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| 細身のシルエットから連想される通り、機動性と柔軟性を重視した設計思想に基づき装甲強度を落とし極限までシェイプアップした結果、軽量化を実現している。ただし、他MFと比較してもさほど本体重量自体は変わらない為、柔軟性を追求した内部フレームが重量の大半を占めているものと推察される。この軽量化は凄まじいもので、髪の毛を模した頭部アーマー等は風になびいてしまう程である。武装としては、ビームリボンやビームフラフープといった、新体操を髣髴とさせるものを装備し、女性ファイターならではの戦法で相手MFを翻弄する。そして当機最大の特長は、機体内部に搭載されたバーサーカーシステムにある。これは外部からパイロットを強制的にコントロールし、機体性能を一時的に引き上げるシステムであり、起動すると後頭部に装備された放熱フィンが展開し、機体がピンクに光り輝く。この間、アレンビーの意識は外部からコントロールされる為、文字通り「狂戦士」と化す。 | | 細身のシルエットから連想される通り、機動性と柔軟性を重視した設計思想に基づき装甲強度を落とし極限までシェイプアップした結果、軽量化を実現している。ただし、他MFと比較してもさほど本体重量自体は変わらない為、柔軟性を追求した内部フレームが重量の大半を占めているものと推察される。この軽量化は凄まじいもので、髪の毛を模した頭部アーマー等は風になびいてしまう程である。武装としては、ビームリボンやビームフラフープといった、新体操を髣髴とさせるものを装備し、女性ファイターならではの戦法で相手MFを翻弄する。そして当機最大の特長は、機体内部に搭載されたバーサーカーシステムにある。これは外部からパイロットを強制的にコントロールし、機体性能を一時的に引き上げるシステムであり、起動すると後頭部に装備された放熱フィンが展開し、機体がピンクに光り輝く。この間、アレンビーの意識は外部からコントロールされる為、文字通り「狂戦士」と化す。 |
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− | なお、原作では決勝大会終盤でアレンビー共々[[DG細胞]]を移植され、本機は[[ウォルターガンダム]]へと変貌を遂げ、[[レイン・ミカムラ|レイン]]の駆る[[ライジングガンダム]]と交戦する。その結果、この1号機は破壊されてしまうものの、対デビルコロニー戦において2号機がガンダム連合の先鋒を務め、[[マンダラガンダム]]と共に活躍した。この戦闘で使用された2号機は、一部のムック本で「'''ノーベルガンダムMk-II'''」と呼称されているが、外観や性能は全く同じものである。
| + | 決勝大会終盤でアレンビー共々[[DG細胞]]を移植され、本機は[[ウォルターガンダム]]へと変貌を遂げ、[[レイン・ミカムラ|レイン]]の駆る[[ライジングガンダム]]と交戦する。その結果、この1号機は破壊されてしまうものの、対デビルコロニー戦において2号機がガンダム連合の先鋒を務め、[[マンダラガンダム]]と共に活躍した。この戦闘で使用された2号機は、一部のムック本で「'''ノーベルガンダムMk-II'''」と呼称されているが、外観や性能は全く同じものである。 |
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− | ちなみにコミックボンボン版Gガンダムの最終決戦では、コミックオリジナルの「高機動(スーパー)ノーベルガンダム」なるMFが登場している(言うまでもないがモチーフはスーパーセーラームーン)。これはコミック版担当のときた洸一氏によるオリジナル機体だが、今川監督曰く「あともう少し登場が早ければアニメに逆輸入していた」そうである……。
| + | ちなみに『コミックボンボン』版『Gガンダム』の最終決戦では、コミックオリジナルの「高機動(スーパー)ノーベルガンダム」なるMFが登場している。これはコミック版担当のときた洸一氏によるオリジナル機体だが、今川監督曰く「あともう少し登場が早ければアニメに逆輸入していた」そうである……。 |
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| + | === デザインとその影響 === |
| + | 外見や決めポーズを披露した点から「'''セーラーガンダム'''」(又は「'''セーラーガンダムーン'''」)の[[異名]]を持ち、アニメ『美少女戦士セーラームーン』に関連した[[声優ネタ]]がスパロボに登場する事もしばしば。なおよく見ると各部のディティールは「[[ガンダム・センチネル]]版RX-78(所謂[[ガンダム]]Ver.Ka)」と全く同じで、本機のデザイナーであるカトキハジメ氏が「ガンダムの各パーツをセーラー服状にアレンジ」「体型を女性らしく変更」の2点だけでがらりと印象を変えて見せたことがわかる。『[[新スーパーロボット大戦|新]]』の[[アンソロジーコミック]]ではデザインつながりで[[R-1]]に代わり[[SRX]]と合体したネタもあった。 |
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| + | 『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』に登場する[[フェイ・イェン]]等、後の「リアル系作品における女性型の人型機動兵器」の先駆けとなった機体と考えて間違いない(スーパー系では『[[マジンガーZ]]』の頃からいる)。なおフェイ・イェンのデザインもカトキ氏。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *その外見や決めポーズを披露した点から「'''セーラーガンダム'''」(又は「'''セーラーガンダムーン'''」)の[[異名]]を持ち、アニメ『美少女戦士セーラームーン』に関連した[[声優ネタ]]がスパロボに登場する事もしばしば。なおよく見ると各部のディティールは「ガンダムセンチネル版RX-78(所謂[[ガンダム]]Ver.Ka)」と全く同じで、本機のデザイナーであるカトキハジメ氏が「ガンダムの各パーツをセーラー服状にアレンジ」「体型を女性らしく変更」の2点だけでがらりと印象を変えて見せたことがわかる。新のアンソロジーではデザインつながりで[[R-1]]に代わり[[SRX]]と合体したネタもあった。
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− | *『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』に登場する[[フェイ・イェン]]等、後の「リアル系作品における女性型の人型機動兵器」の先駆けとなった機体と考えて間違いない(スーパー系では『[[マジンガーZ]]』の頃からいる)。なおフェイ・イェンのデザインもカトキ氏。
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| *『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』のコミカライズ作品の『模型戦士ガンプラビルダーズA(エース)』と公式外伝の『模型戦士ガンプラビルダーズD』では、本機のガンプラがモビルトレースシステムを再現した「Fポッド」で操縦され、搭乗者はいずれもアレンビー同様に女性であり、彼女と同デザインのファイティングスーツを着用するという、いろんな意味で優遇されていた。 | | *『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』のコミカライズ作品の『模型戦士ガンプラビルダーズA(エース)』と公式外伝の『模型戦士ガンプラビルダーズD』では、本機のガンプラがモビルトレースシステムを再現した「Fポッド」で操縦され、搭乗者はいずれもアレンビー同様に女性であり、彼女と同デザインのファイティングスーツを着用するという、いろんな意味で優遇されていた。 |
| *『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』では、似たような容姿である[[ガンダムナドレ]]を操る[[ティエリア・アーデ]]と共闘が可能。基本的に2vs2で戦うゲームであり、プレーヤーが[[ガンダムヴァーチェ]]を選択し(出撃時は必ずヴァーチェ。時間を経ることでナドレにパージ可能)、僚機(味方)を[[ノーベルガンダム]]にすると、ティエリアから「ナドレ!? そこの友軍機! 貴様、どこからナドレの情報を手に入れた!」との台詞が飛び出す。突っ込むかどうかは、あなた次第。 | | *『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』では、似たような容姿である[[ガンダムナドレ]]を操る[[ティエリア・アーデ]]と共闘が可能。基本的に2vs2で戦うゲームであり、プレーヤーが[[ガンダムヴァーチェ]]を選択し(出撃時は必ずヴァーチェ。時間を経ることでナドレにパージ可能)、僚機(味方)を[[ノーベルガンダム]]にすると、ティエリアから「ナドレ!? そこの友軍機! 貴様、どこからナドレの情報を手に入れた!」との台詞が飛び出す。突っ込むかどうかは、あなた次第。 |