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「'''SDガンダムシリーズ'''」とは、[[ガンダムシリーズ]]の[[モビルスーツ]]を[[SD]]化した擬人化キャラクターによる玩具のこと。単に「'''SDガンダム'''」とも。「武者ガンダム」や「騎士ガンダム」など、モビルスーツをモチーフにした独自のキャラクターたちを生み出したことでも知られる。
「'''SDガンダムシリーズ'''」とは、[[ガンダムシリーズ]]の[[モビルスーツ]]を[[SD]]化した擬人化キャラクターによる玩具のこと。単に「'''SDガンダム'''」とも。「武者ガンダム」や「騎士ガンダム」など、モビルスーツをモチーフにした独自のキャラクターたちを生み出したことでも知られる。
玩具の販促のために用いられる漫画やアニメ作品についてもこの項に含む。
==デフォルメの特徴==
==デフォルメの特徴==
;SD戦国伝(第1弾 ~ 第3弾、第18弾)
;SD戦国伝(第1弾 ~ 第3弾、第18弾)
:『武者七人衆編』、『風林火山編』、『天下統一編』で構成されている。後に『武神降臨編』も制作されるが、ストーリーよりも歴史上実在の戦国武将を武者頑駄無に組み込むことが重点に置かれた。
:『武者七人衆編』、『風林火山編』、『天下統一編』で構成されている。後に『武神降臨編』も制作されるが、ストーリーよりも歴史上実在の戦国武将を武者頑駄無に組み込むことが重点に置かれた。
;新SD戦国伝(第4弾 ~ 第7弾、第10弾)
:第2期シリーズ。『地上最強編』、『伝説の大将軍編』、『七人の超将軍』、『超機動大将軍』と展開され、『超SD戦国伝』を挟んだ後に展開された『天星七人衆』で構成されている。『地上最強編』~『超機動大将軍』は、いずれも[[ガンダムF91|武者衛府弓銃壱 ]]とその息子たちの[[V2ガンダム|武者飛駆鳥]]と[[ゴッドガンダム|武者號斗丸]]が主人公を務めているのが特徴。尚、『天星七人衆』は「新」と銘打ってはいるが、『地上最強編』~『超機動大将軍』との目立った繫がりは見られず、物語の舞台も「緋州(ピース)の国」となるなど別コンセプトの作品となっている。
;超SD戦国伝(第8弾 ~ 第9弾)
:第3期シリーズ。前作『超機動大将軍』の完結編にも位置する『武神輝羅鋼』と100年後の世界が舞台の『刕覇大将軍』で構成されている。
;ムシャ戦記 光の変幻編(第11弾)
:戦国伝を廃しているが、過去のシリーズとの繋がりはある。武者たちの名は年少者対策として、漢字ではなくカタカナが使われている。
;SDガンダム ムシャジェネレーション(第12弾)
:ジェネレーションというタイトルが示す通り『SDガンダムG GENERATION』の武者版というコンセプトを目指して生まれたシリーズで、本作における「武者」は人が搭乗するSD型のロボットとして扱われ、ガンダム系機体にはそれまでのSDシリーズの定番であった「瞳」も存在しない。最終的には、第1作目『武者七人衆編』に繋がるストーリーとなる。
:従来の戦国伝シリーズから大きく離れた作風が災いし人気の面では伸び悩み、プラモ展開は4種類のみで[[打ち切り]]、漫画版も長らく未刊行だった。
;武者○伝シリーズ(第13弾 ~ 第15弾)
:現代日本に召喚された歴代武者頑駄無が人間たちと触れ合いながら、悪の軍団と戦いを繰り広げる(『武者○伝III』のみ従来シリーズ同様に天宮が舞台)。
:新旧キャラクターが共演しているが、設定については本シリーズ独自のものとなっている。
:武者頑駄無達が現実世界に馴染むため様々な職業についているなどコミカル要素が強く、また「瞳」が存在しない武者も多い。本シリーズ及び『武者番長風雲録』では漫画展開はプラモデル付属の取説ではなくコミックボンボンでの連載が主軸となっている。
;SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝 武化舞可編(第16弾)
:『武者七人衆』のリメイク作であり、親子をテーマとした作品。『武者〇伝』のコミカル要素も受け継いでいる。
:前日談を描いた外伝コミック『武者烈伝・零』も存在する。
;武者番長風雲録(第17弾)
:『武者〇伝』の系譜となるシリーズで、学園を舞台とした異色作。
:本作もプラモ展開は打ち切りとなったが、漫画連載は継続し『SDガンダム三国伝』までの息を繋いだ。
=== 主な登場人物 ===
=== 主な登場人物 ===
なお、世界観設定としては武者シリーズと同じ世界であり、武者ガンダム達の中にはスダ・ドアカワールドから天宮に移住してきた者もいる。
なお、世界観設定としては武者シリーズと同じ世界であり、武者ガンダム達の中にはスダ・ドアカワールドから天宮に移住してきた者もいる。
騎士ガンダムシリーズはさらに以下のように区分される。
;[[SDガンダム外伝]](第1弾 ~ 第4弾)
;[[SDガンダム外伝]](第1弾 ~ 第4弾)
:最初に展開された騎士ガンダムシリーズ。これは、さらに「ジークジオン編」「円卓の騎士編」「聖機兵物語」「機甲神伝説」の四部に分けることができる。
:最初に展開された騎士ガンダムシリーズ。これは、さらに「ジークジオン編」「円卓の騎士編」「聖機兵物語」「機甲神伝説」の四部に分けることができる。
:ユニオン族とジオン族の民族紛争、そしてその黒幕である光と闇の竜たちの争いを背景に、世界を駆け巡った幾人もの「騎士」たちの興亡の戦記である。
:ユニオン族とジオン族の民族紛争、そしてその黒幕である光と闇の竜たちの争いを背景に、世界を駆け巡った幾人もの「騎士」たちの興亡の戦記である。
:
;新SDガンダム外伝(第5弾 ~ 第7弾)
:二番目に展開された騎士ガンダムシリーズ。これはさらに「ナイトガンダム<ruby><rb>物語</rb><rt>ストーリー</rt></ruby>」「<ruby><rb>黄金神話</rb><rt>ゴールドサーガ</rt></ruby>」「鎧闘神戦記」の三部に分けることができる。
:前作よりも派手な展開となっており、この手の大河ファンタジーものにおける定番展開が散見される。「機兵」に代表される戦力面のインフレーションこそ目立つが、ストーリーが破綻しているわけではなく、スダ・ドアカの創世と崩壊に絡む壮大な神話が描かれた。
:
;SDガンダム聖伝(第8弾)
:前作でスダ・ドアカの物語を行き着くところまでやってしまったため、世界設定を変更してリブートしたシリーズ。スダ・ドアカとは別の異世界リオン・カージを舞台とする。機兵のような極端なレベルの戦力は廃止され、展開のインフレが起こらないように配慮され、騎士も各職業を経て、転職できる特別なものとなった。
:しかし、機兵廃止が逆に地味という印象を与えてしまったらしく、リオン・カージの物語が次のシリーズに続くことはなかった。余談になるが、2010年に復刻された「鎧闘神戦記」で、リオン・カージもスダ・ドアカと同じ世界(時間軸は未来)にあることが解説されている。
:一般的には騎士ガンダムシリーズは、ここで終了したとされる。
:
;SDガンダム列伝 ガンダム<ruby><rb>騎士団</rb><rt>パワーズ</rt></ruby>(第9弾)
:過去のシリーズの騎士たちが異世界エレナ・ルウムに召喚されて、勇者として戦うクロスオーバーもの。
:漫画のみで展開し、カードダス化はされず、騎士ガンダムそのもののブーム終焉により半年で打ち切られた(しかも、過去シリーズの騎士たちが'''次々と敵に殺されていく'''という衝撃的なストーリー)ため、長らく公式からはなかば[[黒歴史]]的に扱われている部分があった。2011年にアスキー・メディアワークスから販売された『SDガンダム大全集 騎士ガンダム編』においても当作については触れられていないが、2015年に本作の主人公アルフガンダムのモチーフに[[ダブルオークアンタ]]が割り当てられた<ref>『ガンダムOO』開始より前の作品だが、アルフとクアンタの顔が偶然似ていた。</ref>。戦い終えた後、エレナ・ルウムはスダ・ドアカワールドに改名されたが、これまでのスダ・ドアカと同一の世界だったのかは不明。
:連載当時は単行本未発売だったが、19年後の2017年に単行本が発売された<ref>同年には同じく連載当時は単行本化されなかった『ムシャジェネレーション』も単行本が発売された。</ref>。
:
;SDガンダム英雄伝(第10弾)
:人間と機兵のみを登場させた特殊なシリーズ。しかし、一応はスダ・ドアカの公認の歴史の時間軸に組み込まれている。
:ゲームをコアとした企画で、[[プレイステーション]]と[[ワンダースワン]]でそれぞれ別の作品が作られた。『ボンボン』では漫画版も連載されている。
:特筆すべきは『ムシャジェネレーション』とクロスオーバーしている点で、天宮の「人間」が乗り込む機兵「武者」が登場する。
:
;新約SDガンダム外伝(第11弾 ~)
:2013年より開始されたシリーズ。第1章にあたる「<ruby><rb>救世騎士伝承</rb><rt>スダドアカ ナイト サーガ</rt></ruby>」では、過去のシリーズのおさらい(「神話復活編」「巨神伝承編」)をしつつ、本編(「二人の皇子編」「黒き暴君編」「もう一つの聖杯編」「新王光誕編」の四部構成)が開始される。舞台は「鎧闘神戦記」の時代から十数年を経たブリティス王国。2015年春に完結をみせたが、2016年に後日談「救世騎士伝承EX」(「覚醒のエレメントドラゴン」「激突!一角騎士VS運命騎士」「時を廻る幻獣騎士」「決戦の雷龍剣」の四部構成)が展開。
:2017年からは、SDXや元祖といった玩具関連と連動したキャンペーン「SD外伝まつり」の下で、「鎧闘神戦記」の後日談となる第2章「新世聖誕伝説」が展開。
:2019年からは、時系列では最も過去(勇者ガンダムの活躍、黄金神スペリオルカイザーの誕生、マスターガンダムが暗黒卿へ堕ちるなど)になる「<ruby><rb>創世超竜譚</rb><rt>スペリオルサーガ</rt></ruby>」が展開。
=== 主な登場人物 ===
=== 主な登場人物 ===
== 登場作と扱われ方 ==
== 登場作と扱われ方 ==
「SDガンダムシリーズ」が参戦作品として記載された作品のみ記載。個別で参戦した作品はそれぞれの記事を参照。
「SDガンダムシリーズ」が参戦作品として記載された作品のみ記載。個別で参戦した作品はそれぞれの記事を参照。
=== 単独作品 ===
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]