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『序』は一部展開の違いこそあるもののTV版第壱話から第六話に忠実だが、『破』ではTV版第七話から第拾九話(第弐拾参話も一部含む)をなぞりつつも徐々に変化が表れ、『Q』ではTV版から離れた全く別のストーリーが展開される。なお、序・破・Q(急)とは雅楽の演奏に由来する言葉であり、近年では起承転結と同じような意味で用いられる物語の構成方法である。『Q』は『破』の14年後の世界を舞台にしており、その期間に相当の世界の激変があったことが匂わされているのだが劇中ではほとんど説明がなく謎が増えただけで次回作へと続いている(例えるなら、テレビシリーズで途中の数話分をあらすじを知らないまますっ飛ばして視聴した状態に近い)。そのため完結編が公開されていない現状はスパロボでの原作再現は非常に困難となっている。
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『序』は一部展開の違いこそあるもののTV版第壱話から第六話に忠実だが、『破』ではTV版第七話から第拾九話(第弐拾参話も一部含む)をなぞりつつも徐々に変化が表れ、『Q』ではTV版から離れた全く別のストーリーが展開される。なお、『序』『破』『Q(急)』とは雅楽の演奏に由来する言葉であり、近年では起承転結と同じような意味で用いられる物語の構成方法である。
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『Q』は『破』の14年後の世界を舞台にしており、その期間に相当の世界の激変があったことが匂わされているのだが、劇中ではほとんど説明が無く、謎が増えただけで次回作へと続いている(例えるならば、テレビシリーズで途中の数話分をあらすじを知らないまますっ飛ばして視聴した状態に近い)。そのため、完結編が公開されていない現状においてスパロボでの原作再現が非常に困難となっている。
    
『破』は興行成績40億円、『Q』は興行収入52.6億円と、ロボットアニメ劇場用作品において国内史上最高記録をマークしている作品である。また、DVD・BDソフトも同様の記録を樹立しており、『序』は60万枚、『破』は80万枚を超えるセールスを達成している。
 
『破』は興行成績40億円、『Q』は興行収入52.6億円と、ロボットアニメ劇場用作品において国内史上最高記録をマークしている作品である。また、DVD・BDソフトも同様の記録を樹立しており、『序』は60万枚、『破』は80万枚を超えるセールスを達成している。
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地上波においては、放送権を持つとみられる日本テレビから『金曜ロードショー』枠で放映されている。この放映ではシーンの一部がカットされる等、公開版やビデオソフト版と異なった編集がされ、タイトルにはTV版と付いている。
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地上波においては、放送権を持つと見られる日本テレビから『金曜ロードショー』枠で放映されている。この放映ではシーンの一部がカットされる等、公開版やビデオソフト版と異なった編集がされ、タイトルには「TV版」と付いている。
 
<!-- 『Q』について解禁。 -->
 
<!-- 『Q』について解禁。 -->
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:[[ヒロイン]]の一人。[[EVA零号機|零号機]]パイロット。
 
:[[ヒロイン]]の一人。[[EVA零号機|零号機]]パイロット。
 
;[[式波・アスカ・ラングレー]]
 
;[[式波・アスカ・ラングレー]]
:ヒロインの一人。[[EVA弐号機|2号機]]及び[[EVA3号機|3号機]]パイロット。ユーロ空軍エース、[[軍階級|階級]]は大尉。
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:ヒロインの一人。[[EVA弐号機|2号機]]及び[[EVA3号機|3号機]]パイロット。ユーロ空軍の[[エース]]で、[[軍階級|階級]]は大尉。
 
;[[真希波・マリ・イラストリアス]]
 
;[[真希波・マリ・イラストリアス]]
 
:ヒロインの一人。5号機パイロット。新劇場版からの新キャラクターで、『破』から登場。現時点での活躍から本作を象徴する登場人物と言える。
 
:ヒロインの一人。5号機パイロット。新劇場版からの新キャラクターで、『破』から登場。現時点での活躍から本作を象徴する登場人物と言える。
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:NERV副司令。
 
:NERV副司令。
 
;[[葛城ミサト]]
 
;[[葛城ミサト]]
:[[ヒロイン]]の一人。シンジ達の保護者でもあり、また上司に当たる人物。
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:[[ヒロイン]]の一人。シンジ達の保護者でもあり、上司に当たる人物。
 
;[[赤木リツコ]]
 
;[[赤木リツコ]]
 
:ミサトの同僚。
 
:ミサトの同僚。
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:真希波・マリ・イラストリアスが搭乗する。『Q』にて登場。
 
:真希波・マリ・イラストリアスが搭乗する。『Q』にて登場。
 
;AAA ヴンダー
 
;AAA ヴンダー
:ヴィレが所有する戦艦。
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:ヴィレが所有する[[戦艦]]。
    
=== [[使徒]] ===
 
=== [[使徒]] ===
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;第8の使徒
 
;第8の使徒
 
:旧世紀版における第10使徒サハクィエルに当たる存在。『破』に登場。
 
:旧世紀版における第10使徒サハクィエルに当たる存在。『破』に登場。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』では、ストーリー再現として登場する(戦闘は無し)。
 
;第9の使徒
 
;第9の使徒
 
:旧世紀版における[[第13使徒バルディエル]]に当たる存在。『破』に登場。
 
:旧世紀版における[[第13使徒バルディエル]]に当たる存在。『破』に登場。
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初参戦の『[[L]]』では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』名義で『序』と『破』がまとめられて参戦したが、それ以降は個別に表記されるようになっている。
 
初参戦の『[[L]]』では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』名義で『序』と『破』がまとめられて参戦したが、それ以降は個別に表記されるようになっている。
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TV版と比べてEVAの装備がほぼ刷新されたため、『[[L]]』及び『[[第3次Z]]』ではEVAの使い勝手が大幅に変わっている。具体的には、従来近接格闘型だった初号機が射撃特化となっており、近接武装は殆どない。逆に2号機は近接武装が多く、『L』では最大射程が3という有様である。零号機はというと、パレットライフルと格闘以外の攻撃手段がなく、戦闘能力は殆ど皆無であるが、代わりに盾を含む強力な防御能力と修理機能を持ちサポート役として活躍することになる。
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TV版と比べてEVAの装備がほぼ刷新されたため、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』及び『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』ではEVAの使い勝手が大幅に変わっている。具体的には、従来近接格闘型だった初号機が射撃特化となっており、近接武装は殆ど無い。逆に2号機は近接武装が多く、『L』では最大射程が3という有様である。零号機はというと、パレットライフルと格闘以外の攻撃手段が無く、戦闘能力は殆ど皆無であるが、代わりに盾を含む強力な防御能力と修理機能を持ちサポート役として活躍することになる。
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その一方で、現時点では未完結の状態での参戦ゆえか、マリやアヤナミレイなど新劇場版が初出となるキャラの扱いが悪い事が多く、スタッフが扱いに困っている感が拭えない。
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その一方で、現時点では未完結の状態での参戦ゆえか、[[真希波・マリ・イラストリアス|マリ]]や[[アヤナミレイ (仮称)]]など新劇場版が初出となるキャラクターの扱いが悪い事が多く、スタッフが扱いに困っている感が拭えない。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
:初の声付き参戦。『序』と『破』が参戦で、登場人物達は『破』名義での参戦となっている。
 
:初の声付き参戦。『序』と『破』が参戦で、登場人物達は『破』名義での参戦となっている。
:今作では[[UCW]]とも[[ADW]]とも違う世界から転移してきたのだが、その世界の存在がこの世界となじんでいない為、今作を象徴する赤い海もまた、普通の海水と混じっていない。
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:今作では[[UCW]]とも[[ADW]]とも違う世界から転移してきたのだが、その世界の存在がこの世界となじんでいない為、今作を象徴する赤い海もまた、普通の[[海|海水]]と混じっていない。
:今回はシナリオ再現の多くが分岐ルートとなっており、[[第13使徒バルディエル|第9の使徒]]までが登場。[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]は登場しないが、天獄篇の予告で存在が仄めかされている。
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:今回はシナリオ再現の多くが分岐ルートとなっており、[[第13使徒バルディエル|第9の使徒]]までが登場。[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]は登場しないが、『天獄篇』の予告で存在が仄めかされている。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
:新たに『Q』が参戦するが、原作再現はなく[[いるだけ参戦|EVAとパイロットのみの登場]]。
 
:新たに『Q』が参戦するが、原作再現はなく[[いるだけ参戦|EVAとパイロットのみの登場]]。
:序盤での第10の使徒戦でのニア・サードインパクトによって[[蒼の地球]]からヱヴァの世界が切り離されるが、その後の[[プレイアデス・タウラ]]と[[ガンレオン|ガンレオン・マグナ]]の[[スフィア]]の共鳴よってシンジ達がこちらに再転移される展開となった。
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:序盤での第10の使徒戦でのニア・サードインパクトによって[[蒼の地球]]から「ヱヴァの世界」が切り離されるが、その後の[[プレイアデス・タウラ]]と[[ガンレオン|ガンレオン・マグナ]]の[[スフィア]]の共鳴よってシンジ達がこちらに再転移される展開となった。
:『L』同様、原作が完結していない状態での参戦かつオリジナル展開で決着が描かれる事もないため、存在感こそ大きいもののシナリオ上での扱いは中途半端になってしまった印象は否めない。更にエヴァのパイロット達や転移前の世界で起こっている問題(『Q』のストーリー)に関してはアスカ達が「自分たちの世界の問題だから」という配慮により他作品のキャラ達には知らせない展開なので結果的に課題先送りにしてしまったといえる。
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:『L』同様、原作が完結していない状態での参戦かつオリジナル展開で決着が描かれる事もないため、存在感こそ大きいもののシナリオ上での扱いは中途半端になってしまった印象は否めない。更に、エヴァのパイロット達や転移前の世界で起こっている問題(『Q』のストーリー)に関しては、[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]達が「自分たちの世界の問題だから」という配慮によって他作品のキャラ達には知らせない展開なので、結果的に課題先送りにしてしまったといえる。
 
:ちなみに『序』は、終盤戦に出て来る再生使徒軍団のためのクレジット。
 
:ちなみに『序』は、終盤戦に出て来る再生使徒軍団のためのクレジット。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
:初参戦作品。上記の通り参戦クレジットは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』で、第8の使徒を撃破した所で原作再現が終了する。[[真希波・マリ・イラストリアス|マリ]]と[[EVA仮設5号機|仮設5号機]]は特別出演程度の出番しかなく、初号機の覚醒や2号機ザ・ビースト、Mark.6も無し。「13の不確定要素」(同時参戦している他の作品のことと思われる)によって、不純物が多すぎるために約束された世界ではないと断じられた。
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:初参戦作品。上記の通り参戦クレジットは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』で、第8の使徒を撃破した所で原作再現が終了する。[[真希波・マリ・イラストリアス|マリ]]と[[EVA仮設5号機|仮設5号機]]は特別出演程度の出番しか無く、初号機の覚醒や2号機ザ・ビースト、Mark.6も無し。「13の不確定要素」(同時参戦している他の作品のことと思われる)によって、不純物が多すぎるために約束された世界ではないと断じられた。
:しかし、[[碇シンジ|シンジ]]達パイロットの成長は描かれ、他作品とのクロスオーバーが積極的に取り入れられるなど扱いは決して悪くはない。むしろ『Q』が公開された現在となっては、'''途中で終わらせた事で([[渚カヲル|カヲル]]の言うとおり)「彼らがようやく幸せに」なれたのは皮肉としか言い様がないだろう。'''
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:しかし、[[碇シンジ|シンジ]]達パイロットの成長は描かれ、他作品とのクロスオーバーが積極的に取り入れられるなど扱いは決して悪くはない。むしろ、『Q』が公開された現在となっては、'''途中で終わらせた事で([[渚カヲル|カヲル]]の言うとおり)「彼らがようやく幸せに」なれたのは皮肉としか言い様がないだろう。'''
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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