差分
→概要
そして、『ガンダムSEED』中盤において地球連合軍最高司令部が存在する[[アラスカ基地]]に[[ザフト]]の大侵攻が行われた際に使用された。こちらは前述の月面とは違い、自爆用途で使用したためアラスカ基地最深部には大規模なアレイを設置しており、Nジャマーにより電波阻害が発生しているにも関わらず、基地を中心に半径10キロという広範囲に破壊をもたらした。なお、長時間使用を続けると最終的にはメルトダウンを引き起こし、大規模な爆発が発生する。アラスカでの使用例では基地最深部に設置されているにも関わらず地表一帯を吹き飛ばすほどの大爆発が起こり、基地周辺は焼野原に、中心部は巨大なクレーターと化してしまった。
そして、『ガンダムSEED』中盤において地球連合軍最高司令部が存在する[[アラスカ基地]]に[[ザフト]]の大侵攻が行われた際に使用された。こちらは前述の月面とは違い、自爆用途で使用したためアラスカ基地最深部には大規模なアレイを設置しており、Nジャマーにより電波阻害が発生しているにも関わらず、基地を中心に半径10キロという広範囲に破壊をもたらした。なお、長時間使用を続けると最終的にはメルトダウンを引き起こし、大規模な爆発が発生する。アラスカでの使用例では基地最深部に設置されているにも関わらず地表一帯を吹き飛ばすほどの大爆発が起こり、基地周辺は焼野原に、中心部は巨大なクレーターと化してしまった。
ちなみにサイクロプス設置に至ったのは、[[ブルーコスモス]]盟主の[[ムルタ・アズラエル]]が[[ラウ・ル・クルーゼ]]との裏取引<ref>小説版によると、この取引の内容はクルーゼはアズラエルに「'''真のオペレーション・スピットブレイクの作戦詳細'''」を教え、その代わりにクルーゼはアズラエルから「'''アラスカ基地の地下エリア・グランドホロー内部の詳細な見取り図'''」を受け取っていたとの事、作中で連合の主力部隊不在とはいえ、単体で強固な防御網を誇るグランドホロー内部にクルーゼがあっさりと潜入できたのはこのため。</ref>。でザフトの「オペレーション・スピットブレイク」の攻撃目標がアラスカ本部であることを知り、地球連合軍上層部に伝えた。実際にサイクロプス設置を命じたのはアズラエルに「問題はこちらで修正する」と伝えた地球連合軍統合作戦室所属大佐ウィリアム・サザーランド(SRW未参戦)であると思われる。起爆はサザーランドともう一人の連合軍将官の手によって行われた。
地球連合軍はクルーゼとの取引により事前にザフト大侵攻の情報を知り、切り捨てるのを前提とした囮部隊(クルーゼ曰く「生贄はユーラシアの部隊と[[アークエンジェル]]」)をアラスカ基地グランドホロー最深部に設置、基地内の大部分の将兵を地下の潜水艦ドックから避難させた上で、サイクロプスを発動させている<ref>一部の将兵もサイクロプス使用について知っていたらしく、[[ナタル・バジルール]]も将兵たちの会話で知った。</ref>。その結果、基地に侵攻したザフトは投入したモビルスーツの八割を喪失するという前代未聞の大損害を被り、元々地球連合軍最高司令部強襲の為にアフリカ戦線の縮小や各方面の兵員を無理に参加させていたため、地球上の戦線は一気に連合優勢に推移する事となる。また捨て駒にされてしまった連合兵達の殆ども、事実を知らぬまま、命を落とす事になった<ref>事件後の地球連合軍部の公式発表は「'''ザフトが新型大量破壊兵器を使用した'''」ためと隠蔽されており、基地の将兵がほぼ全滅した件に関してもプロパガンダとして利用している。ただし、ユーラシア連邦と東アジア共和国はアラスカ作戦に不快感を表明しており、地球連合軍内部にも溝が生まれている。次回作ではユーラシア連邦の疲弊はかなりのものだったらしく、大西洋連邦の言いなりに近い状況に陥っている</ref>。
大惨事に終わった大量破壊兵器サイクロプスの起動であるが、その情報を知った[[キラ・ヤマト]]が連合・ザフト両軍に撤退を呼びかけたことにより、一部ではあるものの無事に生還できた者もいた事が唯一の救いであった。また、キラのおかげで無事に生還できた[[マリュー・ラミアス]]や[[ムウ・ラ・フラガ]]ら[[アークエンジェル隊]]のメンバー達は自分達を囮にした地球連合軍を抜けることを決意し、以降は彼と共に独自行動を取っている。
大惨事に終わった大量破壊兵器サイクロプスの起動であるが、その情報を知った[[キラ・ヤマト]]が連合・ザフト両軍に撤退を呼びかけたことにより、一部ではあるものの無事に生還できた者もいた事が唯一の救いであった。また、キラのおかげで無事に生還できた[[マリュー・ラミアス]]や[[ムウ・ラ・フラガ]]ら[[アークエンジェル隊]]のメンバー達は自分達を囮にした地球連合軍を抜けることを決意し、以降は彼と共に独自行動を取っている。