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『[[スーパーロボット大戦D]]』で[[ジョシュア・ラドクリフ|男主人公]]を選んだ際の[[ヒロイン]]的存在。むしろ、[[クリアーナ・リムスカヤ|女主人公]]を差し置いて「'''スーパーロボット大戦Dの真のヒロイン'''」的な立場とも言える。
 
『[[スーパーロボット大戦D]]』で[[ジョシュア・ラドクリフ|男主人公]]を選んだ際の[[ヒロイン]]的存在。むしろ、[[クリアーナ・リムスカヤ|女主人公]]を差し置いて「'''スーパーロボット大戦Dの真のヒロイン'''」的な立場とも言える。
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愛称は「ラキ」だが、そう呼ぶのは彼女と同時期に生み出された[[イグニス]]や、後の[[ジョシュア・ラドクリフ]](ジョッシュ)など一部の人物のみで、殆どの人間は「グラキエース」と呼んでいる。しかし、彼女を愛称で呼ぶ人物の一人が主人公なので、プレイヤーの印象に残りやすい。逆にいえば、この2人はグラキエースにとって特別な相手である。
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愛称は「ラキ」だが、そう呼ぶのは彼女と同時期に生み出された[[イグニス]]や、後の[[ジョシュア・ラドクリフ]](ジョッシュ)など一部の人物のみで、殆どの人間は「グラキエース」と呼んでいる。しかし、彼女を愛称で呼ぶ人物の一人が主人公なので、プレイヤーの印象に残りやすい。逆にいえば、この2人はグラキエースにとって特別な相手である。なお、第2次OGでは同時参入するウェントスもそう呼んでおり、自身も彼を「ウェン」と呼ぶ場面が散見された。
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性格は敵対時は感情が与えられていない事もあってか、冷徹かつ無慈悲。初登場時には民間人のいる街を破壊し尽くした上で現れている。生まれた時から身に着けていたクリスタルが割れた後は、冷静な性格ではあるものの、それまでの経緯から日常的な事柄には疎い浮世離れした一面を露呈している。ちなみに一人称が敵対時と味方時で微妙に変化し、敵対時は「私」、味方時は「わたし」である。
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性格は敵対時は感情が与えられていない事もあってか、冷徹かつ無慈悲。初登場時には民間人のいる街を破壊し尽くした上で現れている。生まれた時から身に着けていたクリスタルが割れた後は、冷静な性格ではあるものの、それまでの経緯から日常的な事柄には疎い浮世離れした一面を露呈している。ちなみに一人称が敵対時と味方時で微妙に変化し、敵対時は「私」、味方時は「わたし」である(第2次OGでは「私」で統一)。
    
当初はルイーナ遊撃軍として多くの町を滅ぼし、負の感情を集めていた。ある時[[ジョシュア・ラドクリフ]]と出会い、互いの機体のシュンパティアが共鳴したため、意識を共有してしまう。本来感情を持たない存在だったが、ジョッシュの意識を通して人としての心を持ってしまったために精神的に不安定になり、やがて自らを「壊れた」と判断するようになる。そして数度のジョッシュとの交戦の後、ルイーナの基地ごと自爆しようとするが、そこへ彼女を救うためにジョッシュが現れる。だが、彼の必死の説得にも耳を傾ける事無く、力尽きた彼と共に死を迎えようとするが、[[ウェントス]]に助けられて脱出する。
 
当初はルイーナ遊撃軍として多くの町を滅ぼし、負の感情を集めていた。ある時[[ジョシュア・ラドクリフ]]と出会い、互いの機体のシュンパティアが共鳴したため、意識を共有してしまう。本来感情を持たない存在だったが、ジョッシュの意識を通して人としての心を持ってしまったために精神的に不安定になり、やがて自らを「壊れた」と判断するようになる。そして数度のジョッシュとの交戦の後、ルイーナの基地ごと自爆しようとするが、そこへ彼女を救うためにジョッシュが現れる。だが、彼の必死の説得にも耳を傾ける事無く、力尽きた彼と共に死を迎えようとするが、[[ウェントス]]に助けられて脱出する。
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最終決戦では涙を呑んで兄弟のような関係であった[[イグニス]]を倒し、[[ペルフェクティオ]]との戦いも乗り越えるが、戦後、[[敷島博士 (ゲッターロボ)|敷島博士]]によって[[メリオルエッセ]]の寿命は3年しかない事がジョッシュに明かされる。しかし、グラキエースはそれを知らぬままジョッシュと共に残された僅かな日々を過ごす事になる。その先で彼女が救われたかどうかは、ゲーム中では全く明かされない。
 
最終決戦では涙を呑んで兄弟のような関係であった[[イグニス]]を倒し、[[ペルフェクティオ]]との戦いも乗り越えるが、戦後、[[敷島博士 (ゲッターロボ)|敷島博士]]によって[[メリオルエッセ]]の寿命は3年しかない事がジョッシュに明かされる。しかし、グラキエースはそれを知らぬままジョッシュと共に残された僅かな日々を過ごす事になる。その先で彼女が救われたかどうかは、ゲーム中では全く明かされない。
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当時のプレイヤーを絶望に落とし込んだEDではあったが、一方で無常観の漂うDらしいEDであったとも言える。それを象徴するかのように、もしOGシリーズに登場した時の彼女の扱いについては、ファンの間でも「原作を尊重して余命3年で」「スパロボなんだから、原作の悲劇を回避する方向で生存して欲しい」と真っ二つに割れている。[[アクセル・アルマー|アクセル]][[アインスト・アルフィミィ|アルフィミィ]]、[[デスピニス]]の事を考えると、希望がないわけではないし、ジョッシュと幸せになって欲しいと思うファンがいるのも当然ではあるが、あの静かな幕引きこそがジョッシュとラキの結末に相応しいと思うファンがいるのもまた当然と言える。
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当時のプレイヤーを絶望に落とし込んだEDではあったが、一方で無常観の漂うDらしいEDであったとも言える。それを象徴するかのように、もしOGシリーズに登場した時の彼女の扱いについては、ファンの間でも「原作を尊重して余命3年で」「スパロボなんだから、原作の悲劇を回避する方向で生存して欲しい」と真っ二つに割れていた。実際にグラキエースが登場した第2次OGでは、結局D準拠の幕引きとなった……のだが、同じく余命3年の[[アリエイル・オーグ]]には[[ラミア・ラヴレス]]のデータを応用した延命策が考えられているため、またも意見が真っ二つに割れている。
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[[ウェントス]]同様、仲間にすると顔グラが変わって一気に美人になる(敵顔グラの時がやや微妙だったのも原因)。仲間になった際の絵は公開されてないが、顔グラをよく見ると束ねていた髪を解いているのが分かる。また、あの濃い化粧は落とした模様。服装については、トップスに桃色のロングネックインナーらしきものを身に着けている以外は不明。これについてはファンの間では味方になった彼女の公式イラストとカットインが存在しない事を本気で残念がる声がある。
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[[ウェントス]]同様、仲間にすると顔グラが変わって一気に美人になる(敵顔グラの時がやや微妙だったのも原因)。仲間になった際の絵は公開されてないが、顔グラをよく見ると束ねていた髪を解いているのが分かる。また、あの濃い化粧は落とした模様。服装については、トップスに桃色のロングネックインナーらしきものを身に着けている以外は不明。これについてはファンの間では味方になった彼女の公式イラストとカットインが存在しない事を本気で残念がる声がある。第2次OGではカットインとバストアップが書き起こされ、インナーの上に白いジャケットを着、若干カジュアルな印象を与えるものになっている。
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ちなみに、[[クリアーナ・リムスカヤ|リム]]編では普通に敵として登場し、特にイベントも無く[[メリオルエッセ]]の中で真っ先に死亡する。
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ちなみに、Dの[[クリアーナ・リムスカヤ|リム]]編では普通に敵として登場し、特にイベントも無く[[メリオルエッセ]]の中で真っ先に死亡する。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
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敵時・味方時とも非常に高く、射撃・命中に優れる。実は味方時のステータスはリムと同じで、回避だけ10低い。
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
[[集中]][[ひらめき]][[加速]][[熱血]][[必中]][[愛]]
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;[[集中]] [[ひらめき]] [[加速]] [[熱血]] [[必中]] [[愛]]
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:D。
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;[[集中]] [[ひらめき]] [[必中]] [[直撃]] [[熱血]] [[期待]](ツイン)
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:第2次OG。
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
[[底力]]、[[援護攻撃]]、[[援護防御]]、[[コンボ]]、[[シールド防御]]、[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[ヒット&アウェイ]]
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;[[底力]]、[[援護攻撃]]、[[援護防御]]、[[コンボ]]、[[シールド防御]]、[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[ヒット&アウェイ]]
    
== パイロットBGM ==
 
== パイロットBGM ==
;Destine
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;「Destine」
 
:第2次OGで追加された味方版ラキ専用BGM。和訳すると「運命づける」となり、地味にスパロボD(Destiny)の意味に近い。
 
:第2次OGで追加された味方版ラキ専用BGM。和訳すると「運命づける」となり、地味にスパロボD(Destiny)の意味に近い。
;Devastator
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;「Devastator」
 
:ルイーナ幹部専用BGM。
 
:ルイーナ幹部専用BGM。
;Desire
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;「Desire」
 
:ジョッシュの専用BGM。Dでは味方版ラキもこのBGMだった。
 
:ジョッシュの専用BGM。Dでは味方版ラキもこのBGMだった。
;Drumfire
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;「Drumfire」
 
:ジョッシュの必殺技BGM。Dにおいて、主人公機に乗り込んだ際に必殺技を使うと流れる(ファービュラリスだとコンゲラティオーを使っても流れない)
 
:ジョッシュの必殺技BGM。Dにおいて、主人公機に乗り込んだ際に必殺技を使うと流れる(ファービュラリスだとコンゲラティオーを使っても流れない)
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[ジョシュア・ラドクリフ]]
 
;[[ジョシュア・ラドクリフ]]
:恋人かどうかはともかく、互いに精神上不可欠の存在。殺るか殺られるかの仲だったが、後に彼と共に戦う事になる。グラキエースを「ラキ」と呼ぶ数少ない人物。さり気なく[[愛]]を覚えるラキだが、この愛がジョッシュに向けたものかは不明(というより、Dのオリキャラは全員愛を覚えるのでただの仕様の可能性も…)
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:恋人かどうかはともかく、互いに精神上不可欠の存在。殺るか殺られるかの仲だったが、後に彼と共に戦う事になる。グラキエースを「ラキ」と呼ぶ数少ない人物。さり気なく[[愛]]を覚えるラキだが、この愛がジョッシュに向けたものかは不明(というより、Dのオリキャラは全員愛を覚えるのでただの仕様の可能性も…)。第2次OGから愛称で呼ぶようになった。
 
;[[イグニス]]
 
;[[イグニス]]
 
:[[ルイーナ]]の[[メリオルエッセ]]。グラキエースと同時に生み出されたため、仲が良く、敵対関係になった後もグラキエースは彼に関しては気にかけていた。最期はグラキエースの異変の原因となったジョッシュを恨みながら死んでいった。彼もグラキエースを「ラキ」と呼んでいるが、こちらの方がジョッシュより先である。
 
:[[ルイーナ]]の[[メリオルエッセ]]。グラキエースと同時に生み出されたため、仲が良く、敵対関係になった後もグラキエースは彼に関しては気にかけていた。最期はグラキエースの異変の原因となったジョッシュを恨みながら死んでいった。彼もグラキエースを「ラキ」と呼んでいるが、こちらの方がジョッシュより先である。
 
;[[クリアーナ・リムスカヤ]]
 
;[[クリアーナ・リムスカヤ]]
:ジョッシュの義妹。ジョッシュが行方不明になった時のゴタゴタで戦えない身体になっており、自身の機体のシステムをグラキエースに託し、グラキエースも彼女の意を汲む。
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:ジョッシュの義妹。ジョッシュが行方不明になった時のゴタゴタで戦えない身体になっており、自身の機体のシステムをグラキエースに託し、グラキエースも彼女の意を汲む。第2次OGでは彼女とも共闘し、「リム」と愛称で呼んでいる。
 
;[[ウェントス]]
 
;[[ウェントス]]
:グラキエースが仲間になる場合は彼が命の恩人となる。
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:グラキエースが仲間になる場合は彼が命の恩人となる。第2次OGでは共闘。
 
;[[ペルフェクティオ]]
 
;[[ペルフェクティオ]]
 
:創造主。
 
:創造主。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*その設定から、モチーフは『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の[[フィアナ]](寿命2年の[[パーフェクトソルジャー]])とも言われている。
 
*その設定から、モチーフは『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の[[フィアナ]](寿命2年の[[パーフェクトソルジャー]])とも言われている。
*Dと同時期に発売された『[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]』の登場人物[[メイシス・マルク]]は、直接関連はないが、同じく氷を操る機体に乗る点を指摘されている。また、[[リアルロボットレジメント]]の主人公[[アリエイル・オーグ]]も関連は無いが、「'''人造人間であること、寿命が3年であること'''」が共通している点を指摘されることがある。しかしこれらが意図的に設定されたものか、偶然の類似かは不明。
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*Dと同時期に発売された『[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]』の登場人物[[メイシス・マルク]]は、直接関連はないが、同じく氷を操る機体に乗る点を指摘されている。また、第2次OGで共演した[[リアルロボットレジメント]]の主人公、[[アリエイル・オーグ]]も関連は無いが、「'''人造人間であること、寿命が3年であること'''」が共通している点を指摘されることがある。しかしこれらが意図的に設定されたものか、偶然の類似かは不明。
 
*前述の通り、第2次OGで担当声優が小松由佳氏が担当したが、彼女は2009年放送のTVアニメ『フレッシュプリキュア!』で敵幹部の1人であるイース(東せつな)、後に物語中盤で4人目のプリキュアであるキュアパッションを演じている。このあたりの設定('''人工的に造られた存在で、最初は敵だが、主人公たちの出会いによって変化が生じ、後に仲間となった''')もグラキエースと共通点を見いだし、ここから彼女が起用されたのかと囁かれているが、これも意図的か偶然かはやはり不明。
 
*前述の通り、第2次OGで担当声優が小松由佳氏が担当したが、彼女は2009年放送のTVアニメ『フレッシュプリキュア!』で敵幹部の1人であるイース(東せつな)、後に物語中盤で4人目のプリキュアであるキュアパッションを演じている。このあたりの設定('''人工的に造られた存在で、最初は敵だが、主人公たちの出会いによって変化が生じ、後に仲間となった''')もグラキエースと共通点を見いだし、ここから彼女が起用されたのかと囁かれているが、これも意図的か偶然かはやはり不明。
  
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