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余談の追加等。
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;「それでも!」
 
;「それでも!」
 
:バナージ・リンクスという人物を象徴する一言。[[理想]]を夢物語と断じられ、辛い現実と直面する度にバナージはこの言葉を叫ぶ。人の持つ可能性、[[希望]]を信じて。
 
:バナージ・リンクスという人物を象徴する一言。[[理想]]を夢物語と断じられ、辛い現実と直面する度にバナージはこの言葉を叫ぶ。人の持つ可能性、[[希望]]を信じて。
:不殺系主人公にありがちな美辞麗句と捉えられがちだが、彼はこの言葉と己の身を以って人の内なる可能性を示していく。
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:不殺系主人公にありがちな美辞麗句と捉えられがちであるが、バナージはこの言葉を己の熱意と行動を以って人の内なる可能性を示していく。
 
;「気取った名前……」
 
;「気取った名前……」
 
:[[小説|原作小説版]]にて、[[ガランシェール]]が入港するためアルバイトが中止になったため船体に書かれた船名に対して腹癒せ混じりに吐き捨てた言葉。まさかこの船(並びに船員)と関わり合うことになるとはこの時は分かる術もないが…。
 
:[[小説|原作小説版]]にて、[[ガランシェール]]が入港するためアルバイトが中止になったため船体に書かれた船名に対して腹癒せ混じりに吐き捨てた言葉。まさかこの船(並びに船員)と関わり合うことになるとはこの時は分かる術もないが…。
 
;「君が誰だって構わない! 俺の事、必要だって言ってくれ! そうしたら、俺は……!」
 
;「君が誰だって構わない! 俺の事、必要だって言ってくれ! そうしたら、俺は……!」
:[[オードリー・バーン|オードリー]]に対して発言した、彼の戦う動機と言っていい台詞。この後、一度は拒絶されるが、この思いを胸に彼は[[ユニコーンガンダム]]に乗り、戦いに身を投じる。
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:[[オードリー・バーン|オードリー]]に対して発言した、彼の戦う動機と言っていい台詞。この後、一度は拒絶されるが、この思いを胸にバナージは[[ユニコーンガンダム]]に乗り、戦いに身を投じる。
 
;「なんとかする!」
 
;「なんとかする!」
 
:エネルギーの尽きたプチモビでの不時着を試みる際に。終盤でもう一度同じことを言った際も絶体絶命の状況だったが、両方とも本当に「なんとかしている」のが凄い。
 
:エネルギーの尽きたプチモビでの不時着を試みる際に。終盤でもう一度同じことを言った際も絶体絶命の状況だったが、両方とも本当に「なんとかしている」のが凄い。
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:オードリーと共に地球に降下する[[リディ・マーセナス|リディ]]に向けて送った信頼の言葉。こんな事を言われてやる気にならない男はいない。リディはこれを「殺し文句」と評し、無事オードリーを送り届けることに成功した。しかし…。
 
:オードリーと共に地球に降下する[[リディ・マーセナス|リディ]]に向けて送った信頼の言葉。こんな事を言われてやる気にならない男はいない。リディはこれを「殺し文句」と評し、無事オードリーを送り届けることに成功した。しかし…。
 
;「遊びなもんか! 自分が死ぬのも、人が死ぬのも冗談じゃないって思うから、やれることをやってるんでしょう!」
 
;「遊びなもんか! 自分が死ぬのも、人が死ぬのも冗談じゃないって思うから、やれることをやってるんでしょう!」
:あえてビーム・マグナムを使わず致命傷を避け無力化を選択するバナージに「遊んでいるつもりか」と怒るダグザに言った一言。<br />この言葉は伊達ではなく、実際にバナージはこの後の戦いでもビーム・マグナムを使っていない。その唯一の例外が[[フル・フロンタル]]である。
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:あえてビーム・マグナムを使わず致命傷を避け無力化を選択するバナージに「遊んでいるつもりか」と怒るダグザに言った一言。
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:この言葉は伊達ではなく、実際にバナージはこの後の戦いでもビーム・マグナムを使っていない。その唯一の例外が[[フル・フロンタル]]である。
 
;「あんただけは……墜とす! 今度は外さない……!」
 
;「あんただけは……墜とす! 今度は外さない……!」
 
:フロンタルにダグザを殺されNT-Dを発動、死闘を演じる。しかし、この後にギルボアがフロンタルをかばい……
 
:フロンタルにダグザを殺されNT-Dを発動、死闘を演じる。しかし、この後にギルボアがフロンタルをかばい……
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:[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]の暴走を止めるために[[ガランシェール]]から出撃したバナージ。
 
:[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]の暴走を止めるために[[ガランシェール]]から出撃したバナージ。
 
:関係のない人々を虐殺したシャンブロは許せない。しかし、そうする理由も知ったからには怒りのままに刃を向けるわけにはいかない。バナージはユニコーンを“ガンダム”に変身させることなくシャンブロの前に降り立ち、制止しようと試みる。
 
:関係のない人々を虐殺したシャンブロは許せない。しかし、そうする理由も知ったからには怒りのままに刃を向けるわけにはいかない。バナージはユニコーンを“ガンダム”に変身させることなくシャンブロの前に降り立ち、制止しようと試みる。
;リディ「このまま撃て! 可能性に殺されるぞ!! そんな物、捨てちまえ!!」<br/>バナージ「撃てません!!」
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;リディ「このまま撃て! 可能性に殺されるぞ!! そんな物、捨てちまえ!!」<br/>バナージ「''撃てませぇーーん!!''」
 
:OVA版第4巻「重力の井戸の底で」より。自身の[[説得]]で収まったものの、[[ヨンム・カークス|カークス]]の死を感じ取り再び暴走を始めたロニの乗る[[シャンブロ]]。それを止めるため、[[リディ・マーセナス|リディ]]の[[デルタプラス]]と共に急行するバナージ。
 
:OVA版第4巻「重力の井戸の底で」より。自身の[[説得]]で収まったものの、[[ヨンム・カークス|カークス]]の死を感じ取り再び暴走を始めたロニの乗る[[シャンブロ]]。それを止めるため、[[リディ・マーセナス|リディ]]の[[デルタプラス]]と共に急行するバナージ。
 
:シャンブロにビームマグナムを向けるが、サイコミュの呪縛から解き放たれ正気に戻ったロニと「分かり合ってしまった」バナージは撃つことが出来なかった。
 
:シャンブロにビームマグナムを向けるが、サイコミュの呪縛から解き放たれ正気に戻ったロニと「分かり合ってしまった」バナージは撃つことが出来なかった。
:結局、バナージを見かねたリディの手により奪われたビームマグナムでロニは撃たれ、彼女は散っていった…。
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:結局、バナージを見かねたリディの手により奪われたユニコーンのビームマグナムでシャンブロは撃たれ、ロニは散っていった…。
:『第3次Z時獄篇』ではDVEで再現された。この台詞の後、[[ニュータイプ]]の大先輩たる[[アムロ・レイ|アムロ]]が「甘ったれるな!」とバナージを叱咤している。
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:バナージ・リンクスを演じた内山昂輝氏は、上記の台詞(と場面)を[[OVA|OVA版]]『[[機動戦士ガンダムUC]]』の中で最も印象に残った場面として挙げている。
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:『第3次Z時獄篇』ではDVEで再現された。なお、この台詞の後、[[ニュータイプ]]の大先輩たる[[アムロ・レイ|アムロ]]が「甘ったれるな!」とバナージを叱咤している。
 
;「誰の指示でもない。これ以上の戦闘は無意味だと言った。退かねば、この《ガンダム》の力をもって侵攻を阻止する!」
 
;「誰の指示でもない。これ以上の戦闘は無意味だと言った。退かねば、この《ガンダム》の力をもって侵攻を阻止する!」
 
:小説版のシャンブロ戦では、シャンブロで虐殺を行うマハディ・ガーベイに対し、ビームガトリングガンを突き付けながらロニ曰く「別人のような声色」で撤退するように勧告する。
 
:小説版のシャンブロ戦では、シャンブロで虐殺を行うマハディ・ガーベイに対し、ビームガトリングガンを突き付けながらロニ曰く「別人のような声色」で撤退するように勧告する。
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=== 戦闘セリフ ===
 
=== 戦闘セリフ ===
 
;「示すんだ…! 俺の可能性を…!」
 
;「示すんだ…! 俺の可能性を…!」
:汎用の開始台詞の一つなのだが、PV第2弾ではこの後ビームマグナム使用時の「ビーム・マグナムで…!」に続く事から'''ビーム・マグナムで可能性を示すのか'''とネタにされる事に。
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:汎用の開始台詞の一つなのだが、PV第2弾ではこの後ビームマグナム使用時の「ビーム・マグナムで…!」に続く事から'''「ビーム・マグナムで可能性を示すのか?」'''とネタにされる事に。
 
;「マリーダさんに俺の声を届けるためにも、今は…!」
 
;「マリーダさんに俺の声を届けるためにも、今は…!」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』における[[マリーダ・クルス|マリーダ]]との[[特殊戦闘台詞]]。なのだが、PV第弾ではこの後ビームマグナム連続射撃使用時の「全弾撃ち尽くすつもりで…!」に続く。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』における[[マリーダ・クルス|マリーダ]]との[[特殊戦闘台詞]]。なのだが、PV第弾ではこの後ビームマグナム連続射撃使用時の「全弾撃ち尽くすつもりで…!」に続く。
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:だが、稼いだだけで強化に回していなかった可能性も…? 戦うというなら、とりあえず確率の壁と戦ってみてはどうだろうか。
 
:だが、稼いだだけで強化に回していなかった可能性も…? 戦うというなら、とりあえず確率の壁と戦ってみてはどうだろうか。
 
:余談だが、『SDガンダム GGENERATION OVER WORLD』の隠しスタッフロールでも類似の台詞を使用する。
 
:余談だが、『SDガンダム GGENERATION OVER WORLD』の隠しスタッフロールでも類似の台詞を使用する。
;バナージ「…精神コマンドの『[[必中]]』や『[[直感]]』を使えばフロンタルにだって当てる事はできるけど…」<br/>アンジェロ「…!貴様ぁぁぁっ!」(銃口を向ける)
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;バナージ「…精神コマンドの『[[必中]]』や『[[直感]]』を使えばフロンタルにだって当てる事はできるけど…」<br/>アンジェロ「…! 貴様ぁぁぁっ!」(銃口を向ける)
 
:[[中断メッセージ/第3次Z天獄篇|『第3次Z天獄篇』の中断メッセージ]]で言い放った、身も蓋もない発言。だが、それに激昂して銃を向ける[[アンジェロ・ザウパー|アンジェロ]]もアンジェロである。
 
:[[中断メッセージ/第3次Z天獄篇|『第3次Z天獄篇』の中断メッセージ]]で言い放った、身も蓋もない発言。だが、それに激昂して銃を向ける[[アンジェロ・ザウパー|アンジェロ]]もアンジェロである。
:このアンジェロのマジギレでメッセージは終わるため、この後バナージがどうなったかは不明。
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:なお、このアンジェロのマジギレでメッセージは終わるため、この後バナージがどうなったかは不明。
 
:ちなみに難易度がハードの場合、[[フル・フロンタル|フロンタル]]は決戦時に「直感」を使ってくるので一発はどうやっても当たらない。
 
:ちなみに難易度がハードの場合、[[フル・フロンタル|フロンタル]]は決戦時に「直感」を使ってくるので一発はどうやっても当たらない。
 
;「マリーダさん…最後まで俺に手伝わせる気ですね?」
 
;「マリーダさん…最後まで俺に手伝わせる気ですね?」
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*『[[機動戦士ガンダムUC]]』の[[小説|原作小説版]]を手掛けた福井晴敏氏によると、バナージ・リンクスの名前の由来は「'''(『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]以降の[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]作品へ)話を繋げる'''」である。
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**すなわち、「話(はなし)→バナージ」に、「繋げる→Link(リンク)する→リンクス」に、それぞれ捩ったものである。
 
*バナージ・リンクスのアルバイト先は「ブッホ・ジャンク社」であるが、これは後の『[[機動戦士ガンダムF91]]』にてコスモ貴族主義を掲げて[[クロスボーン・バンガード]]を組織したブッホ・コンツェルンの前身である。
 
*バナージ・リンクスのアルバイト先は「ブッホ・ジャンク社」であるが、これは後の『[[機動戦士ガンダムF91]]』にてコスモ貴族主義を掲げて[[クロスボーン・バンガード]]を組織したブッホ・コンツェルンの前身である。
**また、[[小説|原作小説版]]ではアナハイム工専に転入した時の選択科目で、[[木星|木星圏]]の開発に志願している(ただし、選択しただけで進路としては考えていない)が、こっちは後の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』に登場した[[木星帝国]]に繋がっている。
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**また、原作小説版におけるバナージはアナハイム工専に転入した時の選択科目で、[[木星|木星圏]]の開発に志願している(ただし、選択しただけで進路としては考えていない)が、こっちは後の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』に登場した[[木星帝国]]に繋がっている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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