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やがて宗教権威の失墜を経て、狂信的なカトリックやイスラムなどの[[宗教]]関係者達が繋がっていった事によって、具体的な団体から集団の面も持つ反コーディネイターの牙城とも言うべき一大イデオロギーへと変化していった模様である。
やがて宗教権威の失墜を経て、狂信的なカトリックやイスラムなどの[[宗教]]関係者達が繋がっていった事によって、具体的な団体から集団の面も持つ反コーディネイターの牙城とも言うべき一大イデオロギーへと変化していった模様である。
ブルーコスモスは構成員を自称するものを含めて、総数は数十万人程度と規模そのものは地球全域に影響力を持つにしてはさほど大きくはない。しかし、心情的にその主義主張に共感する人々は世界中に存在するため、人数面の不利は存在しない。また、数十万規模もあくまで戦争が始まる前のである'''公式年表におけるC.E.68年頃の統計'''となる。
ブルーコスモスは構成員を自称するものを含めて、総数は数十万人程度と規模そのものは地球全域に影響力を持つにしてはさほど大きくはない。しかし、心情的にその主義主張に共感する人々は世界中に存在するため、人数面の不利は存在しない。また、数十万規模もあくまで戦争が始まる前のである'''公式年表におけるC.E.68年頃の統計'''となっている。直後の[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]、特にC.E.70年4月1日に発生したプラントが[[血のバレンタイン]]の報復として、地球全域へ半永久的に稼働するNジャマー発生装置を無差別に打ち込んだ「'''エイプリルフール・クライシス'''」<ref>地球人口の10パーセント、約10億人が餓死・凍死に追い込まれる大惨事に至ったとされる</ref>が行われた結果、公式年表ではナチュラルの反コーディネイター感情は最高に達したとされているため、ブルーコスモスの関係者が激増しても不思議ではない。
地球連合上層部や軍の高官にもシンパが存在し、ロビイスト活動も行う。また、コーディネイターの中にも出生に苦悩した末に反コーディネイター思想に生きる道を見出した者がいるため、少数ではあるが構成員や賛同者の中にはコーディネイターも含まれる。
=== 経緯 ===
=== 経緯 ===
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』作中では[[地球連合軍]]内部と連合加盟国の各国政府にまで影響を及ぼしており、多くの連合軍人が加入している。「[[血のバレンタイン]]」を切っ掛けの一つとして、地球連合はコーディネイター国家である[[プラント]]と全面戦争となり、連合軍人でなくともブルーコスモスメンバー(あるいはシンパ)によるコーディネイターに対する[[テロリスト|テロ]]が行われた。
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』作中では[[地球連合軍]]内部と連合加盟国の各国政府にまで影響を及ぼしており、多くの連合軍人が加入している。「[[血のバレンタイン]]」を切っ掛けの一つとして、地球連合はコーディネイター国家である[[プラント]]と全面戦争となり、連合軍人でなくともブルーコスモスメンバー(あるいはシンパ)によるコーディネイターに対する[[テロリスト|テロ]]が行われた。
しかし、その反面で大西洋連邦大統領[[ジョゼフ・コープランド]]を始めとして、地球連合の政府機関側の指導部にはあまりブルーコスモスの思想は浸透しておらず、[[ロゴス]]の権力には逆らえないが、ブルーコスモスの思想を煙たがっている節が見られる。
しかし、その反面で大西洋連邦大統領[[ジョゼフ・コープランド]]を始めとして、地球連合の政府機関側の最高指導部にはあまりブルーコスモスの思想は浸透しておらず、[[ロゴス]]の権力には逆らえないが、ブルーコスモスの思想を煙たがっている節が見られる。
アズラエル財閥の出身であるブルーコスモス盟主[[ムルタ・アズラエル]]は連合軍部の行動にも口出しできる程の力を持ち、[[ヤキン・ドゥーエ戦役|対プラント戦争]]を強力に推進した。
アズラエル財閥の出身であるブルーコスモス盟主[[ムルタ・アズラエル]]は連合軍部の行動にも口出しできる程の力を持ち、[[ヤキン・ドゥーエ戦役|対プラント戦争]]を強力に推進した。
しかし、[[第2次連合・プラント大戦|プラントとの二度目の大戦]]においてプラントの指導者である[[ギルバート・デュランダル|デュランダル議長]]の演説によってロゴスの悪事が糾弾された事が切っ掛けでロゴスは崩壊し、彼等によって支持されていたブルーコスモスはその巻き添えを食らった。
しかし、[[第2次連合・プラント大戦|プラントとの二度目の大戦]]においてプラントの指導者である[[ギルバート・デュランダル|デュランダル議長]]の演説によってロゴスの悪事が糾弾された事が切っ掛けでロゴスは崩壊し、彼等によって支持されていたブルーコスモスはその巻き添えを食らった。
組織としては戦後は瓦解・弱体化は避けられない可能性が高い反面でブルーコスモスはあくまで'''コーディネイター問題に関する思想の一つ'''に過ぎないため、ブルーコスモスの意志を受け継ぐ者達が今後も現れない保証は一切ない。作中では明言されなかったが、ロゴス壊滅による統制の欠如と空前のインフレーション発生による地球経済の大幅な後退が確認されているため、今後はブルーコスモスの更なる過激化も考えられるかもしれない。
組織としては戦後は瓦解・弱体化は避けられない可能性が高い反面でブルーコスモスはあくまで'''コーディネイター問題に関する思想の一つ'''に過ぎない<ref>SEED DESTINY本編でもデュランダルは「組織というより主義者」と明言している</ref>ため、ブルーコスモスの意志を受け継ぐ者達が今後も現れない保証は一切ない。作中では明言されなかったが、ロゴス壊滅による統制の欠如と空前のインフレーション発生による地球経済の大幅な後退が確認されているため、今後はブルーコスモスの更なる過激化も考えられるかもしれない。
== 登場作品 ==
== 登場作品 ==
**ちなみに、[[αシリーズ]]では『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』でのティターンズ壊滅を経て、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の時代にはブルーコスモスが[[地球連邦軍]]内部で新たに台頭している。
**ちなみに、[[αシリーズ]]では『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』でのティターンズ壊滅を経て、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の時代にはブルーコスモスが[[地球連邦軍]]内部で新たに台頭している。
***その光景は、『α外伝』にて[[ジャミトフ・ハイマン]]が予言した様に、'''「第二第三のティターンズ」の出現'''であると言えよう。最もブルーコスモスもティターンズ同様、[[ゼーレ]]の手駒でしかなかったのだが。
***その光景は、『α外伝』にて[[ジャミトフ・ハイマン]]が予言した様に、'''「第二第三のティターンズ」の出現'''であると言えよう。最もブルーコスモスもティターンズ同様、[[ゼーレ]]の手駒でしかなかったのだが。
== 脚注 ==
<references />
== 資料リンク ==
== 資料リンク ==