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| 原作での登場は実質第弐拾四話、ただ1話のみでありながら(最終話、旧劇場版にも僅かに登場している)そのキャラクター性の強さから、視聴者には強い印象を植え付けた特異なキャラクターでもあった。<ref>ただし、流石に1話のみの出演であったためキャラクターとしての掘り下げは不十分であり、[[声優]]の石田彰氏はTV版の時点では「キャラクターを掴み損ねていた」と発言している(これは制作スタッフも同様であった事が近年語られている)。</ref> | | 原作での登場は実質第弐拾四話、ただ1話のみでありながら(最終話、旧劇場版にも僅かに登場している)そのキャラクター性の強さから、視聴者には強い印象を植え付けた特異なキャラクターでもあった。<ref>ただし、流石に1話のみの出演であったためキャラクターとしての掘り下げは不十分であり、[[声優]]の石田彰氏はTV版の時点では「キャラクターを掴み損ねていた」と発言している(これは制作スタッフも同様であった事が近年語られている)。</ref> |
− | 一方、出番が充分に与えられた漫画版においては、初登場時に子猫を「どうせすぐ死ぬから」として無造作に扼殺したり、レイの最期を見て「ヒトがヒトを好きになる」感情に興味を抱いてシンジに迫るなど、ヒトならざる者としてのキャラクター描写がかなり丁寧になされている。
| + | 一方、出番が充分に与えられた貞本義行氏の[[漫画|漫画版]]においては、初登場時に子猫を「どうせすぐ死ぬから」として無造作に扼殺したり、レイの最期を見て「ヒトがヒトを好きになる」感情に興味を抱いてシンジに迫るなど、ヒトならざる者としてのキャラクター描写がかなり丁寧になされている。 |
| | | |
| ちなみに、'''名前である「カヲル」は「オワリ」を50音順に一文字ずつずらしたもの'''である。また、'''姓の渚もバラけさすと「シ」「者」となり、[[使徒]]である事実を仄めかしている'''。実際、カヲルの登場回は『最後のシ者』というサブタイトル。 | | ちなみに、'''名前である「カヲル」は「オワリ」を50音順に一文字ずつずらしたもの'''である。また、'''姓の渚もバラけさすと「シ」「者」となり、[[使徒]]である事実を仄めかしている'''。実際、カヲルの登場回は『最後のシ者』というサブタイトル。 |
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| :[[地球]]ルート第23話で突如として登場。以後、何度か[[熱気バサラ]]と接触する。[[MX]]世界の行方を仄めかす等、MX(あるいはMXに似た[[平行世界]])の渚カヲルと同一人物である可能性が高い。 | | :[[地球]]ルート第23話で突如として登場。以後、何度か[[熱気バサラ]]と接触する。[[MX]]世界の行方を仄めかす等、MX(あるいはMXに似た[[平行世界]])の渚カヲルと同一人物である可能性が高い。 |
| :劇場版エヴァ再現シナリオでは[[EVA零号機改]]を[[綾波レイ|レイ]]から借りて[[スポット参戦]]し、シンジとの「再会」を果たす。後にバサラと[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]の「[[GONG]]」の制作に協力するが、最終話では霊体として登場している。[[第3次α]]のカヲルは死亡していない為、もしかするとこちらは[[α]]の世界のカヲルかもしれない。 | | :劇場版エヴァ再現シナリオでは[[EVA零号機改]]を[[綾波レイ|レイ]]から借りて[[スポット参戦]]し、シンジとの「再会」を果たす。後にバサラと[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]の「[[GONG]]」の制作に協力するが、最終話では霊体として登場している。[[第3次α]]のカヲルは死亡していない為、もしかするとこちらは[[α]]の世界のカヲルかもしれない。 |
− | :カヲルが味方として使える初めての作品。また、同作においてはカヲルも[[無限力]]の使徒であり(使徒は使徒でも別の使徒である)「調停者」の一人であるという事も明かされている。 | + | :カヲルが味方として使える初めての作品。また、同作においてはカヲルも[[無限力]]の使徒であり(使徒は使徒でも「別の使徒」である)「調停者」の一人であるという事も明かされている。 |
| :版権作品の中では破格の扱いをされているのが特徴。これはカヲル本人の台詞回しやキャラクター性、超然とした神秘性を反映、発展させてのことかもしれない。 | | :版権作品の中では破格の扱いをされているのが特徴。これはカヲル本人の台詞回しやキャラクター性、超然とした神秘性を反映、発展させてのことかもしれない。 |
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| ;[[スーパーロボット大戦MX]] | | ;[[スーパーロボット大戦MX]] |
| :概ね原作通り。本作では自軍が分散した状態で対峙する事になるが、自軍に[[天のゼオライマー]]がいる為、さほど苦戦はせず、必殺技のオンパレードで瞬殺される運命にある。 | | :概ね原作通り。本作では自軍が分散した状態で対峙する事になるが、自軍に[[天のゼオライマー]]がいる為、さほど苦戦はせず、必殺技のオンパレードで瞬殺される運命にある。 |
− | :その後は発動された補完計画にてシンジを導き、決戦後には「二人目」のレイを連れて何処かへ消えた。後の動向を見るに「第3次α」へ飛んだ可能性が高い。 | + | :その後は発動された補完計画にてシンジを導き、決戦後には「二人目」の[[綾波レイ|レイ]]を連れて何処かへ消えた。後の動向を見るに「第3次α」の世界へ飛んだ可能性が高い。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦L]] | | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
− | :新劇場版設定で登場。様々な[[平行世界]]のシンジを見てきたようなセリフを放ち、後に[[ゼーレ]]に本作の世界では[[人類補完計画]]の続行が不可能であることを告げに現れる。 | + | :新劇場版設定で登場。様々な[[平行世界]]のシンジを見てきたような台詞を放ち、後に[[ゼーレ]]に本作の世界では[[人類補完計画]]の続行が不可能であることを告げに現れる。 |
| :プレイヤーへのインフォーマー的役割であり、シンジ達の前には姿を現さなかった。 | | :プレイヤーへのインフォーマー的役割であり、シンジ達の前には姿を現さなかった。 |
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| == [[BGM|パイロットBGM]] == | | == [[BGM|パイロットBGM]] == |
| ;「交響曲 第9番 ニ短調 第4楽章」 | | ;「交響曲 第9番 ニ短調 第4楽章」 |
− | :原作準拠で進行する場合はほぼこれ。作品によっては当該シーン以外でも機体BGM設定で選択可能。 | + | :原作準拠で進行する場合は、ほぼこれ。作品によっては当該シーン以外でも機体[[BGM]]設定で選択可能。 |
| ;「DECISIVE BATTLE」 | | ;「DECISIVE BATTLE」 |
− | :第3次αでスポット参戦する際、零号機に搭乗する関係上から設定はこれになっている。 | + | :[第3次α]]で[[スポット参戦]]する際、零号機に搭乗する関係上から設定はこれになっている。 |
| | | |
| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| === スーパー系 === | | === スーパー系 === |
| ;[[ビッグ・ファイア]] | | ;[[ビッグ・ファイア]] |
− | :[[α]]では彼の正体について知っていた。[[BF団]]が彼を生き神として崇めるなら、カヲルは[[ゼーレ]]にとって神へと到る道への切り札であった。 | + | :[[α]]では彼の正体について知っていた。[[BF団]]が彼を生き神として崇めるなら、カヲルは[[ゼーレ]]にとって[[神]]へと到る道への切り札であった。 |
| ;[[美嶋玲香]] | | ;[[美嶋玲香]] |
| :どこか似た存在。[[MX]]ではお互いの存在を認識し合っており、彼女と両原作をより複雑にしてくれる難解な会話を繰り広げてくれる。共に世界の終局の局面において、重要な役目を担う事になる。 | | :どこか似た存在。[[MX]]ではお互いの存在を認識し合っており、彼女と両原作をより複雑にしてくれる難解な会話を繰り広げてくれる。共に世界の終局の局面において、重要な役目を担う事になる。 |
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| :αでは彼らに[[真ゲッターロボ]]、そして[[ゲッター線]]の真の力を示唆し、自分のような存在は[[ゲッター線]]のような[[無限力]]に惹かれるという事を明かしている。 | | :αでは彼らに[[真ゲッターロボ]]、そして[[ゲッター線]]の真の力を示唆し、自分のような存在は[[ゲッター線]]のような[[無限力]]に惹かれるという事を明かしている。 |
| ;[[神名綾人]] | | ;[[神名綾人]] |
− | :MXでは彼が辿るべき運命を知っており、彼に彼自身の歌声が世界を満たす事を促している。[[第3次α]]でのカヲルの台詞から、彼が何らかの形で調律を行った事を見届けた事もわかる。 | + | :MXでは彼が辿るべき運命を知っており、綾人に彼自身の歌声が世界を満たす事を促している。[[第3次α]]でのカヲルの台詞から、綾人が何らかの形で調律を行った事を見届けた事もわかる。 |
| ;[[秋津マサト]] | | ;[[秋津マサト]] |
| :MXでは彼の決意を理解し、彼にもまた[[ガフの扉]]を閉じる事を促す。 | | :MXでは彼の決意を理解し、彼にもまた[[ガフの扉]]を閉じる事を促す。 |
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| :MXでは最後の[[データウェポン]]の存在を示唆し、彼らにそれを見つける事を促した。 | | :MXでは最後の[[データウェポン]]の存在を示唆し、彼らにそれを見つける事を促した。 |
| ;[[鳥飼守]] | | ;[[鳥飼守]] |
− | :MXではアスカを撃破し、更に[[ネルフ]]に侵攻せんとした彼を阻止した。 | + | :MXでは[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]を撃破し、更に[[ネルフ]]に侵攻せんとした彼を阻止した。 |
| ;[[シュレード・エラン]] | | ;[[シュレード・エラン]] |
| :[[第3次Z時獄篇]]にて、彼の演奏するピアノに惹かれて姿を現す。 | | :[[第3次Z時獄篇]]にて、彼の演奏するピアノに惹かれて姿を現す。 |
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| :第3次Z天獄篇にて、'''案の定食いつく。''' | | :第3次Z天獄篇にて、'''案の定食いつく。''' |
| ;[[トワノ・ミカゲ]] | | ;[[トワノ・ミカゲ]] |
− | :第3次Z時獄篇では「シンカ」を果たした存在同士ということで以前からの顔見知りでもあり何度か対面するが、カヲルは自身の歪んだ復讐を果たすために非道な姦計を幾度も繰り返す彼に対し、はっきりと不快感を抱いている。 | + | :第3次Z時獄篇では「[[真化|シンカ]]」を果たした存在同士ということで以前からの顔見知りでもあり何度か対面するが、カヲルは自身の歪んだ復讐を果たすために非道な姦計を幾度も繰り返す彼に対し、はっきりと不快感を抱いている。 |
| ;[[不動ZEN]] | | ;[[不動ZEN]] |
| :第3次Z時獄篇では彼とともにストーリーの根幹を知る人物の一人で、幾度と行動を共にする。 | | :第3次Z時獄篇では彼とともにストーリーの根幹を知る人物の一人で、幾度と行動を共にする。 |
| :ちなみに、カヲルの方が先達らしい。過去の出演作を思えば納得である。 | | :ちなみに、カヲルの方が先達らしい。過去の出演作を思えば納得である。 |
| ;[[アンチスパイラル]] | | ;[[アンチスパイラル]] |
− | :第3次Z時獄篇では不動と共に彼の本拠地に直接乗り込み対面する。彼からも敵意を向けられている。 | + | :第3次Z時獄篇では不動ZENと共に彼の本拠地に直接乗り込み対面する。彼からも敵意を向けられている。 |
| | | |
| === [[ガンダムシリーズ]] === | | === [[ガンダムシリーズ]] === |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === 旧世紀版 === | | === 旧世紀版 === |
− | ;「歌はいいねぇ。歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ…」 | + | ;「[[歌]]はいいねぇ。歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ…」 |
| :第弐拾四話「最後のシ者」より。[[クラシック音楽 #古典派音楽|ベートーヴェンの第九]]のハミングと共に印象に残る初登場をする。 | | :第弐拾四話「最後のシ者」より。[[クラシック音楽 #古典派音楽|ベートーヴェンの第九]]のハミングと共に印象に残る初登場をする。 |
− | :余談だが、カヲルが初登場した場所のモデルは、2015年6月14日に放送されたバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』 <ref>なお、この番組の[[ナレーション]]を担当している[[声優]]の一人が、[[碇ゲンドウ]]を演じた立木文彦氏である。 </ref>において、アメリカ合衆国カルフォルニア州に所在する塩湖・モノ湖であることが判明した。さらに、'''番組中にてエヴァファンである出演者達によって原作の場面のパロディ…もとい再現が行われている'''。 | + | :余談だが、2015年6月14日に放送されたバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』 <ref>なお、この番組の[[ナレーション]]を担当している[[声優]]の一人が、[[碇ゲンドウ]]を演じた立木文彦氏である。 </ref>において、カヲルが初登場した場所と酷似したアメリカ合衆国カルフォルニア州に所在する塩湖・モノ湖が紹介された。さらには、'''番組中にてエヴァファンである出演者達によって原作の場面のパロディ…もとい再現が行われている'''。 |
| ;「好意に値するよ」<br />「好きってことさ」<br />「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」 | | ;「好意に値するよ」<br />「好きってことさ」<br />「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」 |
| :カヲルの涼しげな微笑と、求められることの喜びが、傷付いた[[碇シンジ|シンジ]]の心を解きほぐしてゆく。なお、上記の台詞は[[ミーナ・ローシャン|その]][[サザンカ・ビアンカ|手の]][[ウェンディ・ラスム・イクナート|趣味の]][[小牟|お姉さま方]]のネタにされやすい模様。 | | :カヲルの涼しげな微笑と、求められることの喜びが、傷付いた[[碇シンジ|シンジ]]の心を解きほぐしてゆく。なお、上記の台詞は[[ミーナ・ローシャン|その]][[サザンカ・ビアンカ|手の]][[ウェンディ・ラスム・イクナート|趣味の]][[小牟|お姉さま方]]のネタにされやすい模様。 |
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| :「約束の地」という用語から最終決戦後に超空間から帰還した味方部隊が観測した世界が前述の機械仕掛けの神の歌声によって生まれ変わった世界なのかもしれない。既にプレイヤーに死と新生の輪廻がもたらす終焉の恐ろしさを知らしめることとなった。 | | :「約束の地」という用語から最終決戦後に超空間から帰還した味方部隊が観測した世界が前述の機械仕掛けの神の歌声によって生まれ変わった世界なのかもしれない。既にプレイヤーに死と新生の輪廻がもたらす終焉の恐ろしさを知らしめることとなった。 |
| ;「いい曲だ。後はこれに魂が乗ればいい」 | | ;「いい曲だ。後はこれに魂が乗ればいい」 |
− | :第53話「出航!銀河殴り込み艦隊!」のインターミッションより。[[熱気バサラ|バサラ]と共に「GONG」の作曲をしていた。 | + | :第53話「出航!銀河殴り込み艦隊!」のインターミッションより。[[熱気バサラ|バサラ]]と共に「[[GONG]]」の作曲をしていた。 |
| ;「その必要はないよ。彼にはいつでも会えるからね」 | | ;「その必要はないよ。彼にはいつでも会えるからね」 |
| :直後、バサラから「(シンジに)会って行かなくていいのか?」と訊かれて。おそらく、あらゆる意味で文字通りなのだろう。 | | :直後、バサラから「(シンジに)会って行かなくていいのか?」と訊かれて。おそらく、あらゆる意味で文字通りなのだろう。 |
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| :同上。シンジに対して。使徒と「調律」に関わる戦いは、かつて失われた「時の観測者」の後釜争いという側面を帯びていたらしい。結局のところ、最終的にこの座には原作通り真聖綾人が収まることになる。 | | :同上。シンジに対して。使徒と「調律」に関わる戦いは、かつて失われた「時の観測者」の後釜争いという側面を帯びていたらしい。結局のところ、最終的にこの座には原作通り真聖綾人が収まることになる。 |
| ;(幾千幾万の時を乗り越えても、リリンは死の宿命から逃れられない……)<br />(だけど、それでいい。滅びの宿命は新生の喜びでもある)<br />(世界が滅びても、人が自分の中にある希望を見失わなければそれでいい)<br />(そうすればいつか人は、無限力に支配された輪廻から逸脱することが出来るはずだから……) | | ;(幾千幾万の時を乗り越えても、リリンは死の宿命から逃れられない……)<br />(だけど、それでいい。滅びの宿命は新生の喜びでもある)<br />(世界が滅びても、人が自分の中にある希望を見失わなければそれでいい)<br />(そうすればいつか人は、無限力に支配された輪廻から逸脱することが出来るはずだから……) |
− | :同上。モノローグ。[[αシリーズ]]のキーワードである「[[無限力]]」を初めて引用している。「無限力に支配された輪廻」は、まさに第3次αでαナンバーズが直面した「アポカリュプシス」であり、関係性をうかがわせる。 | + | :同上。モノローグ。[[αシリーズ]]のキーワードである「[[無限力]]」を初めて引用している。「無限力に支配された輪廻」は、まさに第3次αでαナンバーズが直面した「[[アポカリュプシス]]」であり、関係性をうかがわせる。 |
| ;「生と死は等価値なんだ……僕にとってはね。自らの死……それが唯一の絶対的自由なんだよ」<br />「遺言だよ。さぁ、僕を消してくれ。そうしなければ、君らが消えることになる」<br />「滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ」<br />「そして、君は死すべき存在ではない……」<br />「君達には未来が必要だ」<br />「ありがとう。君に会えて嬉しかったよ」 | | ;「生と死は等価値なんだ……僕にとってはね。自らの死……それが唯一の絶対的自由なんだよ」<br />「遺言だよ。さぁ、僕を消してくれ。そうしなければ、君らが消えることになる」<br />「滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ」<br />「そして、君は死すべき存在ではない……」<br />「君達には未来が必要だ」<br />「ありがとう。君に会えて嬉しかったよ」 |
| :同上。シンジで撃破するとこの台詞が出る。使徒と人の戦いは、生命の実と知恵の実、それぞれを食した人類同士の戦い。そして、使徒は選ばれなかったのだ…… | | :同上。シンジで撃破するとこの台詞が出る。使徒と人の戦いは、生命の実と知恵の実、それぞれを食した人類同士の戦い。そして、使徒は選ばれなかったのだ…… |
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| == 搭乗機体・関連機体 == | | == 搭乗機体・関連機体 == |
| + | === 旧世紀版 === |
| ;[[EVA弐号機]] | | ;[[EVA弐号機]] |
| :TV版で搭乗……というより外部から操った。 | | :TV版で搭乗……というより外部から操った。 |
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| ;EVA乙号機 | | ;EVA乙号機 |
| :『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』で搭乗。 | | :『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』で搭乗。 |
| + | === [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]] === |
| + | ;EVA Mark.06 |
| + | :『破』で搭乗。 |
| ;[[EVA13号機]] | | ;[[EVA13号機]] |
− | :[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]で[[碇シンジ]]と共に搭乗。 | + | :『Q』で[[碇シンジ]]と共に搭乗。 |
| | | |
| === スパロボでの搭乗機体 === | | === スパロボでの搭乗機体 === |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *その独特の雰囲気とシンジとの関係性ゆえ、[[ミーナ・ローシャン|その]][[サザンカ・ビアンカ|手の]][[ウェンディ・ラスム・イクナート|趣味の]][[小牟|お姉さま方]]……もとい、女性ファンからは圧倒的支持を得ており、ラポートやムービックの[[アンソロジーコミック]]を筆頭に二次創作でのシンジとのカップリングは鉄板レベルといってもいいほど非常に多い。 | + | *その独特の雰囲気とシンジとの関係性ゆえ、[[ミーナ・ローシャン|その]][[サザンカ・ビアンカ|手の]][[ウェンディ・ラスム・イクナート|趣味の]][[小牟|お姉さま方]]……もとい、女性ファンからは圧倒的支持を得ており、ラポートやムービックの[[アンソロジーコミック]]を筆頭に二次創作での[[碇シンジ|シンジ]]とのカップリングは鉄板レベルといってもいいほど非常に多い。 |
| **漫画版『碇シンジ育成計画』でも、それを意識したシーンがしばしば描かれている。 | | **漫画版『碇シンジ育成計画』でも、それを意識したシーンがしばしば描かれている。 |
− | *[[プレイステーション2|PS2]]([[PSP]])ソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』では、[[碇シンジ|シンジ]]と[[鈴原トウジ|トウジ]]の説得によって人類の味方になっている(条件次第ではシンジ単独でも可)。その場合、'''ヒトとして生きるために使徒としての能力を自らの意思で封印'''してヒトとまったく同じように振る舞い学校に通う姿もあれば、ヒトとしてあり続けるために使徒と戦う必要があれば'''使徒の力を行使'''して虚数空間から「EVA4号機」を召喚しパイロットとなって戦うこともできる(戦闘中に特殊行動で一時的にシンクロ技能を最大値にすることも可能)。 | + | *[[プレイステーション2|PS2]]([[PSP]])ゲームソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』では、[[碇シンジ|シンジ]]と[[鈴原トウジ|トウジ]]の説得によって人類の味方になっている(条件次第ではシンジ単独でも可)。 |
− | **原作では[[食べ物・料理|食事]]をする描写はなかったが、一応食事は出来る([[綾波レイ|レイ]]のように菜食主義な面があるのかは不明)。 | + | **その場合、'''ヒトとして生きるために[[使徒]]としての能力を自らの意思で封印'''してヒトとまったく同じように振る舞い学校に通う姿もあれば、ヒトとしてあり続けるために使徒と戦う必要があれば'''使徒の力を行使'''して虚数空間から「EVA4号機」を召喚しパイロットとなって戦うこともできる(戦闘中に特殊行動で一時的にシンクロ技能を最大値にすることも可能)。 |
− | **PSP版のカヲルのシナリオでは、レリエルの虚数空間に捕らわれた場合、自分の影から「リリンの物真似が上手くなったね。内面の弱さまで再現しているんだから」と言われるほどで、自分の意思で使徒の力を発動できることを除けばほぼ完璧にヒト化しているものと思われる。また、「タブリスの力を解放する」ことで、ある結末が…… | + | **原作では[[食べ物・料理|食事]]をする描写は無かったが、一応食事は出来る([[綾波レイ|レイ]]のように菜食主義な面があるのかは不明)。 |
| + | **PSP版のカヲルのシナリオでは、第12使徒レリエル(SRW未登場)の虚数空間に捕らわれた場合、自分の影から「リリンの物真似が上手くなったね。内面の弱さまで再現しているんだから」と言われるほどで、自分の意思で使徒の力を発動できることを除けばほぼ完璧にヒト化しているものと思われる。また、「タブリスの力を解放する」ことで、ある結末が…… |
| *[[ギャンブル|パチンコ]]等でも「EVA4号機」パイロットとなっている事が多い。「EVA乙号機」のパイロットとなっているゲームもある。 | | *[[ギャンブル|パチンコ]]等でも「EVA4号機」パイロットとなっている事が多い。「EVA乙号機」のパイロットとなっているゲームもある。 |
− | *『[[ケロロ軍曹]]』に登場する北城睦実(623、アニメでは「サブロー」)はカヲルをモチーフにしたキャラクターであり、演じているのも石田彰氏。彼の初登場エピソードはほぼ丸ごと『エヴァ』TV版第弐拾四話「最後のシ者」のパロディとなっており、その後も度々カヲルの台詞を引用している。 | + | *『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』に登場する北城睦実(623、アニメでは「サブロー」)はカヲルをモチーフにしたキャラクターであり、演じているのも石田彰氏。 |
| + | **北城睦実の初登場エピソードは、ほぼ丸ごと『エヴァ』TV版第弐拾四話「最後のシ者」のパロディとなっており、その後も度々カヲルの台詞を引用している。 |
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| [[Category:登場人物な行]] | | [[Category:登場人物な行]] |
| [[Category:新世紀エヴァンゲリオン]] | | [[Category:新世紀エヴァンゲリオン]] |