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| == ストーリー == | | == ストーリー == |
− | === サクラ大戦 ===
| + | 後述するように、『X-Ω』では『4』前後の時系列がオリジナル展開で描かれただけであり、'''スパロボでは原作のシナリオ再現は一切行われていない'''。 |
− | 時は'''太'''正十二年。蒸気機関が発達した現実とは少し違う日本。帝国海軍の新任少尉[[大神一郎]]は、秘密部隊「'''[[帝国華撃団]]'''」・花組の隊長に任命される。
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− | ところが、隊員の一人である[[真宮寺さくら]]に案内された先は銀座・大帝国劇場で、「帝国華撃団」ではなく「'''帝国歌劇団'''」という秘密'''舞台'''であった。
| + | 各々の作品のあらすじについて知りたい場合は以下を参照。 |
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− | 雑用係に任命されて落胆する大神だったが、華々しい舞台を演じる歌劇団の彼女達は「黒之巣会」と呼ばれる謎の組織から日夜帝都を護る為に暗躍する秘密部隊という裏の顔を持っており、その秘密部隊こそが「帝国華撃団」であった。
| + | *https://ja.wikipedia.org/wiki/サクラ大戦 |
− | | + | *https://ja.wikipedia.org/wiki/サクラ大戦2 |
− | === サクラ大戦2 ===
| + | *https://ja.wikipedia.org/wiki/サクラ大戦3 |
− | 太正十四年、春。海軍での一年間の演習航海を終えた大神一郎は再び帝国華撃団・花組の隊長に復帰する。
| + | *https://ja.wikipedia.org/wiki/サクラ大戦4 |
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− | しかし、隊員の多くは各々の事情で一時的に不在、新たに加入した隊員との交流は難航する等、以前にも増して前途多難な帝劇での新たな日々が始まった。
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− | そんな中、緊急警報が鳴り響き、蘇った葵叉丹、彼を復活させた新たなる敵「黒鬼会」との戦いが幕を開ける。
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− | === サクラ大戦3 ===
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− | 太正十五年、春。2度の大戦で帝都を防衛した功績を認められた大神一郎は中尉に昇格、同時にフランス・[[パリ|巴里]]への留学を命じられる。
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− | 遠い異国の地で大神は跋扈する怪人と新たに設立された「'''[[巴里華撃団]]'''」の存在を知る。
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− | そして大神の留学の真の目的とは、花組の隊長として巴里華撃団を育て上げ、巴里の平和を守る事にあった。
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− | === サクラ大戦4 ===
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− | 太正十六年。巴里から帰国した大神一郎の前には、以前にも増して発展した帝都の姿があった。だが、蒸気機関が度重なる暴走を引き起こし、その被害は拡大の一途をたどっていた。大神たちは一連の事故の原因が黄金の蒸気と正体不明の魔操機兵にある事を突き止める。
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− | 謎の魔操機兵に苦戦を強いられる帝国華撃団だったが、そこに巴里華撃団が救援として駆けつける。そして帝国と巴里、二つの華撃団は「'''大神華撃団'''」として臨時編成され、謎の魔操機兵を生み出した怨念との帝都の存亡をかけた戦いに挑む。
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| == 登場人物 == | | == 登場人物 == |
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| :セガ側のタイトルの1つとして参戦。時系列は『V』と『君あるがため』の間にあたり<ref>『君あるがため』で出会った大神とジェミニが、『PXZ』ではこれ以前に面識が無かったという設定になっている。</ref>、大神一郎と真宮寺さくら、エリカ・フォンティーヌとジェミニ・サンライズがペアユニットとして登場。敵ユニットは、降魔、ポーン、殺女、シゾー(蒸気獣プレリュードに搭乗)。後述の続編を含め、『PXZ』シリーズでは霊子甲冑には搭乗せずに[[白兵戦|生身]]で戦う。 | | :セガ側のタイトルの1つとして参戦。時系列は『V』と『君あるがため』の間にあたり<ref>『君あるがため』で出会った大神とジェミニが、『PXZ』ではこれ以前に面識が無かったという設定になっている。</ref>、大神一郎と真宮寺さくら、エリカ・フォンティーヌとジェミニ・サンライズがペアユニットとして登場。敵ユニットは、降魔、ポーン、殺女、シゾー(蒸気獣プレリュードに搭乗)。後述の続編を含め、『PXZ』シリーズでは霊子甲冑には搭乗せずに[[白兵戦|生身]]で戦う。 |
| :『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』の[[ゼンガー・ゾンボルト]]、『[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ]]』の[[ハーケン・ブロウニング]]と[[楠舞神夜]]とはこの作品で出会っており、参戦前に外の作品でスパロボのキャラクターと共演するという非常に珍しいケースとなった。 | | :『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』の[[ゼンガー・ゾンボルト]]、『[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ]]』の[[ハーケン・ブロウニング]]と[[楠舞神夜]]とはこの作品で出会っており、参戦前に外の作品でスパロボのキャラクターと共演するという非常に珍しいケースとなった。 |
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− | == 余談 ==
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− | *本作の特色の1つとして、『歌謡ショウ』と呼ばれる舞台版の存在がある。アニメやゲームの舞台化は他作品でも行われているが、『歌謡ショウ』が特殊なのは'''舞台でキャラクターを演じるのが劇団の役者ではなくゲームで声を担当した声優本人'''<ref>サブキャラも含め、キャスティング段階で舞台を前提としており、オーディションにおいても歌唱力が重視されている。これは広井氏があるアニメ原作の舞台で、演じている舞台俳優を見ていた子供の「声が違う」という発言を聞き、「もしかしたらお客様を裏切っているかもしれない」と感じたことが理由(NHK衛星第2『山川静夫の新・華麗なる招待席』2007年3月4日放送分より)。ただし、巴里華撃団は当初舞台化を想定しておらず、原作ゲームを再現したディナーショウをイベント活動の主としていた。</ref>という事。当初は無謀と思われたこの試みは好評を博し、[[神崎すみれ#余談|『歌謡ショウ』への声優の去就がキャラクターそのものの引退という話にまで発展する]]等、シリーズに多大な影響を与えた。数百以上存在する歌も、半分以上はこの舞台版の為に作られた曲である。1997年から始まった帝都花組の『歌謡ショウ』は2006年のファイナル公演で1度終わりを迎えたが、その後も名前や形を変え、巴里花組や紐育星組を主体としながら行われている。2017年にはシリーズ初の男性キャストメインによる『歌謡ショウ』が開催された<ref>https://www.famitsu.com/news/201707/07137140.html</ref>。
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− | *本作が[[スーパー系]]と[[リアル系]]のどちらに準ずるかについて、これまで公式は明確に定義を示した事はなく、ファンによって考え方も様々である。
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− | **広井氏は本作のプロジェクト発表当時のゲーム雑誌インタビューにおいて、「メカニックのコンセプトは『[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]』+『[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムズ]]』になる」と説明している。この2つが本作のメカニックに与えた影響については、[[霊子甲冑]]の項目を参照。また世界観については、「『はいからさんが通る』と『[[機動警察パトレイバー|パトレイバー]]』に『サンダーバード』の要素を入れた」というコメントをしている<ref>角川書店『サクラ大戦活動写真―サクラムービーロマンチカ』P121より。</ref>。
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− | **他方、コミカライズを担当している政一九氏は広井氏との対談において、「『サクラ大戦』は90年代の作品という要素も混じっているが、基本的には『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『ゴレンジャー』みたいな『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]以前』のものの世界観である」という見解を示している<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>。
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− | *概要の通り、本作は原作の広井氏が所属していたレッドが企画段階から参加しており、これまでは[[著作者|版権表記]]もSEGAの名前と共にREDと必ず記されてきた<ref>[https://web.archive.org/web/20161128133541/http://sakura-taisen.com/ 2016年11月28日時点のサクラ大戦.comのアーカイブ。]</ref>。だが、2017年に入ってからこのREDの表記が消滅した<ref>[https://web.archive.org/web/20170318032319/http://sakura-taisen.com/ 2017年3月28日時点のサクラ大戦.comのアーカイブ。]</ref>。セガがレッドから権利を買い取ったのか、レッドが自ら権利を放棄したのかは不明である<ref>レッドの森田氏は2017年に自社ブランドで『俺達の世界わ終っている。』というタイトルのADVを発売した際、[https://goziline.com/archives/19517 「広井氏やセガに寄りかかっていた十数年だったかなという思いがあり、今後のレッドのためにも、今が新作を出すタイミングだと思った」]という趣旨の発言をしている。</ref>。
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− | **なお、本作の主要スタッフの1人である藤島康介氏はナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)の「テイルズ オブ シリーズ」のキャラクターデザインとしても知られており、同作ではその名が版権表記に記されているが、『サクラ』ではあくまで「キャラクター原案」である為か、藤島氏の名前が版権表記に記載された事はこれまで1度もない。
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |