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| 前述の通り、自ら前線に出る勇猛さを持ち、国葬などの描写を見るにギレンの煽動を抜きにしても国民や軍人などから一定の支持があったと見え、イセリナという存在があったとは言え制圧地域と良好な関係を築くことに成功するなど政治的手腕も悪くはないように見えるなど、ぼっちゃん描写に隠れているものの中々に優秀なのではないかと思わせられる。 | | 前述の通り、自ら前線に出る勇猛さを持ち、国葬などの描写を見るにギレンの煽動を抜きにしても国民や軍人などから一定の支持があったと見え、イセリナという存在があったとは言え制圧地域と良好な関係を築くことに成功するなど政治的手腕も悪くはないように見えるなど、ぼっちゃん描写に隠れているものの中々に優秀なのではないかと思わせられる。 |
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− | また、末子という事もあって兄弟仲の悪いザビ家において唯一どの人物とも決定的な軋轢が無い人物でもあり、そう言った意味でも特別な人物である。ガルマを謀殺したシャアでさえもガルマを友人として見ていた事は本当であったという意見も多く、能力、人脈共に生きてさえいれば確実に有能な人物になっていたと目する視聴者の声も少なくない。
| + | また、末子という事もあって兄弟仲の悪いザビ家において唯一どの人物とも決定的な軋轢が無い人物でもあり、そう言った意味でも特別な人物である。ガルマを謀殺したシャアでさえもガルマを友人として見ていた事は本当であったという意見も多く、能力・人脈共に生きてさえいれば確実に有能な人物になっていたと目する視聴者の声も少なくない。 |
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| ガルマの死は、復讐を始めてしまったシャアの退路を断ち、ギレンの謀略による国葬で戦争を加速させる等、[[一年戦争]]のその後の流れを決定付けた。さらに、ガルマは『[[機動戦士ガンダム]]』という作品のみならず[[宇宙世紀]]そのものの流れを決定付けた人物であるとも言える。 | | ガルマの死は、復讐を始めてしまったシャアの退路を断ち、ギレンの謀略による国葬で戦争を加速させる等、[[一年戦争]]のその後の流れを決定付けた。さらに、ガルマは『[[機動戦士ガンダム]]』という作品のみならず[[宇宙世紀]]そのものの流れを決定付けた人物であるとも言える。 |
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| :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。前線基地の[[ダカール]]を[[シャア・アズナブル|シャア]]と共に防衛している他、[[ホンコン・シティ]]で[[戦闘獣]]や[[メカザウルス]]を引きつれ援軍に現れる。その時の乗機は[[ザクIII]]。 | | :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。前線基地の[[ダカール]]を[[シャア・アズナブル|シャア]]と共に防衛している他、[[ホンコン・シティ]]で[[戦闘獣]]や[[メカザウルス]]を引きつれ援軍に現れる。その時の乗機は[[ザクIII]]。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] |
− | :DC所属。序盤で[[ガルマ専用ザク]]に乗って戦ったりする。[[ガウ]]ではなく[[ケンプファー]]だが、原作同様の[[特攻]]イベントがある。なお、ガウは[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]からの登場なので、彼は乗れず。ちなみに第1話の増援の際すでにシャアが撃墜されていると後述の台詞を言う。 | + | :DC所属。序盤で[[ガルマ専用ザク]]に乗って戦ったりする。[[ガウ]]ではなく[[ケンプファー]]だが、原作同様の[[特攻]]イベントがある。 |
| + | :なお、ガウは[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]からの登場なので、ガルマは乗れず。ちなみに第1話の増援の際、既にシャアが撃墜されていると後述の台詞を言う。 |
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| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦α]] | | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | :原作通りの経緯で[[一年戦争]]で戦死しており、[[ザビ家]]四兄弟で唯一登場しない。[[ジオン軍]]と交戦する際、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]が[[ララァ・スン|ララァ]]と彼の名を述懐しているので、αシリーズにおいては、シャアにとってガルマは復讐を別にすれば「良い友人だった」という解釈と思われる。 | + | :原作通りの経緯で[[一年戦争]]で戦死しており、[[ザビ家]]四兄弟で唯一登場しない。 |
| + | :[[ジオン軍]]と交戦する際、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]が[[ララァ・スン|ララァ]]と彼の名を述懐しているので、αシリーズにおいては、シャアにとってガルマは復讐を別にすれば「良い友人だった」という解釈と思われる。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
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| :また、シャア自身にとってもかけがえの無い友であったが、彼は復讐の方を選択した…が、ただ空しさに支配されただけであった。 | | :また、シャア自身にとってもかけがえの無い友であったが、彼は復讐の方を選択した…が、ただ空しさに支配されただけであった。 |
| ;[[イセリナ・エッシェンバッハ]] | | ;[[イセリナ・エッシェンバッハ]] |
− | :恋人。ガルマが功を焦ったのは、彼女との結婚をザビ、エッシェンバッハ両家に認めてもらうためだった。 | + | :恋人。ガルマが功を焦ったのは、彼女との結婚をザビ・エッシェンバッハ両家に認めてもらうためだった。 |
| :SRWでは再現されてないが、TV版ではガルマが戦死した次の回のエピソードにて、イセリナは彼の弔い合戦に参加し、命を落としてしまう。彼女の死は、敵パイロットである[[アムロ・レイ|アムロ]]に衝撃を与えている。 | | :SRWでは再現されてないが、TV版ではガルマが戦死した次の回のエピソードにて、イセリナは彼の弔い合戦に参加し、命を落としてしまう。彼女の死は、敵パイロットである[[アムロ・レイ|アムロ]]に衝撃を与えている。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「よう、なんだい? [[赤い彗星]]」 | | ;「よう、なんだい? [[赤い彗星]]」 |
− | :第5話にて友人である[[シャア・アズナブル|シャア]]との通信回線越しの会話より。記念すべきガルマ初登場時の台詞である。 | + | :第5話にて友人である[[シャア・アズナブル|シャア]]との通信回線越しの会話より。記念すべきガルマ初登場時の台詞。 |
− | ;「笑うなよ。兵が見ている」 | + | :[[軍階級|階級]]や家の違いを越えてシャアとはフランクな間柄である事が察せられる台詞である。 |
| + | ;「シャアの言う通りかもしれん。今までの地球連邦軍の戦艦とはまったく桁が違うようだ」 |
| + | :同じく第5話にて[[ジオン公国軍]]を撃破してきた[[地球連邦軍]]の最新型[[戦艦]][[ホワイトベース]]を実際に目の当たりにしての感想。 |
| + | :敵戦力を軽視しないあたり、ガルマがけっして凡庸な人物ではない事をうかがわせる。 |
| + | ;「笑うなよ。[[ジオン兵|兵]]が見ている」 |
| :第6話にて。[[ホワイトベース隊]]を討つことによる功績を立てるチャンスをくれたシャアとの会話から。 | | :第6話にて。[[ホワイトベース隊]]を討つことによる功績を立てるチャンスをくれたシャアとの会話から。 |
− | :ガルマはシャアのことを親友だと思っていたのだが、一方のシャアは心中にてガルマを[[暗殺|謀殺]]する機会を狙っていたのであった。 | + | :この時、ガルマは右手の中指で自身の髪の毛をからませながら上記の台詞を喋っている。それ故に視聴者の印象に残りやすく、ガルマを代表する名台詞の一つになっている。 |
| + | :なお、ガルマはシャアのことを親友だと思っていたのだが、一方のシャアは心中にてガルマを[[暗殺|謀殺]]する機会を狙っていたのであった。 |
| ;「シャア! 謀ったな、シャア!」 | | ;「シャア! 謀ったな、シャア!」 |
| :第10話にて。シャアの策謀によって窮地に追い詰められてしまい、シャアからの通信でその窮地が彼の仕業である事を知って叫んだ言葉。 | | :第10話にて。シャアの策謀によって窮地に追い詰められてしまい、シャアからの通信でその窮地が彼の仕業である事を知って叫んだ言葉。 |
| ;「私とて[[ザビ家]]の男だ。無駄死にはしない」 | | ;「私とて[[ザビ家]]の男だ。無駄死にはしない」 |
− | :もはや戦死からは逃れられないと悟ったガルマは、取り乱さずに敵艦[[ホワイトベース]]へ最後の攻撃を掛けることを決意する。そして…。 | + | :もはや戦死からは逃れられないと悟ったガルマは、取り乱さずに敵艦ホワイトベースへ最後の攻撃を掛けることを決意する。そして…。 |
| ;「ジオン公国に栄光あれぇぇぇぇぇ!」 | | ;「ジオン公国に栄光あれぇぇぇぇぇ!」 |
− | :[[ガウ]]を[[特攻]]させたときの最期の台詞。 | + | :[[ガウ]]をホワイトベースに向けて[[特攻]]させた時の最期の台詞。 |
| :ちなみに、[[勇者ライディーン|先の作品]]に登場した[[プリンス・シャーキン|とあるキャラクター]]が自身の死に際に、ガルマの最期の台詞と同様の趣旨の発言をしている。 | | :ちなみに、[[勇者ライディーン|先の作品]]に登場した[[プリンス・シャーキン|とあるキャラクター]]が自身の死に際に、ガルマの最期の台詞と同様の趣旨の発言をしている。 |
| + | ;「二ヶ月ほどの内に一度ジオンに帰ります。ですが、父上。その前に必ず一つ大戦果を上げてご覧にいれますよ」<br />「『親の七光りで将校だ元帥だ』などと国民に笑われたくはありませんからね。では、お目にかかる日を楽しみにしております」 |
| + | :第12話にて。父親である[[デギン・ソド・ザビ|デギン]]が視聴していたガルマの遺言と言うべきビデオメッセージ。 |
| + | :上記のメッセージからは、血縁によって高い地位を得た事にけっして甘んじず、それに相応しい実績を挙げようと[[努力]]するガルマの真摯さがうかがえる。 |
| + | :もっとも、その生真面目さが彼自身を[[死亡フラグ|死地に追いやってしまった]]のは、皮肉としか言えない…。 |
| ;「シャア、わたくしは良い友を持った……」 | | ;「シャア、わたくしは良い友を持った……」 |
− | :冒険王で連載された漫画版の台詞。シャアとお互いの指を絡めて[[友情]]を確かめ合っているが、どう見てもゲイ的な印象を受けてしまう。 | + | :『冒険王』で連載された岡崎優氏の[[漫画|漫画版]]での台詞。シャアとお互いの指を絡めて[[友情]]を確かめ合っているが、どう見ても[[グエン・サード・ラインフォード|ゲイ的な印象]]を受けてしまう。 |
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| == スパロボシリーズでの名台詞 == | | == スパロボシリーズでの名台詞 == |
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| :原作での台詞のアレンジヴァージョン。PS版ではしっかり原作のやりとりから[[DVE]]。 | | :原作での台詞のアレンジヴァージョン。PS版ではしっかり原作のやりとりから[[DVE]]。 |
| ;「フフ…以前のマスクも似合っていたが…。そのサングラス姿もなかなか様になっているぞ」 | | ;「フフ…以前のマスクも似合っていたが…。そのサングラス姿もなかなか様になっているぞ」 |
− | :[[OE]]第6章にてクワトロと通信で会話した際に。 | + | :[[OE]]第6章にて[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と通信で会話した際に。 |
| :[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』で描かれた士官学校時代はマスクではなくサングラスであるため、少々妙な台詞とも言える。 | | :[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』で描かれた士官学校時代はマスクではなくサングラスであるため、少々妙な台詞とも言える。 |
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