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| 巨大な四足獣型のデーモンで、両肩から角を生やしているのが特徴。 | | 巨大な四足獣型のデーモンで、両肩から角を生やしているのが特徴。 |
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− | 瀕死の重傷を負いながらも[[デビルマン]]を倒す力を願う[[シレーヌ]]の前に外のデーモン達と共に救援に現れる。闘争だけが全てのデーモンでありながらシレーヌを[[愛]]する心を持ち、シレーヌに勝利を与えるため[[合体]]を提案し、自ら首を刎ねて体を差し出した<ref>デーモン同士がただ合体したのではどちらの意識が残るかは五分五分であり、シレーヌの意識が残った場合は彼も死ぬはずだったが、あえて彼はシレーヌに勝利の感激を味わわせるために自ら死亡し、彼女の意識が残るよう仕向けた</ref>。 | + | 瀕死の重傷を負いながらも[[デビルマン]]を倒す力を願う[[シレーヌ]]の前に外のデーモン達と共に救援に現れる。闘争だけが全てのデーモンでありながらシレーヌを[[愛]]する心を持ち、シレーヌに勝利を与えるために[[合体]]を提案し、自ら首を刎ねて体を差し出した<ref>デーモン同士がただ合体したのではどちらの意識が残るかは五分五分であり、シレーヌの意識が残った場合は彼も死ぬはずだったが、あえてカイムはシレーヌに勝利の感激を味わわせるために自ら死亡し、彼女の意識が残るよう仕向けた</ref>。 |
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− | カイムと合体したシレーヌは圧倒的な力でデビルマンに反撃し、戦闘不能においやるが、勝利を確信した笑みを浮かべながら事切れるという壮絶な最期を遂げた。その姿はデビルマンに美しさすら感じさせた。
| + | カイムと合体したシレーヌは、圧倒的な力でデビルマンに反撃し戦闘不能に追いやるが、「勝利を確信した笑みを浮かべながら事切れる」という壮絶な最期を遂げた。その姿はデビルマンに美しさすら感じさせた。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| ;[[スーパーロボット大戦DD]] | | ;[[スーパーロボット大戦DD]] |
| :初登場作品。第1章Part3より登場するボスエネミー。攻撃特化タイプ。声は谷昌樹氏が[[代役]]で担当している。 | | :初登場作品。第1章Part3より登場するボスエネミー。攻撃特化タイプ。声は谷昌樹氏が[[代役]]で担当している。 |
− | :原作では単独での戦闘は行わなかったが、本作では戦うことができる。 | + | :原作では単独での戦闘は行わなかったが、本作では戦う事ができる。 |
| :サイズSSながらスピードが500とMサイズのユニット並であり、防御力も高いのだがサイズ補正のせいでそこまで硬くは感じない。他のデーモンほど避けないのでシレーヌよりは戦いやすいかもしれない。 | | :サイズSSながらスピードが500とMサイズのユニット並であり、防御力も高いのだがサイズ補正のせいでそこまで硬くは感じない。他のデーモンほど避けないのでシレーヌよりは戦いやすいかもしれない。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[シレーヌ]] | | ;[[シレーヌ]] |
− | :彼女を愛するがゆえに命を捨てた。 | + | :彼女を愛するが故に命を捨てた。 |
| ;[[デビルマン]] | | ;[[デビルマン]] |
| :シレーヌを勝たせたい相手。原作ではデビルマンと直接会う前に絶命してしまうため接点が無く、彼とのやりとりはスパロボオリジナル要素となる | | :シレーヌを勝たせたい相手。原作ではデビルマンと直接会う前に絶命してしまうため接点が無く、彼とのやりとりはスパロボオリジナル要素となる |
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| ;(だが俺は君のためにこの全力を尽くそう。必ずや、君に勝利を…) | | ;(だが俺は君のためにこの全力を尽くそう。必ずや、君に勝利を…) |
| :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』第26話「襲来!炎の幻魔要塞!!」より | | :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』第26話「襲来!炎の幻魔要塞!!」より |
− | :原作漫画版やOVAと違いシレーヌの作戦開始前にすでに合流しており、自分の恋は実らなくともそれでも愛する物の為に戦うことを心に誓う。 | + | :原作漫画版やOVAと違いシレーヌの作戦開始前にすでに合流しており、自分の恋は実らなくともそれでも愛する物の為に戦う事を心に誓う。 |
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| == スパロボシリーズの名場面 == | | == スパロボシリーズの名場面 == |
| ;愛ゆえに | | ;愛ゆえに |
− | :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』の29話の同サブタイトルより。 | + | :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』の第29話の同サブタイトルより。 |
− | :[[ゲルマー]]の卑劣な罠により愛する者達を危険に晒され、激しい怒りをその元凶である[[シレーヌ]]に叩きつける[[デビルマン]]と[[相良宗介|宗介]]。感情の昂ぶりに反応し起動したラムダドライバの力でシレーヌは絶体絶命の窮地に陥るが、カイムが盾となり彼女を救う。その後深い傷を負いながらもシレーヌの安否を気遣い、撤退を促す。それを見たデビルマン達はデーモンが仲間を庇ったことに驚愕するのだった。29話はサブタイトル通り愛する者の為に戦う話なのだが、これはカイムにも相応しいタイトルと言えよう。 | + | :[[ゲルマー]]の卑劣な罠により愛する者達を危険に晒され、激しい怒りをその元凶である[[シレーヌ]]に叩きつける[[デビルマン]]と[[相良宗介|宗介]]。感情の昂ぶりに反応し起動した[[ラムダ・ドライバ]]の力で[[シレーヌ]]は絶体絶命の窮地に陥るが、カイムが盾となり彼女を救う。 |
| + | :その後、深い傷を負いながらもシレーヌの安否を気遣い、撤退を促す。それを見たデビルマン達はデーモンが仲間を庇った事に驚愕するのだった。 |
| + | :第29話はサブタイトル通り愛する者の為に戦う話なのだが、これはカイムにも相応しいタイトルと言えよう。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *原作での登場シーンはわずか6ページも無く、戦闘などもせずにシレーヌの危機に駆けつけ体を託し絶命してしまうというあまりに短い出番なのだが、その今までのデーモンの描写や説明とは全く違う行動や寡黙な佇まいは、読者および視聴者に大きな衝撃を与えた。物語が進むに連れ人間性を喪失していく人類とは真逆に、デーモン族でありながらも一途な愛に生きた壮絶な最期を指して「'''漢'''」と称えるファンも多い。 | + | *原作での登場シーンはわずか6ページも無く、戦闘等もせずにシレーヌの危機に駆けつけ身体を託し絶命してしまうというあまりに短い出番なのだが、その今までのデーモンの描写や説明とは全く違う行動や寡黙な佇まいは、読者および視聴者に大きな衝撃を与えた。 |
| + | **'''物語が進むに連れ人間性を喪失していく人類とは真逆に、デーモン族でありながらも一途な[[愛]]に生きたカイム'''の壮絶な最期を指して「'''漢'''」と称えるファンも多い。 |
| *シレーヌはアニメ版にデザインに変更を加えて出演しているが、カイムは登場していない。 | | *シレーヌはアニメ版にデザインに変更を加えて出演しているが、カイムは登場していない。 |
− | *後日談の一つになる[[漫画]]『デビルマンレディー』では、合体したまま地獄に落とされているがシレーヌの体にカイムの装甲が追加されている等の特徴が追加されている。また、地獄に落とされている影響でシレーヌが分離した際にカイムの体の方もそのまま復帰している。 | + | *後日談の一つになる[[漫画]]『デビルマンレディー』では[[合体]]したまま地獄に落とされているが、シレーヌの体にカイムの装甲が追加されている等の特徴が追加されている。また、地獄に落とされている影響でシレーヌが[[分離]]した際にカイムの身体の方もそのまま復帰している。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |