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もうひとりの[[主人公]]。「ホワイト・リンクス」の異名を持つ。人型機動兵器の操縦に天性の才を持っており、養成校時代には戦技科教官を相手に全勝記録を築いたという。
もうひとりの[[主人公]]。「ホワイト・リンクス」の異名を持つ。人型機動兵器の操縦に天性の才を持っており、養成校時代には戦技科教官を相手に全勝記録を築いたという。
表向きには冷静で落ち着いた[[性格]]をした大人の女性だが、その実、攻撃的かつ激情的であったりする。人付き合いはさほど得意ではなく、時折垣間見せる刺々しい言動から協調性の欠如を問題視され、優秀な成績を修めたにも関わらず[[火星]]に配属された。
表向きには冷静で落ち着いた[[性格]]をした大人の女性だが、内実は攻撃的かつ激情家である。人付き合いはさほど得意ではなく、時折垣間見せる刺々しい言動から協調性の欠如を問題視され、優秀な成績を修めたにも関わらず[[火星]]に配属された。
しばらくして、火星で人類初の[[木星蜥蜴]]と遭遇戦に参加。生還を果たすも負傷し、地球圏に戻ったのち軍を退役する。その後はアシュアリー・クロイツェル社(AK社)の月面支社で契約社員として、新型機の評価と[[テストパイロット]]の指導を務めていた。
しばらくして、火星で人類初の[[木星蜥蜴]]と遭遇戦に参加。生還を果たすも負傷し、地球圏に戻ったのち軍を退役する。その後はアシュアリー・クロイツェル社(AK社)の月面支社で契約社員として、新型機の評価と[[テストパイロット]]の指導を務めていた。
2か月後、ネルガル重工の[[プロスペクター]]に戦艦ナデシコのクルーとしてスカウト<ref>ちなみに、本来は[[ゴート・ホーリー]]のポジションであり、そのため彼はJでは登場していない。</ref>され、戦闘アドバイザーとして乗艦するところから彼女の『J』は始まる。
2か月後、ネルガル重工の[[プロスペクター]]に戦艦ナデシコのクルーとしてスカウト<ref>ちなみに、本来は[[ゴート・ホーリー]]のポジションであり、そのため彼はJでは登場していない。</ref>され、戦闘アドバイザーとして乗艦するところから彼女の『J』は始まる。
ナデシコ艦橋で指揮を執った月面脱出時に遭遇した三人の少女を乗せた謎の人型機動兵器にただ一人適性を示した<ref>統夜と違いカルヴィナは地球人だが、月支社において長期間サイトロンを浴び続けたために、サイトロン・コントロールに対する適性が生じ、サブパイロットのサポートを受けることでフューリー製メカの操縦が可能となっていた。</ref>ことから、意にそぐわぬ形でパイロットとして復帰。やがて敵中に死別したはずの恋人アル=ヴァンの姿を見出し戦場で再会を果たすことになるとは、夢にも思わないのであった……。
=== [[OGシリーズ]] ===
=== [[OGシリーズ]] ===
地球連邦軍に所属していた頃は[[DC戦争]]や[[L5戦役]]において多大な戦果をあげており、“ホワイト・リンクス”と呼ばれるほどのエースであったが、後に軍を退役、アシュアリー・クロイツェル社のテストパイロットに転職していた。
地球連邦軍に所属していた頃は[[DC戦争]]や[[L5戦役]]において多大な戦果をあげており、“ホワイト・リンクス”と呼ばれるほどのエースであったが、後に軍を退役、アシュアリー・クロイツェル社のテストパイロットに転職していた。
しかし同社の月支社はフューリーの襲撃により自身とテニア、そして搭乗していたテスト機の[[ベルゼルート]]を残して壊滅、仇を討つために戦いに身を投じることになる。支社が壊滅した際の戦闘こそ正当防衛として認められるものの、それ以降は民間企業のテストパイロットが軍用兵器を使用して戦闘を行うことには法に触れる問題があったが、囮として使うことを思いついた[[ギャスパル・ギラン]]元帥直々の指示で少尉に復任。PTXチーム預かりとなる。
しかし同社の月支社はフューリーの襲撃により自身とテニア、そして搭乗していたテスト機の[[ベルゼルート]]を残して壊滅、仇を討つために戦いに身を投じることになる。支社が壊滅した際の戦闘こそ正当防衛として認められたものの、それ以降は民間企業のテストパイロットが軍用兵器を使用して戦闘を行うことには法に触れる問題があったため、ベルゼルートを襲撃者を炙り出す囮として使うことを思いついた[[ギャスパル・ギラン]]元帥直々の指示で少尉に復任。PTXチーム預かりとなる。
復任後は上官の指示に一応は従うが、復讐のみを目的とするカルヴィナは、内心では軍の任務を煩わしく感じていた。そして、壊滅した月支社で目撃した[[ラフトクランズ]]のパイロットがアル=ヴァンだった事を知り激高、彼が仲間の仇と誤解したまま執拗に狙いだす。<ref>この誤解は、パートナーの三人娘も同様に持ってしまい、カティアに至っては「彼の話に耳を貸す必要は無い」とまで言い切っている。</ref>
復任後は上官の指示に一応は従うが、復讐のみを目的とするカルヴィナは、内心では軍の任務を煩わしく感じていた。そして、壊滅した月支社で目撃した[[ラフトクランズ]]のパイロットがアル=ヴァンだった事を知り激高、彼が仲間の仇と誤解したまま執拗に狙いだす。<ref>この誤解は、パートナーの三人娘も同様に持ってしまい、カティアに至っては「彼の話に耳を貸す必要は無い」とまで言い切っている。</ref>
:女主人公として登場。[[指揮官]]技能を持つ異例のタイプ。被弾すると気力が下がる性格であるため、[[グランティード]]には完璧に不向き。相性を考えるなら[[ベルゼルート]]なのだが、本作ではリアル系が弱くスーパー系が強いため悩みどころ。
:女主人公として登場。[[指揮官]]技能を持つ異例のタイプ。被弾すると気力が下がる性格であるため、[[グランティード]]には完璧に不向き。相性を考えるなら[[ベルゼルート]]なのだが、本作ではリアル系が弱くスーパー系が強いため悩みどころ。
:序盤は戦火のなかで遭遇した三人の少女やクルーとの交流を通じ、心身にまとった厭世観や喪失感から立ち直ろうとする女性として……。死別したはずの[[アル=ヴァン・ランクス]]と再会し、彼の正体(支社を襲撃した宇宙人『[[フューリー]]』の[[騎士]])を知った中盤からは、愛憎に揺れる復讐鬼として行動するようになる。
:序盤は戦火のなかで遭遇した三人の少女やクルーとの交流を通じ、心身にまとった厭世観や喪失感から立ち直ろうとする女性として……。死別したはずの[[アル=ヴァン・ランクス]]と再会し、彼の正体(支社を襲撃した宇宙人『[[フューリー]]』の[[騎士]])を知った中盤からは、愛憎に揺れる復讐鬼として行動するようになる。
:敵勢力の幹部アル=ヴァンの元恋人という重要な設定はあるのだが、もう一人の主人公である[[紫雲統夜]]がフューリーとのハーフという設定を有しているために、やや影が薄い印象がある。
:敵勢力の幹部アル=ヴァンの元恋人という重要な設定はあるのだが、もう一人の主人公である[[紫雲統夜]]がフューリーとのハーフという物語の根幹に関わる設定を有しているために、やや影が薄い印象がある。
:戦後、[[サイトロン]]の導きのもと復縁した恋人アル=ヴァンの力となるため、フューリー移民のオブザーバーとなる道を選択する。
:戦後、[[サイトロン]]の導きのもと復縁した恋人アル=ヴァンの力となるため、フューリー移民のオブザーバーとなる道を選択する。
;[[ジュア=ム・ダルービ]]
;[[ジュア=ム・ダルービ]]
:素性を隠してアシュアリー・クロイツェル社に潜り込んでいたフューリーの準騎士。カルヴィナの元教え子でもある。内心では地球人の彼女を見下しており、「カルヴィナ教官」と呼びつつも侮蔑を隠さない。
:素性を隠してアシュアリー・クロイツェル社に潜り込んでいたフューリーの準騎士。カルヴィナの元教え子でもある。内心では地球人の彼女を見下しており、「カルヴィナ教官」と呼びつつも侮蔑を隠さない。
:『OGMD』では死を回避するために思わず[[ラースエイレム]]を使ってしまったことで騎士の称号を剥奪、騎士団を除名されたことも相まって『J』以上に憎まれている。
:『OGMD』ではカルヴィナの襲撃を回避するために思わず[[ラースエイレム]]を使ってしまったことで騎士の称号を剥奪され、騎士団を除名されたことも相まって、『J』以上に憎まれている。
;[[エ=セルダ・シューン]]
;[[エ=セルダ・シューン]]
:『OGMD』では、同じ会社に勤務していたので彼の(地球人としての)名前は知ってはいたが、あまり交流はなかったようだ。
:『OGMD』では、同じ会社に勤務していたので彼の(地球人としての)名前は知ってはいたが、あまり交流はなかったようだ。
;[[ソ=デス・ズォー]]
;[[ソ=デス・ズォー]]
:『OGMD』での仇。因縁の相手の筈だが、[[ベルゼルート・ブリガンディ]]の初陣で彼からアシュアリー襲撃の真相を聞かされた直後に怒りと焦りに任せて撃墜してしまい、単なる噛ませ犬に終わった。
:『OGMD』でのアシュアリー・クロイツェル社襲撃の実行犯であり、カルヴィナにとっての真の仇。因縁の相手の筈だが、[[ベルゼルート・ブリガンディ]]の初陣で彼からアシュアリー襲撃の真相を聞かされた直後に怒りと焦りに任せて撃墜してしまい、単なる噛ませ犬に終わった。
=== 地球人 ===
=== 地球人 ===
;[[カティア・グリニャール]]、[[メルア・メルナ・メイア]]
;[[カティア・グリニャール]]、[[メルア・メルナ・メイア]]
:パートナーたち。カティアがカルヴィナを呼ぶ時に使う「ミストレス」とは「マスター」の女性形を指す<ref>メルアもカティアもフェステニアも第34話を境にして唐突に“カルヴィナ”と呼ぶようになる(それまではクーランジュと呼んでいた)。『OGMD』ではこの設定は無くなり、最初から普通に“カルヴィナ”と呼ぶ。</ref>。
:パートナーたち。カティアがカルヴィナを呼ぶ時に使う「ミストレス」とは「マスター」の女性形を指す<ref>メルアもカティアもフェステニアも第34話を境にして唐突に“カルヴィナ”と呼ぶようになる(カルヴィナが名前を呼ばれることを嫌うため、それまではクーランジュと呼んでいた)。『OGMD』ではこの設定は無くなり、最初から普通に“カルヴィナ”と呼ぶ。</ref>。
;[[フェステニア・ミューズ]]
;[[フェステニア・ミューズ]]
:パートナーの一人。『OGMD』では初登場時のパートナーは彼女で固定となる。
:パートナーの一人。『OGMD』では初登場時のパートナーは彼女で固定となる。