差分

1,897 バイト追加 、 2020年2月27日 (木) 08:47
21行目: 21行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ネオ・ジオン]]の隊長。
+
=== 人物 ===
 +
[[ネオ・ジオン]]の[[モビルスーツ]]部隊隊長で、[[一年戦争]]時代から常に前線で生き抜いてきた歴戦の勇士。
   −
[[マシュマー・セロ]][[キャラ・スーン]][[グレミー・トト]]ら序盤の『ガンダムΖΖ』のギャグテイストを持ち合わせぬ無骨なキャラクターである。[[ドライセン]]、[[ザクIII]]、[[ドーベン・ウルフ]]と登場するたび[[モビルスーツ]]に乗り換え、いずれの戦いでも[[ジュドー・アーシタ]]を苦しめてきた。絶対に撃墜されないという自信から、宇宙空間の戦闘においてもノーマルスーツを着用していない。
+
[[オールドタイプ]]ながらも確かな腕を持つ熟練のパイロットで、[[ニュータイプ]][[強化人間]]とも対等に渡り合える[[技量]]の持ち主。[[ドライセン]]、[[ザクIII]]、[[ドーベン・ウルフ]]と登場する度にモビルスーツに乗り換え、いずれの戦いでも[[ジュドー・アーシタ]]達ガンダムチームを苦しめてきた。[[マシュマー・セロ]][[キャラ・スーン]]、[[グレミー・トト]]ら序盤の『ガンダムΖΖ』のギャグテイストを持ち合わせぬ無骨なキャラクターである。
   −
[[一年戦争]]時代を生き抜いてきた歴戦の勇士。[[オールドタイプ]]ながらも確かな腕を持つ熟練のパイロットで、[[ニュータイプ]][[強化人間]]とも対等に渡り合える[[技量]]の持ち主である。[[シャア・アズナブル]]がまだ[[アクシズ]]にいた頃(漫画『C.D.A』)は、実力は彼に劣りながらも自ら囮を買って出たり、強硬派に賛同の意を示しながらも筋が通らないとして中立であり続けた等、気骨や誇りのある好人物でもあった。しかし、そのベテランパイロットとしての自信はいつしか傲慢かつ利己的なプライドへと変節し、第1次ネオ・ジオン戦争の頃には権力欲にも目覚めるといった野心も覗かせるようになっている。この性格が災いしてか、油断したのが原因で痛手を受ける事が多い上に、自らの不利を潔く認めない悪癖がある。
+
[[シャア・アズナブル]]がまだ[[アクシズ]]にいた頃(漫画『C.D.A』)は、実力は彼に劣りながらも自ら囮を買って出たり、強硬派に賛同の意を示しながらも筋が通らないとして中立であり続ける等、気骨や誇りのある好人物でもあった<ref>それでも、[[ソロモン]]海戦では[[リック・ドム]]で出撃し、ジャイアント・バズを使い切った後はヒートサーベル一本で切り抜けたと言うエースとしての資質を存分に見せていたとされている。</ref>。しかし、そのベテランパイロットとしての自信はいつしか傲慢かつ利己的なプライドへと変節してしまった様で、そういった部分が災いしてか、油断したのが原因で痛手を受ける事が多い上に、自らの不利を潔く認めない悪癖を持つに至っている。絶対に撃墜されないという自信から、宇宙空間の戦闘においてもノーマルスーツを着用しておらず([[アクシズ]]時代は着用)、また他の一般兵達と同格扱いされる事を嫌悪して識別カラーの変更にも文句を言ったりもしている。一方で、[[ハマーン・カーン]]から届けられた命令書を開封する際にはペーパーナイフを用いるといった古風な面も覗かせる事がある。
   −
ダブリンの[[コロニー落とし]]の際には、市民の避難を妨害するために通行中の車両ごと橋を攻撃したり、赤十字マークをつけ航行していた避難船を撃沈させるといった非道行為を平然と行い、更に大勢の民間人が収容されているのを知っていながら、[[アウドムラ]]のブリッジを吹き飛ばして墜落させようとする等、快楽目的で殺人を行うような残忍さを見せている。そしてこの戦いでは、[[ハヤト・コバヤシ]]の搭乗するドダイを撃墜して彼を死に追いやったことでジュドーを激怒させ、徹底的に打ちのめされた。
+
第1次ネオ・ジオン抗争の頃には、既にモビルスーツのパイロットとして組織内でも十分な地位を得ていると言えたのだが、ラカン本人にとっては不満があったらしく、権力欲にも目覚めるといった野心も覗かせるようになっている。
   −
物語終盤、ドーベン・ウルフのみで構成された「'''スペースウルフ隊'''」の隊長となるが、『[[地球]]の支配権を得る』事を条件に、それまで忠誠を誓っていたはずのハマーンを裏切って、グレミーの反乱に加担する。
+
=== 劇中の活躍 ===
 +
第一次ネオ・ジオン抗争時は、ネオ・ジオンの地球帰還作戦に参加。ハマーンの旗艦である[[サダラーン]]に潜入してきたジュドーの搭乗する[[ΖΖガンダム]]を撃退すべく、ドライセンに搭乗して出撃。歴戦のエースパイロットの技量によってジュドーを追い詰めたが、[[エル・ビアンノ]]の[[ガンダムMk-II]]と[[ルー・ルカ]]の[[Ζガンダム]]の援護が来た結果、撤退を余儀なくされる。
   −
最終決戦においてはマシュマーを倒す(正確には力を暴走させて自滅した)などの功績を挙げるも、その際に獲物を弄ぶ感覚でマシュマーを追い詰めた結果反撃を受け部下の数名を失うという失態を招き、続いてマシュマーの敵討ちに現れたキャラ・スーンの猛追によって残った部下も失い、最後は殆ど孤立した状態で遭遇したジュドーによって撃破され、戦死した。
+
ダブリンの[[コロニー落とし]]の際にはザクIIIで出撃し、「[[アースノイド]]を可能な限り巻き込む」という命令を受けたとはいえ、市民の避難を妨害する為に通行中の車両ごと橋を攻撃し、赤十字マークをつけ航行していた避難船を撃沈させるといった非道行為までを平然と行い、更に大勢の民間人が収容されているのを知っていながら、[[アウドムラ]]のブリッジを吹き飛ばして墜落させようとする等、殆ど快楽目的で殺人を行うような残忍さを見せている。そしてこの戦いでは、[[ハヤト・コバヤシ]]の搭乗するドダイを撃墜して彼を死に追いやった結果、激怒してニュータイプ能力を爆発させたジュドーによって徹底的に打ちのめされている。
 +
 
 +
物語終盤、ドーベン・ウルフのみで構成された「'''スペースウルフ隊'''」の隊長となるが、『[[地球]]の支配権を得る』事を条件に、それまで忠誠を誓っていたはずのハマーンを裏切って、グレミーの反乱に加担する。最終決戦においては、マシュマーの[[ザクIII改]]を倒す(正確には力を暴走させて自滅した)等の功績を挙げるも、その際に獲物を弄ぶ感覚でマシュマーを追い詰めた結果反撃を受け部下の数名を失うという失態を招き、続いてマシュマーの敵討ちに現れたキャラ・スーンの駆る[[ゲーマルク]]の猛追によって残った部下も失い孤立状態となる。最後は遭遇したジュドーの[[フルアーマーΖΖガンダム]]に対し、デブリに偽装した奇襲を行おうとしたが、逆に返り討ちに遭う形で撃破され、戦死。爆発に飲まれる中、最後まで自身の敗北が認められずにいた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
匿名利用者