差分

2,497 バイト追加 、 2018年5月7日 (月) 17:55
編集の要約なし
19行目: 19行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
ゼネバス帝国が持てる技術の全てを投入して開発した、超大型ゾイド。登場当時は劣勢だったヘリック共和国との軍事バランスを一気に優勢にするほどの性能を誇り、共和国軍から「死を呼ぶ恐竜」と呼ばれ恐れられた。
+
ゼネバス帝国が持てる技術の全てを投入してドン・ホバート博士が開発した、超大型ゾイド。登場当時は劣勢だったヘリック共和国との軍事バランスを一気に優勢にするほどの性能を誇り、共和国軍から「死を呼ぶ恐竜」と呼ばれ恐れられた。
    
最大の武器は口腔部に装備された荷電粒子砲で、あらゆるゾイドを一撃で消滅させるほどの威力を発揮。それ以外にも多数の重火器を全身に装備している他、格闘戦だけでゴジュラスクラスの大型ゾイドを粉砕するなど、桁違いのパワーを有する。
 
最大の武器は口腔部に装備された荷電粒子砲で、あらゆるゾイドを一撃で消滅させるほどの威力を発揮。それ以外にも多数の重火器を全身に装備している他、格闘戦だけでゴジュラスクラスの大型ゾイドを粉砕するなど、桁違いのパワーを有する。
   −
巨体故に寒冷地や山岳地帯などの局地戦には弱いものの、「マッドサンダー」が登場するまでは正面対決で対抗できる共和国ゾイドは存在しなかった。
+
恐竜型である事から寒冷地に、巨体である事から山岳地帯などの局地戦には弱いものの、「マッドサンダー」が登場するまでは正面対決で対抗できる共和国ゾイドは存在しなかった。
    
アニメ『[[ゾイド -ZOIDS-]]』では設定が大幅に変更され、設定上の全長10倍以上になり遥かに巨大な姿で描かれている。長引く戦乱を終結させる為に古代ゾイド人が作り上げたものの、その強大な力と破壊衝動は古代ゾイド人にも牙を剥いて文明を壊滅状態にした為、生き残った古代ゾイド人達の手によって[[ゾイドコア]]とボディの2つに分断されて封印された。その恐怖は古代ゾイド人にとって拭いきれぬトラウマとなっており、[[フィーネ・エレシーヌ・リネ]]は「デスザウラー」という名前を聞いただけで卒倒している。
 
アニメ『[[ゾイド -ZOIDS-]]』では設定が大幅に変更され、設定上の全長10倍以上になり遥かに巨大な姿で描かれている。長引く戦乱を終結させる為に古代ゾイド人が作り上げたものの、その強大な力と破壊衝動は古代ゾイド人にも牙を剥いて文明を壊滅状態にした為、生き残った古代ゾイド人達の手によって[[ゾイドコア]]とボディの2つに分断されて封印された。その恐怖は古代ゾイド人にとって拭いきれぬトラウマとなっており、[[フィーネ・エレシーヌ・リネ]]は「デスザウラー」という名前を聞いただけで卒倒している。
54行目: 54行目:  
;荷電粒子砲
 
;荷電粒子砲
 
:デスザウラーの象徴ともいうべき最強武装。背部の荷電粒子吸入ファンから大気中の荷電粒子を吸収し、体内でエネルギーに変換した後に首の粒子加速器で光速まで加速して口腔部から発射、あらゆる物質を原子レベルまで分解・消滅させる。
 
:デスザウラーの象徴ともいうべき最強武装。背部の荷電粒子吸入ファンから大気中の荷電粒子を吸収し、体内でエネルギーに変換した後に首の粒子加速器で光速まで加速して口腔部から発射、あらゆる物質を原子レベルまで分解・消滅させる。
:なお、荷電粒子吸入ファンが破壊されると使用不能になる上に各部のパワーも大幅にダウンする為、ほぼ唯一の弱点となっている(荷電粒子砲が装備された口腔部や装甲の隙間も一応の弱点)。
+
:なお、荷電粒子吸入ファンが破壊されると使用不能になる上に各部のパワーも大幅にダウンする為、ほぼ唯一の弱点となっている(荷電粒子砲が装備された口腔部や装甲の隙間も一応の弱点)。しかしアニメのオリジナルデスザウラーでは(吸入用の隙間こそあるものの)装甲で覆われるようになって防御力が向上している(一部のファンからは「扇風機からクーラーにバージョンアップした」とも言われた)。
:OEでは大口径荷電粒子ビーム砲名義で、直線型の[[マップ兵器]]。
+
:実は「荷電粒子砲」は昔(設定上は40年前)の名義であり、小型ゾイドのゴドスでさえも「小口径荷電粒子ビーム砲」を装備するようになったアニメ時代のバトルストーリーでは「大口径荷電粒子ビーム砲」が正式名称。『OE』ではこちらの名義で、直線型の[[マップ兵器]]。
 
;16連装ミサイルランチャー
 
;16連装ミサイルランチャー
:OEでは着弾点指定型のマップ兵器。
+
:『OE』では着弾点指定型のマップ兵器。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
77行目: 77行目:  
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
その高性能故に数多くの改造機やバリエーション機体が存在する他、対抗機や後継機も多数存在する。
 
その高性能故に数多くの改造機やバリエーション機体が存在する他、対抗機や後継機も多数存在する。
 +
=== アニメにも登場 ===
 
;ジェノザウラー
 
;ジェノザウラー
:[[ガイロス帝国]]が、デスザウラー復活計画の副産物として開発したT-REX型ゾイド。
+
:[[ガイロス帝国]]が、デスザウラー復活計画の副産物として開発したT-REX型ゾイド。『[[ゾイド -ZOIDS-]]』に登場。
;デッドボーダー
+
;ゴジュラスギガ
:ガイロス帝国のタルボサウルス型ゾイド。背部に装備する強力な重力砲(G-カノン)でデスザウラーを倒したことがある。
+
:格闘戦に特化した共和国製ギガノトサウルス型ゾイド。『ゾイドフューザーズ』(SRW未参戦)に登場。
 +
:古代チタニウム装甲とハイパーEシールドで大口径荷電粒子ビーム砲に耐え、デスザウラー以上の格闘能力で粉砕するとされている(ゴジュラスギガが開発された当時は既にデスザウラーが存在しなかったため'''直接戦った事は無い''')。
 +
;セイスモサウルス
 +
:ゴジュラスギガに対抗する為に開発された超長距離砲撃戦用の竜脚類型ゾイド。『ゾイドフューザーズ』に登場。
 +
:搭載された「超収束荷電粒子ビーム砲(ゼネバス砲)」は、デスザウラー用のものを強化・発展させたタイプであり、索敵外からの狙撃でゴジュラスギガの防御を易々と貫く事が出来る。
 +
:なおアニメ世界にゼネバス帝国が登場した事が無いのに「ゼネバス砲」の名前が使われたことにファンからは疑問を持たれている。またアニメ版はデスザウラーと同じく10倍の大きさになっている(それに伴い出力も上がっている)ので、副砲でもゴジュラスギガを倒せる。
 +
=== アニメに未登場(旧シリーズ) ===
 
;マッドサンダー  
 
;マッドサンダー  
:対デスザウラー用に開発された共和国のトリケラトプス型ゾイド。荷電粒子砲を吸収する装甲「特殊セラミックス振動体」と逆にデスザウラーの装甲を貫けるドリル角「マグネーザー」によりデスザウラーを真正面から突破できるという完全なカウンター仕様。
+
:対デスザウラー用に開発された共和国のトリケラトプス型ゾイド。「特殊セラミックス振動体」で大口径荷電粒子砲を吸収・無効化し、デスザウラーの装甲を貫けるドリル角「マグネーザー」及び「サンダーホーン」をデスザウラーの腹に突き立てると言う完全な対デスザウラー仕様。
 
:当初は圧倒的な戦力差があり、デスザウラーは通常機はおろか改造機ですら全く歯が立たなかった。しかし、数十年後に復活を果たした時はデスザウラーが大幅に強化された上、マッドサンダーがわずかに弱体化したこともあり互角に勝負できるまでになっていた(逆にそれほど差があったということでもある)。  
 
:当初は圧倒的な戦力差があり、デスザウラーは通常機はおろか改造機ですら全く歯が立たなかった。しかし、数十年後に復活を果たした時はデスザウラーが大幅に強化された上、マッドサンダーがわずかに弱体化したこともあり互角に勝負できるまでになっていた(逆にそれほど差があったということでもある)。  
:『コンセプトアート』第3巻においても対デスザウラー用として開発され、荷電粒子砲の無力化には成功するがデスザウラーに致命傷を与えられず、逆に二本の角をへし折られ撤退している。
+
:『コンセプトアート』第3巻においても対デスザウラー用として開発され、荷電粒子砲の無力化には成功するがデスザウラーに致命傷を与えられず、逆にマグネーザーをへし折られ撤退している。
;ゴジュラスギガ
  −
:格闘戦に特化したギガノトサウルス型ゾイド。格闘戦ではデスザウラーは成す術が無かった。
  −
;セイスモサウルス
  −
:ゴジュラスギガに対抗する為に開発された超長距離砲撃戦用の竜脚類型ゾイド。搭載された荷電粒子砲は、デスザウラー用のものを強化・発展させたタイプである。
   
;デスザウラー高機動タイプ
 
;デスザウラー高機動タイプ
:『バトルストーリー』第2巻でトビー・ダンカンが使用した試作1号機。通常のデスザウラーと異なり、背部に[[アイアンコングMk-II]]用の高機動ブースターを装備している。
+
:トビー・ダンカンが使用した試作1号機。通常のデスザウラーと異なり、背部に[[アイアンコングMk-II]]用の高機動ブースターを装備している。
 
:荷電粒子砲の一撃で共和国の飛行ゾイド部隊を壊滅させると、その勢いで十数機のゴジュラス部隊を殲滅、遂にはウルトラザウルスをも撃破して共和国首都を事実上単機で陥落せしめるなど圧倒的なまでの強さを見せ付けた。稼働時間に難がある。
 
:荷電粒子砲の一撃で共和国の飛行ゾイド部隊を壊滅させると、その勢いで十数機のゴジュラス部隊を殲滅、遂にはウルトラザウルスをも撃破して共和国首都を事実上単機で陥落せしめるなど圧倒的なまでの強さを見せ付けた。稼働時間に難がある。
 
;デスバード
 
;デスバード
:爆撃機に改造したデスザウラー。3万mの高度を超音速で飛行し、爆撃を行う。空対地ミサイル、四連ミサイルポッド、可変翼など装備は豊富で可変翼の形状はB-1爆撃機に酷似している。
+
:マイケル・ホバート少佐(ドン・ホバート博士の息子)によって爆撃機に改造されたデスザウラー。迎撃に向かったプテラスがまともに動けない高度3万mを超音速で飛行して爆撃を行う。空対地ミサイル、四連ミサイルポッド、可変翼など装備は豊富で可変翼の形状はB-1爆撃機に酷似している。
 
;デスシャドー
 
;デスシャドー
:デスザウラーの[[改造]]バリエーションの一つ。『バトルストーリー』第4巻で登場し、ショルダーアーマーは1/60[[ザク]]のものを流用。
+
:駐機中のデスバードを護衛するためにホバート少佐が開発した[[改造]]バリエーションの一つ。腕は[[アイアンコング]]、ショルダーアーマーは1/60[[ザク]]のものを流用(そもそもバトルストーリーの改造ゾイドは色々なジャンクパーツで作られている)。
 
;デスファイター
 
;デスファイター
:マイケル・ホバート少佐が制作した改造デスザウラーの最終タイプ。大型のライフル銃や電磁剣「エクスカリバー」、マニューバスラスターを装備している。
+
:ホバート少佐が制作した改造デスザウラーの最終タイプ。大型のライフル銃や電磁剣「エクスカリバー」を持つ(ただし指はハイパーキラークローのまま)。更にマニューバスラスターも装備している。
 +
;デッドボーダー
 +
:ガイロス帝国のタルボサウルス型ゾイド。背部に装備する強力な重力砲(G-カノン)でデスザウラーを倒したこともある。
 
;デスウイング
 
;デスウイング
:巨大な翼を装備したデスザウラー。後のギルベイダーやギルザウラーの開発に繋がることになった。
+
:巨大な翼を装備したデスザウラー。ガイロス帝国に亡命したゼネバス帝国の科学者が開発したのだとか。後のギルベイダーやギルザウラーの開発に繋がることになった。
 
;デスエイリアン
 
;デスエイリアン
 
:ガイロス帝国が造り上げたデスザウラー。巨大な角が特徴でその角から暗黒粒子を吸収し、それを口から暗黒粒子砲を放ち、攻撃する。
 
:ガイロス帝国が造り上げたデスザウラー。巨大な角が特徴でその角から暗黒粒子を吸収し、それを口から暗黒粒子砲を放ち、攻撃する。
;ブラッディデスザウラー
+
;デス・メテオ
:デスザウラーの亜種。名前の通り血のような真紅のカラーリングを持つ、[[ギュンター・プロイツェン|プロイツェン]]専用機。
+
:攻撃力を強化したデスザウラー。ゲームに登場する。
 
;ギル・ザウラー
 
;ギル・ザウラー
:『バトルストーリー』終盤に登場したガイロス皇帝専用の改造デスザウラー。ギルベイダーの主翼などを装備し、大量の武装と巨体に見合わない俊敏性を有している。ガイロス帝国首都でヘリック大統領のキングゴジュラスと激闘を繰り広げた。
+
:ガイロス皇帝専用の改造デスザウラー。ギルベイダーの主翼などを装備し、大量の武装と巨体に見合わない俊敏性を有している。ガイロス帝国首都でヘリック大統領のキングゴジュラスと激闘を繰り広げた。
 +
=== アニメに未登場(『ゾイド-ZOID-』と同時代) ===
 
;ブラッディデーモン
 
;ブラッディデーモン
:デスザウラーの改造バリエーションの一つ。新シリーズの『バトルストーリー』中盤に登場した「デスザウラー復活計画」の実験機。両腕は[[アイアンコング]]でその両肩に[[ダークホーン]]のガトリング砲を装備している。
+
:中盤に登場した「デスザウラー復活計画」の実験機で、ジェノザウラーのゾイドコアを使用した悪く言えば偽物。そのためか稼働時間が短いという欠点がある。
:名前の由来は「ブラッディ」+「デーモン(西洋文化やソロモン72柱などにおける[[天使・悪魔|悪魔]])」と思われる。ちなみに、ゾイドコアはジェノザウラーのものを使用しているため稼働時間が短いという欠点がある。
+
:両腕は[[アイアンコング]]でその両肩に[[ダークホーン]]のガトリング砲を装備している。
;デス・メテオ
+
:名前の由来は「ブラッディ」+「デーモン(西洋文化やソロモン72柱などにおける[[天使・悪魔|悪魔]])」と思われる。
:攻撃力を強化したデスザウラー。ゲームに登場する。
+
;ブラッディデスザウラー
 +
:デスザウラーの亜種で、名前の通り血のような真紅のカラーリングを持つ。ネオゼネバス帝国皇帝[[ギュンター・プロイツェン]]・ムーロア専用機だったが、ガイロス帝国首都におびき寄せたへリック・ガイロス連合軍を巻き込んで自爆するためのゾイドコア爆弾に改造されている。
 +
 
 +
 
 +
=== アニメに未登場(『ゾイド-ZOIDS-』より未来) ===
 +
『[[ゾイドジェネシス]]』よりは過去にあたるが、『[[ZOIDS新世紀/ZERO]]』や『ゾイドフューザーズ』との時系列は不明
 
;メガデスザウラー
 
;メガデスザウラー
:[[企業|軍事企業]]「Zi-ARMS」によって作られた強化型。アイアンコングMk-Ⅱ用の高機動ブースターとパルスレーザーガン、さらに強化された荷電粒子吸入ファンを追加しており理論上は無限に荷電粒子砲を撃てるというまさに悪魔のようなゾイド。
+
:[[企業|軍事企業]]「Zi-ARMS」によって作られた強化型。アイアンコングMk-Ⅱ用の高機動ブースターとパルスレーザーガン、さらに強化された荷電粒子吸入ファンを追加しており理論上は無限に大口径荷電粒子砲を撃てるというまさに悪魔のようなゾイド。
 
;メガザウラー
 
;メガザウラー
 
:キメラテクノロジーを使用して強化されたデスザウラー。体内各所にキメラコアと呼ばれる人工ゾイドコアを埋め込まれており、そのコアとゾイド自身の拒絶反応をエネルギーとする。…が、あまりにも強力すぎるため尻尾の付け根部分に拘束具を兼ねた荷電粒子エネルギー発生装置を取り付けられている。
 
:キメラテクノロジーを使用して強化されたデスザウラー。体内各所にキメラコアと呼ばれる人工ゾイドコアを埋め込まれており、そのコアとゾイド自身の拒絶反応をエネルギーとする。…が、あまりにも強力すぎるため尻尾の付け根部分に拘束具を兼ねた荷電粒子エネルギー発生装置を取り付けられている。
 
:さらに起動したら最後、新陳代謝として歩くたびに荷電粒子ビームを吐き続けなければならないという危険極まりないゾイドである。ゲーム『ゾイドバーサスⅢ』に登場する。
 
:さらに起動したら最後、新陳代謝として歩くたびに荷電粒子ビームを吐き続けなければならないという危険極まりないゾイドである。ゲーム『ゾイドバーサスⅢ』に登場する。
 
;デスザウラーVF
 
;デスザウラーVF
:ゲーム『ゾイドサーガ』シリーズにて、ゲームオリジナルゾイド「ビクトリーレックス」と'''ユニゾンした形態'''。ビクトリーレックスのパーツがデスザウラーの頭部・肩・背部に合体している。
+
:ゲーム『ゾイドサーガ』シリーズにて、ゲームオリジナルゾイド「ビクトリーレックス」と'''[[合体|ユニゾン]]した形態'''。ビクトリーレックスのパーツがデスザウラーの頭部・肩・背部に合体している。
 
:攻・防・速全てが強化されており、最高速度に至っては3倍以上で高機動型である'''ライガーゼロイェーガーを凌駕する'''(運動性はさすがに劣る)。
 
:攻・防・速全てが強化されており、最高速度に至っては3倍以上で高機動型である'''ライガーゼロイェーガーを凌駕する'''(運動性はさすがに劣る)。
  
匿名利用者