差分
→概要
== 概要 ==
== 概要 ==
一匹狼のハンター。元・軍人の[[エース]]パイロットで、高い[[射撃]]とロボット操縦技術、最前線で数々の功績を挙げた事から「'''エースのジョー'''」と[[異名|渾名]]される。また、元・軍人だけあって素手での戦闘能力も高い。
[[ウォルフガング]]に雇われたことで、初めて[[マイトガイン]]に挑む事になり、それ以降、マイトガインとパイロットの[[旋風寺舞人]]の[ライバル]]を自称し、度々戦いを挑む事になる。当初はヴォルフガングの開発した[[飛龍]]に搭乗し、それを失った後は[[エグゼブ]]の用意した[[轟龍]]に搭乗する。
無口かつ無愛想で好戦的な[[性格]]をしているが、戦士としてのプライドは高く、一騎打ちでの戦いを好み、それを邪魔する者に対しては味方であろうとも一切の情け容赦をしない苛烈さも合わせ持つ。ただし、根っからの悪人とまでは言えず、高所から落下して命を落としかけた[[吉永サリー]]を助けたり、子猫にミルクをあげたりもしている。
幼少時、世界の影に潜む「[[ブラックノワール|巨大な悪]]」の手の者によって父・宍戸英二博士が殺害された過去をもち、父の仇を取るために軍から脱走。それ以降は裏社会でフリーランスとして活動しながら、父の仇の情報を探している<ref>ただし、このジョーの過去は物語のかなり終盤になってから判明しており、それまでそういった事情に関する複線が一切無かった事からも、人気キャラクターであったジョーを持ち上げる為に、急遽追加された設定(御都合展開)の可能性もある。</ref>。
尻尾さえも掴ませない「巨大な悪」への恐ろしさの痛感から、「悪が栄えた試しはない」と唱えるような「[[正義]]の味方」を「空虚な理想論を語る者」として嫌悪している。舞人をライバルとして執念深く狙おうとするのも、『'''「正義だろうが悪だろうが、力こそ全て」という自らの歪んだ信念と、それを矜持としている自分こそがこの世で最強である事を証明する'''』のにとりつかれている為で、舞人とマイトガインを倒し、彼らの信念そのものを完全に叩き潰そうとしている。
一方、卑怯な行いを嫌うプライドの高さとは裏腹に、自らの好悪感情に忠実に従うやり方から、雇った人間に対して不義理な面も目立つ。当初雇われていたヴォルフガングに対しては、自分を助ける為に人質をとった彼の部下を殺害したり、決闘に水を指されたのを理由に彼の復讐を邪魔した上で飛龍を持ち逃げしており、物語後半に雇われたエグゼブに対しても、彼の忠告に対し意に返さない不遜な態度を取ったりもしている。こういった姿勢が災いし、余計な敵を作る事も多く、飛龍を持ち逃げしたヴォルフガングには殺し屋を差し向けられ、エグゼブには轟龍に爆弾を仕掛けられて[[グレートマイトガイン]]ごと爆殺されそうになった事もある。また、無関係な者に直接危害を加える事はしないものの、マイトガインと決闘をする為ならば話は別で、自らを止めようとしたサリーを人質にしたりもしており、非常事態もお構いなしで仕掛ける為、結果的に防げたはずの被害を防げず、間接的な犠牲者を出した事も少なくない。
物語の後半、地球の危機も省みずグレートマイトガインに戦いを挑むが、それに激怒した舞人には叱責され、彼と協力して小惑星ドガンテスを破壊したのを機に、マイトガインへの執着が揺らぎ始める事になる。そして終盤にて、父親の遺した懐中時計からTR社の極秘資料が出て来た事で、父の仇がTR社であることに気付き、父の仇を取る前にグレートマイトガインと雌雄を決しようとするも、その最中に現れたウォルフガングによって仇の正体がエグゼブである事を知る。それと同時に、舞人の両親の仇もエグゼブであった事から彼に良い様に利用されていた事を知り、エグゼブから離反。その際、轟龍に仕掛けられた爆弾で暗殺されそうになるも、ウォルフガングにより爆弾を取り外され、難を逃れる事になった。
最終決戦では勇者特急隊と共闘。エグゼブの乗った[[インペリアル]]に[[特攻]]してコクピットごとエグゼブの胴体を貫き、自身も爆発に巻き込まれたが、エピローグでは顔の傷が増えた以外は五体満足で生還しており、舞人とハネムーンへ向かう[[吉永サリー|サリー]]に合図を送っていた。
最終決戦では勇者特急隊と共闘。エグゼブの乗った[[インペリアル]]に[[特攻]]してコクピットごとエグゼブの胴体を貫き、自身も爆発に巻き込まれたが、エピローグでは顔の傷が増えた以外は五体満足で生還しており、舞人とハネムーンへ向かう[[吉永サリー|サリー]]に合図を送っていた。