能性は残っている。
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明確に動きを見せたのは[[銀河大戦]]の終盤におけるバルマー星崩壊時だが、実際には『[[スーパーヒーロー作戦]]』において[[ユーゼス・ゴッツォ]]が作り出した「虚構の世界」から既に暗躍していた。具体的には、自身の存在を察知したユーゼスの行動を利用して[[αシリーズ|スーパーロボット大戦αの世界]]を統括する因果律に干渉を行い、その流れを歪めることで力ある者達を一所にまとめ、強大な戦力へと変えることから始まった。これは、集った力がいずれ正の無限力と合流し、正の無限力による審判 ([[アポカリュプシス]]) を乗り越えることを狙ったため。彼の目的は、正の無限力に認められた者を滅ぼしてその意思を取り込むことで、正の無限力に並び立つ存在になることであった。
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名前は[[ヘブライ語]]で意味は「ケイサル」=「皇帝」、「エフェス」=「零」「無」「終焉」。肉あるものと対比して霊たる自分を「我は零にして無」と言っていることから、同音同義で「零(れい)⇒霊(れい)」であり、霊帝を意味するネーミングとなっている。「終焉」はタイトルにも掛かっている。
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なお、この因果の「歪み」により、本来起きるべき事象が起きず、出るべき犠牲が出なくなるなどの現象 (原作と異なるスパロボ展開) が発生している。また、「歪み」の当事者の中には、自分や世界の運命が何者かに操作されている、と感付く者もいた ([[ユーゼス・ゴッツォ]]、[[イングラム・プリスケン]]、[[シュウ・シラカワ]]、[[パプテマス・シロッコ]]、[[渚カヲル]]など)。
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そして、[[宇宙怪獣]]を打倒し、アポカリュプシスを乗り越えた[[αナンバーズ]]の前に姿を現し、正の無限力を持つ彼らを抹殺すべく牙を剥く。その負の無限力は圧倒的で、悪霊から機動兵器の大群やゲベル・ガンエデンさえも生成し、その威圧感で人々を恐怖に陥れて戦意を喪失させた。打つ手のないαナンバーズであったが、ゲベルの対存在とも言える[[ナシム・ガンエデン]]の力添えや、数多くの仲間たちや戦いで散った英霊たちから勇気を貰い、さらに正の無限力の象徴たる[[熱気バサラ]]の歌「[[GONG]]」の力により負の無限力を無力化させたことで、ケイサル・エフェスに打ち勝ち、この宇宙から消滅させた。しかし、最期に「因果の鎖が断たれない限り、無限力とともに再び現れる」と言い残しており、再登場の可能性を示唆させている (力の根源が「悪霊」という滅ぼし難い存在であるため、実際に再発生する可能性は捨て切れないだろう)。
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名前は[[ヘブライ語]]で意味は「ケイサル」=「皇帝」、「エフェス」=「零」「無」「終焉」。肉あるものと対比して霊たる自分を「我は零にして無」と言っていることから、同音同義で「零⇒霊」であり、霊帝を意味するネーミングとなっている。「終焉」はタイトルにも掛かっている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:ゼ・バルマリィ帝国の指導者「霊帝」というフレーズで存在を示唆される(「愚帝」とは[[ルアフ・ガンエデン]])。直接登場してはいないものの、ストーリー終了後、SDFのメンバーの前から姿を消していたイングラム・プリスケンによって自らの存在を突き止められ、[[アストラナガン]]で戦いを挑まれていた模様。しかし、イングラムは返り討ちにあってしまった上に肉体を喪い、意識体のみとなったイングラムは、せめてケイサル・エフェスの存在を伝えようと、半壊したアストラナガンで地球圏に帰還しようとするも、未来世界にて[[アンセスター]]に鹵獲されて[[アウルゲルミル]]のコアとして利用されてしまう事になった。
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:ゼ・バルマリィ帝国の指導者「霊帝」というフレーズで存在を示唆される (表向きの王である[[ルアフ・ガンエデン]]は「愚帝」と呼ばれており区別されている)。直接登場してはいないものの、ストーリー終了後、SDFのメンバーの前から姿を消していた[[イングラム・プリスケン]]によって自らの存在を突き止められ、[[アストラナガン]]で戦いを挑まれていた模様。その顛末はイングラムの項を参照。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
:[[αシリーズ]]の真の[[ラストボス|最終ボス]]。本人の能力はラストボスだけあり、全能力は回避を除き最強。「[[極]]」と「[[底力]]」により命中率が高く、[[精神コマンド]]の[[集中]]と[[かく乱]]を使っても、50%を僅かに下回るほど。
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:[[αシリーズ]]の真の[[ラストボス|最終ボス]]。ラストボスだけあり、回避を除いた全能力が全パイロット中最強。「[[極]]」と「[[底力]]」により命中率が高く、[[精神コマンド]]の[[集中]]と[[かく乱]]を使っても尚命中率50%前後を維持するほど。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
能力値は全てのスパロボ内でも最強クラスで、[[格闘]]、[[射撃]]、[[技量]]が共に初期値200と非常に高く、[[命中]]は221もある為、全パイロットの中で唯一ドーピング無しでレベル99までに命中が400に達する。SPも命中同様221とふざけた高さ。[[回避]]だけは低いが。ちなみに、撃墜数は0。自身で動いたのが最終決戦だけなのである種当然か。
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能力値は全てのスパロボ内でも最強クラスで、[[格闘]]、[[射撃]]、[[技量]]が共に初期値200と非常に高く、[[命中]]は221もある為、全パイロットの中で唯一ドーピング無しでレベル99までに命中が400に達する。SPも命中同様221とふざけた高さ。[[回避]]だけは低い。ちなみに、撃墜数は0。自身で動いたのが最終決戦だけなので当然か。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
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;「ナシムよ…。アカシック・レコードにへつらい、その無限力を味方につけたか…!」<br />「おのれ…無限力め…!」<br />「肉なるものに我の怨念が理解できようか!」
 
;「ナシムよ…。アカシック・レコードにへつらい、その無限力を味方につけたか…!」<br />「おのれ…無限力め…!」<br />「肉なるものに我の怨念が理解できようか!」
 
:もう一つの最終話「終焉の銀河」より。こちらでは説得に現れたイルイ(ナシム)に対し、より明確に無限力への憎しみを剥き出しにして拒絶する。
 
:もう一つの最終話「終焉の銀河」より。こちらでは説得に現れたイルイ(ナシム)に対し、より明確に無限力への憎しみを剥き出しにして拒絶する。
:[[無限力#負の無限力|負の無限力]]と結び付いてまでアポカリュプシスを乗り越えようとした彼にとって、かつての同胞も「アカシック・レコードにへつらう裏切り者」でしかない。
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:[[無限力#負の無限力|負の無限力]]と結び付いてまでアポカリュプシスを乗り越えようとした彼にとって、かつての同胞も「アカシック・レコードに媚び諂う裏切り者」でしかない。
 
;「…我は滅びる…!だが、忘れるな、運命の戦士達よ!」<br />「この宇宙を縛る因果の鎖が断ち切れぬ限り、我はまた現れる!無限力と共に!」
 
;「…我は滅びる…!だが、忘れるな、運命の戦士達よ!」<br />「この宇宙を縛る因果の鎖が断ち切れぬ限り、我はまた現れる!無限力と共に!」
 
:「今遙か遠い彼方……」での死に際の台詞。最後の最後で「因果の鎖」に言及していった霊帝の真実は……。
 
:「今遙か遠い彼方……」での死に際の台詞。最後の最後で「因果の鎖」に言及していった霊帝の真実は……。