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− | == SRG-01 グルンガスト<ref>グルンガストの名前の由来は「『'''グルン'''』と回って『'''ガスッと'''』変形」からと言われているが、別冊「ゲーメスト ワールド vol.7」(1996年6月15日号)のインタビュー(60頁)において阪田雅彦氏が「語呂合わせ」で名づけた事を明かしている。'''『グルンガストは、完全にゴロですね。まったく意味はありません。力強さを出すために濁音を含ませ、「ン」を入れたくらい…です。』'''<br />この場合、誰が最初に「グルンガストの名前の由来は『'''グルン'''』と回って『'''ガスッと'''』変形から」と広めはじめたのかという処のほうが大事だろう。</ref>。(Grungust) == | + | == SRG-01 グルンガスト(Grungust) == |
| *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] | | *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] |
| **[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) | | **[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) |
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| === 基本設定 === | | === 基本設定 === |
− | [[テスラ・ライヒ研究所]]で開発された[[スーパーロボット]]。あらゆる戦況で効果的な運用を行うため、人型形態を基準に、戦闘機形態の『'''ウィングガスト'''』、戦車形態の『'''ガストランダー'''』への三段[[変形]]機構を持つ。この飛行形態・人型・戦車形態の三段変形は[[ダイターン3]]と同じコンセプトである。 | + | [[テスラ・ライヒ研究所]]で開発された[[スーパーロボット]]。[[異名]]は「'''超闘士'''」。正式名称が「超闘士グルンガスト」の場合もある。 |
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− | 装甲には活性金属の一種である『'''VG合金'''(Variable Geometric Alloys)』が使用されており、強固な耐久性を実現しながら、ある程度変形の物理的な制約を緩和することに成功している。また、関節部の負荷を緩和するために重力制御技術によって慣性質量を操作する『'''TGCジョイント'''』を採用している。
| + | あらゆる戦況で効果的な運用を行うため、人型形態を基準に、戦闘機形態の'''ウィングガスト'''、戦車形態の'''ガストランダー'''への三段[[変形]]機構を持つ。この飛行形態・人型・戦車形態の三段変形は[[ダイターン3]]と同じコンセプトである。 |
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− | ブーストナックルやファイナルビーム(グルンガストビーム)などの強力な内蔵火器を豊富に搭載しており、中でも最大の破壊力を誇るのは、人型形態時にのみ使用可能な『'''計都羅喉剣'''』によって繰り出される必殺技『'''計都羅喉剣・暗剣殺'''』。主に人型形態による地上での近接戦闘を重視しているが、形態変化により空中戦や遠距離戦もこなせる柔軟さも持つため、グルンガストシリーズの中で最も総合バランスに優れた機体とされる。しかし、その巨大な体型のために運動性が低く、複雑な機体構造ゆえにメンテナンスが困難という欠点も抱えている。
| + | 装甲には活性金属の一種である'''VG合金'''(Variable Geometric Alloys)が使用されており、強固な耐久性を実現しながら、ある程度変形の物理的な制約を緩和することに成功している。また、関節部の負荷を緩和するために重力制御技術によって慣性質量を操作する'''TGCジョイント'''を採用している。 |
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− | 『'''超闘士'''』と呼ばれるが、作品によって『超闘士グルンガスト』が正式名称の場合と、グルンガストの[[異名]]として使われる場合に分かれる。
| + | ブーストナックルやファイナルビーム(グルンガストビーム)などの強力な内蔵火器を豊富に搭載しており、中でも最大の破壊力を誇るのは、人型形態時にのみ使用可能な'''計都羅喉剣'''によって繰り出される必殺技「'''計都羅喉剣・暗剣殺'''」。主に人型形態による地上での近接戦闘を重視しているが、形態変化により空中戦や遠距離戦もこなせる柔軟さも持つため、グルンガストシリーズの中で最も総合バランスに優れた機体とされる。しかし、その巨大な体型のために運動性が低く、複雑な機体構造ゆえにメンテナンスが困難という欠点も抱えている。 |
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| ==== [[変形]]形態 ==== | | ==== [[変形]]形態 ==== |
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| :重厚な戦車形態。有効性が低かったためか後継の[[グルンガスト弐式]]では廃された。 | | :重厚な戦車形態。有効性が低かったためか後継の[[グルンガスト弐式]]では廃された。 |
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| + | === 名前の由来 === |
| + | グルンガストの名前の由来は「『グルン』と回って『ガスッと』変形」からと言われている<ref>出処は不明。</ref>。しかし『別冊ゲーメスト ワールド vol.7』(1996年6月15日号)のインタビュー(60頁)において、[[スタッフ:阪田雅彦|阪田雅彦]]氏が以下のように「語呂合わせ」で名づけたことを明かしている。 |
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| + | <blockquote>「グルンガストは、完全にゴロですね。まったく意味はありません。力強さを出すために濁音を含ませ、「ン」を入れたくらい…です」</blockquote> |
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| + | == 登場作品と操縦者 == |
| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
| 『[[第4次スーパーロボット大戦]]』及び『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』[[主人公]]の後期ユニット(スーパー系)。地球連邦樹立前にアメリカ政府が、[[日本]]の[[スーパーロボット]]に対抗して設計したが、開発は頓挫していた。[[破嵐財閥]]の資金援助により完成する事となる。直接の開発は、[[テスラ・ライヒ研究所]]の手によるもの。 | | 『[[第4次スーパーロボット大戦]]』及び『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』[[主人公]]の後期ユニット(スーパー系)。地球連邦樹立前にアメリカ政府が、[[日本]]の[[スーパーロボット]]に対抗して設計したが、開発は頓挫していた。[[破嵐財閥]]の資金援助により完成する事となる。直接の開発は、[[テスラ・ライヒ研究所]]の手によるもの。 |
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| 『[[スーパーロボット大戦F]]』予約特典CDでは[[テスラ・ライヒ研究所|テスラ研]]襲撃に際して声優の神谷明氏が扮する「アキラ・カミヤ教官」が搭乗するシーンがある。 | | 『[[スーパーロボット大戦F]]』予約特典CDでは[[テスラ・ライヒ研究所|テスラ研]]襲撃に際して声優の神谷明氏が扮する「アキラ・カミヤ教官」が搭乗するシーンがある。 |
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| + | ;[[第4次スーパーロボット大戦]] |
| + | :主人公専用機として父親からプレゼントされる。カラーパターンの選択と名前の変更が可能(カラーパターンには後のシリーズに登場するグルンガストシリーズで使われるパターンもある)。追加武装の計都羅喉剣・暗剣殺は味方機体の通常攻撃で最も攻撃力の初期値が高い([[ライディーン]]のゴッドボイスや[[真・ゲッター1]]のストナーサンシャインよりも数値が上)。特殊な[[誕生日]]にした場合、[[魂]]や[[奇跡]]を主人公が習得するので、まさに最高クラスのダメージを叩き出す事が出来る。但し必殺技以外の攻撃力は全体的に低め。また、[[宇宙]]以外の[[地形適応]]が'''B'''なので地上戦では弱くなってしまう。雑魚を相手にする時はウィングガスト形態で戦った方が有利。 |
| + | :;[[第4次スーパーロボット大戦S]] |
| + | ::変形デモが用意された。なお、変形シーンは第4次の段階で設定画として存在している。パラメータが少し上方修正されている。 |
| + | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] |
| + | :名前の変更のみが可能。中盤のシナリオ「完成! 超闘士」から使用可能。主人公が[[魂]]を持っている為、最初から使える計都羅喉剣・暗剣殺でトップクラスの火力。ある程度レベルが高ければ、同マップで出現する[[ゲア・ガリング]]を[[魂]]込みで一刀両断できる。主人公の[[SP]]の多さ・[[2回行動]]レベルの早さ・宇宙Aもあり、[[スーパーロボット]]不遇の同作でも主力となる。ただし防御面に関しては若干脆い。また鉄壁がなくガストランダー以外の射程が短いので、下手に突っ込ませると良い的にされてしまう。 |
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| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
− | αシリーズに本機は直接は出てこない。2機が建造され、そのうちの1機が[[グルンガスト改 (α)|グルンガスト改]]に改造されて登場する。残る1機は、[[龍人機]]に使われたと思われる。系列機も以降のシリーズに登場する。詳しくは[[グルンガストシリーズ]]の項を参照されたし。
| + | αシリーズでは、本機は直接は登場しない。2機が建造され、そのうちの1機が[[グルンガスト改 (α)|グルンガスト改]]に改造されて登場する。残る1機は、[[龍人機]]に使われたと思われる。系列機も以降のシリーズに登場する。詳しくは[[グルンガストシリーズ]]の項を参照されたし。 |
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| === [[OGシリーズ]] === | | === [[OGシリーズ]] === |
− | [[ジョナサン・カザハラ]]が開発し、息子の[[イルムガルト・カザハラ]]の搭乗機として登場。安定した強さを見せた。他の[[グルンガストシリーズ]]も登場する為、本機は『壱式』と呼ばれる事もある。なお、[[グルンガスト2号機]]も登場する。 | + | [[ジョナサン・カザハラ]]が開発し、息子の[[イルムガルト・カザハラ]]の搭乗機として登場。安定した強さを見せた。本シリーズでは汎用[[特機]]という扱いになっており、[[乗り換え]]可能なパイロットならば誰でも乗せる事が出来る。他の[[グルンガストシリーズ]]も登場する為、本機は「壱式」と呼ばれる事もある。なお、[[グルンガスト2号機]]も登場する。 |
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| 5つの頭部バリエーション(星型・獅子型・竜型・虎型・鷹型)が存在し、1、3号機には「星型」、2号機には「獅子型」が採用された。「鷹型」はグルンガスト弐式の頭部の原型となり、「竜型」「虎型」は後継機に使用される予定だったが定かではない。[[鋼機人|鋼機人(ヒューマシン)]]と何らかの関わりがあるかもしれない。 | | 5つの頭部バリエーション(星型・獅子型・竜型・虎型・鷹型)が存在し、1、3号機には「星型」、2号機には「獅子型」が採用された。「鷹型」はグルンガスト弐式の頭部の原型となり、「竜型」「虎型」は後継機に使用される予定だったが定かではない。[[鋼機人|鋼機人(ヒューマシン)]]と何らかの関わりがあるかもしれない。 |
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| OG外伝終了後から第2次OGまで間に[[グルンガスト改]]に改造されたため、グルンガストとしての登場はOG外伝が最後となった。 | | OG外伝終了後から第2次OGまで間に[[グルンガスト改]]に改造されたため、グルンガストとしての登場はOG外伝が最後となった。 |
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− | == 登場作品と操縦者 ==
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− | === [[旧シリーズ]] ===
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− | ;[[第4次スーパーロボット大戦]]
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− | :主人公専用機として父親からプレゼントされる。カラーパターンの選択と名前の変更が可能(カラーパターンには後のシリーズに登場するグルンガストシリーズで使われるパターンもある)。追加武装の計都羅喉剣・暗剣殺は味方機体の通常攻撃で最も攻撃力の初期値が高い([[ライディーン]]のゴッドボイスや[[真・ゲッター1]]のストナーサンシャインよりも数値が上)。特殊な[[誕生日]]にした場合、[[魂]]や[[奇跡]]を主人公が習得するので、まさに最高クラスのダメージを叩き出す事が出来る。但し必殺技以外の攻撃力は全体的に低め。また、[[宇宙]]以外の[[地形適応]]が'''B'''なので地上戦では弱くなってしまう。雑魚を相手にする時はウィングガスト形態で戦った方が有利。
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− | :;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
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− | ::変形デモが用意された。なお、変形シーンは第4次の段階で設定画として存在している。パラメータが少し上方修正されている。
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− | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
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− | :名前の変更のみが可能。中盤のシナリオ「完成! 超闘士」から使用可能。主人公が[[魂]]を持っている為、最初から使える計都羅喉剣・暗剣殺でトップクラスの火力。ある程度レベルが高ければ、同マップで出現する[[ゲア・ガリング]]を[[魂]]込みで一刀両断できる。主人公の[[SP]]の多さ・[[2回行動]]レベルの早さ・宇宙Aもあり、[[スーパーロボット]]不遇の同作でも主力となる。ただし防御面に関しては若干脆い。また鉄壁がなくガストランダー以外の射程が短いので、下手に突っ込ませると良い的にされてしまう。
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− | === [[OGシリーズ]] ===
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− | 本シリーズでは汎用特機という扱いになっており、[[乗り換え]]可能なパイロットならば誰でも乗せる事が出来る。
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| ;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]] | | ;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]] |
| :ジョナサン・カザハラから[[イルムガルト・カザハラ]]にプレゼントとして贈られるという登場は、旧シリーズを彷彿させる。また、序盤から登場する[[スーパーロボット]]で、貴重なダメージソースである。これまでのシリーズでは「一応用意しました」的な立ち位置だったガストランダー形態だが、今回はドリルアタックが非常に使い勝手が良く、[[移動力]]もグルンガスト時より上と、[[気力]]が上がりきるまではこの形態が最も使いやすくなっている。素で飛べなくなったのでウイングガストも相対的に価値が上がっている。地形適応は[[強化パーツ]]で補強しよう。本作のみ、条件次第で[[ヴィレッタ・バディム]]が3号機に乗ってくる(外見は1号機とまったく同じ)。 | | :ジョナサン・カザハラから[[イルムガルト・カザハラ]]にプレゼントとして贈られるという登場は、旧シリーズを彷彿させる。また、序盤から登場する[[スーパーロボット]]で、貴重なダメージソースである。これまでのシリーズでは「一応用意しました」的な立ち位置だったガストランダー形態だが、今回はドリルアタックが非常に使い勝手が良く、[[移動力]]もグルンガスト時より上と、[[気力]]が上がりきるまではこの形態が最も使いやすくなっている。素で飛べなくなったのでウイングガストも相対的に価値が上がっている。地形適応は[[強化パーツ]]で補強しよう。本作のみ、条件次第で[[ヴィレッタ・バディム]]が3号機に乗ってくる(外見は1号機とまったく同じ)。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *『[[機神咆吼デモンベイン]]』の主役ロボット「[[デモンベイン]]」は、シナリオライターである鋼屋ジン氏が当時『第4次』をプレイ中にグルンガストに付けた名前である。 | | *『[[機神咆吼デモンベイン]]』の主役ロボット「[[デモンベイン]]」は、シナリオライターである鋼屋ジン氏が当時『第4次』をプレイ中にグルンガストに付けた名前である。 |
− | == 脚注 ==
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− | <references/>
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
| <amazon>B000RF0OTK</amazon> | | <amazon>B000RF0OTK</amazon> |
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| + | == 脚注 == |
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