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− | *2007年4月 - 9月 全26話 | + | *2007年4月3日~2007年9月25日 全26話 |
| *初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦X-Ω]](2015年) | | *初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦X-Ω]](2015年) |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | ナムコのアイドルプロデュース体験ゲーム『アイドルマスター』を原案とするアニメ作品。だがストーリーは全く異なり、意思を持つロボット「iDOL(アイドル)」と、そのパイロットである少女「アイドルマスター」の関係を描くものとなっている。また、原案とはキャラクターの[[声優]]のキャスティングが異なるのも特徴。
| + | ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)のアイドルプロデュース体験ゲーム『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』を原案とするアニメ作品。だが、ストーリーは全く異なり、意思を持つロボット「iDOL(アイドル)」と、そのパイロットである少女「アイドルマスター」の関係を描くものとなっている。また、原案とはキャラクターの[[声優]]のキャスティングが異なる点も特徴である。 |
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− | タイトルの「XENOGLOSSIA(ゼノグラシア)」は本来「習ったことがないはずの言語を話す現象」を指す言葉だが、本作品のプロデューサー古里尚丈は「妖精や精霊という意味と、神や宇宙の言葉がわかる巫女的存在という意味」と説明している。
| + | タイトルの「XENOGLOSSIA(ゼノグラシア)」は本来「習ったことがないはずの[[言語]]を話す現象」を指す言葉だが、本作品のプロデューサー古里尚丈氏は「[[妖精]]や精霊という意味と、[[神]]や[[宇宙]]の言葉がわかる巫女的存在という意味」と説明している。 |
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| == ストーリー == | | == ストーリー == |
− | [[月]]の崩壊「ロストアルテミス」から100年あまり経った復興歴107年。月の破片「ドロップ」落下の危機に晒される世界において、他の国が[[核ミサイル|核兵器]]でドロップを迎撃するなか、非核三原則により核を持たない日本は意思を持つ巨大ロボット「iDOL」によってドロップを除去していた。 | + | [[月]]の崩壊「ロストアルテミス」から100年あまり経った復興歴107年。月の破片「ドロップ」落下の危機に晒される世界において、他の国が[[核ミサイル|核兵器]]でドロップを迎撃する中、非核三原則のため核を持たない[[日本]]は意思を持つ巨大ロボット「iDOL」によってドロップを除去していた。 |
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| 芸能オーディションに合格し上京した天海春香は、iDOLを巡って争う組織「モンデンキント」と「トゥリアビータ」の戦いに巻き込まれる。窮地に陥る春香はモンデンキントのiDOL「インベル」に救われ、モンデンキントに保護される。オーディションがアイドルではなくiDOLのパイロット「アイドルマスター」を探しだすためのものだったと知らされ春香は呆気にとられるが、モンデンキントの格納庫でインベルと再会し、アイドルマスターになることを決意する。 | | 芸能オーディションに合格し上京した天海春香は、iDOLを巡って争う組織「モンデンキント」と「トゥリアビータ」の戦いに巻き込まれる。窮地に陥る春香はモンデンキントのiDOL「インベル」に救われ、モンデンキントに保護される。オーディションがアイドルではなくiDOLのパイロット「アイドルマスター」を探しだすためのものだったと知らされ春香は呆気にとられるが、モンデンキントの格納庫でインベルと再会し、アイドルマスターになることを決意する。 |
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| === モンデンキント / アイドルマスター課 === | | === モンデンキント / アイドルマスター課 === |
| ;[[天海春香]] | | ;[[天海春香]] |
− | :主人公。インベルのアイドルマスター。 | + | :[[主人公]]。インベルのアイドルマスター。 |
| ;萩原雪歩 | | ;萩原雪歩 |
| :元アイドルマスター候補生。 | | :元アイドルマスター候補生。 |
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| == 組織 == | | == 組織 == |
| ;モンデンキント | | ;モンデンキント |
− | :ロストアルテミスからの復興を目的とする国際組織。 | + | :ロスト・アルテミスからの復興を目的とする国際組織。 |
− | :春香たちが所属するのはモンデンキントJP(日本)の一部門である「特殊隕石対策実行係」アイドルマスター課。 | + | :春香たちが所属するのはモンデンキントJP([[日本]])の一部門である「特殊隕石対策実行係」アイドルマスター課。 |
| ;トゥリアビータ | | ;トゥリアビータ |
| :モンデンキントから分離した組織。モンデンキントの所有するiDOLの奪取を目論む。 | | :モンデンキントから分離した組織。モンデンキントの所有するiDOLの奪取を目論む。 |
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| == 用語 == | | == 用語 == |
| ;ロスト・アルテミス | | ;ロスト・アルテミス |
− | :本編の107年前に起きた月の崩壊と、それに伴う未曾有の大災害。砕けた月の破片が隕石となって地球に降り注ぎ地表を破壊。また、地球と月との間で保たれていた重力均衡に異常が起こり、潮汐が失われ海面上昇により多くの都市が海に沈んだ。結果、地球の人口の約4分の1が失われた。 | + | :本編の107年前に起きた月の崩壊と、それに伴う未曾有の大災害。 |
| + | :砕けた[[月]]の破片が隕石となって[[地球]]に降り注ぎ地表を破壊。また、地球と月との間で保たれていた重力均衡に異常が起こり、潮汐が失われ海面上昇により多くの都市が[[海]]に沈んだ。その結果、地球の人口の約4分の1が失われた。 |
| ;コンペイトウ | | ;コンペイトウ |
| :ロスト・アルテミスによって砕けた月の破片の一部によって形成された、地球を取り巻く4つのオービタルリング。 | | :ロスト・アルテミスによって砕けた月の破片の一部によって形成された、地球を取り巻く4つのオービタルリング。 |
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| :コンペイトウから外れ、地球へ降り注ぐ隕石。大きさによって8段階の区分けがなされており、地表へ被害を及ぼす恐れがあるものには破壊などの対処がなされる。 | | :コンペイトウから外れ、地球へ降り注ぐ隕石。大きさによって8段階の区分けがなされており、地表へ被害を及ぼす恐れがあるものには破壊などの対処がなされる。 |
| ;iDOL(アイドル) | | ;iDOL(アイドル) |
− | :復興暦57年、地球に落下した隕石から発見された膨大なエネルギーを内包する未知の鉱物、及びそれをコアとして開発された「隕石除去人型重機」のこと。iDOLという名は「遺産相続人の永遠の守護者(immortal defender of legatee)」の頭文字から取られている。 | + | :復興暦57年、地球に落下した隕石から発見された膨大なエネルギーを内包する未知の鉱物、及びそれをコアとして開発された「隕石除去人型重機」のこと。 |
| + | :iDOLという名は「遺産相続人の永遠の守護者('''i'''mmortal '''D'''efender '''O'''f '''L'''egatee)」の頭文字から取られている。 |
| :慣性制御能力を持ち、隕石の破壊や飛行能力は元より、人型の維持でさえこの慣性制御によって成り立っている。 | | :慣性制御能力を持ち、隕石の破壊や飛行能力は元より、人型の維持でさえこの慣性制御によって成り立っている。 |
− | :iDOLは一部の若い女性にしか反応を示さず、自身の搭乗者(アイドルマスター)を選ぶ。それゆえ、iDOLを運用するアイドルマスター課はその殆どが女性で構成されている。 | + | :なお、iDOLは一部の若い女性にしか反応を示さず、自身の搭乗者(アイドルマスター)を選ぶ。それゆえ、iDOLを運用するアイドルマスター課はその殆どが女性で構成されている。 |
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| == 登場作品と扱われ方 == | | == 登場作品と扱われ方 == |
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| :サンライズ | | :サンライズ |
| ;原案 | | ;原案 |
− | :バンダイナムコゲームス「THE IDOLM@STER」より | + | :バンダイナムコゲームス『THE IDOLM@STER』より |
| ;原作 | | ;原作 |
| :矢立肇 | | :矢立肇 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *原案のゲームとは違い、ロボットアニメとして制作された本作だが、2011年に放送されたアニメ『アイドルマスター』(こちらはれっきとしたアイドルプロデュースを題材とした作品)の第15話で'''ロボットものの劇中劇が登場'''し一部のファンの間で話題となった。 | + | *原案のゲームとは異なるロボットアニメとして制作された『アイドルマスター XENOGLOSSIA』だが、本作の放送から4年後になる2011年に放送されたアニメ『THE IDOLM@STER』(こちらは原作ゲームを元にしたアイドルプロデュースを題材とした作品)の第15話「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」にて'''ロボットものの[[劇中劇]]が登場'''しており、一部のファンの間で話題となった。 |
− | *原作のファンからは全く別路線の本作は賛否両論であり、原作サイドも公式サイトやイベントで本作の存在に言及しないため、一時は「ゼノグラシアはアイマス原作サイドからも黒歴史扱いされている」という通説があった。 | + | *原作のファンからは全く別路線になった本作は賛否両論であり、原作サイドも公式サイトやイベントで本作の存在に言及しないため、一時は「ゼノグラシアはアイマス原作サイドからも黒歴史扱いされている」という通説があった。 |
− | **しかし、『X-Ω』への参戦に当たり、原作総合プロデューサーの坂上陽三氏が公式ブログに「10周年にあたってどこかでゼノグラシアにスポットを当てたいと思っていた」「スーパーロボット大戦への参戦が非常に嬉しい」と述べており、この通説は否定されている。 | + | **しかし、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』への参戦に当たり、原作総合プロデューサーの坂上陽三氏が公式ブログにて「10周年にあたってどこかでゼノグラシアにスポットを当てたいと思っていた」「スーパーロボット大戦への参戦が非常に嬉しい」と述べており、この通説は否定されている。 |
| <!--情報源不明 | | <!--情報源不明 |
| **元々はサンライズに企画が持ち込まれた際、お流れにしようとしたサンライズ側が「声優陣総入れ替え」+「ロボットアニメとして製作」という条件を吹っかけたところ、原作スタッフが了承してそれにゴーサインを出したことで生まれた作品である。--> | | **元々はサンライズに企画が持ち込まれた際、お流れにしようとしたサンライズ側が「声優陣総入れ替え」+「ロボットアニメとして製作」という条件を吹っかけたところ、原作スタッフが了承してそれにゴーサインを出したことで生まれた作品である。--> |
| *元がアイドル作品でサンライズ制作のロボットアニメということなのか幾つかのサンライズ作品の主題歌をカバーが収録されているアルバムが存在する。 | | *元がアイドル作品でサンライズ制作のロボットアニメということなのか幾つかのサンライズ作品の主題歌をカバーが収録されているアルバムが存在する。 |
− | **スパロボ参戦済み作品だけでも[[絶対無敵ライジンオー]]のドリーム・シフト、[[装甲騎兵ボトムズ]]の炎のさだめ、[[聖戦士ダンバイン]]のダンバインとぶ、[[疾風!アイアンリーガー]]のアイアンリーガー~限りなき使命~、[[蒼き流星SPTレイズナー]]のメロスのように-LONELY WAY-、[[戦闘メカ ザブングル]]の疾風ザブングル、[[重戦機エルガイム]]のエルガイム-Time for L.GAIM-がカバーされている。一度聴いてみるのも良いだろう。 | + | **スパロボ参戦済み作品だけでも『[[絶対無敵ライジンオー]]』の「ドリーム・シフト」、『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の「炎のさだめ」、『[[聖戦士ダンバイン]]』の「ダンバインとぶ」、『[[疾風!アイアンリーガー]]』の「アイアンリーガー~限りなき使命~」、『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の「メロスのように-LONELY WAY-」、『[[戦闘メカ ザブングル]]』の「疾風ザブングル」、『[[重戦機エルガイム]]』の「エルガイム-Time for L.GAIM-」がカバーされている。一度聴いてみるのも良いだろう。 |
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| [[category:登場作品]] | | [[category:登場作品]] |
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