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2,518 バイト追加 、 2015年10月6日 (火) 03:29
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:その時、AGE-1グランサの前に、フリットを否定する叫びと共に一機の白いモビルスーツが現れる。今や懐かしいその名は、ガンダムAGE-1。それを操るのは、他でもない、記憶の彼方に消えたはずの少年時代のフリット自身だった。
 
:その時、AGE-1グランサの前に、フリットを否定する叫びと共に一機の白いモビルスーツが現れる。今や懐かしいその名は、ガンダムAGE-1。それを操るのは、他でもない、記憶の彼方に消えたはずの少年時代のフリット自身だった。
 
:憎むべき敵のやって来たことと、今自分がやろうとしていることは、何も違わない。AGE-1同士の激突の中でその事実を突きつけ、救世主になることすら諦めようとしている未来の自分を断罪する少年のフリットは、怒りを込めた一撃で虐殺の装備に身を固めたグランサを撃墜する。そして、現実へと立ち返ったフリット・アスノは、あの日、自分がどうして助かったのか、なぜ今まで生き延びてこられたのかを知った。それは、フリットの中の英雄が、真に目覚めようとする証だった。
 
:憎むべき敵のやって来たことと、今自分がやろうとしていることは、何も違わない。AGE-1同士の激突の中でその事実を突きつけ、救世主になることすら諦めようとしている未来の自分を断罪する少年のフリットは、怒りを込めた一撃で虐殺の装備に身を固めたグランサを撃墜する。そして、現実へと立ち返ったフリット・アスノは、あの日、自分がどうして助かったのか、なぜ今まで生き延びてこられたのかを知った。それは、フリットの中の英雄が、真に目覚めようとする証だった。
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;"回帰する超光速の極限"と2つの"進化するガンダム"、そして"進化の頂に立つ者"
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:[[漫画]]『ガンダムEXA VS』より。UEのノーラ襲撃に際してフリットはテミス・キロンのジェノアスが制するのを振り切りAGE-1に乗って格納庫の外に出る。しかし、エクストリームガンダム リフェイザー・タキオンによってUEのMSは"殲滅"されていた。
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:リフェイザー・タキオンとエクストリームガンダム type-レオス、本来この世界に存在するはずのない2機の「ガンダム」を見たフリットが困惑するのをよそにアハトは撤退、それと入れ違いになるように上空から1機のMSが飛来する。そのMSはかつてアスノ家に語り継がれてきた「伝説の救世主」に類似した"''原初''のガンダム"、ザ・ガンダムであった。その機体の存在にフリットは驚愕と困惑の色を隠せなかった。
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:しかし、ザ・ガンダムにはアハトの創造主で[[ヴェイガン]]と同じく'''[[火星]]の人間'''であり「人類'''進化'''の頂点に立つ王」と呼ばれる、ガンダム世界の破壊を行わんとす"''原初''の人間"の名を抱く「究極のアダム」―――マーズIのアル・アダが搭乗していた。
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:レオスは初出撃したフリットの勝てる相手ではないと判断し、彼に代わって戦わんとするんも、力を引き出せないことに対する異変を感じ撤退。残されたフリットは「君が救世主になるんだ」と激励してくれたテミスと共に「征服者」と変貌したザ・ガンダムに立ち向かわんとするも、その次に描かれたのは「征服者ガンダム」の一撃によって'''AGE-1とジェノアスの胴体が両断される'''というあまりにも衝撃的、そして残酷な光景であった。
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:フリットは一命をとりとめたものの、この戦闘でもしテミスとジェノアスがおらずAGE-1単機で戦っていたら殺害されていたかもしれないという状況であった。しかし、この一連の事件は「史上最大の戦い」の序章に過ぎなかった…。
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:余談だが、この戦闘におけるフリット生存の証拠がテミスの証言だけでフリット本人の姿が映し出されていないこともあってか、'''フリットが殺害された'''というデマが広がってしまった。
    
== 関連機体 ==
 
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