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== 概要 ==
== 概要 ==
全てが謎に包まれた美青年。世界各国の為政者達よりも一段高い位置から世界を睥睨し、失われた太古の兵器である「[[ラグナメイル]]」や技術を所有している。[[アルゼナル]]の[[ジル]]とは因縁があり、彼女からは皮肉を込めた形で「'''神様'''」と言われているが、エンブリヲ自身はチープな表現として好まず「'''調律者'''」を自称している。
=== 人物 ===
=== 人物 ===
物静かな佇まいをしていることもあり、一見すると善良な紳士のようだが、その本質は独善的かつ傲慢であり、美しい者の絶望を愉しむなど残忍な嗜好まで持ち合わせている。 一方で、瞬間移動や空中浮遊、死者の蘇生や[[分身]]、感覚と精神の操作、痛みは感じるものの撃ち抜かれたり刺し貫かれても別の場所から出現する[[不老不死|不死身の身体]]、マナを持つ人間を操れる等々、普通の人間であれば絶対にできないような芸当も難無く行う事が出来る。
物静かな佇まいをしていることもあり、一見すると善良な紳士のようだが、その本質は独善的かつ傲慢であり、美しい者の絶望を愉しむなど残忍な嗜好まで持ち合わせている。 <br />
一方で、瞬間移動や空中浮遊、死者の蘇生や[[分身]]、感覚と精神の操作、痛みは感じるものの撃ち抜かれたり刺し貫かれても別の場所から出現する[[不老不死|不死身の身体]]、マナを持つ人間を操れる等々、普通の人間であれば絶対にできないような芸当も難なくやってのける。
確かにエンブリヲには他人に対する差別意識はないし、ノーマに対しても不当な扱いをする事はないが、これは自分以外のすべてを玩具としてしか見ていないため。相手が男なら気に入らいというだけで容赦無く殺すのに対し、女性に対しては「新しい何かを生み出す母としての役割」があるとして一定の敬意を払っているのも彼の特徴である。<br />
しかし同時に「世界の調律者」である自分は全ての女性を支配して当然だと考えており、そのため気に入った女性を「コレクション」するというとんでもない趣味がある。人間心理の解析にも長けているため、人の心と体をたやすく操れるエンブリヲに対抗できる女性はほとんどおらず、彼のお眼鏡にかなった女性は言葉巧みに誘導してくる彼の虜になってしまう。
ひたすら自分のエゴに忠実である本質故に、他人を平然と利用し価値が無くなれば切り捨てる事を繰り返しており、反発する者の意思など意にも返さない独善性は、まさにジルが評する「神」そのものと言える。
=== 正体 ===
=== 正体 ===
その正体は、マナを扱える人間達を中心とした'''クロスアンジュの世界観そのものを生み出した張本人'''で、つまりは「神」という表現も間違っていない。
その正体は、マナを扱える人間達を中心とした'''クロスアンジュの世界観そのものを生み出した張本人'''で、そういう意味では「神」という表現も間違っていない。
かつては「本来の地球」にて、統一理論・超滞留性粒子・多元宇宙などを発見し、多元宇宙に干渉する新エネルギー「[[ドラグニウム]]」を発見し研究を重ねた天才科学者であったが、ドラグニウムが遠因となって世界大戦、文明崩壊、地球汚染を招いてしまい、争いの続く地球に見切りをつけたエンブリヲは、新世界を目指すべく有人次元観測機「ラグナメイル」を開発。最初のラグナメイルである[[ヒステリカ]]と共に、新たな大航海時代の幕開けを実行に移した。しかし事故によって本来のアルゼナルごと時空の狭間に飛ばされてしまったエンブリヲは、時の流れが完全に停止した世界へと迷い込み、その影響で[[次元力|次元を操作する事]]に成功し無限の時間を手に入れた。そこから多次元の世界に干渉して自らの理想郷を作り出す事を計画する。
かつては「本来の地球」にて、統一理論・超滞留性粒子・多元宇宙などを発見し、多元宇宙に干渉する新エネルギー「[[ドラグニウム]]」の研究を重ねた天才科学者であったが、ドラグニウムが遠因となって世界大戦、文明崩壊、地球汚染を招いてしまい、争いの続く地球に見切りをつけたエンブリヲは、新世界を目指すべく有人次元観測機「ラグナメイル」を開発。最初のラグナメイルである[[ヒステリカ]]と共に、「新たな大航海時代の幕開け」を実行に移した。
しかし事故によって本来のアルゼナルごと時空の狭間に飛ばされてしまったエンブリヲは、時の流れが完全に停止した世界へと迷い込み、その影響で[[次元力|次元を操作する事]]に成功し「無限の時間」を手に入れた。そこから多次元の世界に干渉して自らの理想郷を作り出す事を計画する。
しかし、古の民がいつまでもエンブリヲに屈するはずなど無く、何度も抵抗し敗れながらも、ラグナメイルの一つである[[ヴィルキス|ビルキス]]を奪取され、更には古の民とノーマ達が手を組んだ彼らの一大反抗計画「リベルタス」によって[[ヴィルキス]]に搭乗したジルを中心に戦いを挑まれる事になるが、彼女が[[タスク]]の父親に想いを寄せながらも伝えられない苦しみに捕らわれていた心の隙を突く形で篭絡。タスクの父親に母親であるヴァネッサ、メイの姉を含めた仲間達は石の中へ埋め込む形で死に追いやっており、リベルタスを失敗という形で終わらせた。
理想郷として選んだ地球に干渉したエンブリヲは、思考で操作可能な情報化テクノロジー「マナ」を生まれながらに持っている新人類「ホムンクルス」を生み出し、それらで構成された社会の構築に乗り出す。<br />
マナの力が無制限に使用できるようにすべく、かつての地球から遺伝子を組み替えて最初の[[ドラゴン]]となった始祖・[[アウラ]]を拉致。後に[[神聖ミスルギ皇国|ミスルギ皇国]]となる地で暁の御柱の内部に幽閉・封印し、それを動力源にする事で「ホムンクルス達がマナを無限に使用できる理想郷」の基礎部分を築いた。
しかし、元々エンブリヲが干渉した地球に住んでいた旧人類「古の民」を「獣」と蔑み目障りに思っていたエンブリヲは、彼らを一方的に世界から排除する政策に乗り出した。当然それに反発した古の民達は自分達の居場所を取り戻すべくエンブリヲに戦争を挑む。そんな中で、ホムンクルス同士の中でもマナを扱えない者が時折生まれてしまっていた事から、エンブリヲはマナを扱えない者を「ノーマ」としてホムンクルス達が差別するよう仕向け、ホムンクルス同士の対立を解消させる歪んだ秩序体制を打ち立てた。<br />
また、マナの動力源であるアウラを半永久的に生きながらえさせるには、ドラグニウムを定期的に取り込ませる必要があった事から、アウラを奪還すべく次元を超えて干渉してくるドラゴンをノーマと戦わせる事を思いつき、それによってドラゴンの屍骸から取り出したドラグニウムをアウラに取り込ませている。つまり相互理解を可能としたマナという力、マナを扱えないノーマだけが差別される社会、差別されるノーマがドラゴンと戦い続けなければならない過酷な運命ですらも、全ては'''エンブリヲが自分だけに都合の良い楽園を満喫するためのもの'''に過ぎなかったのである。
しかし、古の民がいつまでもエンブリヲに屈するはずなど無く、何度も抵抗し敗れながらも、ラグナメイルの一つである[[ヴィルキス|ビルキス]]を奪取され、さらには古の民とノーマ達が手を組んだ彼らの一大反抗計画「リベルタス」によって[[ヴィルキス]]に搭乗したジルを中心に戦いを挑まれる事になるが、彼女が[[タスク]]の父親に想いを寄せながらも伝えられない苦しみに捕らわれていた心の隙を突く形で篭絡。タスクの父親に母親であるヴァネッサ、メイの姉を含めた仲間達は石の中へ埋め込む形で死に追いやっており、リベルタスを失敗という形で終わらせた。
=== 劇中での活躍 ===
=== 劇中での活躍 ===
ホムンクルス達の世界の各国の代表達を集めた会談にて、その中心となっていたエンブリヲは、堕落していくホムンクルス達の現在の状況に憂いを感じており、「ドラゴンの対策」と称して、全面降伏・殲滅・世界の作り直しの三つの選択肢を彼等に与える。しかしそれを大きく曲解していた[[ジュリオ・飛鳥・ミスルギ|ジュリオ]]はミスルギ皇国の軍隊を率いて[[アルゼナル]]に侵攻。ノーマ達の虐殺を始めた事から、彼の妹である[[アンジュ]]に接触。虐殺を指揮しているのがジュリオ本人である事を教える。そしてアンジュが怒りに任せてジュリオを殺そうとした際、彼女が実の兄を殺す事を良しとしなかった彼は、ヒステリカのディスコード・フェイザーでジュリオを乗艦諸共木っ端微塵に消し飛ばした。アンジュがヴィルキスの転移で消え去った後、アルゼナルの生き残りで実質上ジルに見捨てられた[[メイルライダー]]達である[[サリア]]、[[エルシャ]]、[[クリス]]、[[ターニャ]]、[[イルマ]]の5人を篭絡。彼女達を自身が所有するラグナメイルを与え、配下として取り込んだ。
ホムンクルス達の世界の各国の代表達を集めた会談にて、その中心となっていたエンブリヲは、堕落していくホムンクルス達の現在の状況に憂いを感じており、「ドラゴンの対策」と称して、全面降伏・殲滅・世界の作り直しの三つの選択肢を彼等に与える。しかしそれを大きく曲解していた[[ジュリオ・飛鳥・ミスルギ]]はミスルギ皇国の軍隊を率いて[[アルゼナル]]に侵攻。ノーマ達の虐殺を始めた事から、彼の妹である[[アンジュ]]に接触。虐殺を指揮しているのがジュリオ本人である事を教える。<br />
そしてアンジュが怒りに任せてジュリオを殺そうとした際、彼女が実の兄を殺す事を良しとしなかった彼は、ヒステリカのディスコード・フェイザーでジュリオを乗艦諸共木っ端微塵に消し飛ばした。アンジュがヴィルキスの転移で消え去った後、アルゼナルの生き残りで実質上ジルに見捨てられた[[サリア]]、[[エルシャ]]、[[クリス]]、[[ターニャ]]、[[イルマ]]の5人を篭絡。彼女達に自身が所有するラグナメイルを与え、配下として取り込む。
後に世界を作り直すべくドラゴン達の暮らす地球とホムンクルス達の暮らす地球の融合を計画し、その実験としてドラゴン達の地球に時空嵐による奇襲を仕掛ける。そしてジュリオを利用していたドラゴン側のスパイである[[リィザ・ランドック|リザーティア]]を捕え、彼女とドラゴン達との間で立てられていたミスルギ皇国侵攻のプランを逆利用。サリア達ダイヤモンドローズ騎士団にアンジュの捕獲を命じるが失敗に終わる。<br />
その後、彼女がドラゴンやノーマを使い捨ての道具にしようとしたジルと決別してアルゼナルから離反した隙を突く形で、再度サリア達に襲撃させ捕える事に成功。アンジュと直接対面する事になる。自身の歪んだ大義を断固として拒絶する彼女を篭絡しようとするも、彼女は毅然とした意志でそれを突っぱね、それに対しドラマティックな感動を覚えたエンブリヲはアンジュに求婚。これ以降は彼女に対してあの手この手を駆使しながら完全に我が物にしようと、常軌を逸した独占欲と執着心を見せる様になった。
最終的に、次元の狭間にてヒルダ、サリア、サラマンディーネにラグナメイルを全機撃墜され、本体とヒステリカもアンジュとタスクにそれぞれ撃破された事で完全に死亡。その野望も潰える事となった。その後のシーンで不老不死の力を失った事でミイラ化したエンブリヲの死体が一瞬確認できる。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
:彼が支配する「マナの領域」がごく一部に限られているという設定からか、今作では超然者というより悪辣な策謀家としてのイメージが強く、また本作の悪役の中でも屈指の存在感を放つ活躍ぶりを見せる。反面、クロスオーバー作品の負の宿命として利用目的で近づいた筈の相手に逆に騙されたり裏切られるなどの失敗を何度も犯しており、原作と比べると間抜けで滑稽な印象も目立つ。
:彼が支配する「マナの領域」がごく一部に限られているという設定からか、今作では超然者というより悪辣な策謀家としてのイメージが強く、また本作の悪役の中でも屈指の存在感を放つ活躍ぶりを見せる。反面、クロスオーバー作品の負の宿命として利用目的で近づいた筈の相手に逆に騙されたり裏切られるなどの失敗を何度も犯しており、原作と比べると間抜けで滑稽な印象も目立つ。
:本作では元々は物語の舞台の一つである[[世界観/V|宇宙世紀世界]]の住人だったが、約3000年前にラグナメイルを率いて[[ミケーネ帝国]]と争い、その戦争と[[ゲッター線]]の暴走によって宇宙世紀世界の文明が壊滅したのを機に西暦世界へ転移。そこで[[始祖連合国]]を作り上げ西暦世界を支配し、レナードら[[アマルガム]]や西暦世界のもう一人の巨悪である[[エグゼブ]]達と組んで暗躍する。
:本作では元々は物語の舞台の一つである[[世界観/V|宇宙世紀世界]]の住人だったが、約3000年前にラグナメイルを率いて[[ミケーネ帝国]]と争い、その戦争と[[ゲッター線]]の暴走によって宇宙世紀世界の文明が壊滅したのを機に西暦世界へ転移。そこで[[始祖連合国]]を作り上げ西暦世界を支配し、レナードら[[アマルガム]]や西暦世界のもう一人の巨悪である[[エグゼブ]]達と組んで暗躍する。
:通常ルートの最終局面でアンジュだけではなく、'''各作品の女性ヒロイン達を何人か攫って「花嫁」にすると称して手駒にしようとする(無論、恋人持ちどころか[[ミスマル・ユリカ|人]][[ベラ・ロナ|妻]]もいるがそれすらも無視)というスパロボ史上最低かつ破廉恥極まりないクロスオーバーを展開する。'''(ちなみに艦長であるラクスやテッサ、サブパイロットのユリカも拉致するので彼女らが拉致される50話ではナデシコC、エターナル、トゥアハー・デ・ダナンもこのステージのみ出撃不可になるために戦力的にも地味に厄介である)。
:通常ルートの最終局面でアンジュだけではなく、'''各作品の女性ヒロイン達を何人か攫って「花嫁」にすると称して手駒にしようとする(無論、恋人持ちどころか[[ミスマル・ユリカ|人]][[ベラ・ロナ|妻]]もいるがそれすらも無視)というスパロボ史上最低かつ破廉恥極まりないクロスオーバーを展開する'''(ちなみに艦長であるラクスやテッサ、サブパイロットのユリカも拉致するので彼女らが拉致される50話ではナデシコC、エターナル、トゥアハー・デ・ダナンもこのステージのみ出撃不可になるために戦力的にも地味に厄介である)。
:最終的には不死身のからくりを通常ルートでは真田、困難ルートではかなめに暴かれ、戦闘に参加している女性陣全員に罵詈雑言を浴びせられながら撃破され敗北。それでも攫った女達を道連れにしようと悪足掻きをするが、レナードの裏切りで同士討ちをする事態になり、更なる傷を負った所でトドメを刺されるという、あまりにも無様な最期を遂げた。
:最終的には不死身のからくりを通常ルートでは真田、困難ルートではかなめに暴かれ、戦闘に参加している女性陣全員に罵詈雑言を浴びせられながら撃破され敗北。それでも攫った女達を道連れにしようと悪足掻きをするが、レナードの裏切りで同士討ちをする事態になり、更なる傷を負った所でトドメを刺されるという、あまりにも無様な最期を遂げた。
:そして、すぐ後に西暦世界の真の支配者であるゲームマスター「[[ブラックノワール]]」が出現、エンブリヲの「世界の調律者」という位置づけさえもブラックノワールが作り出した「ゲームの世界」を盛り上げるために用意されたものに過ぎないという驚天動地の事実が明かされるのだった。<ref>ブラックノワールはエンブリヲに与えた役割を「道化」としているので、要所要所で原作に比べて迂闊な行動をしていたのもブラックノワールの干渉によるものだったのかも知れない。</ref>
:そして、すぐ後に西暦世界の真の支配者であるゲームマスター「[[ブラックノワール]]」が出現、エンブリヲの「世界の調律者」という位置づけさえもブラックノワールが作り出した「ゲーム」を盛り上げるために用意されたものに過ぎないという驚天動地の事実が明かされるのだった<ref>ブラックノワールはエンブリヲに与えた役割を「道化」としているので、要所要所で原作に比べて迂闊な行動をしていたのもブラックノワールの干渉によるものだったのかも知れない。</ref>。
== パイロットステータス ==
== パイロットステータス ==
:彼女にとっての怨敵。彼女からは皮肉を込めて「[[神|神様]]」と呼ばれる。一方で、エンブリヲの方はかつて彼女を散々辱め手篭めにしていながら、再会時には「古い女」と貶し、ヒステリカのビーム砲で致命傷を負わせ、殺害している。『V』では、展開次第ではサリアに邪魔をされて彼女の殺害に失敗し、決戦では罵声を浴びせられる。
:彼女にとっての怨敵。彼女からは皮肉を込めて「[[神|神様]]」と呼ばれる。一方で、エンブリヲの方はかつて彼女を散々辱め手篭めにしていながら、再会時には「古い女」と貶し、ヒステリカのビーム砲で致命傷を負わせ、殺害している。『V』では、展開次第ではサリアに邪魔をされて彼女の殺害に失敗し、決戦では罵声を浴びせられる。
;[[アンジュ]]
;[[アンジュ]]
:自ら計画達成に必要な彼女を手中に収めようとしていたが、エンブリヲの洗脳を乗り越えたことで彼女へ更なる執着を示す。
:自ら計画達成に必要な彼女を手中に収めようとしていたが、自分の洗脳を乗り越えられたため、彼女にさらなる執着を示す。
:一方、アンジュからは「滅絶に値する敵」として認識されている。恋愛云々の相手ではなく、最終的には'''「見つけ次第殺す」'''相手として見られることに。
:一方、アンジュからは「滅絶に値する敵」として認識されている。恋愛云々の相手ではなく、最終的には'''「見つけ次第殺す」'''相手として見られるように。
;[[モモカ・荻野目]]
;[[モモカ・荻野目]]
:彼女も洗脳を自力で振り払った女性だが、好みでは無かった模様。ただし、ホムンクルスでありながら自分の意思を貫いた姿勢には、素直に感心している。'''おそらく、打算も欲望もなく率直に称賛した唯一の相手であり、モモカの良心補正(?)が働いたものと思われる。'''
:彼女も洗脳を自力で振り払った女性だが、好みでは無かった模様。ただし、ホムンクルスでありながら自分の意思を貫いた姿勢には、素直に感心している。'''おそらく、打算も欲望もなく率直に称賛した唯一の相手であり、モモカの良心補正(?)が働いたものと思われる。'''
;[[サリア]]
;[[サリア]]
:アンジュに撃墜された後に救い、部下にする。しかしアンジュへの嫉妬心からアンジュの捕獲任務に乗り気ではなく、失敗した際にお尻を叩いて叱責している。最終的には捨て駒にしたことで離反される。異次元での戦いでは攻撃してきた彼女のクレオパトラ(&テオドーラ)を操りつつ再び配下に引き込もうとするが「もう誰の支配も受けない」というサリアの決意でクレオパトラの能力を引き出したことで反撃され、完全に決別される。『V』ではお尻を叩くシーンはカットされているが、物語の裏で叩いていたらしく、サリア側の特殊セリフで言及されている。
:アンジュに撃墜された後に救い、部下にする。しかしアンジュへの嫉妬心からアンジュの捕獲任務に乗り気ではなく、失敗した際にお尻を叩いて叱責している。
:最終的には捨て駒にしたことで離反される。異次元での戦いでは攻撃してきた彼女のクレオパトラ(&テオドーラ)を操りつつ再び配下に引き込もうとするが「もう誰の支配も受けない」というサリアの決意でクレオパトラの能力を引き出した事で反撃され、完全に決別された。『V』ではお尻を叩くシーンはカットされているが、物語の裏で叩いていたらしく、サリア側の特殊セリフで言及されている。
;[[エルシャ]]
;[[エルシャ]]
:虐殺で死んだ子供を蘇生することで部下にしており、見方を変えれば子供達を人質に従わされていたと言えなくもない。しかし後の戦闘で再び死んだ子供の蘇生を断ったためにエルシャはいいように利用されていることを悟り騎士団を離反する。
:虐殺で死んだ子供を蘇生する奇跡を見せて部下にしており、見方を変えれば子供を人質に従わされていたと言えなくもない。後の戦闘でエンブリヲが再び死んだ子供の蘇生を断ったのを見て、いいように利用されていた事を悟り騎士団を離反する。
:『V』では子供達が本当は蘇生などされておらず、エンブリヲの力で生きている様に見せかけられていた事が判明しており、当然彼女の怒りも買っている。
:『V』では子供達が本当は蘇生などされておらず、エンブリヲの力で生きているように見せかけられていた事が判明。当然彼女の怒りを買った。
;[[クリス]]
;[[クリス]]
:死にかけていたところを救い部下にする。「唯一の友達」という形で自分に依存させる。サリアと同様、捨て駒にしたことを機に離反される。『V』では最終決戦で罵声を浴びせられる。
:死にかけていたところを救い部下にし、「唯一の友達」という形で自分に依存させる。サリアと同様、捨て駒にした事を機に離反される。『V』では最終決戦で罵声を浴びせられる。
;[[ヒルダ]]、[[ロザリー]]
;[[ヒルダ]]、[[ロザリー]]
:原作では特に絡まないが、『V』ではテオドーラに乗り換えた彼女と戦わせるとヒルダを誘惑しようとする。が、当然ながら一蹴される。最終決戦ではロザリーにも罵声を浴びせられる。
:原作では特に絡まないが、『V』ではテオドーラに乗り換えた彼女と戦わせるとヒルダを誘惑しようとする。が、当然ながら一蹴される。最終決戦ではロザリーにも罵声を浴びせられる。
:『V』通常ルートでは彼女たちも花嫁候補として拉致しているが、当然の如く拒絶されている。
:『V』通常ルートでは彼女たちも花嫁候補として拉致しているが、当然の如く拒絶されている。
;[[ロード・ジブリール]]
;[[ロード・ジブリール]]
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では彼を拾い上げ部下とするがジュリオ同様自分の目的を都合よく解釈する彼を見限り抹殺する。ただし、ジュリオに比べれば暴走する様な行動は起こしていなかった(人間性は同レベルだが)。また、何の因果か原作で[[レイ・ザ・バレル|彼を葬った人物]]と[[声優ネタ|声が同じ]]である。
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では彼を拾い上げ部下とするがジュリオ同様自分の目的を都合よく解釈する彼を見限り抹殺する。人間性は同レベルだが、ジュリオに比べれば暴走と言うような行動は起こさなかった。
:また、何の因果か原作で[[レイ・ザ・バレル|彼を葬った人物]]と[[声優ネタ|声が同じ]]である。
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[マリナ・イスマイール]]
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[マリナ・イスマイール]]
:『V』では彼女達を罠にかけて、自分の妾とするため拉致する。
:『V』では彼女達を罠にかけ、自分の妾とするため拉致する。
:不幸中の幸いというべきかアンジュがされたような感覚の操作などの辱めは受けなかったようだが、その紳士の皮を被った醜悪な人間性は2人から当然の如く拒絶されていた。
:不幸中の幸いというべきかアンジュがされたような感覚の操作などの辱めは受けなかったようだが、その紳士の皮を被った醜悪な人間性は2人から当然の如く拒絶された。
;[[ラクス・クライン]]
;[[ラクス・クライン]]
:『V』は彼女にも目を付け拉致する。
:『V』は彼女にも目を付け拉致する。
:困難ルートでは彼女だけを拉致している。手籠めにしようとした背景には、古の民から別れたコーディネーターの姫を自分に跪かせたいという極めて下劣な思惑があり、当人からはそれを見透かされ、「最低な人間」と、最も解かり易い形で評価されていた。
:困難ルートでは彼女だけを拉致している。手籠めにしようとした背景には、古の民から別れたコーディネイターの姫を自分に跪かせたいという極めて下劣な思惑があり、当人からはそれを見透かされ、「最低な人間」と、最も解かり易い形で評価された。
:実は彼女はエンブリヲを破る為の「永遠語り」の歌を代々受け継いでおり、本来なら最優先で始末しなければならない抹殺対象だったのだが、それを知らなかった為にアンジュに執着してる間にまんまと逃げられるという大ポカをやらかしてしまう。結果、時空の狭間から追い出されてしまう事態となり憎悪を剥き出しにして対峙するが、その孤独な境遇から「可哀想な人」と哀れみを送られてしまい、それが罵倒されるよりも屈辱的な返しだった為に更に激高する事になった。
:実は彼女はエンブリヲを破るための「永遠語り」の歌を代々受け継いでおり、本来なら最優先で始末しなければならない抹殺対象だったのだが、それを知らなかったため、アンジュに執着している間にまんまと逃げられるという大ポカをやらかしてしまう。結果、時空の狭間から追い出されてしまう事態となり憎悪を剥き出しにして対峙するが、その孤独な境遇から「可哀想な人」と哀れみを送られてしまい、罵倒されるよりも屈辱的な言葉にさらに激高する事になる。
;[[イオリア・シュヘンベルグ]]
;[[イオリア・シュヘンベルグ]]
:『V』ではかつて彼を同士に誘っているが拒絶されている。欲望と快楽を追求するエンブリヲの存在など、イオリアから見れば最も唾棄すべき人間であったのは想像に難くない。
:『V』ではかつて彼を同士に誘っているが拒絶されている。どこまでも利己的な欲望と快楽を追求するエンブリヲは、イオリアから見れば最も唾棄すべき人間であっただろう事は想像に難くない。
:後に彼はエンブリヲも知らなかった[[ブラックノワール|世界の真実]]に辿り着いていた事が判明する。
:後に彼はエンブリヲも知らなかった[[ブラックノワール|世界の真実]]に辿り着いていた事が判明する。
;[[リボンズ・アルマーク]]
;[[リボンズ・アルマーク]]
:『V』では直接関わる場面は無いが、かつてエンブリヲを一時的にとはいえ出し抜くことに成功した数少ない人物である。
:『V』では直接関わる場面は無いが、かつてエンブリヲを一時的にとはいえ出し抜いた数少ない人物である。
=== リアル系 ===
=== リアル系 ===
;[[レナード・テスタロッサ]]
;[[レナード・テスタロッサ]]
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では彼の能力や目的に目を付け、協力関係を築くが、互いに見下しあっている(ことにレナードには内心見下されてる以上に嫌悪されており、彼と同類扱いされた際には心底不愉快な様子を見せていた)。
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では彼の能力や目的に目を付け、協力関係を築くが、互いに見下しあっている。ことにレナードには内心見下されてる以上に嫌悪されており、彼と同類扱いされた際には心底不愉快な様子を見せていた。
:流石のレナードもエンブリヲの欲望を丸出しにした見境のないハーレム願望には呆れており、最終的に滑稽かつ醜悪極まりないエンブリヲの姿を見て改心するに至ったが、血みどろの同士討ちによって命を落とす事になった。
:流石のレナードもエンブリヲの欲望を丸出しにした見境のないハーレム願望には呆れており、最終的に滑稽かつ醜悪極まりないエンブリヲの姿を見て改心するに至ったが、血みどろの同士討ちによって命を落とす事になった。
;[[ソフィア]]
;[[ソフィア]]
:『V』ではエンブリヲの非道な所業の数々を見た結果、自分自身の行動に恐怖を覚えてしまう程自省する事になり、最終的にはレナード同様改心するに至る。
:『V』ではエンブリヲの非道な所業の数々を見た結果、自分自身の行動に恐怖を覚えてしまうほど自省する事になり、最終的にはレナード同様改心するに至る。
;[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]
;[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]
:『V』では西暦世界ルート第37話にて、アンジュを捕らえるための刺客として[[アルゼナル]]に彼を差し向ける。アンジュ確保のための刺客に任命されたことを彼からは喜ばれていたが、当のエンブリヲは彼を捨て駒としか見なしておらず、彼の下品さを侮蔑している。
:『V』では西暦世界ルート第37話にて、アンジュを捕らえるための刺客として[[アルゼナル]]に彼を差し向ける。アンジュ確保のための刺客に任命されたことを彼からは喜ばれていたが、当のエンブリヲは彼を捨て駒としか見なしておらず、彼の下品さを侮蔑している。
;[[ハーデス神]]
;[[ハーデス神]]
:『V』ではかつての敵対者。まだエンブリヲが宇宙世紀世界の科学者だった3000年前にハーデス率いる[[ミケーネ帝国]]が地上に現れたため、エンブリヲは彼らに対抗するための兵器として[[ラグナメイル]]を作り出した。
:『V』ではかつての敵対者。まだエンブリヲが宇宙世紀世界の科学者だった3000年前にハーデス率いる[[ミケーネ帝国]]が地上に現れたため、エンブリヲは彼らに対抗するための兵器として[[ラグナメイル]]を作り出した。
:最終的にミケーネは[[ゼウス神]]によって封じられることになるが、今度は生き残った人類同士がラグナメイルで戦争を続けたために文明は崩壊。エンブリヲはこの世界と人類を見限ることになる。
:最終的にミケーネは[[ゼウス神]]によって封じられる事になるが、今度は生き残った人類同士がラグナメイルで戦争を続けたために文明は崩壊。エンブリヲはこの世界と人類を見限ることになる。
:宇宙世紀世界に未練がなくなった今でも、エンブリヲは彼らオリュンポスの神々を「悪魔」と呼び憎悪している。
:宇宙世紀世界に未練がなくなった今でも、エンブリヲは彼らオリュンポスの神々を「悪魔」と呼び憎悪している。
;[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]
;[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]
:『V』では時空融合のために[[マジンガーZERO]]と[[EVA初号機]]を利用したことで、彼から強い怒りを抱かれる。
:『V』では時空融合のために[[マジンガーZERO]]と[[EVA初号機]]を利用したことで、彼から強い怒りを抱かれる。
;[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]
;[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]
:『V』ではドラグニウム(ゲッター線)の研究者同士繋がりがあり、彼を蘇生させ[[真ドラゴン]]を奪取させることで[[地球艦隊・天駆]]の出航妨害を企てるが、逆に彼に真ドラゴンの完成に利用された挙句、彼から「科学者を名乗る資格無し」「ゲッター線の真髄を永遠に理解できない」と突きつけられ、大人気無く激昂することに。
:『V』ではドラグニウム=ゲッター線の研究者同士繋がりがあり、彼を蘇生させ[[真ドラゴン]]を奪取させる事で[[地球艦隊・天駆]]の出航妨害を企てるが、逆に彼に真ドラゴンの完成に利用された挙句、彼から「科学者を名乗る資格無し」「ゲッター線の真髄を永遠に理解できない」と突きつけられ、大人気無く激昂することに。
;[[コーウェン]]、[[スティンガー (ゲッターロボ)|スティンガー]]
;[[コーウェン]]、[[スティンガー (ゲッターロボ)|スティンガー]]
:『V』では早乙女博士同様、ドラグニウム(ゲッター線)の研究者として彼等を蘇らせた。また、彼ら[[インベーダー]]という生物を「下品」と蔑んでいる。グロテスクな外見からも間違ってはいないが…。
:『V』では早乙女博士同様、ドラグニウム=ゲッター線の研究者として彼等を蘇らせた。一方で、彼ら[[インベーダー]]を「下品」と蔑んでいる。グロテスクな外見もその性質も、あながち間違ってはいないが……。
;[[吉永サリー]]
;[[吉永サリー]]
:『V』通常ルートでは彼女も花嫁候補として拉致している。
:『V』通常ルートでは彼女も花嫁候補として拉致している。
:戦闘前会話にて、「女の敵」に認定される。
:戦闘前会話にて、「女の敵」に認定される。
;[[ネバンリンナ]]
;[[ネバンリンナ]]
:覚醒直後の彼女から地球人のサンプルとして観察されていた。優秀な頭脳を持っているのは間違いないが、人間性が壊滅的な為[[クリス]]曰く「'''最悪の選択'''」。
:覚醒直後の彼女から地球人のサンプルとして観察されていた。優秀な頭脳を持っているのは間違いないが、人間性が壊滅的なため、[[クリス]]曰く「'''最悪の選択'''」。
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
;「どうしようもないな」<br/>「本当に、どうしようもない」
;「どうしようもないな」<br/>「本当に、どうしようもない」
:第12話よりエンブリヲの第一声。国家元首達の会談を聞きながら、本を閉じて自分の席に向かいつつ発言。
:第12話よりエンブリヲの第一声。国家元首達の会談を聞きながら、本を閉じて自分の席に向かいつつ発言。
:この台詞は国家元首たちがドラゴン対策に関して話し合っており、ヴィルギスが確認されたためノーマを使う訳にはいかないため自分達「人間」が戦わなければならないのかという現実に全員が沈黙してしまった際の台詞であり、後述の台詞からもホムンクルス達の堕落振りを呆れた発言だったと思われる。
:この台詞は国家元首たちがドラゴン対策に関して話し合っており、ヴィルギスが確認されたためノーマを使うわけにはいかないため自分達「人間」が戦わなければならないのかという現実に全員が沈黙してしまった際の台詞であり、後述の台詞からもホムンクルス達の堕落振りを呆れた発言だったと思われる。
;「選択肢は二つ。1、『ドラゴンに全面降伏する』」<br/>「2、『ドラゴンを全滅させる』」<br/>「だから…3、『世界を作り直す』」<br/>「全部壊してリセットする…害虫を殺し、土を入れ替え、正常な世界に」
;「選択肢は2つ。①『ドラゴンに全面降伏する』」<br/>「②『ドラゴンを全滅させる』」<br/>「だから……、③『世界を作り直す』」<br/>「全部壊してリセットする…害虫を殺し、土を入れ替え、正常な世界に」
:国家元首達に提案した[[ドラゴン]]への対処の提案。ちなみに、3つ目の提案に対し[[ジュリオ・飛鳥・ミスルギ|ジュリオ]]は「素晴らしい!」と共感していた。
:国家元首達に提案した[[ドラゴン]]への対処の提案。ちなみに、3つ目の提案に対し[[ジュリオ・飛鳥・ミスルギ|ジュリオ]]は「素晴らしい!」と共感していた。
:この事からジュリオは「世界からノーマを殲滅させる」事がエンブリヲの目的だと思っていた様子。
:この事からジュリオは「世界からノーマを殲滅させる」事がエンブリヲの目的だと思っていた様子。
;「全く酷い事をする…こんなことを許した覚えは無いんだが」
;「全く酷い事をする。こんなことを許した覚えは無いんだが」
:第13話より。射殺され、更に火炎放射で黒焦げにされたノーマたちの遺体を見ながら。突如アンジュの前に現れてアルゼナル襲撃の元凶がジュリオである事を知らせる。
:第13話より。射殺され、さらに火炎放射で黒焦げにされたノーマの遺体を見ながら。突如アンジュの前に現れてアルゼナル襲撃の元凶がジュリオである事を知らせる。
:エンブリヲからしてみれば、虐殺は自分の理想とは程遠い行為だったのだろう。
:エンブリヲからしてみれば、虐殺は自分の理想とは程遠い行為だったのだろう。
;「アンジュ、君は美しい。君の怒りは純粋で白く、何よりも熱い。理不尽や不条理に立ち向かい焼き尽くす炎のように。気高く美しい炎。つまらないものを燃やしてその炎を汚してはいけない。だから…私がやろう。君の罪は私が背負う」
;「アンジュ、君は美しい。君の怒りは純粋で白く、何よりも熱い。理不尽や不条理に立ち向かい焼き尽くす炎のように。気高く美しい炎。つまらないものを燃やしてその炎を汚してはいけない。だから…私がやろう。君の罪は私が背負う」
:同話。怒りを滾らせ兄ジュリオを殺そうとするアンジュだったが寸前でエンブリヲが介入し止められる。直後、ヒステリカのディスコード・フェイザーを発動させジュリオを粛正するのだった。
:同話。怒りを滾らせ兄ジュリオを殺そうとするアンジュだったが寸前でエンブリヲが介入し止められる。直後、ヒステリカのディスコード・フェイザーを発動させジュリオを粛正するのだった。
;「旧世界の人間たちは野蛮で好戦的でね、足りなければ奪い合い、満たされなければ怒る。まるで獣だった。彼らを滅亡から救うには人間を作り変えるしかない。そしてこの世界を創った」<br/>「だが今度は堕落した。与えられることに慣れ、自ら考えることを放棄したんだ。君も見ただろう、誰かに命じられれば、いとも簡単に差別し虐殺する。彼らの腐った本性を」<br/>「人間は何も変わっていない。本質的には邪悪で愚かなものだ」
;「旧世界の人間たちは野蛮で好戦的でね。足りなければ奪い合い、満たされなければ怒る……まるで獣だった。彼らを滅亡から救うには人間を作り変えるしかない。そしてこの世界を創った」<br/>「だが今度は堕落した。与えられる事に慣れ、自ら考えることを放棄したんだ。君も見ただろう、誰かに命じられれば、いとも簡単に差別し虐殺する。彼らの腐った本性を」<br/>「人間は何も変わっていない。本質的には邪悪で愚かなものだ」
:第20話「神の求魂」にて。これまでの展開を見てきた視聴者からすれば、エンブリヲがそう言いたくなるのも仕方ないと思えるだろう。
:第20話「神の求魂」にて。これまでの展開を見てきた視聴者からすれば、エンブリヲがそう言いたくなるのも仕方ないと思えるだろう。
:……もっともそうするよう仕向けた本人が言っても説得力がないのも確かなのだが。
:……そうするよう仕向けた本人が言っても説得力がないが。
;「誰が諸君らを連れて行くと言ったかね?」<br />「新しい世界は賢い女達が創る。出来損ない共は、世界を混沌にした責任を取りたまえ」
;「誰が諸君らを連れて行くと言ったかね?」<br />「新しい世界は賢い女達が創る。出来損ないどもは、世界を混沌にした責任を取りたまえ」
:第22話「Necessary」より。時空融合を目前にして、国家元首達を用済みとばかりに切り捨てる。後述の迷台詞と併せて[[パプテマス・シロッコ|この人]]を彷彿とさせるが、エンブリヲの方が遥かにタチが悪い事は言うまでもない。
:第22話「Necessary」より。時空融合を目前にして、国家元首達を用済みとばかりに切り捨てる。後述の迷台詞と併せて[[パプテマス・シロッコ|この人]]を彷彿とさせるが、エンブリヲの方が遥かにタチが悪い事は言うまでもない。
:当然国家元首たちは驚愕するが、エンデラント連合大統領とマーメリア共和国書記長は驚愕したまま、ローゼンブルム王国国王とヴェルダ王朝女王はエンブリヲに縋ろうとして、ガリア帝国皇帝は「我々を見捨てるつもりですか!?」と恨み言を放つがそのまま全員の通信が遮断される。
:当然国家元首たちは驚愕するが、エンデラント連合大統領とマーメリア共和国書記長は驚愕したまま、ローゼンブルム王国国王とヴェルダ王朝女王はエンブリヲに縋ろうとして、ガリア帝国皇帝は「我々を見捨てるつもりですか!?」と恨み言を放つがそのまま全員の通信が遮断される。
;「君達は私の為に時間を稼いでくれたまえ」<br />「私は花嫁を迎えに行かねばならない。後は頼んだよ、皆」
;「君達は私のために時間を稼いでくれたまえ」<br />「私は花嫁を迎えに行かねばならない。後は頼んだよ、皆」
:第24話「明日なき戦い」より。アンジュを拉致する時間を稼ぐべく、ダイヤモンドローズ騎士団をドラゴンの群れの只中に強制転移させ、捨て駒にする。
:第24話「明日なき戦い」より。アンジュを拉致する時間を稼ぐべく、ダイヤモンドローズ騎士団をドラゴンの群れの只中に強制転移させ、捨て駒にする。
:二行目の台詞に至っては[[ターニャ]]と[[イルマ]]が喰い殺されるのを尻目に言い放っており、この仕打ちでようやく[[サリア]]達も彼の本性に気付くのだった。
:二行目の台詞に至っては[[ターニャ]]と[[イルマ]]が喰い殺されるのを尻目に言い放っており、この仕打ちでようやく[[サリア]]達も彼の本性に気付くのだった。
;「何故だアンジュ!!無限の時間に無限の愛。私に支配されることの何が不満だというのだ!?」<br />「1000年の中から選んでやったというのに!私の愛を理解出来ぬ女など、もはや不要ッ!!」
;「何故だアンジュ!無限の時間に無限の愛。私に支配される事の何が不満だというのだ!?」<br />「1000年の中から選んでやったというのに!私の愛を理解出来ぬ女など、もはや不要ッ!!」
:第25話「時の彼方で」にて。当然ながらアンジュからは徹底的に拒絶される事になり……
:第25話「時の彼方で」にて。当然ながらアンジュからは徹底的に拒絶される事になり……
;「アンジュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」<br />「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
;「アンジュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」<br />「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
:同話。断末魔の叫び。タスクに人間体を一刀両断され、残ったヒステリカも妄執の叫びをあげヴィルキスに手を伸ばすが、それはアンジュの罵倒により否定され、エンブリヲはアンジュの言葉通り塵に還った。
:同話。断末魔の叫び。タスクに人間体を一刀両断され、残ったヒステリカも妄執の叫びをあげヴィルキスに手を伸ばすが、それはアンジュの罵倒により否定され、エンブリヲはアンジュの言葉通り塵に還った。
;「今まで私は、調律者としてこの世界を見守っていた。実体を次元の狭間に置いたまま、まるで亡霊のように。新しい世界に私の実体が存在できる可能性は半々だ」<br/>「もしかしたら、永遠に次元の狭間に取り残されてしまうかもしれない」<br/>「私も生きてみたくなったのだよ。そのためなら多少の危険は覚悟の上だ」<br/>「他に方法はない。チャンスは一度きりだ」<br/>「だが、最後に君に叱られて。私は選択を誤っていないことを確信したよ、ナオミ」<br/>「すまない、優しき乙女よ… 君と出会えてよかった。ありがとう」
;「今まで私は、調律者としてこの世界を見守っていた。実体を次元の狭間に置いたまま、まるで亡霊のように。新しい世界に私の実体が存在できる可能性は半々だ」<br/>「もしかしたら、永遠に次元の狭間に取り残されてしまうかもしれない」<br/>「私も生きてみたくなったのだよ。そのためなら多少の危険は覚悟の上だ」<br/>「他に方法はない。チャンスは一度きりだ」<br/>「だが、最後に君に叱られて。私は選択を誤っていないことを確信したよ、ナオミ」<br/>「すまない、優しき乙女よ……君と出会えてよかった。ありがとう」
:[[プレイステーション・ヴィータ|PS Vita]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』より。
:[[プレイステーション・ヴィータ|PS Vita]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』より。
:上記のゲーム版の[[主人公]]であるナオミとの交流によって、原作本編では考えられないような'''きれいなエンブリヲ'''が拝める。
:上記のゲーム版の[[主人公]]であるナオミとの交流によって、原作本編では考えられないような'''きれいなエンブリヲ'''が拝める。