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== トラウマイベント(Trauma Event) ==
 
== トラウマイベント(Trauma Event) ==
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『[[無敵超人ザンボット3]]』の[[人間爆弾]]イベントやバッドエンディングのような、プレイヤーを陰鬱な気分にさせる救いのない暗い展開のイベント。またはそのようなイベントが発生するシナリオを指す用語。一般的には、単に主要キャラクターが死んだり精神崩壊に至ったりというだけに止まらず、視聴者(ないしはプレイヤー)の精神に影響を及ぼしかねないほど強烈な展開を指して用いる場合が多い。
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『[[無敵超人ザンボット3]]』の[[人間爆弾]]イベントやバッドエンディングのような、プレイヤーを陰鬱な気分にさせる救いのない暗い展開のイベント。またはそのようなイベントが発生するシナリオを指す[[俗語・俗称|用語]]。一般的には、単に主要キャラクターが死んだり精神崩壊に至ったりというだけに止まらず、視聴者(ないしはプレイヤー)の精神に影響を及ぼしかねないほど強烈な展開を指して用いる場合が多い。
    
なお「トラウマ」とは、心理的に打撃を受け、その影響が長く残る体験のことを言うが、この項目の場合は単に「嫌な思い出」というだけのものである。
 
なお「トラウマ」とは、心理的に打撃を受け、その影響が長く残る体験のことを言うが、この項目の場合は単に「嫌な思い出」というだけのものである。
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代表的な例としては下記のようなパターンが存在する。
 
代表的な例としては下記のようなパターンが存在する。
   −
*キャラクターの死に際の描写が極度に生々しく、無残
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*キャラクターの死に際の描写が極度に生々しく、無残。
*主人公等の主要キャラクターとの交流が濃密に描かれた直後に死亡退場。更にそれによって残された側の精神状態がどん底に叩き落とされるようなケース
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*主人公等の主要キャラクターとの交流が濃密に描かれた直後に死亡および退場。更に、それによって残された側の精神状態がどん底に叩き落とされるようなケース。
*世界全体の破滅のような、どう解釈しても全く救いのない結末
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*世界全体の破滅のような、どう解釈しても全く救いの無い結末。
    
=== スパロボでの扱い ===
 
=== スパロボでの扱い ===
スパロボにおいては、[[スパロボ補正]]の一貫として原作の悲劇が回避される場合がある反面、原作に忠実にトラウマイベントを再現する場合も多い。中には何らかの回避手段が用意される場合もあるが、[[人間爆弾]]イベントの回避等、条件が厳しく初見プレイではそう簡単に回避できない場合が多い(ある程度原作に詳しければ、回避手段に見当がつくこともある)。
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スパロボにおいては、[[スパロボ補正]]の一貫として原作の悲劇が回避される場合がある反面、原作に忠実にトラウマイベントを再現する場合も多い。中には、何らかの回避手段が用意される場合もあるが、[[人間爆弾]]イベントの回避等、条件が厳しく初見プレイではそう簡単に回避できない場合が多い(ただし、ある程度原作に詳しければ、回避手段に見当が付く場合もある)。
    
バッドエンディングに関しては導入当初、徹底した原作再現を望むユーザーに配慮して「やりたい人だけ(バッドエンドルートを)やって下さい」というスタンスを取っていたが、近年は回避したままだとフローチャートが埋まらず、スペシャルシナリオなどの隠し要素が発生しない事もあり、「やりたくなくても一度はトライしなければならない」という風に性格付けが変化している。それらに拘りのないプレイヤーは特段プレイする必要はないが、敢えて選択した場合には精神的に手痛いしっぺ返しを喰らうのでそれなりに覚悟が必要。
 
バッドエンディングに関しては導入当初、徹底した原作再現を望むユーザーに配慮して「やりたい人だけ(バッドエンドルートを)やって下さい」というスタンスを取っていたが、近年は回避したままだとフローチャートが埋まらず、スペシャルシナリオなどの隠し要素が発生しない事もあり、「やりたくなくても一度はトライしなければならない」という風に性格付けが変化している。それらに拘りのないプレイヤーは特段プレイする必要はないが、敢えて選択した場合には精神的に手痛いしっぺ返しを喰らうのでそれなりに覚悟が必要。
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=== スーパー系作品 ===
 
=== スーパー系作品 ===
 
;[[人間爆弾]]作戦([[無敵超人ザンボット3]])
 
;[[人間爆弾]]作戦([[無敵超人ザンボット3]])
:第17話「星が輝く時」他。[[ガイゾック]]によって爆弾に改造された人たちを元に戻す方法は無く、[[神勝平|勝平]]達[[神ファミリー]]は爆弾にされた人たちの最期をただ見ていることしかできなかった。
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:第17話「星が輝く時」他。[[ガイゾック]]によって爆弾に[[改造]]された人達を元に戻す方法は無く、[[神勝平|勝平]]達[[神ファミリー]]は爆弾にされた人たちの最期をただ見ていることしかできなかった。
 
:現在もなお色あせない作品屈指のショッキングな場面。
 
:現在もなお色あせない作品屈指のショッキングな場面。
 
;[[風見博士]]の裏切りとその最期([[宇宙大帝ゴッドシグマ]])
 
;[[風見博士]]の裏切りとその最期([[宇宙大帝ゴッドシグマ]])
:元々は正義の心を持っていた味方の博士が精神を病み、狂気に飲まれる形で心変わりを起こし、味方を本気で裏切った挙句、改心しないまま死亡してしまうというロボットアニメ史上前代未聞の展開は、多くの視聴者に衝撃を与えた。
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:元々は[[正義]]の心を持っていた味方の博士が精神を病み、狂気に飲まれる形で心変わりを起こし、味方を本気で裏切った挙句、改心しないまま死亡してしまうというロボットアニメ史上前代未聞の展開は、多くの視聴者に衝撃を与えた。
 
;地球洪水作戦の発動([[宇宙戦士バルディオス]])
 
;地球洪水作戦の発動([[宇宙戦士バルディオス]])
 
:第32話・第33話「破滅への序曲(前後編)」。[[アルデバロン軍]]が設置した[[人工太陽]]を[[ブルーフィクサー]]の面々が『敵の偵察機に過ぎない』と判断しそのまま放置してしまったことで結果的に前代未聞の大災厄を招いてしまった。
 
:第32話・第33話「破滅への序曲(前後編)」。[[アルデバロン軍]]が設置した[[人工太陽]]を[[ブルーフィクサー]]の面々が『敵の偵察機に過ぎない』と判断しそのまま放置してしまったことで結果的に前代未聞の大災厄を招いてしまった。
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:'''この作品そのものがトラウマの塊'''と言っても差し支えない。最終決戦では敵も味方も次から次へと無残に、あるいは無意味に死んで行き、'''最後には[[宇宙]]ごと滅んでしまう'''。
 
:'''この作品そのものがトラウマの塊'''と言っても差し支えない。最終決戦では敵も味方も次から次へと無残に、あるいは無意味に死んで行き、'''最後には[[宇宙]]ごと滅んでしまう'''。
 
:宇宙を巻き込んだ「全滅エンド」ということで、[[富野作品|黒富野]]の真骨頂と言える。
 
:宇宙を巻き込んだ「全滅エンド」ということで、[[富野作品|黒富野]]の真骨頂と言える。
;[[ディーゴ・近藤|ドン・コンドール]]の特攻([[銀河烈風バクシンガー]])
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;[[ディーゴ・近藤|ドン・コンドール]]の[[特攻]]([[銀河烈風バクシンガー]])
:第37話「巨烈燃ゆ」。故郷とヌビア教徒を守るべく量産型バクシンガーで単身出撃し、戦死してしまう。これにより[[銀河烈風隊]]は精神的な支柱を失い、既に佐馬の死によってバクシンガーへの合体も不可能となっていたことで一気に劣勢となり、最後には全員が「烈」の精神に準じた結果'''犬死に'''することとなってしまった。
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:第37話「巨烈燃ゆ」。故郷と[[ヌビア教団員|ヌビア教徒]]を守るべく[[量産型バクシンガー]]で単身出撃し、戦死してしまう。
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:これにより[[銀河烈風隊]]は精神的な支柱を失い、既に[[佐馬之介・ドーディ|佐馬]]の死によって[[バクシンガー]]への[[合体]]も不可能となっていたことで一気に劣勢となり、最後には全員が「烈」の精神に殉じた結果'''犬死に'''することとなってしまった。
 
;[[加納渚]]の両親と友人達の死([[戦え!! イクサー1]])
 
;[[加納渚]]の両親と友人達の死([[戦え!! イクサー1]])
 
:[[クトゥルフ]]によって怪物に変えられた渚の両親と友人たち。元に戻すことが不可能な上に渚が狙われていたため、イクサー1はやむなく彼らを殺害した。
 
:[[クトゥルフ]]によって怪物に変えられた渚の両親と友人たち。元に戻すことが不可能な上に渚が狙われていたため、イクサー1はやむなく彼らを殺害した。
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;[[氷室美久]]の変形・合体([[冥王計画ゼオライマー]])
 
;[[氷室美久]]の変形・合体([[冥王計画ゼオライマー]])
 
:第3話「覚醒」。ヒロインの氷室美久が[[アンドロイド]]([[次元連結システム]])としての正体を現すというものなのだが、それまで美少女であった美久が骸骨のような不気味なロボット形態へ変貌し、カタコトで喋ってくるというおぞましいイベントでもある。
 
:第3話「覚醒」。ヒロインの氷室美久が[[アンドロイド]]([[次元連結システム]])としての正体を現すというものなのだが、それまで美少女であった美久が骸骨のような不気味なロボット形態へ変貌し、カタコトで喋ってくるというおぞましいイベントでもある。
:なお、原作漫画の次元連結システムは'''子宮に存在'''するという設定であり、ある意味もっとトラウマな性描写が描かれる。
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:なお、原作[[漫画]]の次元連結システムは'''子宮に存在'''するという設定であり、ある意味もっとトラウマな性描写が描かれる。
 
;[[相羽ミユキ]]/[[テッカマンレイピア]]の最期([[宇宙の騎士テッカマンブレード]])
 
;[[相羽ミユキ]]/[[テッカマンレイピア]]の最期([[宇宙の騎士テッカマンブレード]])
 
:第26話「死をかけた戦い」。
 
:第26話「死をかけた戦い」。
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:第19話「ブルーフレンド」。同作における最大の悲劇ともいえるエピソード。浩子が[[ヴィブラート]]と同調していることに気づかなかった綾人はそのままヴィブラートを撃破。知らない内に大切な人を自らの手で殺めてしまう結果に……
 
:第19話「ブルーフレンド」。同作における最大の悲劇ともいえるエピソード。浩子が[[ヴィブラート]]と同調していることに気づかなかった綾人はそのままヴィブラートを撃破。知らない内に大切な人を自らの手で殺めてしまう結果に……
 
;ゲッターに全てを支配された世界([[新ゲッターロボ]])
 
;ゲッターに全てを支配された世界([[新ゲッターロボ]])
:第9話「地獄変」。単独搭乗でのゲッターロボの飛行テストの最中、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]はゲッターの暴走により、異世界へと迷い込む。その世界はゲッターと人間が融合し、殺し合うおぞましい世界だった。竜馬はそこで悪夢のような光景、自分の知る仲間達の異形な姿とその死、そして遂には、ゲッターロボの進化の果てを目の当たりにする。それはその世界を支配する巨大なゲッターロボに重なる、自分自身の姿だった……
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:第9話「地獄変」。単独搭乗でのゲッターロボの飛行テストの最中、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]はゲッターの暴走により、異世界へと迷い込む。その世界はゲッターと人間が融合し、殺し合うおぞましい世界だった。
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:竜馬はそこで悪夢のような光景、自分の知る仲間達の異形な姿とその死、そして遂には、ゲッターロボの進化の果てを目の当たりにする。それはその世界を支配する巨大なゲッターロボに重なる、自分自身の姿だった……
 
:『ゲッターロボサーガ』の一つ『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]』の一エピソードを元に描かれた、[[ゲッター線]]の負の面が明確に描写されたエピソードであり、同作の竜馬がゲッターとの決別を決意する最大の要因となる。
 
:『ゲッターロボサーガ』の一つ『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]』の一エピソードを元に描かれた、[[ゲッター線]]の負の面が明確に描写されたエピソードであり、同作の竜馬がゲッターとの決別を決意する最大の要因となる。
 
;バロンの死([[創聖のアクエリオン]])
 
;バロンの死([[創聖のアクエリオン]])
 
:第13話「一万二千年のラブレター」。親友バロンを救う為に、命令違反を冒してまで奮闘する[[アポロ]]に、同じく仲間を奪われていた[[ピエール・ヴィエラ|ピエール]]や[[シルヴィア・ド・アリシア|シルヴィア]]も協力したが、その思いも空しく、バロンは[[頭翅]]の引き起こした爆発によって帰らぬ人となってしまった。
 
:第13話「一万二千年のラブレター」。親友バロンを救う為に、命令違反を冒してまで奮闘する[[アポロ]]に、同じく仲間を奪われていた[[ピエール・ヴィエラ|ピエール]]や[[シルヴィア・ド・アリシア|シルヴィア]]も協力したが、その思いも空しく、バロンは[[頭翅]]の引き起こした爆発によって帰らぬ人となってしまった。
 
;[[双翅]]の死([[創聖のアクエリオン]])
 
;[[双翅]]の死([[創聖のアクエリオン]])
:第20話「天翅の翅音」。遊び感覚で殺戮を行った双翅に対し、仲間の[[説得]]を受けたアポロは怒りを押し殺して捕獲に専念したが、国連軍はそんなディーバのメンバーを全く理解しないかの様に、双翅を生きたまま解剖の献体にするという残酷な仕打ちを行った。自業自得と言ってしまえば否定は出来ないが、結果的に[[シリウス・ド・アリシア|シリウス]]が[[堕天翅族]]に寝返る最大の原因になった。
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:第20話「天翅の翅音」。遊び感覚で殺戮を行った双翅に対し、仲間の[[説得]]を受けた[[アポロ]]は怒りを押し殺して捕獲に専念したが、[[国連|国連軍]]はそんな[[ディーバ]]のメンバーを全く理解しないかの様に、双翅を生きたまま解剖の献体にするという残酷な仕打ちを行った。
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:自業自得と言ってしまえば否定は出来ないが、結果的に[[シリウス・ド・アリシア|シリウス]]が[[堕天翅族]]に寝返る最大の原因になった。
 
;[[ジン・ムソウ]]の死([[アクエリオンEVOL (TV)|アクエリオンEVOL]])
 
;[[ジン・ムソウ]]の死([[アクエリオンEVOL (TV)|アクエリオンEVOL]])
 
:第13話「堕ちた巨人」。視聴者の観点で見ればトラウマイベントというよりは泣き場に近いが、作中では彼の死は聖天使学園の生徒たちに大きな衝撃を与え退学者が続出する事態にもなった。
 
:第13話「堕ちた巨人」。視聴者の観点で見ればトラウマイベントというよりは泣き場に近いが、作中では彼の死は聖天使学園の生徒たちに大きな衝撃を与え退学者が続出する事態にもなった。
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:第41話「光る宇宙」。ララァの死は[[アムロ・レイ|アムロ]]と[[シャア・アズナブル|シャア]]の心に大きな影を落とし、[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|最期の決戦の時]]まで二人を縛り続けた。
 
:第41話「光る宇宙」。ララァの死は[[アムロ・レイ|アムロ]]と[[シャア・アズナブル|シャア]]の心に大きな影を落とし、[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|最期の決戦の時]]まで二人を縛り続けた。
 
;[[バーナード・ワイズマン]]の最期([[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]])
 
;[[バーナード・ワイズマン]]の最期([[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]])
:隊長達の敵を討ちたい、ガンダムと戦ってみたい、そして何よりも[[核ミサイル|核攻撃]]からリボーコロニーを守りたいという思いから、バーニィは決死の覚悟で「[[ザク改|ザク]]で[[NT-1アレックス|ガンダム]]を討ち倒す」という偉業を、自らの命と引き換えに成し遂げた。
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:[[サイクロプス隊|隊長達]]の仇敵を討ちたい、ガンダムと戦ってみたい、そして何よりも[[核ミサイル|核攻撃]]からリボーコロニーを守りたいという思いから、バーニィは決死の覚悟で「[[ザク改|ザク]]で[[NT-1アレックス|ガンダム]]を討ち倒す」という偉業を、自らの命と引き換えに成し遂げた。
:しかし、その先にあったのは核攻撃の作戦が失敗に終わっていた事実というあまりにも報われないものだった。
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:しかし、その先にあったのは「核攻撃の作戦が失敗に終わっていた事実」というあまりにも報われないものだった。
 
;[[カミーユ・ビダン]]の精神崩壊([[機動戦士Ζガンダム]](TV版))
 
;[[カミーユ・ビダン]]の精神崩壊([[機動戦士Ζガンダム]](TV版))
 
:第50話「宇宙を駆ける」。戦いの中で多くの人間の死を目の当たりにし、傷つき疲れ果てたカミーユ。そのあまりにも救いの無い結末は当時のアニメ界に衝撃を与えた。
 
:第50話「宇宙を駆ける」。戦いの中で多くの人間の死を目の当たりにし、傷つき疲れ果てたカミーユ。そのあまりにも救いの無い結末は当時のアニメ界に衝撃を与えた。
89行目: 92行目:  
:第36話「母よ大地にかえれ」。[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]の母・ミューラは、人質に取ったパイロットと共にモトラッド艦の車輪に引かれて惨死を遂げる事になり、残されたのは'''吹き飛んだ彼女の首だけ'''という惨いものだった。同作は他にも有名なトラウマイベントが多数存在。
 
:第36話「母よ大地にかえれ」。[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]の母・ミューラは、人質に取ったパイロットと共にモトラッド艦の車輪に引かれて惨死を遂げる事になり、残されたのは'''吹き飛んだ彼女の首だけ'''という惨いものだった。同作は他にも有名なトラウマイベントが多数存在。
 
;避難民を乗せた脱出艇の撃墜([[機動戦士ガンダムSEED]])
 
;避難民を乗せた脱出艇の撃墜([[機動戦士ガンダムSEED]])
:第13話「宇宙に降る星」。大気圏突入の際の[[ストライクガンダム|ストライク]]と[[デュエルガンダム|デュエル]]の戦闘中に運悪く両機の間を通ってしまったために、ストライクを撃墜できなかったことで気が立っていた[[イザーク・ジュール|イザーク]]によって中に乗っていた民間人諸共シャトルが撃墜されてしまう。脱出艇の中にはキラが守り続けていた[[民間人]]の少女・[[エル]]の姿もあったため、キラはこの出来事によって心に深い傷が残ってしまい、後々まで引きずっていくことになる。
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:第13話「宇宙に降る星」。大気圏突入の際の[[ストライクガンダム|ストライク]]と[[デュエルガンダム|デュエル]]の戦闘中に運悪く両機の間を通ってしまったために、ストライクを撃墜できなかったことで気が立っていた[[イザーク・ジュール|イザーク]]によって中に乗っていた民間人諸共シャトルが撃墜されてしまう。
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:脱出艇の中にはキラが守り続けていた[[民間人]]の少女・[[エル]]の姿もあったため、キラはこの出来事によって心に深い傷が残ってしまい、後々まで引きずっていくことになる。
 
;[[ニコル・アマルフィ]]、[[トール・ケーニヒ]]の最期([[機動戦士ガンダムSEED]])
 
;[[ニコル・アマルフィ]]、[[トール・ケーニヒ]]の最期([[機動戦士ガンダムSEED]])
 
:[[アスラン・ザラ]]、[[キラ・ヤマト]]にとってかけがえの無い親友であったこの二人の戦死は、物語に大きな影響を与えニコルの戦死がアスランの怒りを買いトールの戦死へと繋がってしまった。
 
:[[アスラン・ザラ]]、[[キラ・ヤマト]]にとってかけがえの無い親友であったこの二人の戦死は、物語に大きな影響を与えニコルの戦死がアスランの怒りを買いトールの戦死へと繋がってしまった。
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:第48話「怒りの日」でもジェネシスが発射されているが、どういうわけかこの時は破裂描写が無い。
 
:第48話「怒りの日」でもジェネシスが発射されているが、どういうわけかこの時は破裂描写が無い。
 
;[[ルイス・ハレヴィ]]の負傷([[機動戦士ガンダム00]])
 
;[[ルイス・ハレヴィ]]の負傷([[機動戦士ガンダム00]])
:第18話「悪意の矛先」。[[ネーナ・トリニティ]]の気まぐれによる結婚式場への砲撃でルイスは両親を含む親族全てと自身の左手を失った。そして、「戦争とは無縁の普通の少女」だったルイス自身の運命も大きく狂わされてしまうことになる。
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:第18話「悪意の矛先」。ネーナ・トリニティの気まぐれによる結婚式場への砲撃でルイスは両親を含む親族全てと自身の左手を失った。そして、「戦争とは無縁の普通の少女」だったルイス自身の運命も大きく狂わされてしまうことになる。
 
;[[セルゲイ・スミルノフ]]の最期([[機動戦士ガンダム00]])
 
;[[セルゲイ・スミルノフ]]の最期([[機動戦士ガンダム00]])
 
:2ndシーズン第17話「散りゆく光の中で」。母ホリーの戦死が原因で、息子[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]は父セルゲイを憎悪するまでに至っていた。そして、ブレイク・ピラー事件収束後、憎しみに任せてセルゲイを手に掛けてしまう。
 
:2ndシーズン第17話「散りゆく光の中で」。母ホリーの戦死が原因で、息子[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]は父セルゲイを憎悪するまでに至っていた。そして、ブレイク・ピラー事件収束後、憎しみに任せてセルゲイを手に掛けてしまう。
 
:「対話」や「相互理解」がテーマでもある本作において、スミルノフ家の悲劇はそれらがなされなかったが故に起きたものであったと言える。
 
:「対話」や「相互理解」がテーマでもある本作において、スミルノフ家の悲劇はそれらがなされなかったが故に起きたものであったと言える。
 
;[[ネーナ・トリニティ]]の最期([[機動戦士ガンダム00]])
 
;[[ネーナ・トリニティ]]の最期([[機動戦士ガンダム00]])
:2ndシーズン第21話「革新の扉」。自業自得と言ってしまえばそれまでだが、角川スニーカー文庫のノベライズ版で描写されているこの場面は、'''かなり凄惨である'''。
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:2ndシーズン第21話「革新の扉」。自業自得と言ってしまえばそれまでだが、角川スニーカー文庫の[[小説|ノベライズ版]]で描写されているこの場面は、'''かなり凄惨である'''。
    
=== その他リアル系作品 ===
 
=== その他リアル系作品 ===
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:第5話「触れ得ざる者」。その衝撃的な展開はファンのみならずスタッフからも物議を醸した程。
 
:第5話「触れ得ざる者」。その衝撃的な展開はファンのみならずスタッフからも物議を醸した程。
 
;[[Xエステバリス]]の爆散([[機動戦艦ナデシコ]])
 
;[[Xエステバリス]]の爆散([[機動戦艦ナデシコ]])
:第17話「それは『遅すぎた再会』」。目的の為には手段を一切選ばない利己的な性格をした[[ムネタケ・サダアキ]]であったが、連合宇宙軍への忠誠の為に手を汚してきたムネタケに待っていたのは、最重要機密事項が漏洩した責任で降格処分にされる仕打ちだけだった。元よりナデシコに居場所など無く、連合宇宙軍にまで見捨てられ、復権の為の最後の手段であったXエステバリスすらも失敗作で終わったムネタケは、テンカワ・アキトに[[ダイゴウジ・ガイ]]を射殺した事実を追及されたこともあってノイローゼに陥る。半ば自棄になってIFSを注入した結果、幻覚作用で錯乱したムネタケは、何かに足掻く様にXエステバリスに乗り込んで、グラビティブラストを強引に発射。機体が自己崩壊を迎える中、ムネタケが最後に見たのは、かつて自らが射殺したガイが、ゲキ・ガンガーに乗って自らを許す姿だった。それは、本当に幻だったのか…?
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:第17話「それは『遅すぎた再会』」。目的の為には手段を一切選ばない利己的な性格をした[[ムネタケ・サダアキ]]であったが、連合宇宙軍への忠誠の為に手を汚してきたムネタケに待っていたのは、最重要機密事項が漏洩した責任で降格処分にされる仕打ちだけだった。
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:元よりナデシコに居場所など無く、連合宇宙軍にまで見捨てられ、復権の為の最後の手段であったXエステバリスすらも失敗作で終わったムネタケは、テンカワ・アキトに[[ダイゴウジ・ガイ]]を射殺した事実を追及されたこともあってノイローゼに陥る。
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:半ば自棄になってIFSを注入した結果、幻覚作用で錯乱したムネタケは、何かに足掻く様にXエステバリスに乗り込んで、グラビティブラストを強引に発射。機体が自己崩壊を迎える中、ムネタケが最後に見たのは、かつて自らが射殺したガイが、ゲキ・ガンガーに乗って自らを許す姿だった。それは、本当に幻だったのか…?
 
;復讐鬼と化した[[テンカワ・アキト]]([[劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-]])
 
;復讐鬼と化した[[テンカワ・アキト]]([[劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-]])
:TV版より3年後が舞台の劇場版。かつての主人公[[テンカワ・アキト]]とその妻[[ミスマル・ユリカ]]が新婚旅行に向かった矢先の飛行機事故に遭い、不慮の死を遂げていた。だが実際はアキトとユリカの持つ[[A級ジャンパー]]としての能力を利用しようとする[[火星の後継者]]に拉致され、ユリカは[[ボソンジャンプ]]の演算ユニットとして利用され、アキトは過酷な人体実験の犠牲者となる。その後、アキトのみ[[ネルガル重工]]に救出されたが、実験の影響で五感に障害を抱えてしまい、ユリカ奪還と自分達の運命を狂わせた火星の後継者への復讐を誓う「復讐鬼」へと変貌し目的の為ならば手段を選ばず、犠牲者の発生も厭わない非情な人間となってしまった。<br />ちなみに本作の最後でもアキトは姿を消し、[[続編]]の制作中止も発表されている事から彼の救いがあるのは現状ではスパロボのみとなっている。
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:TV版より3年後が舞台の劇場版。かつての主人公[[テンカワ・アキト]]とその妻[[ミスマル・ユリカ]]が新婚旅行に向かった矢先の飛行機事故に遭い、不慮の死を遂げていた。だが、実際はアキトとユリカの持つ[[A級ジャンパー]]としての能力を利用しようとする[[火星の後継者]]に拉致され、ユリカは[[ボソンジャンプ]]の演算ユニットとして利用され、アキトは過酷な人体実験の犠牲者となる。
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:その後、アキトのみ[[ネルガル重工]]に救出されたが、実験の影響で五感に障害を抱えてしまい、ユリカ奪還と自分達の運命を狂わせた火星の後継者への復讐を誓う「復讐鬼」へと変貌し目的の為ならば手段を選ばず、犠牲者の発生も厭わない非情な人間となってしまった。
 +
:ちなみに本作の最後でもアキトは姿を消し、[[続編]]の制作中止も発表されている事から彼の救いがあるのは現状ではスパロボのみとなっている。
 
;[[金竜]]の最後([[マクロス7]])
 
;[[金竜]]の最後([[マクロス7]])
 
:第26話「惑星ラクスの死闘」。
 
:第26話「惑星ラクスの死闘」。
125行目: 133行目:  
:第5話Bパート「善意のトレスパス」。自分が可愛がっていた鯉『カトリーヌ』を(悪気はなかったとはいえ)[[相良宗介]]と[[椿一成]]によって食材にされた事に怒り狂った大貫がチェーンソーを用いて2人に恐怖を植え付けた。ふもっふにしては珍しくトラウマ寄りのエピソードである。
 
:第5話Bパート「善意のトレスパス」。自分が可愛がっていた鯉『カトリーヌ』を(悪気はなかったとはいえ)[[相良宗介]]と[[椿一成]]によって食材にされた事に怒り狂った大貫がチェーンソーを用いて2人に恐怖を植え付けた。ふもっふにしては珍しくトラウマ寄りのエピソードである。
 
;[[羽佐間翔子]]の特攻([[蒼穹のファフナー]])
 
;[[羽佐間翔子]]の特攻([[蒼穹のファフナー]])
:第6話「翔空〜ぎせい」。島を襲った[[スフィンクス型]]を抱えたまま[[羽佐間翔子|翔子]]は空へと飛「翔」し、そのまま帰ってくることはなかった……
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:第6話「翔空〜ぎせい」。島を襲った[[スフィンクス型]]を抱えたまま[[羽佐間翔子|翔子]]は[[空]]へと飛「翔」し、そのまま帰ってくることはなかった……
 
;[[春日井甲洋]]の[[同化]]([[蒼穹のファフナー]])
 
;[[春日井甲洋]]の[[同化]]([[蒼穹のファフナー]])
 
:第9話「同化〜わかれ」。
 
:第9話「同化〜わかれ」。
131行目: 139行目:  
:第21話「咲良〜みらい」。
 
:第21話「咲良〜みらい」。
 
;[[小楯衛]]の死([[蒼穹のファフナー]])
 
;[[小楯衛]]の死([[蒼穹のファフナー]])
:第22話「守護〜ちから」。ゴウバインヘルメットに頼らず、自分の力で「誰も悲しませず、みんなを守る」という決意を固めた衛。自らフェストゥムにルガーランスを突き刺したが脱出したコックピットごとねじ切られるという惨すぎる最期を遂げる。
+
:第22話「守護〜ちから」。[[ゴウバインヘルメット]]に頼らず、自分の力で「誰も悲しませず、みんなを守る」という決意を固めた衛。自ら[[フェストゥム]]にルガーランスを突き刺したが脱出したコックピットごとねじ切られるという惨すぎる最期を遂げる。
 
;[[日野道生]]の最期([[蒼穹のファフナー]])
 
;[[日野道生]]の最期([[蒼穹のファフナー]])
:第23話「劫掠〜おとり」。竜宮島を、最愛の弓子を守るためにマークニヒトに取り付いて機体を大破されながらもフェンリルを起動させて脱出した道生だったが、それを嘲笑うかのようにマークニヒトは道生が乗ったコックピットを叩き付けた……。
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:第23話「劫掠〜おとり」。[[竜宮島]]を、最愛の[[遠見弓子|弓子]]を守るために[[マークニヒト]]に取り付いて機体を大破されながらもフェンリルを起動させて脱出した道生だったが、それを嘲笑うかのようにマークニヒトは道生が乗ったコックピットを叩き付けた……。
 
;[[チャールズ・ビームス|ビームス夫]][[レイ・ビームス|妻]]の最期([[交響詩篇エウレカセブン]])
 
;[[チャールズ・ビームス|ビームス夫]][[レイ・ビームス|妻]]の最期([[交響詩篇エウレカセブン]])
 
:第27話「ヘルタースケルター」、第28話「メメントモリ」。ことにレイの狂乱振りは有名。
 
:第27話「ヘルタースケルター」、第28話「メメントモリ」。ことにレイの狂乱振りは有名。
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:第13話「過去から刺客」。[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の孤独を理解し、[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]へ協力を申し出るも不用意な発言で彼のコンプレックスを刺激してしまったばかりに致命傷を負わされ、駆けつけたルルーシュの[[ギアス]]の力もむなしくシャーリーは命を落とす。彼女の死は最期を看取ったルルーシュはもちろん多くの視聴者にも衝撃を与え、シャーリーの死を皮切りに物語は一気に暗くなっていく……
 
:第13話「過去から刺客」。[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の孤独を理解し、[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]へ協力を申し出るも不用意な発言で彼のコンプレックスを刺激してしまったばかりに致命傷を負わされ、駆けつけたルルーシュの[[ギアス]]の力もむなしくシャーリーは命を落とす。彼女の死は最期を看取ったルルーシュはもちろん多くの視聴者にも衝撃を与え、シャーリーの死を皮切りに物語は一気に暗くなっていく……
 
;東京大空襲、沖縄戦、原爆投下([[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]])
 
;東京大空襲、沖縄戦、原爆投下([[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]])
:第5話「東京湾」。[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]と[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]がオーラロードを翔ぶ最中に垣間見た、B-29の空爆によって炎上する東京、沖縄に降り注ぐ銃弾の雨、そして、昭和20年8月6日午前8時15分、晴天の広島に落とされた「リトルボーイ」の光景… これらは我々の生きる現実世界でも'''実際に起こった出来事。'''つまりは'''変えようのない事実'''であるのも涙を誘う。
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:第5話「東京湾」。[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]と[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]がオーラロードを翔ぶ最中に垣間見たB-29の空爆によって炎上する[[東京]]、[[沖縄]]に降り注ぐ銃弾の雨。そして、昭和20年8月6日午前8時15分、晴天の広島に落とされた[[核ミサイル|原子爆弾]]「リトルボーイ」の光景…。
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:これらは、我々の生きる現実世界でも'''実際に起こった出来事。'''つまりは'''変えようのない事実'''であるのも涙を誘う。
    
=== バンプレストオリジナル ===
 
=== バンプレストオリジナル ===
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:まともに戦うと詰みかねない無茶苦茶な能力と専用スキル「[[3回行動]]」を持って襲い掛かってくる。攻撃力はともかくとして防御力が異常であり、強化が不十分だとどんなにブーストしても1000ダメージに届かない、という事態が普通に発生する。
 
:まともに戦うと詰みかねない無茶苦茶な能力と専用スキル「[[3回行動]]」を持って襲い掛かってくる。攻撃力はともかくとして防御力が異常であり、強化が不十分だとどんなにブーストしても1000ダメージに届かない、という事態が普通に発生する。
 
;[[サイデリアル]]三大幹部([[尸空]]、[[バルビエル・ザ・ニードル]]、[[エルーナルーナ・バーンストラウス]])
 
;[[サイデリアル]]三大幹部([[尸空]]、[[バルビエル・ザ・ニードル]]、[[エルーナルーナ・バーンストラウス]])
:天獄篇序盤にも関わらず、本人のレベル70&[[尸空|極]]or[[バルビエル・ザ・ニードル|天]][[エルーナルーナ・バーンストラウス|才]]&3回行動で[[Z-BLUE]]を容赦なく殺しにかかってくる。加えて第15話・第48話では3人同時に出現し、気力が上がればスフィア・アクトによって味方が弱体化してしまうのでバンバン落とされてしまう。
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:[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]序盤にも関わらず、本人のレベル70&[[尸空|極]]or[[バルビエル・ザ・ニードル|天]][[エルーナルーナ・バーンストラウス|才]]&3回行動で[[Z-BLUE]]を容赦なく殺しにかかってくる。
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:加えて第15話・第48話では3人同時に出現し、気力が上がれば[[スフィア・アクト]]によって味方が弱体化してしまうのでバンバン落とされてしまう。
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== 関連用語 ==
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;[[ギャグイベント]]
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:こちらはトラウマイベントとは逆に、プレイヤーの笑いを誘う場面やそれが発生するシナリオの事を指す[[俗語・俗称|用語]]。
 
{{DEFAULTSORT:とらうまいへんと}}
 
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[[category:小辞典]]
 
[[category:小辞典]]
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