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[[神聖ブリタニア帝国]]第3皇女であり[[エリア11]]副総督でもある[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]によって提唱された日本人(イレヴン)とブリタニア人が平等に暮らせる特区(街)をフジ地区(富士山近辺)に設立する構想。
 
[[神聖ブリタニア帝国]]第3皇女であり[[エリア11]]副総督でもある[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]によって提唱された日本人(イレヴン)とブリタニア人が平等に暮らせる特区(街)をフジ地区(富士山近辺)に設立する構想。
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皇帝[[シャルル・ジ・ブリタニア]]と宰相である第2皇子[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]によって認められ、実現間近まで進んだ。(実際、シャルルからすれば日本の国土の内、本当に必要だったのは[[アーカーシャの剣]]の遺跡のある[[神根島]]のみであって、それ以外の本土はイレヴンに返そうが返すまいが痛くも痒くもなかったというのが本当のところであった。)しかし、政略的に見ればブリタニアにとって益はなく、ブリタニア軍部はこの政策を由としなかった(ただし、あくまでフジサン近郊のみの地域限定であること、および提唱者のユーフェミアが皇女であり、皇帝と宰相が設立を許可し、総督のコーネリアも黙認しているので表立った反対はなかったが、軍人たちは内心では大きな不満を抱えており、それは最悪な形で発露される事となる)。
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皇帝[[シャルル・ジ・ブリタニア]]と宰相である第2皇子[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]によって認められ、実現間近まで進んだ。しかし、政略的に見ればブリタニアにとって益はなく、ブリタニア軍部はこの政策を由としなかった(ただし、あくまでフジサン近郊のみの地域限定であること、および提唱者のユーフェミアが皇女であり、皇帝と宰相が設立を許可し、総督のコーネリアも黙認しているので表立った反対はなかった)。
 
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だが記念式典当日、ユーフェミアは特区参加を呼びかけた[[黒の騎士団]]総帥[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]と2人だけで会談を行なった後、突然日本人虐殺を命令してしまう。この命令によって式典会場は地獄絵図と化し、ユーフェミア本人も事態を収めるためゼロに殺害されたため、以降、この構想は頓挫した。弱肉強食を国是とし、他国への侵略を良しとしていた神聖ブリタニア帝国も、武器も持っていない丸腰の相手を甘言を持って罠にかけ騙し討ちにしたこの事件は国家始まって以来の最大級の不祥事と判断し、公式発表では首謀者のユーフェミアは皇籍剥奪の上、処刑されたと記録された。
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だが記念式典当日、ユーフェミアは特区参加を呼びかけた[[黒の騎士団]]総帥[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]と2人だけで会談を行なった後、突然日本人虐殺を命令してしまう。この命令によって式典会場は地獄絵図と化し、ユーフェミア本人も事態を収めるためゼロに殺害されたため、以降、この構想は頓挫した。
 
=== 行政特区日本・日本人虐殺事件 ===
 
=== 行政特区日本・日本人虐殺事件 ===
 
前述の通り、皇暦2017年12月10日に行政特区日本の式典会場においてユーフェミア本人による日本人虐殺命令によって引き起こされた事件。この事件における犠牲者は1万人を超えるとされている(小説版より)。事件を拡大させてしまった要因は虐殺命令が出された際にユーフェミアを諌めようとした将軍[[アンドレアス・ダールトン]]が彼女に銃撃され指揮が取れなくなったことと、彼女の命令を実行した軍人たちが次第に虐殺に酔い、自らの行動に躊躇しなくなってしまったことである。
 
前述の通り、皇暦2017年12月10日に行政特区日本の式典会場においてユーフェミア本人による日本人虐殺命令によって引き起こされた事件。この事件における犠牲者は1万人を超えるとされている(小説版より)。事件を拡大させてしまった要因は虐殺命令が出された際にユーフェミアを諌めようとした将軍[[アンドレアス・ダールトン]]が彼女に銃撃され指揮が取れなくなったことと、彼女の命令を実行した軍人たちが次第に虐殺に酔い、自らの行動に躊躇しなくなってしまったことである。
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ユーフェミアの命令とはいえ、皇女の様子が明らかにおかしかったにもかかわらず、スザクやダールトンを除くブリタニア兵士たちが何の疑念も抱かず「待ってました」と言わんばかりに殺戮に及んだ事が、どれほど本心からこの政策に協力していた者がいなかったかという事や、イレヴンの命など虫程度にしか考えていないという、ブリタニア人大多数のナンバーズへの意識が改めて浮き彫りになった(ただし、小説では軍人達が躊躇している様子も描かれているので放送時間の都合もあると思われる)。
      
事件の真相を詳細に記すと、ユーフェミアが反ブリタニア組織黒の騎士団総帥ゼロの正体を自分の異母兄[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]と知っていたため、ブリタニアと敵対している彼にも協力を呼びかけ、式典当日に彼が要請に応じてユーフェミアと2人だけで会談をしている際、誤って『'''日本人を殺せ'''』という命令の[[ギアス]]をユーフェミアに掛けてしまったことが全ての原因である。
 
事件の真相を詳細に記すと、ユーフェミアが反ブリタニア組織黒の騎士団総帥ゼロの正体を自分の異母兄[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]と知っていたため、ブリタニアと敵対している彼にも協力を呼びかけ、式典当日に彼が要請に応じてユーフェミアと2人だけで会談をしている際、誤って『'''日本人を殺せ'''』という命令の[[ギアス]]をユーフェミアに掛けてしまったことが全ての原因である。