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[[OGシリーズ]]では「[[LOE]]」第二章と、「[[ROE]]」で発生した出来事が4959年内であることが判明しており、4959年を起点に本編のテキストを辿ることで、いずれの年にどのような事件が起きたのかを探ることが、ある程度可能である。ただ、OG世界における地球の暦([[新西暦]])との整合性及び連動性はいびつ。
 
[[OGシリーズ]]では「[[LOE]]」第二章と、「[[ROE]]」で発生した出来事が4959年内であることが判明しており、4959年を起点に本編のテキストを辿ることで、いずれの年にどのような事件が起きたのかを探ることが、ある程度可能である。ただ、OG世界における地球の暦([[新西暦]])との整合性及び連動性はいびつ。
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本来のラ・ギアスの地上における時間の流れは北緯30度から40度の歳差運動に相当し、チベットと同期していた<ref>「スーパーロボット大戦大事典」及び『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]』のDISC2から。</ref>。『α外伝』にあった'''「地上とラ・ギアスじゃ時間の流れが違うから」'''は[[αシリーズ]]のみの設定で、それがない[[旧シリーズ]]ならば、互いの暦の現在日付にずれが発生することはあっても時間の流れがずれることはない。OGシリーズでも当初は時の流れをチベットと同期したまま進める予定だったと考えられるが、生憎なことに物事は綺麗に積み重ならず、二つの世界の時間の流れはある年を境にずれはじめる<ref>地上ならば新西暦186年11月頃(『OG1』序盤)。ラ・ギアスならば新暦4957年12月頃(『I』の第一章終盤)。</ref>。OGサーガに組み込まれた[[魔装機神シリーズ]]の完結作で時間の流れを乱した原因は提示され、そこで問題の解決が図られることになるのだが、ふたつの世界の時間の流れがこれで完全に元通りとなったかは不明のままである。
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本来のラ・ギアスの地上における時間の流れは北緯30度から40度の歳差運動に相当し、チベットと同期していた<ref>「スーパーロボット大戦大事典」及び『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]』のDISC2から。</ref>。『α外伝』にあった'''「地上とラ・ギアスじゃ時間の流れが違うから」'''は[[αシリーズ]]のみの設定で、それがない[[旧シリーズ]]ならば、互いの暦の現在日付にずれが発生することはあっても時間の流れがずれることはない。OGシリーズでも当初は時の流れをチベットと同期したまま進める予定だったと考えられるが、生憎なことに物事は綺麗に積み重ならず、二つの世界の時間の流れはある年を境にずれはじめる<ref>地上ならば新西暦186年11月頃(『OG1』序盤)。ラ・ギアスならば新暦4957年12月頃(『I』の第一章終盤)。</ref>。OGサーガに組み込まれた[[魔装機神シリーズ]]の完結作で時間の流れを乱した原因は提示され、そこで問題の解決が図られることになるのだが、ふたつの世界の時間の流れがこれで完全に元通りとなったかは不明のままである(少なくとも『COE』のED時点では、結界の影響が残りどの程度のズレかは不明だが時間の流れは未だズレていると推測されている)。
    
=== [[ラ・ギアス]]の暦と地上の暦 ===
 
=== [[ラ・ギアス]]の暦と地上の暦 ===
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上に述べたふたつの世界設定の記述からもわかるとおり、[[地球]]とラ・ギアスの時間経過はほぼ同じである。ずれるのは精々カレンダーの日付くらいで、一日の長さや一年の長さの周期は変わらない。『[[α外伝]]』ではっきりと'''「ラ・ギアスと地球上では時間の経過が異なる」'''と変えた真偽はいまもわからないままだが、[[OGシリーズ]]の外伝にて、表現を変えた形でα設定を復活させている<ref>『DP』の中盤やエンディングで、シュウが「地上とラ・ギアスで時間のずれが生じており、これが悪化する可能性もある」と述べていた。</ref>。
 
上に述べたふたつの世界設定の記述からもわかるとおり、[[地球]]とラ・ギアスの時間経過はほぼ同じである。ずれるのは精々カレンダーの日付くらいで、一日の長さや一年の長さの周期は変わらない。『[[α外伝]]』ではっきりと'''「ラ・ギアスと地球上では時間の経過が異なる」'''と変えた真偽はいまもわからないままだが、[[OGシリーズ]]の外伝にて、表現を変えた形でα設定を復活させている<ref>『DP』の中盤やエンディングで、シュウが「地上とラ・ギアスで時間のずれが生じており、これが悪化する可能性もある」と述べていた。</ref>。
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登場人物の一人シュウが時間軸の同期の乱れを意識したのは「[[封印戦争]]」の最中のこと。ヴォルクルスとの戦いを終えた仲間と供にラ・ギアスから地上への転移を試みたシュウは、指定したポイントから離れた場所に転移、その際、日数の計算もあわなくなっていることに気付いた。完結作にあたる『魔装F』において、時間軸の同期が乱れた原因は「調和の結界」の人柱たる預言者ヨーテンナイが発動させた『静死の棺』という結界にあると明言される。時間軸の同期の崩壊、『[[封印戦争]]』時に魔装機神操者達が遭遇した地上とラ・ギアスを繋ぐゲートの一時的な消失、これらの現象は彼女が「静死」の結界を起動させることで発生した副次的なものと言われている<ref>預言者がこの結界を展開した時期に関する指摘は『魔装F』にはない。時間軸の乱れ自体は「封印戦争」勃発以前より前であるため、棺の起動は「春秋戦争」が勃発して間もない頃か、「魔力弾事件」の直後でなければならないだろう。</ref>。
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登場人物の一人シュウが時間軸の同期の乱れを意識したのは「[[封印戦争]]」の最中のこと。ヴォルクルスとの戦いを終えた仲間と供にラ・ギアスから地上への転移を試みたシュウは、指定したポイントから離れた場所に転移、その際、日数の計算もあわなくなっていることに気付いた。完結作にあたる『魔装F』において、時間軸の同期が乱れた原因は「調和の結界」の人柱たる預言者ヨーテンナイが発動させた『静死の棺』という結界にあると明言される。時間軸の同期の崩壊、『[[封印戦争]]』時に魔装機神操者達が遭遇した地上とラ・ギアスを繋ぐゲートの一時的な消失、これらの現象は彼女が「静死」の結界を起動させることで発生した副次的なものと言われている<ref>預言者がこの結界を展開した時期に関する指摘は『魔装F』にはない。ただし、「静死」の結界とは別に地上とラ・ギアスを隔絶する結界を張っており、『封印戦争』最終戦の影響でクロスゲートからエネルギーとアーマラが流れ込んだ事が「静死の結界」を実行に移すと決断した要因とは語っている。時間軸の乱れ自体は「封印戦争」勃発以前より前であるため、棺の起動は「春秋戦争」が勃発して間もない頃か、「魔力弾事件」の直後でなければならないだろう。</ref>。
    
リューネやシュウの転移ポイントが狂った件に関しては、[[ルイーナ]]の次元断層のほかでは「[[クロスゲート]]」に原因を求めるのが無難だろう。
 
リューネやシュウの転移ポイントが狂った件に関しては、[[ルイーナ]]の次元断層のほかでは「[[クロスゲート]]」に原因を求めるのが無難だろう。
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