差分

556 バイト追加 、 2017年9月11日 (月) 07:15
編集の要約なし
62行目: 62行目:  
[[サイコフレーム]]の発光色が、かつての[[アクシズ]]・ショック時に[[νガンダム]]から発生した光と同じ緑色に変化している。[[ニュータイプ]]の感応能力を極限以上まで発揮するための姿であり、作中バナージの呼び出しに応じたり、推進力のないシールドを[[ファンネル]]のように操ったりした。
 
[[サイコフレーム]]の発光色が、かつての[[アクシズ]]・ショック時に[[νガンダム]]から発生した光と同じ緑色に変化している。[[ニュータイプ]]の感応能力を極限以上まで発揮するための姿であり、作中バナージの呼び出しに応じたり、推進力のないシールドを[[ファンネル]]のように操ったりした。
   −
==== 真ユニコーンガンダム / ユニコーンガンダム(光の結晶体) ====
+
==== 真ユニコーンガンダム / ユニコーンガンダム(サイコシャード) ====
作中、[[バナージ・リンクス]]がコロニーレーザーを相殺した際に使用したサイコフィールドを発生させるために、[[ニュータイプ]]能力が極限を超えたレベルで発揮された結果、精神が[[サイコフレーム]]を介して[[モビルスーツ]]と完全に融合、複合生命体として新生した状態である。サイコフレームが異常隆起し、結晶のような状態に変貌している。いわば、バナージが常から口にしていた「'''可能性という名の[[神]]'''」そのものと言える。
+
作中、[[バナージ・リンクス]]がコロニーレーザーを相殺した際に使用したサイコ・フィールドを発生させるために、[[ニュータイプ]]能力が極限を超えたレベルで発揮された結果、精神が[[サイコフレーム]]を介して[[モビルスーツ]]と完全に融合、複合生命体として新生した状態である。外見の特徴としては、サイコ・フィールドを生み出す更なる媒介として、全身のサイコフレームから未知の光の結晶体「'''サイコシャード'''」が発生しているのが特徴。いわば、バナージが常から口にしていた「'''可能性という名の[[神]]'''」そのものと言える。
    
「サイコ・フィールドにより、手をかざすだけでモビルスーツの大部隊を停止させ、ミサイルを自爆させる」という神と言うべき「権能」を発揮するも、バナージの意識が[[リディ・マーセナス]]の呼びかけによって個を取り戻し、[[オードリー・バーン]]に「必ず帰る」と約束したことを思い出して融合が解除。元のユニコーン(とバナージ)ヘと戻り、この力は永遠に失われることとなった。
 
「サイコ・フィールドにより、手をかざすだけでモビルスーツの大部隊を停止させ、ミサイルを自爆させる」という神と言うべき「権能」を発揮するも、バナージの意識が[[リディ・マーセナス]]の呼びかけによって個を取り戻し、[[オードリー・バーン]]に「必ず帰る」と約束したことを思い出して融合が解除。元のユニコーン(とバナージ)ヘと戻り、この力は永遠に失われることとなった。
   −
外伝小説「不死鳥狩り」(SRW未参戦)ではユニコーンガンダム3号機フェネクスもこの形態に変化し、100mを超える虹色の光翼を発生させ、[[ネオ・ジオング]]を崩壊させている。
+
外伝小説『不死鳥狩り』(SRW未参戦)ではユニコーンガンダム3号機フェネクスもこの形態に変化し、アニメで1号機が[[ネオ・ジオング]]を浄化・崩壊させた「ソフトチェストタッチ」と同様の所作を行い、サイコ・フィールドを波紋上にネオ・ジオングの全身に流し込み、その上で100mを超える虹色の光翼を発生させ、その翼でネオ・ジオングを包み込み浄化・崩壊させている。
   −
余談だが、「'''真ユニコーンガンダム'''」という呼称は、原作者の福井晴敏氏がインタビュー中の便宜上に仮称したもので、バンダイナムコは『SDガンダム Gジェネレーションジェネシス』に本機を参戦させる際に「'''ユニコーンガンダム(光の結晶体)'''」と命名した。ファンの間ではこの形態を「'''神コーン'''」という[[俗語・俗称|俗称]]で呼ぶこともある。
+
余談だが、「'''真ユニコーンガンダム'''」という呼称は、原作者の福井晴敏氏がインタビュー中の便宜上に仮称したもの。ゲームなどではトレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ VS IGNITION』では「'''ユニコーンガンダム(サイコシャード)'''」、『SDガンダム Gジェネレーションジェネシス』では「'''ユニコーンガンダム(光の結晶体)'''」と呼称している。ファンの間ではこの形態を「'''神コーン'''」という[[俗語・俗称|俗称]]で呼ぶこともある。
    
=== 強化装備形態 ===
 
=== 強化装備形態 ===
152行目: 152行目:  
:[[漫画]]『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』において装備したシールド用の増加ユニット。推進装置とビームキャノンを内蔵している。シールドブースターとしての機能を持つが、過去の機体にはなかった推力の調整を行う機能が追加されている。また、ビームキャノンはマグナムの補助武装としての意味合いが強い。
 
:[[漫画]]『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』において装備したシールド用の増加ユニット。推進装置とビームキャノンを内蔵している。シールドブースターとしての機能を持つが、過去の機体にはなかった推力の調整を行う機能が追加されている。また、ビームキャノンはマグナムの補助武装としての意味合いが強い。
 
:[[フルアーマー・ユニコーンガンダム]]に整備された際に追加されたシールドにも装備されており、こちらもサイコシャードで武装が破壊された際も一切機能に支障が出ていない(ビームキャノンの部分は使用していないため不明)。
 
:[[フルアーマー・ユニコーンガンダム]]に整備された際に追加されたシールドにも装備されており、こちらもサイコシャードで武装が破壊された際も一切機能に支障が出ていない(ビームキャノンの部分は使用していないため不明)。
:OVA版では[[バンシィ・ノルン]]の武器として登場。打突武器としても高い効果を持つ。『バンデシネ』でも装備しているが、両作品共に上記の場面ではサイコシャードで破壊されている。また、フェネクスの武器及び推進器としても採用されている。スパロボではOVA版準拠なのでバンシィが装備している。
+
:アニメ版では[[バンシィ・ノルン]]の武器として登場。打突武器としても高い効果を持つ。『バンデシネ』でも装備しているが、両作品共に上記の場面ではサイコシャードで破壊されている。また、フェネクスの武器及び推進器としても採用されている。スパロボではOVA版準拠なのでバンシィが装備している。
    
==== 特筆機能 ====
 
==== 特筆機能 ====
184行目: 184行目:  
:デストロイモードでのみ使用可能な必殺技。使用するにはニュータイプLV3が必要。
 
:デストロイモードでのみ使用可能な必殺技。使用するにはニュータイプLV3が必要。
 
:バルカン→ビーム・マグナム→ビーム・サーベルによる波状攻撃をかける。[[トドメ演出]]でリアルカットイン+ビーム・トンファーによる追撃が入る。
 
:バルカン→ビーム・マグナム→ビーム・サーベルによる波状攻撃をかける。[[トドメ演出]]でリアルカットイン+ビーム・トンファーによる追撃が入る。
:流れを原作に合わせると、OVA版第2巻での[[シナンジュ]]戦におけるバルカンでの攻撃(カットインから射線と敵の回避動作を含めて)→ビーム・マグナム連射→OVA版第3巻でNT-Dに飲まれた状態で[[クシャトリヤ]]を半壊させたビームサーベル乱舞+突き刺し。トドメ演出はラプラス残骸付近で[[アンジェロ専用ギラ・ズール]]の四肢をぶった斬ったビームトンファーでの斬り下ろし。
+
:流れを原作に合わせると、OVA版第2章での[[シナンジュ]]戦におけるバルカンでの攻撃(カットインから射線と敵の回避動作を含めて)→ビーム・マグナム連射→OVA版第3巻でNT-Dに飲まれた状態で[[クシャトリヤ]]を半壊させたビームサーベル乱舞+突き刺し。トドメ演出はラプラス残骸付近で[[アンジェロ専用ギラ・ズール]]の四肢をぶった斬ったビームトンファーでの斬り下ろし。
 
:デストロイモード自体はイベントで何度か起動するが、この技はコマンドが追加されてから解禁される。ただし、完全な覚醒形態になると使用できなくなる。
 
:デストロイモード自体はイベントで何度か起動するが、この技はコマンドが追加されてから解禁される。ただし、完全な覚醒形態になると使用できなくなる。
 
:『BX』ではビーム・マグナム→バルカン→ビーム・サーベル→蹴り飛ばし→ビーム・トンファーに変更され、トドメ演出はビーム・トンファー最大出力になった。
 
:『BX』ではビーム・マグナム→バルカン→ビーム・サーベル→蹴り飛ばし→ビーム・トンファーに変更され、トドメ演出はビーム・トンファー最大出力になった。
193行目: 193行目:  
:TV版用に再編集された『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の後期EDでも一部が採用され、毎週のように[[シナンジュ|対戦相手]]の腕が砕かれ、切り落とされ、胸板を貫かれることに…。
 
:TV版用に再編集された『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の後期EDでも一部が採用され、毎週のように[[シナンジュ|対戦相手]]の腕が砕かれ、切り落とされ、胸板を貫かれることに…。
 
:「正拳」⇒「手刀」⇒「貫手」と様々な手の型で攻撃するのは、古橋監督によると、作中での理由は手のパーツの関節保護のためだが、アニメの演出上としての理由は、決め技の「'''掌'''」(下記の「'''ソフトチェストタッチ'''」)へ到るコントラストのためとのこと。
 
:「正拳」⇒「手刀」⇒「貫手」と様々な手の型で攻撃するのは、古橋監督によると、作中での理由は手のパーツの関節保護のためだが、アニメの演出上としての理由は、決め技の「'''掌'''」(下記の「'''ソフトチェストタッチ'''」)へ到るコントラストのためとのこと。
:ちなみに、「ビスト神拳」の俗称やスパロボの演出により一撃必殺のイメージが強いが、OVAではネオ・ジオングを追い詰めるも、大型アームユニットに捕らえられてしまいフロンタル共々そのまま刻を形象として垣間見ることとなり、ネオ・ジオングはまだ倒せておらず、下記の「ソフトチェストタッチ」によってトドメを刺す。
+
:ちなみに「ビスト神拳」の俗称やスパロボの演出により一撃必殺のイメージが強いが、アニメではネオ・ジオングを追い詰めるも大型アームユニットに捕らえられてしまいフロンタル共々そのまま刻を形象として垣間見ることとなり、ネオ・ジオングはまだ倒せておらず、下記の「ソフトチェストタッチ」によってトドメを刺す。
 
:『BX』では上記の「NT-D連続攻撃」と同じような攻撃方法に変更。違いはシールド・ファンネルが使われるようになり、トドメ演出が正拳になったこと。
 
:『BX』では上記の「NT-D連続攻撃」と同じような攻撃方法に変更。違いはシールド・ファンネルが使われるようになり、トドメ演出が正拳になったこと。
 
;ソフトチェストタッチ
 
;ソフトチェストタッチ
:「それでも」と足掻き続けた[[バナージ・リンクス|バナージ]]の到達点。一切の攻撃をせず、ユニコーンが掌から発する'''“暖かな光”'''を、対象に接触して直接注ぎ込む不戦の技。これを受けたネオ・ジオングは、搭乗していた[[フル・フロンタル|フロンタル]]の中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となった。
+
:「それでも」と足掻き続けた[[バナージ・リンクス|バナージ]]の到達点。ユニコーンが掌から発する'''“暖かな光”'''を、対象に接触して直接注ぎ込む不戦の技。これを受けたネオ・ジオングは、搭乗していた[[フル・フロンタル|フロンタル]]の中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となった。
 
:関連書籍類での解説によると、これはバナージが自身の想いを言葉ではなく“熱”によってフロンタルに伝えようとして取った行動が、結果バナージの想いと、その想いを受け容れたフロンタルの心境の変化が、ネオ・ジオングの全身の[[サイコフレーム]]に作用して、その機体を崩壊に到らしめる結果となった、とのこと。
 
:関連書籍類での解説によると、これはバナージが自身の想いを言葉ではなく“熱”によってフロンタルに伝えようとして取った行動が、結果バナージの想いと、その想いを受け容れたフロンタルの心境の変化が、ネオ・ジオングの全身の[[サイコフレーム]]に作用して、その機体を崩壊に到らしめる結果となった、とのこと。
:他のゲームでは再現されることもあるが、『第3次Z天獄篇』では、「歴代ガンダムパイロットの“熱意”によってフロンタルとネオ・ジオングが浄化される」という独自の展開に変更されているため、『V』に至っては、バナージとアムロ、シャア、ララァに諭されてフロンタルに自我が芽生えたため、この「ソフトチェストタッチ」は再現されていない。
+
:他のゲームでは再現されることもあるが、『第3次Z天獄篇』では「歴代ガンダムパイロットの“熱意”によってフロンタルとネオ・ジオングが浄化される」という独自の展開に変更されているため、および『V』ではバナージとアムロ、シャア、ララァに諭されてフロンタルに自我が芽生える展開となるため、この「ソフトチェストタッチ」は再現されていない。
 
:なお、この「ソフトチェストタッチ」という名称は、インタビュー上で'''古橋一浩監督が命名したもの'''である。
 
:なお、この「ソフトチェストタッチ」という名称は、インタビュー上で'''古橋一浩監督が命名したもの'''である。
  
匿名利用者