差分

編集の要約なし
24行目: 24行目:     
しかし、その魂はなおも「怨嗟の魔蠍」に宿ったまま眠っており、超時空修復に際して地球から届けられた生命の力により、他の死したリアクター達共々覚醒して助力。憎しみから解放され、新たな地平へと去っていった。<ref>この時の彼はスフィアの呪縛から解放された影響もあってか落ち着いた様子でセツコに語り掛けていた。</ref>
 
しかし、その魂はなおも「怨嗟の魔蠍」に宿ったまま眠っており、超時空修復に際して地球から届けられた生命の力により、他の死したリアクター達共々覚醒して助力。憎しみから解放され、新たな地平へと去っていった。<ref>この時の彼はスフィアの呪縛から解放された影響もあってか落ち着いた様子でセツコに語り掛けていた。</ref>
 +
 +
スフィアの発動条件の都合上、憎しみに凝り固まっていたのは確かなのだが、仇であるサイデリアルに属し、故郷を滅ぼした元凶とも言える御使いに服従していたため、具体的に何を憎んでいたのかは不明。
 +
だが、言動の端々やヴィルダークの反応、さそり座のタロットとの関連性、さらに名を捨てて洗礼名を名乗っていたという部分にヒントがある。
 +
「バルビエル・ザ・ニードル」とは「怨嗟の魔蠍」の洗礼名なのだが、その名を自ら名乗っているという部分からはリアクターでない「ただの人間」としての部分がない、つまり'''スフィア・リアクター以外のアイデンティティが存在しない=人間としての過去も未来もない'''という背景が読み取れる。これとヴィルダークの「世界に向いた憎しみ」という評価を見ると、バルビエルがスフィアの力を発動させる鍵としていた憎しみは、過去と未来を持つ自分以外の全ての人間に対する、嫉妬に近いものだったと思われる。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
105行目: 109行目:  
;「ガンダム! 見ているだけでイライラするよ!」
 
;「ガンダム! 見ているだけでイライラするよ!」
 
:ストレートに怒りをぶつけているのは彼の来歴ゆえだろうか?
 
:ストレートに怒りをぶつけているのは彼の来歴ゆえだろうか?
;「その歌をやめろ…!耳障りなんだよ…!」
+
;「その歌をやめろ…! 耳障りなんだよ…!」
 
:対バサラ。サイデリアルのメンバーではバルビエルだけが彼の歌を嫌っている。
 
:対バサラ。サイデリアルのメンバーではバルビエルだけが彼の歌を嫌っている。
 
;「お前達は選ばれない! 選ばれたのは洗礼名を持つ僕だ!!」
 
;「お前達は選ばれない! 選ばれたのは洗礼名を持つ僕だ!!」
121行目: 125行目:  
;「セツコ…」<br/>「…君は誰にも渡さない。君の存在は僕にとって諸刃の剣だ。だから…永遠に僕の傍においておく。アウストラリスにも渡さない…君は僕の中に残った最後の執着だ。それによって滅びる事になっても…僕は…君を誰にも渡さない」<br/>「セツコ…。君を…殺したい」
 
;「セツコ…」<br/>「…君は誰にも渡さない。君の存在は僕にとって諸刃の剣だ。だから…永遠に僕の傍においておく。アウストラリスにも渡さない…君は僕の中に残った最後の執着だ。それによって滅びる事になっても…僕は…君を誰にも渡さない」<br/>「セツコ…。君を…殺したい」
 
:天獄篇31話「憎しみと悲しみと」で、捕らえられて眠っている(あるいは気絶している?)セツコの前で一人悦に浸りながら。
 
:天獄篇31話「憎しみと悲しみと」で、捕らえられて眠っている(あるいは気絶している?)セツコの前で一人悦に浸りながら。
:「狂気の粘着男」そのものだが、悲しいかなセツコには[[アサキム・ドーウィン|彼以上に年季の入ったストーカー]]が既におり、結果的にそいつのせいで彼女に逃げられることに…。
+
:「狂気の粘着男」そのものだが、悲しいかなセツコには[[アサキム・ドーウィン|彼以上に年季の入ったストーカー]]が既におり、結果的にそいつの横槍で彼女に逃げられることに…。
 +
;「やめろ! その目で僕を見るな!」
 +
:スフィアの力を解放したセツコを前にしての反発。スフィアの相性以上に「お前に憐れまれたくない」という感情が透けて見える。
 
;「そうだ、それでいい。君は戦う姿こそが美しい。だから僕が、君の中の憎しみの全てを解き放ってあげるよ!」
 
;「そうだ、それでいい。君は戦う姿こそが美しい。だから僕が、君の中の憎しみの全てを解き放ってあげるよ!」
 
:宇宙ルート第38話「ハマーンのためらい」で、Z-BLUEに敗北したハマーンに「サソリの毒」を仕掛け、暴走させようとする。が……。
 
:宇宙ルート第38話「ハマーンのためらい」で、Z-BLUEに敗北したハマーンに「サソリの毒」を仕掛け、暴走させようとする。が……。
128行目: 134行目:  
;「セツコ…!セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコォォォォッ!!」<BR/>「殺してやる……! それが僕の愛だよ、セツコ!」
 
;「セツコ…!セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコォォォォッ!!」<BR/>「殺してやる……! それが僕の愛だよ、セツコ!」
 
:天獄篇第48話「燃える地球」のセツコとの戦闘前会話。セツコへの愛憎が如実に現れている。
 
:天獄篇第48話「燃える地球」のセツコとの戦闘前会話。セツコへの愛憎が如実に現れている。
;「い、嫌だ! 僕は…まだ死にたくない!」<BR/>「セツコ! 僕を助けてよ、セツコ! ガン・アーレス! 僕を未来に導いてくれよ! 僕は永遠を手に入れて太陽の輝きに…!」
+
;「どいつもこいつも……僕をイラつかせるために生きてるのか! だったら、消してやるよ! 僕以外の全てを、このアン・アーレスの毒で!」
 +
:こちらは通常の戦闘前台詞。本来憎むべき相手に服従した「名もなき誰か」の憎しみは、ヴィルダークが評したように世界そのものに向いていた。
 +
;「い、嫌だ! 僕は…僕はまだ死にたくない!」<BR/>「セツコ! 僕を助けてよ、セツコ! ガン・アーレス! 僕を未来に導いてくれよ! 僕は永遠を手に入れて太陽の輝きに…!」
 
:同上。最後まで生と憎悪に執着するも、アン・アーレスごと肉体を粉砕され、スフィアを奪われることになった。が……。
 
:同上。最後まで生と憎悪に執着するも、アン・アーレスごと肉体を粉砕され、スフィアを奪われることになった。が……。
  
782

回編集