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[[オーブ]]宰相で、五大氏族であるセイラン家の首長であり、[[ユウナ・ロマ・セイラン]]の父親。
[[オーブ]]宰相で、五大氏族であるセイラン家の首長であり、[[ユウナ・ロマ・セイラン]]の父親。
[[大西洋連邦]]寄りの方針で、世界安全保障条約への締結を[[カガリ・ユラ・アスハ]]の反対の中で強く推進。カガリとユウナの結婚を強く勧め、更にオーブ艦隊を黒海に派遣している。ただし、息子のユウナとは異なり、これらの判断は、決して私利私欲の為ではなく、あくまでもオーブとそこで暮らす国民の防衛を最優先にした結果、行ったものである。
[[大西洋連邦]]寄りの方針で、世界安全保障条約への締結を[[カガリ・ユラ・アスハ]]の反対の中で強く推進。カガリとユウナの結婚を強く勧め、更にオーブ艦隊を黒海に派遣している。ただし、息子のユウナとは異なり、これらの判断は決して私利私欲の為ではなく、あくまでもオーブとそこで暮らす国民の防衛を最優先にした結果、行ったものである。かと思われたが、後にボロが出る羽目になる。
[[ウズミ・ナラ・アスハ]]亡き後、若年であるカガリを補佐してオーブ復興に貢献し宰相の座に就いたと思われるが、それらを描写した媒体が無いため、どうやって、ウナトが今の地位に就き、どの様なことをしたのか分かってない。その為、戦後、復興に尽力した他のオーブの政治家が責任を持って、辞めた後にうまく後釜に座ったという可能性もある。<ref>小説版ではウナトの周囲にいる政府関係者はウナトに媚を売り、前大戦のオーブ占領の責を負って辞任した者達の役職の後任として地位を得た者達と説明されている。そのためウナト本人は上位政治家の一掃という影響があったとはいえ、それなりの実力で地位を得た可能性が高いと思われる。</ref>しかし、政治家としては無能ではなく、再度の開戦後、カガリに意向に反してまで世界安全保障条約を締結したのも、当初の国際関係や[[プラント]]側の圧倒的な世論的立場の悪さ、更には前大戦での大西洋連邦との戦いでオーブが壊滅的被害を受けた事実を考慮すれば、現実的な判断であったと言え、少なくとも地球連合に再びオーブが焼かれてしまうという結果は回避していた。とはいえ、今まで問題の先送りのようなやり方ばかりしてきたために有事の対応能力は皆無である。そのため、後々国内での信用どころか国際的にオーブの立場を危うくしてしまう。
[[ウズミ・ナラ・アスハ]]亡き後、若年であるカガリを補佐してオーブ復興に貢献し宰相の座に就いたと思われるが、それらを描写した媒体が無いため、どうやって、ウナトが今の地位に就き、どの様なことをしたのか分かってない。その為、戦後、復興に尽力した他のオーブの政治家が責任を持って、辞めた後にうまく後釜に座ったという可能性もある。<ref>小説版ではウナトの周囲にいる政府関係者はウナトに媚を売り、前大戦のオーブ占領の責を負って辞任した者達の役職の後任として地位を得た者達と説明されている。そのためウナト本人は上位政治家の一掃という影響があったとはいえ、それなりの実力で地位を得た可能性が高いと思われる。</ref>しかし、政治家としては無能ではなく、再度の開戦後、カガリに意向に反してまで世界安全保障条約を締結したのも、当初の国際関係や[[プラント]]側の圧倒的な世論的立場の悪さ、更には前大戦での大西洋連邦との戦いでオーブが壊滅的被害を受けた事実を考慮すれば、現実的な判断であったと言え、少なくとも地球連合に再びオーブが焼かれてしまうという結果は回避していた。とはいえ、今まで問題の先送りのようなやり方ばかりしてきたために有事の対応能力は皆無である上に周囲はただのイエスマンしかいないので、有事の責任は全てセイランに向かう。そのため、後々国内での信用どころか国際的にオーブの立場を危うくしてしまう。
しかし、[[ブルーコスモス]]を率いる[[ロード・ジブリール]]や[[ロゴス]]の関係が[[ギルバート・デュランダル]]によって暴露された後も地球連合軍の陣営に残ったことが大きな失策へと繋がっていく事になる。またジブリールをオーブへ匿ってしまった事も、ザフトにオーブを攻撃させる大義名分を与えてしまう事になる。更には息子のユウナにジブリール隠匿の件でお粗末な回答をさせた事で、オーブはザフトの総攻撃を受けて再び焼かれてしまう事態に陥る。同時に完全な命取りとなってしまった。オーブ攻防戦中、地下シェルターに避難していたが、ジオグーンによる地下シェルターへの直接攻撃によって、落盤に巻き込まれて死亡した<ref>仮にジブリールをオーブに匿わずに切り捨てたとしても、遅かれ早かれザフトを筆頭とした反ロゴス勢力から何らかの制裁を受ける事は避けられず、ロゴスを通じて甘い汁を吸い続けるためにプラントとの友好関係を裏切ったウナト達にしてみればジブリールを庇うしか道が無かったと言える。</ref>。
しかし、[[ブルーコスモス]]を率いる[[ロード・ジブリール]]や[[ロゴス]]の関係が[[ギルバート・デュランダル]]によって暴露された後も地球連合軍の陣営に残ったことが大きな失策へと繋がっていく事になる。またジブリールをオーブへ匿ってしまった事も、ザフトにオーブを攻撃させる大義名分を与えてしまう事になる。更には息子のユウナにジブリール隠匿の件でお粗末な回答をさせた事で、オーブはザフトの総攻撃を受けて再び焼かれてしまう事態に陥り、セイランにすり寄って五大氏族となった首長達にも詰め寄られて同時に完全な命取りとなってしまった。オーブ攻防戦中、地下シェルターに避難していたが、ジオグーンによる地下シェルターへの直接攻撃によって、落盤に巻き込まれて死亡した<ref>仮にジブリールをオーブに匿わずに切り捨てたとしても、遅かれ早かれザフトを筆頭とした反ロゴス勢力から何らかの制裁を受ける事は避けられず、ロゴスを通じて甘い汁を吸い続けるためにプラントとの友好関係を裏切ったウナト達にしてみればジブリールを庇うしか道が無かったと言える。</ref>。
マガジンZ連載版では、ジブリールに切り捨てられただけでなく、ジブリール側についた[[オーブ兵|オーブ兵士]]達に射殺されてしまうという、凄惨な最後を迎えてしまった。
マガジンZ連載版では、ジブリールに切り捨てられただけでなく、ジブリール側についた[[オーブ兵|オーブ兵士]]達に射殺されてしまうという、凄惨な最後を迎えてしまった。
小説版ではロゴスの関係が暴露された後も連合側に残っていたのは地球連合軍の膨大な物量の前に敵はいないとの基準で判断していた為であり、そもそも地球連合陣営に開戦当初から肩入れしていたのは地球連合とザフトの戦争が避けられない以上は物量面から見て、勝ち目が有りそうな陣営に乗っかっていたという状態だった事が語られている。ジブリールを匿ったのも、連合の軍部を支配する彼の権威に屈したのもある<ref>匿う事自体はかなり不本意だったらしく、ヘブンズベースが陥落して焦りを感じていた状態の時にジブリールが自分たちを頼ってきた事に関する困惑が語られている。</ref>が、地球連合への参入に猛反対していた代表のカガリをセイラン親子が強引に説き伏せて同盟条約まで漕ぎ着けた経緯があったため、ウナトやユウナにとって「'''地球連合軍が戦争に勝たなければ自分たちは失脚してしまう'''」という強迫観念があったためであった。
小説版ではロゴスの関係が暴露された後も連合側に残っていたのは地球連合軍の膨大な物量の前に敵はいないとの基準で判断していた為であり、そもそも地球連合陣営に開戦当初から肩入れしていたのは地球連合とザフトの戦争が避けられない以上は物量面から見て、勝ち目が有りそうな陣営に乗っかっていたという状態だった事が語られている。ジブリールを匿ったのも、連合の軍部を支配する彼の権威に屈したのもある<ref>匿う事自体はかなり不本意だったらしく、ヘブンズベースが陥落して焦りを感じていた状態の時にジブリールが自分たちを頼ってきた事に関する困惑が語られている。</ref>が、地球連合への参入に猛反対していた代表のカガリをセイラン親子が強引に説き伏せて同盟条約まで漕ぎ着けた経緯があったため、ウナトやユウナにとって「'''地球連合軍が戦争に勝たなければ自分たちは失脚してしまう'''」という強迫観念があったためであった。
結果的にザフトの侵攻が開始されると軍部への迎撃命令や国民への避難命令も後回しにして内閣府地下にあるシェルターに真っ先に逃げ込むという卑劣な一面も書かれており、全体的に'''自己保身を最優先している'''という側面が強調されている。結局、理念よりも国民を取り、情勢を見定めるようにカガリに言い聞かせながらもそれらが基本的に私利私欲や保身優先だったのが明るみに出てしまう。
結果的にザフトの侵攻が開始されると軍部への迎撃命令や国民への避難命令も後回しにして内閣府地下にあるシェルターに真っ先に逃げ込むという卑劣な一面も書かれており、全体的に'''自己保身を最優先している'''という側面が強調されている。結局、理念よりも国民を取り、情勢を見定めるようにカガリに言い聞かせながらもそれらが基本的に私利私欲や保身優先で、本気で国や国民のことなど考えていない上っ面の理論とばれ、カガリからは完全に失望された<ref>小説版ではカガリもこの情勢下でジブリールを匿うことがいかに危ういかを理解し、その性格から同盟を理由にされても断ると思っていただけに怒りも失望も大きかった。</ref>。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==