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| ;「永遠に続く平穏などに何の意味がある…。生と死がせめぎあい、欲望と理想が錯綜し、喜びと悲しみが世界を彩ってこそ、楽土」<br/>「張り裂けんばかりの悲しみ、包みきれんばかりの喜び…」<br/>「生きとし生けるものの楽土は混沌にこそある!」 | | ;「永遠に続く平穏などに何の意味がある…。生と死がせめぎあい、欲望と理想が錯綜し、喜びと悲しみが世界を彩ってこそ、楽土」<br/>「張り裂けんばかりの悲しみ、包みきれんばかりの喜び…」<br/>「生きとし生けるものの楽土は混沌にこそある!」 |
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− | ;マーダル「全ての悪を葬り過去を拭い去ったアースト人は、このランプレートの人工天体に、確かに理想の楽園を実現した。しかし、そこで全てが止まった。無気力と沈滞だけが支配し、活力が失われた。人々は……そう、お前の母のように、生きたまま長い眠りについたのだ」<br>「苦痛も無く美しいまま眠り続けるのと、たとえ混乱と矛盾に苦しみながらも自由に生きるのと、お前はどちらを選ぶ!」<br>ジョジョ「決まってる!」<br>マーダル「余もお前と同じ考えだ。クレセント銀河に生命の力を復活させるために、余はアーストに埋もれた暗黒の力を求めた。敢えて悪を成し、憎悪と暴力を楽園に放つのだ」<br>「恐ろしい混乱となるだろう。クレセント銀河は地獄と変わる。それを克服してこそ、真の楽園が生まれるのだ」<br>「王子よ、余と共に戦え。余の同志と共にクレセント銀河を破壊し、再生するのだ。確かに余の為にアーストは乱れ、汚された。しかし、それだからこそ、お前のような生命力にあふれた者が生まれたのだ。お前を育て逞しく鍛えたのは、『悪の力』なのだ!」 | + | ;マーダル「全ての悪を葬り過去を拭い去ったアースト人は、このランプレートの人工天体に、確かに理想の楽園を実現した。しかし、そこで全てが止まった。無気力と沈滞だけが支配し、活力が失われた。人々は……そう、お前の母のように、生きたまま長い眠りについたのだ」<br>「苦痛も無く美しいまま眠り続けるのと、たとえ混乱と矛盾に苦しみながらも自由に生きるのと、お前はどちらを選ぶ!」<br>ジョジョ「決まってる!」<br>マーダル「余もお前と同じ考えだ。クレセント銀河に生命の力を復活させるために、余はアーストに埋もれた暗黒の力を求めた。敢えて悪を成し、憎悪と暴力を楽園に放つのだ」<br>「恐ろしい混乱となるだろう。クレセント銀河は地獄と変わる。それを克服してこそ、真の楽園が生まれるのだ」<br>「王子よ、余と共に戦え。余の同志と共にクレセント銀河を破壊し、再生するのだ。確かに余の為にアーストは乱れ、穢された。しかし、それだからこそ、お前のような生命力にあふれた者が生まれたのだ。お前を育て逞しく鍛えたのは、『悪の力』なのだ!」 |
| :そもそもの行動理念。圧倒的な力で相手を圧し、それでも足掻く相手が自らにとっての『抑止力』たらんとするならば、その相手はその圧倒的な力――即ち'''『悪の力』という水を得て成長したと言える。'''そしてマーダルは成長した[[ジョルディ・ボーダー|ジョジョ]]すらも取り込まんとする。 | | :そもそもの行動理念。圧倒的な力で相手を圧し、それでも足掻く相手が自らにとっての『抑止力』たらんとするならば、その相手はその圧倒的な力――即ち'''『悪の力』という水を得て成長したと言える。'''そしてマーダルは成長した[[ジョルディ・ボーダー|ジョジョ]]すらも取り込まんとする。 |
| + | ;マーダル「王子よ、確かに母は返したぞ」<br>ジョジョ「マーダル!お前との戦いは、まだ終わっていない!」<br>マーダル「終わったのだ、一つの戦いが。余の完敗だ。後は……お前に委ねる事にする。さらばだ」<br>ジョジョ「マーダル……」 |
| + | :最終回、[[ウーズベン]]とヒルムカから惑星ランプレートが高度文明連合の超兵器・イレイザーにより消滅すると知らされたマーダルは、己の戦いが失敗に終わった事、そして敗北を悟った。しかし、惑星ランプレートを、そしてそこに生きる人々を愛する征服王は、ヒルムカの説得を受け容れ、フェリアをジョジョに返し、自身の夢――クレセント銀河再生をジョジョに託したうえで一人ランプレートに残る事を選ぶ。 |
| ;「ハイ・シャルタット、余との事は夢と思ってアーストへ帰れ」<br/>「余は愛するランプレートの民の下へ帰る」 | | ;「ハイ・シャルタット、余との事は夢と思ってアーストへ帰れ」<br/>「余は愛するランプレートの民の下へ帰る」 |
− | :最終回にて、惑星ランプレートが高度文明連合の超兵器・イレイザーにより消滅すると知る。この時マーダルは己の戦いが失敗に終わった事、そして敗北を悟った。しかし、惑星ランプレートを、そしてそこに生きる人々を愛する征服王は一人ランプレートに残る事を選んだ。その際、忠誠心篤い側近・[[ハイ・シャルタット|ハイ]]に下した最後の命令。 | + | :ジョジョとフェリアに別れを告げた後、忠誠心篤い側近・[[ハイ・シャルタット|ハイ]]に下した最後の命令。 |
| :しかし、ハイは初めてマーダルの命令に逆らい、彼の後についてランプレートに残り、ランプレートと運命を共にしたのだった…。 | | :しかし、ハイは初めてマーダルの命令に逆らい、彼の後についてランプレートに残り、ランプレートと運命を共にしたのだった…。 |
| :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では、第45話にて、[[ソルダートJ|J]]らと共に[[Zマスター]]内部に突入した際にこの台詞が使われている。この後、ハイが命令に逆らい後を追うのか、それとも従いジョジョを支えるのか…それはプレイヤー次第である。 | | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では、第45話にて、[[ソルダートJ|J]]らと共に[[Zマスター]]内部に突入した際にこの台詞が使われている。この後、ハイが命令に逆らい後を追うのか、それとも従いジョジョを支えるのか…それはプレイヤー次第である。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *マーダルは敵役でありながらも、「壮大な野望と理想を抱き、強固な信念、聡明さとカリスマ、非常に大きな器を併せ持った人物」である。彼を演じた故・加藤精三氏の重厚な演技も相まって、ファンからは'''「ロボットアニメ史上屈指の名悪役」「真の[[主人公]]」'''と評されるほど非常に評価の高いキャラクターである。 | | *マーダルは敵役でありながらも、「壮大な野望と理想を抱き、強固な信念、聡明さとカリスマ、非常に大きな器を併せ持った人物」である。彼を演じた故・加藤精三氏の重厚な演技も相まって、ファンからは'''「ロボットアニメ史上屈指の名悪役」「真の[[主人公]]」'''と評されるほど非常に評価の高いキャラクターである。 |
− | *OVA『鉄の紋章』では同作品の設定変更により、ハイ・シャルタットとジョルディの養父になっている。容姿も大幅に変わり、声優も[[アズベス]]役の小林修氏になっているなど、マーダルとアズベスをニコイチしたキャラクターとなっている。 | + | *OVA『鉄の紋章』では同作品の設定変更により、ハイ・シャルタット、ジョルディ、チュルルの養父になっている。容姿も大幅に変わり、声優も[[アズベス]]役の小林修氏になっているなど、マーダルとアズベスをニコイチしたキャラクターとなっている。 |
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| {{DEFAULTSORT:まあたる}} | | {{DEFAULTSORT:まあたる}} |
| [[Category:登場人物ま行]] | | [[Category:登場人物ま行]] |
| [[Category:機甲界ガリアン]] | | [[Category:機甲界ガリアン]] |