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後に彼らは、自らの力と知識を受け継ぐ後継者として[[異能生存体]]たる[[キリコ・キュービィー|キリコ]]を選んだのだが、当初の彼は戦うことしか知らない兵士だった。そこでワイズマンは、生死の境をさまよったキリコの脳にいくつかの処置を施した上で、プロトワンと邂逅させた。それによってキリコは人を想うということと、生きることに対する意味を見出した(ワイズマンいわく「当たり前の人間になった」)。
 
後に彼らは、自らの力と知識を受け継ぐ後継者として[[異能生存体]]たる[[キリコ・キュービィー|キリコ]]を選んだのだが、当初の彼は戦うことしか知らない兵士だった。そこでワイズマンは、生死の境をさまよったキリコの脳にいくつかの処置を施した上で、プロトワンと邂逅させた。それによってキリコは人を想うということと、生きることに対する意味を見出した(ワイズマンいわく「当たり前の人間になった」)。
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だが、キリコの中ではそれ以上に支配に対する意識が強まり、結果として現在の「支配を徹底的に拒む」という人格が出来上がった。そのため、後継者として迎え入れたキリコに完全に欺かれたワイズマンは、中枢部を破壊され消滅することとなった<ref>なおその破壊方法だが、巨大コンピュータの部品を素手で引き出しか何かのようにいくつも引っ張り出すという、どことなくシュールな光景であった(更にキリコを追って来たフィアナも途中から参加している)。更に余談であるが、これの元ネタは名作SF映画『21世紀宇宙の旅』におけるHAL9000である。ちなみに再世篇ではより分かりやすくするためか、ATで破壊していく描写に改変されている。</ref>。
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だが、キリコの中ではそれ以上に支配に対する意識が強まり、結果として現在の「支配を徹底的に拒む」という人格が出来上がった。そのため、後継者として迎え入れたキリコに完全に欺かれたワイズマンは、中枢部を破壊され消滅することとなった<ref>なおその破壊方法だが、巨大コンピュータの部品を素手で引き出しか何かのようにいくつも引っ張り出すという、どことなくシュールな光景であった(更にキリコを追って来たフィアナも途中から参加している)。更に余談であるが、これの元ネタは名作SF映画『2001年・宇宙の旅』におけるHAL9000である。ちなみに再世篇ではより分かりやすくするためか、ATで破壊していく描写に改変されている。</ref>。
    
しかし『幻影篇』にて、ロッチナが発動させた惑星自爆装置によるクエント爆発の寸前にクエントの民とともに惑星ヌルゲラントへ転移していたことが判明。ヌルゲラントにも存在した原形質保存装置も有した塔のような巨大コンピューターに意識を移し、自己修復を行いながら後継者を育てるべく時を待っていた。そしてヌルゲラントで行われていた「神の子」にまつわる儀式の果てにキリコ同様の異能生存体の赤ん坊を見出したが、その養育係として権威が失墜し野望を隠すことも無くなったマーティアルのモンテウェルズではなくキリコを選んだ。キリコは「神の子」の養育は承知したがワイズマンの元で教育することは拒絶。ワイズマンは再びキリコに神殺しをされることになった。
 
しかし『幻影篇』にて、ロッチナが発動させた惑星自爆装置によるクエント爆発の寸前にクエントの民とともに惑星ヌルゲラントへ転移していたことが判明。ヌルゲラントにも存在した原形質保存装置も有した塔のような巨大コンピューターに意識を移し、自己修復を行いながら後継者を育てるべく時を待っていた。そしてヌルゲラントで行われていた「神の子」にまつわる儀式の果てにキリコ同様の異能生存体の赤ん坊を見出したが、その養育係として権威が失墜し野望を隠すことも無くなったマーティアルのモンテウェルズではなくキリコを選んだ。キリコは「神の子」の養育は承知したがワイズマンの元で教育することは拒絶。ワイズマンは再びキリコに神殺しをされることになった。
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