差分
→正体
かつては「本来の地球」にて、統一理論、超滞留性粒子、多元宇宙などを発見し、多元宇宙に干渉する新エネルギー「[[ドラグニウム]]」を発見し研究を重ねた天才科学者であったが、ドラグニウムが遠因となって世界大戦、文明崩壊、地球汚染を招いてしまい、争いの続く地球に見切りをつけたエンブリヲは、新世界を目指すべく、有人次元観測機ラグナメイルを開発。最初のラグナメイルである[[ヒステリカ]]と共に、新たな大航海時代の幕開けを実行に移した。しかし、事故によって本来のアルゼナルごと時空の狭間に飛ばされてしまったエンブリヲは、時の流れが完全に停止した世界へと迷い込むのだが、その影響で[[次元力|次元を操作する事]]に成功して無限の時間を手に入れ、そこから多次元の世界に干渉して自らの理想郷を作り出す事を計画する。
かつては「本来の地球」にて、統一理論、超滞留性粒子、多元宇宙などを発見し、多元宇宙に干渉する新エネルギー「[[ドラグニウム]]」を発見し研究を重ねた天才科学者であったが、ドラグニウムが遠因となって世界大戦、文明崩壊、地球汚染を招いてしまい、争いの続く地球に見切りをつけたエンブリヲは、新世界を目指すべく、有人次元観測機ラグナメイルを開発。最初のラグナメイルである[[ヒステリカ]]と共に、新たな大航海時代の幕開けを実行に移した。しかし、事故によって本来のアルゼナルごと時空の狭間に飛ばされてしまったエンブリヲは、時の流れが完全に停止した世界へと迷い込むのだが、その影響で[[次元力|次元を操作する事]]に成功して無限の時間を手に入れ、そこから多次元の世界に干渉して自らの理想郷を作り出す事を計画する。
理想郷として選んだ地球に干渉したエンブリヲは、思考で操作可能な情報化テクノロジー「マナ」を生まれながらに持っている新人類「ホムンクルス」を生み出し、それらで構成された社会の構築に乗り出すが、マナの力が無制限に使用できるようにすべく、かつての地球へと戻り、遺伝子を組み替えて最初の[[ドラゴン]]となった始祖・[[アウラ]]を拉致。後に[[神聖ミスルギ皇国|ミスルギ皇国]]となる地で暁の御柱の内部に幽閉・封印し、それを動力源にする事で、「ホムンクルス達がマナを無限に使用できる理想郷」の基礎部分を築いた。しかし、元々エンブリヲが干渉した地球に住んでいた旧人類「古の民」を「獣」呼ばわりして目障りに思っていたエンブリヲは、彼らを一方的に世界から排除する政策に乗り出し、当然それに反発した古の民達は、自分達の居場所を取り戻すべく、エンブリヲに戦争を挑む事になっている。また、そんな中で、ホムンクルス同士の中でもマナを扱えない者が時折生まれてしまっていた事から、エンブリヲはマナを扱えない者を「ノーマ」としてホムンクルス達が差別するよう仕向けて、ホムンクルス同士の対立を解消させる歪んだ秩序体制を打ち立てている。更にはマナの動力源であるアウラを半永久的に生きながらえさせるには、ドラグニウムを定期的に取り込ませる必要があった事から、アウラを奪還すべく次元を超えて干渉してくるドラゴン達をノーマ達と戦わせる事を思いつき、それによってドラゴンの屍骸から取り出したドラグニウムをアウラに取り込ませている。つまり、相互理解を可能としたマナという力、マナを扱えないノーマだけが差別される社会、差別されるノーマ達がドラゴンと戦い続けなければならない過酷な運命ですらも、全ては'''エンブリヲが自分だけに都合の良い楽園を満喫する為のもの'''に過ぎなかったのである。
しかし、古の民がいつまでもエンブリヲに屈するはずなど無く、何度も抵抗し敗れながらも、ラグナメイルの一つである[[ヴィルキス|ビルキス]]を奪取され、更には古の民とノーマ達が手を組んだ彼らの一大反抗計画「リベルタス」によって[[ヴィルキス]]に搭乗したジルを中心に戦いを挑まれる事になるが、彼女が[[タスク]]の父親に想いを寄せながらも伝えられない苦しみに捕らわれていた心の隙を突く形で篭絡。タスクの父親に母親であるヴァネッサ、メイの姉を含めた仲間達は、石の中へ埋め込み、死に追いやっており、リベルタスを失敗という形で終わらせた。
しかし、古の民がいつまでもエンブリヲに屈するはずなど無く、何度も抵抗し敗れながらも、ラグナメイルの一つである[[ヴィルキス|ビルキス]]を奪取され、更には古の民とノーマ達が手を組んだ彼らの一大反抗計画「リベルタス」によって[[ヴィルキス]]に搭乗したジルを中心に戦いを挑まれる事になるが、彼女が[[タスク]]の父親に想いを寄せながらも伝えられない苦しみに捕らわれていた心の隙を突く形で篭絡。タスクの父親に母親であるヴァネッサ、メイの姉を含めた仲間達は、石の中へ埋め込み、死に追いやっており、リベルタスを失敗という形で終わらせた。