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609 バイト追加 、 2015年12月17日 (木) 01:01
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:所謂思考制御型のマシンだが、本質的には機体と融合するタイプであり高性能な機体ほどよりそちらに近づいてゆく。この手の機体のお約束として機体の受けたダメージが痛みがパイロットにフィードバックされるが、特筆すべきは'''通常の肉体感覚もフィードバックされる'''という点。それに伴う精神的重圧に耐えることが出来なければ操縦すらままならない。メガセリオンモデルはその重装甲から乗り手が限られ、ノートゥングモデルでは搭乗した人類軍のエリートパイロット達<ref>スパロボ未登場だが、後に竜宮島に帰化して現場あがりのオペレーターとして準レギュラーになる。</ref>が違和感から泣き出してしまった。ザルヴァートルモデルに至っては違う『モノ』になる、いわば「腕が銃になる」と言った感覚を受け入れることが必要となってくる。時期によって差があるが、痛みのフィードバックについてはシナジェネティック・スーツの着用で軽減される。
 
:所謂思考制御型のマシンだが、本質的には機体と融合するタイプであり高性能な機体ほどよりそちらに近づいてゆく。この手の機体のお約束として機体の受けたダメージが痛みがパイロットにフィードバックされるが、特筆すべきは'''通常の肉体感覚もフィードバックされる'''という点。それに伴う精神的重圧に耐えることが出来なければ操縦すらままならない。メガセリオンモデルはその重装甲から乗り手が限られ、ノートゥングモデルでは搭乗した人類軍のエリートパイロット達<ref>スパロボ未登場だが、後に竜宮島に帰化して現場あがりのオペレーターとして準レギュラーになる。</ref>が違和感から泣き出してしまった。ザルヴァートルモデルに至っては違う『モノ』になる、いわば「腕が銃になる」と言った感覚を受け入れることが必要となってくる。時期によって差があるが、痛みのフィードバックについてはシナジェネティック・スーツの着用で軽減される。
 
;ジークフリード・システム
 
;ジークフリード・システム
:パイロットとのクロッシング(システム運用者とパイロットが皮膜神経細胞を通して繋がった状態)を行う、ファフナー用統括指揮管制システム。フェストゥムによる読心と傍受を防ぎつつ外部からの戦術指揮を可能とする、無印時点でのアルヴィスの切り札の一つ。これがない場合、CDCやパイロット同士の意思伝達はケーブルによる有線通信に限定されてしまう。読心に関してはクロッシングによって複数の人間の思考を混在させることで防ぐ仕組みとなっている。機体を外部から強制的に操作する権限を持ち、劇中では痛覚フィードバックの強制遮断やペインブロックに代表される同化された部位の強制パージ<ref>痛覚を遮断するペインキル、遮断しないペインブロック、浸食部位を壊死ネクローシスなど緊急性によって複数の段階が存在する。痛覚遮断なしでは文字通り手足をもがれる激痛が伴い、ネクローシスを使用した場合は肉体が腐り落ちる感覚を味わうことになる。</ref>やコクピットの緊急射出を行うシーンが印象に残るが、機体の強制停止やフェンリル起爆(停止)の権限まで有する。
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:パイロットとのクロッシング(システム運用者とパイロットが皮膜神経細胞を通して繋がった状態)を行う、ファフナー用統括指揮管制システム。フェストゥムによる読心と傍受を防ぎつつ外部からの戦術指揮を可能とする、無印時点でのアルヴィスの切り札の一つ。これがない場合、CDCやパイロット同士の意思伝達はケーブルによる有線通信に限定されてしまう。読心に関してはクロッシングによって複数の人間の思考を混在させることで防ぐ仕組みとなっている。機体を外部から強制的に操作する権限を持ち、劇中では痛覚フィードバックの強制遮断やペインブロックに代表される同化された部位の強制パージ<ref>痛覚を遮断するペインキル、遮断せずに急いで切断するペインブロックなど緊急性によって複数の段階が存在する。痛覚遮断なしでは文字通り手足をもがれる激痛が伴い</ref>やコクピットの緊急射出を行うシーンが印象に残るが、機体の強制停止やフェンリル起爆(停止)の権限まで有する。
 
:システム搭乗者には流れ込んでくる複数人の思考を整理しつつ指揮を行う処理能力が要求され、適性のない者は情報の奔流で極度の酩酊状態に陥ってしまう。更にファフナー搭乗者全員分の痛覚がフィードバックされ、搭乗者が気絶した場合は敵の読心を防げなくなるために精神的なタフネスも要求される。痛みのフラッシュバックが起こることもあり、総士ですら鎮痛剤を常備していた。また、感覚だけでなく'''パイロットとシステム搭乗者の感情が互いに筒抜けになる'''ため、それへの対処も必要となる。
 
:システム搭乗者には流れ込んでくる複数人の思考を整理しつつ指揮を行う処理能力が要求され、適性のない者は情報の奔流で極度の酩酊状態に陥ってしまう。更にファフナー搭乗者全員分の痛覚がフィードバックされ、搭乗者が気絶した場合は敵の読心を防げなくなるために精神的なタフネスも要求される。痛みのフラッシュバックが起こることもあり、総士ですら鎮痛剤を常備していた。また、感覚だけでなく'''パイロットとシステム搭乗者の感情が互いに筒抜けになる'''ため、それへの対処も必要となる。
 
:ファフナーに搭載すればCDCを介さずに機体同士の双方向通信が可能となるが、機体の大型化に加え搭乗者の同化速度を著しく早める致命的な欠点を持つ。後に技術の進歩と機体に分割して搭載する手法で解決を見たが、第一次蒼穹作戦時は急造であるためかシステム搭載機が一機でも破壊されるとクロッシングが停止する欠点を抱えていた(HaEで解決)。
 
:ファフナーに搭載すればCDCを介さずに機体同士の双方向通信が可能となるが、機体の大型化に加え搭乗者の同化速度を著しく早める致命的な欠点を持つ。後に技術の進歩と機体に分割して搭載する手法で解決を見たが、第一次蒼穹作戦時は急造であるためかシステム搭載機が一機でも破壊されるとクロッシングが停止する欠点を抱えていた(HaEで解決)。
:無印終盤でフェストゥムに理解され、後に人類軍にも技術が流れている。
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:無印終盤でフェストゥムに理解され、システムへの介入や欺瞞といった電子戦に相当する攻撃を受けるようになる。
 
;変性意識
 
;変性意識
 
:ジークフリードシステムと並び、フェストゥムの読心能力に対抗するためのノートゥング・モデル独自のシステム。普段と異なる思考を前面に出すことで心のガードを形成する。ジークフリードシステム同様、フェストゥムを混乱させる形で読心を防いでいる。変性意識はパイロットの深層心理とシナジェネティック・コード(ファフナーと連結するために必要な脳の状態を表す数値)の形成率によって変化するが、それは本性ではなく「戦闘向きに変わった状態」であり一騎やHaE以降のパイロット達のように人格の変貌が起こらない場合もある。
 
:ジークフリードシステムと並び、フェストゥムの読心能力に対抗するためのノートゥング・モデル独自のシステム。普段と異なる思考を前面に出すことで心のガードを形成する。ジークフリードシステム同様、フェストゥムを混乱させる形で読心を防いでいる。変性意識はパイロットの深層心理とシナジェネティック・コード(ファフナーと連結するために必要な脳の状態を表す数値)の形成率によって変化するが、それは本性ではなく「戦闘向きに変わった状態」であり一騎やHaE以降のパイロット達のように人格の変貌が起こらない場合もある。
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:セラミック系の外部装甲に金属系の内部フレーム、その間に液体金属を挟んだ積層型の構造を採用。刃物に対する防御性能が高い。同化によるフェストゥムのワームスフィア現象による攻撃はあまりにも威力が高いため、初期は一撃でもまともに喰らえば致命傷になるなど防御面では脆かったが、後に[[日野洋治]]の設計思想を反映することで、通常のワームスフィア程度なら無傷で耐える防御力を得ている。
 
:セラミック系の外部装甲に金属系の内部フレーム、その間に液体金属を挟んだ積層型の構造を採用。刃物に対する防御性能が高い。同化によるフェストゥムのワームスフィア現象による攻撃はあまりにも威力が高いため、初期は一撃でもまともに喰らえば致命傷になるなど防御面では脆かったが、後に[[日野洋治]]の設計思想を反映することで、通常のワームスフィア程度なら無傷で耐える防御力を得ている。
 
:作中の戦闘描写を見る限りファフナー同士の戦闘は考慮されていないようで、性能が向上したHaE以降でも[[エウロス型]]のライフルなど人類の扱う兵器には相変わらず脆いように思われる。
 
:作中の戦闘描写を見る限りファフナー同士の戦闘は考慮されていないようで、性能が向上したHaE以降でも[[エウロス型]]のライフルなど人類の扱う兵器には相変わらず脆いように思われる。
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;フェストゥム・コア
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:文字通りの代物。ファフナーをファフナーたらしめている重要なパーツ。これのおかげでアルヴィスのファフナーとザルヴァートルモデルはフェストゥムに対抗できる高い性能を獲得したが、一方でフェストゥムの因子をもつ限られた人間しかパイロットになれず、同化現象や生産可能数の問題を抱えることになった。
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:コアを持たない人類軍製ファフナー三機種は訓練によって擬似シナジェネティック・コードを形成し、人海戦術によって敵に対抗することになる。
 
;イージス装備
 
;イージス装備
 
:ファフナー版[[バリア]]であり、[[マークフュンフ|機動侍]]の代名詞。物理的な防御力を持ち、体当たりで敵を押しこむことも可能。当初は赤いバリア、HaE以降は技術の進歩で青白いものになった。
 
:ファフナー版[[バリア]]であり、[[マークフュンフ|機動侍]]の代名詞。物理的な防御力を持ち、体当たりで敵を押しこむことも可能。当初は赤いバリア、HaE以降は技術の進歩で青白いものになった。
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:ビームマシンガン。[[カノン・メンフィス|カノン]]が愛用していた。
 
:ビームマシンガン。[[カノン・メンフィス|カノン]]が愛用していた。
 
;ドラゴントゥース
 
;ドラゴントゥース
:長距離狙撃用のライフル。マークジーベンの主兵装。高い攻撃力と射程を誇り、マークニヒト相手に通用しなかった事<ref>同化が施された状態で投げつけられたルガーランスに弾丸が弾かれた。</ref>を除けば百発百中。劇場版ではマークツェーンに回された。
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:長距離狙撃用のライフル。無印におけるマークジーベンの主兵装。高い攻撃力と射程を誇り、マークニヒト相手に通用しなかった事<ref>同化が施された状態で投げつけられたルガーランスに弾丸が弾かれた。</ref>を除けば百発百中。劇場版ではマークツェーンに回された。
 
;メデューサ
 
;メデューサ
 
:肩のハードポイントに装着する大口径化学レーザーキャノン。燃焼ガスと酸化剤を充填したタンクを有するために大型化。威力は高いが、化学レーザーであるため被弾すると最悪誘爆を起こして大爆発する危険性を抱えている。
 
:肩のハードポイントに装着する大口径化学レーザーキャノン。燃焼ガスと酸化剤を充填したタンクを有するために大型化。威力は高いが、化学レーザーであるため被弾すると最悪誘爆を起こして大爆発する危険性を抱えている。
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