差分

523 バイト追加 、 2016年2月24日 (水) 18:42
20行目: 20行目:  
:仏教では「'''帝釈天'''」。雷を操る[[神|雷霆神・武神]]であり、ヴァジュラを用いてヴリドラ等の悪魔を退治している。その一方で、羅刹族の王・メーガナーダをはじめとして'''武神なのに敗北した話も多い'''。<ref>ちなみに、このメーガナーダに至っては「インドラジット(インドラに勝つ者)」などと名乗られている。</ref>
 
:仏教では「'''帝釈天'''」。雷を操る[[神|雷霆神・武神]]であり、ヴァジュラを用いてヴリドラ等の悪魔を退治している。その一方で、羅刹族の王・メーガナーダをはじめとして'''武神なのに敗北した話も多い'''。<ref>ちなみに、このメーガナーダに至っては「インドラジット(インドラに勝つ者)」などと名乗られている。</ref>
 
:また、インドラにはアスラ王(阿修羅王)の娘・シャチー(舎脂)を強奪して自分の妻にしたり、ガウタマ聖仙の妻・アハリヤーと密通する等、'''[[ギリシア神話]]の主神・ゼウスを彷彿とさせる好色ぶりを伝える挿話も存在している'''。
 
:また、インドラにはアスラ王(阿修羅王)の娘・シャチー(舎脂)を強奪して自分の妻にしたり、ガウタマ聖仙の妻・アハリヤーと密通する等、'''[[ギリシア神話]]の主神・ゼウスを彷彿とさせる好色ぶりを伝える挿話も存在している'''。
:一方、仏教におけるインドラこと帝釈天は、仏法を守護する神々の中でも梵天(ブラフマー)と並んで地位が高い存在として知られている。
+
:一方、仏教におけるインドラこと帝釈天は、仏法を守護する神々の中でも梵天(ブラフマー)と並んで地位が高い存在として知られている。また、帝釈天は仏教の開祖である釈迦の前世の物語「ジャータカ(本生譚)」において、「(悟りを開く前の)釈迦の前世となる人物を試す」という重要な役割を担っている。<ref>一例を挙げると、「(悟りを開く前の)釈迦の前世の人物である尸毘王が、鳩の命を狙う(実は、帝釈天が[[変身|変化]]していた)鷹に対して'''己の肉体を切り取って鷹に与えた'''」という挿話がある。</ref>
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ドラウパ]]の武器「インドラ・ブラスター」の名前元となっている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ドラウパ]]の武器「インドラ・ブラスター」の名前元となっている。
 
;アグニ(Agni)
 
;アグニ(Agni)
50行目: 50行目:  
:仏教では「梵天」。最高神の一柱にして、創造を司る神。宇宙の根源原理「ブラフマン」を神格化した存在だが、立場的にはシヴァ・ヴィシュヌと同格である。
 
:仏教では「梵天」。最高神の一柱にして、創造を司る神。宇宙の根源原理「ブラフマン」を神格化した存在だが、立場的にはシヴァ・ヴィシュヌと同格である。
 
:ただし、ヒンドゥー教において近年ではシヴァにその立場を奪われつつあるらしい。
 
:ただし、ヒンドゥー教において近年ではシヴァにその立場を奪われつつあるらしい。
:一方、仏教におけるブラフマーこと梵天は仏法を守護する神々の中でも帝釈天(インドラ)と並んで地位が高い存在として知られている。中でも、仏教の開祖である釈迦に対して彼が開いた悟りの内容を人々に広めるように梵天が勧めた逸話(いわゆる、「梵天勧請」)が有名である。
+
:一方、仏教におけるブラフマーこと梵天は、仏法を守護する神々の中でも帝釈天(インドラ)と並んで地位が高い存在として知られている。中でも、仏教の開祖である釈迦に対して彼が開いた悟りの内容を人々に広めるように梵天が勧めた逸話(いわゆる、「梵天勧請」)が有名である。
 
:*シヴァに倣えば、[[魔装機神シリーズ]]では[[ギゾース・グラギオス|創造神グラギオス]]のモチーフとなっていると思われる。
 
:*シヴァに倣えば、[[魔装機神シリーズ]]では[[ギゾース・グラギオス|創造神グラギオス]]のモチーフとなっていると思われる。
 
;ディアウス(Dyaus)
 
;ディアウス(Dyaus)
1,404

回編集