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119 バイト追加 、 2015年5月12日 (火) 23:55
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=== 旧世紀版 ===
 
=== 旧世紀版 ===
;「必要だから、呼んだまでだ」<br />「乗るなら早くしろ。でなければ帰れ!」
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;「必要だから、呼んだまでだ」<br />「乗るなら早くしろ。でなければ、帰れ!」
 
:第壱話「使徒、襲来」より。[[EVA初号機|エヴァ]]に乗れと言われて戸惑っている息子[[碇シンジ|シンジ]]に対してこう言い放つ。ゲンドウの息子シンジに対する情の無さを象徴する台詞である…とも解釈できるが、深読みしてみると'''「帰れ=エヴァに乗らなくても良い」という選択肢も与えている'''ことに気付く。
 
:第壱話「使徒、襲来」より。[[EVA初号機|エヴァ]]に乗れと言われて戸惑っている息子[[碇シンジ|シンジ]]に対してこう言い放つ。ゲンドウの息子シンジに対する情の無さを象徴する台詞である…とも解釈できるが、深読みしてみると'''「帰れ=エヴァに乗らなくても良い」という選択肢も与えている'''ことに気付く。
:それを裏付ける事実として、ゲンドウは拒否するシンジを力づくででもエヴァに[[搭乗]]させようとしていない(それどころか、彼の代わりに負傷した[[綾波レイ|レイ]]をエヴァに乗せることを試みている)。
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:これを裏付ける事実として、ゲンドウは拒否するシンジを力づくででもエヴァに搭乗させようとしていない(それどころか、彼の代わりに負傷していた[[綾波レイ|レイ]]をエヴァに乗せることを試みている)。
 
:したがって、上記の台詞は「ゲンドウの息子シンジに対する不器用な愛情の裏返しである」とも言えるだろう。
 
:したがって、上記の台詞は「ゲンドウの息子シンジに対する不器用な愛情の裏返しである」とも言えるだろう。
 
;「レイ! 大丈夫か、レイ!」
 
;「レイ! 大丈夫か、レイ!」
:第伍話「レイ、心のむこうに」の回想シーンにて。冷徹なゲンドウが感情的になっている貴重な台詞。他にも第拾九話や第弐拾参話でも「レイ!」と叫んでいる。
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:第伍話「レイ、心のむこうに」の回想シーンにて。冷徹なゲンドウが感情的になっている貴重な台詞。他に、第拾九話や第弐拾参話でも「レイ!」と叫んでいる。
 
;「話は聞いた。よくやったな、シンジ」
 
;「話は聞いた。よくやったな、シンジ」
 
:第拾弐話「奇跡の価値は」にてシンジの心に大きな影響を与えた一言。なお、「よくやったなシンジ」の部分は、彼の精神世界で何度も流れる。
 
:第拾弐話「奇跡の価値は」にてシンジの心に大きな影響を与えた一言。なお、「よくやったなシンジ」の部分は、彼の精神世界で何度も流れる。
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:予想外の事故に血相を変えて行動表を修正しているであろう老人(=ゼーレ)をよそに、ゲンドウと[[冬月コウゾウ|冬月]]は悠々と構える。
 
:予想外の事故に血相を変えて行動表を修正しているであろう老人(=ゼーレ)をよそに、ゲンドウと[[冬月コウゾウ|冬月]]は悠々と構える。
 
;「また逃げ出すのか」<br />「お前には失望した。もう会うこともあるまい」
 
;「また逃げ出すのか」<br />「お前には失望した。もう会うこともあるまい」
:第拾九話「男の戰い」にて[[第13使徒バルディエル]]の一件でパイロットを辞めると言ったシンジに対して。
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:第拾九話「男の戰い」にて[[第13使徒バルディエル]]の一件で「パイロットを辞める」と言ったシンジに対して。
 
:冷たく言い放っているように見えるが、「失望」という単語の裏を読めば「口には出さなかったが、これまでゲンドウはシンジに対して期待を寄せていた」という事がわかる。
 
:冷たく言い放っているように見えるが、「失望」という単語の裏を読めば「口には出さなかったが、これまでゲンドウはシンジに対して期待を寄せていた」という事がわかる。
 
:とはいえ、この時点のシンジにそんなことがわかるはずもないし、わかったとしても身勝手極まりない発言に過ぎないが。
 
:とはいえ、この時点のシンジにそんなことがわかるはずもないし、わかったとしても身勝手極まりない発言に過ぎないが。
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:初号機のコアに眠る彼女から見れば、ゲンドウのダミープラグでシンジの友達を瀕死の重傷に追いやった行いは許しがたいものであったようで、これ以降、ダミープラグでの初号機の運用は不可能となった。
 
:初号機のコアに眠る彼女から見れば、ゲンドウのダミープラグでシンジの友達を瀕死の重傷に追いやった行いは許しがたいものであったようで、これ以降、ダミープラグでの初号機の運用は不可能となった。
 
;「[[セカンドインパクト]]の後に生きていくのか、この子は。この地獄に…」
 
;「[[セカンドインパクト]]の後に生きていくのか、この子は。この地獄に…」
:第弐拾話「心のかたち 人のかたち」のシンジの精神世界にて。ゲンドウも父として息子シンジの事を考えてはいたのである。一方、この時のシンジは「お母さん…」と、母の事ばかり考えていた。
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:第弐拾話「心のかたち 人のかたち」におけるシンジの精神世界にて。ゲンドウも父として息子シンジの事を考えてはいたのである。一方、この時のシンジは「お母さん…」と、母の事ばかり考えていた。
 
;「男だったらシンジ、女だったらレイと名付ける」
 
;「男だったらシンジ、女だったらレイと名付ける」
 
:同じく第弐拾話より。
 
:同じく第弐拾話より。
 
;「人に好かれるのは苦手ですが、疎まれるのは慣れていますよ」
 
;「人に好かれるのは苦手ですが、疎まれるのは慣れていますよ」
:第弐拾壱話「ネルフ、誕生」における冬月の回想シーン(1999年)より。
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:第弐拾壱話「ネルフ、誕生」における冬月の回想シーン([[西暦]]1999年)より。
 
;「君には失望した」
 
;「君には失望した」
 
:第弐拾四話「最後のシ者」より。ダミーシステムを破壊した[[赤木リツコ|リツコ]]を問責した際に告げた言葉。前述のシンジへの言葉と状況は似ている。
 
:第弐拾四話「最後のシ者」より。ダミーシステムを破壊した[[赤木リツコ|リツコ]]を問責した際に告げた言葉。前述のシンジへの言葉と状況は似ている。
 
:しかし、当のリツコは既にゲンドウの真意に気付いており「失望!? 最初から期待も望みも持たなかったくせに!」と反論するのだった……
 
:しかし、当のリツコは既にゲンドウの真意に気付いており「失望!? 最初から期待も望みも持たなかったくせに!」と反論するのだった……
 
;「冬月先生、後を頼みます」
 
;「冬月先生、後を頼みます」
:劇場版にて、ゲンドウが冬月に告げた別れの言葉。普段彼を苗字だけで呼んでいたのに対し、最後の別れの際には「先生」と呼んでいた事からも、ゲンドウにとって、少なからず冬月は、信頼の出来る存在であった様である。
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:[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版]]にて、ゲンドウが冬月に告げた別れの言葉。普段彼を苗字だけで呼んでいたのに対し、最後の別れの際には「先生」と呼んでいた事からも、ゲンドウにとって、少なからず冬月は、信頼の出来る存在であった様である。
 
;ゲンドウ「何故だ?」<br />レイ「私はあなたじゃ……ないもの」<br />ゲンドウ「頼む。待ってくれ、レイ」<br />レイ「ダメ、碇君が呼んでる」<br />ゲンドウ「レイ!」
 
;ゲンドウ「何故だ?」<br />レイ「私はあなたじゃ……ないもの」<br />ゲンドウ「頼む。待ってくれ、レイ」<br />レイ「ダメ、碇君が呼んでる」<br />ゲンドウ「レイ!」
 
:劇場版にて[[人類補完計画]]を成し遂げようとしたゲンドウが、遂にレイにまで拒絶された時のやり取り。
 
:劇場版にて[[人類補完計画]]を成し遂げようとしたゲンドウが、遂にレイにまで拒絶された時のやり取り。
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:劇場版の補完世界でのユイ、レイ、[[渚カヲル|カヲル]]との会話の中の台詞。これの前の話である『Air』でシンジが致命傷を負ってしまった[[葛城ミサト|ミサト]]との会話の中にあった言葉にそっくりである。
 
:劇場版の補完世界でのユイ、レイ、[[渚カヲル|カヲル]]との会話の中の台詞。これの前の話である『Air』でシンジが致命傷を負ってしまった[[葛城ミサト|ミサト]]との会話の中にあった言葉にそっくりである。
 
:つまり、あのゲンドウの不遜で傲慢な態度は心の強さからくるものではなく、'''心の弱さ'''からくるものであった。すなわちシンジが成長しないまま大人になり、大人としての狡さを身につけるとゲンドウになってしまうとも考えられる。
 
:つまり、あのゲンドウの不遜で傲慢な態度は心の強さからくるものではなく、'''心の弱さ'''からくるものであった。すなわちシンジが成長しないまま大人になり、大人としての狡さを身につけるとゲンドウになってしまうとも考えられる。
:この後、初号機に食われてしまったが、これはゲンドウがリリスの「補完」から拒絶されてしまった事を暗示しているのかもしれない…
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:この後、[[EVA初号機|初号機]]に食われてしまったが、これはゲンドウが[[第2使徒リリス|リリス]]の「補完」から拒絶されてしまった事を暗示しているのかもしれない…
    
=== 他媒体 ===
 
=== 他媒体 ===
;「(誰も敵ではなかった。他人を隔てていたものが、本当は互いを強く結びつけるものだと…ユイと出会って、それに気づいていたはずだった)」<br />「(だが、シンジ…お前を見ていて、ようやくそれに気づくことが出来た。 心から、…感謝している)」
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;(誰も敵ではなかった。他人を隔てていたものが、本当は互いを強く結びつけるものだと…ユイと出会って、それに気づいていたはずだった)<br />(だが、シンジ…お前を見ていて、ようやくそれに気づくことが出来た。心から、…感謝している)
 
:PSP版『エヴァンゲリオン2』での釣りED(親子の和解)でのゲンドウのモノローグ。
 
:PSP版『エヴァンゲリオン2』での釣りED(親子の和解)でのゲンドウのモノローグ。
 
;「ああ、シンジ。今日は、ありがとう…」
 
;「ああ、シンジ。今日は、ありがとう…」
 
:同シーンのラスト。
 
:同シーンのラスト。
 
;冬月「とうとう始まったか…」<br />ゲンドウ「………………」<br />冬月「いかないのか…?」<br />ゲンドウ「ああ」
 
;冬月「とうとう始まったか…」<br />ゲンドウ「………………」<br />冬月「いかないのか…?」<br />ゲンドウ「ああ」
:こちらもPSP版『エヴァ2』より。シンジシナリオ「でも、この世界が好き」にて、条件を満たすと終幕イベント時(旧劇場版における[[自衛隊|戦自]]の侵攻・[[EVA量産機]]の襲来)にてこの会話となり、ゲンドウはセントラルドグマに向かうことなく、発令所でシンジの戦いを見守ることに……
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:こちらもPSP版『エヴァ2』より。シンジシナリオ「でも、この世界が好き」で条件を満たすと、終幕イベント時(旧劇場版における[[自衛隊|戦自]]の侵攻・[[EVA量産機]]の襲来)にてこの会話となる。
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:ゲンドウはセントラルドグマに向かうことなく、発令所でシンジの戦いを見守ることに……
 
;「…おまえが、必死に自分の使命を果したように、私も残された仕事を、片付けなければならない」
 
;「…おまえが、必死に自分の使命を果したように、私も残された仕事を、片付けなければならない」
 
;「それが、信念の代償だ。…今のおまえなら、判るはずだ」
 
;「それが、信念の代償だ。…今のおまえなら、判るはずだ」
:ゲーム『碇シンジ育成計画』でのエピローグにて。この作品でも、ゲンドウはゼーレの指示で補完計画を進めているのだが、実は、面従腹背で、シンジたち若い者たちに未来を託すべく、補完計画の阻止を考えていた。ラストでゼーレと対決し、色々あったことで結果的に計画は阻止された。
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:ゲーム『碇シンジ育成計画』でのエピローグにて。
:その後、ゲンドウはゼーレとの決着をつけるべく旅立とうとする。そのさいに、シンジにかけるセリフがこれ。
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:この作品でも、ゲンドウはゼーレの指示で[[人類補完計画]]を進めているのだが、実は、面従腹背で、シンジたち若い者たちに未来を託すべく、人類補完計画の阻止を考えていた。ラストでゼーレと対決し、色々あったことで結果的に計画は阻止された。
 
;「親とは、そういうものだ」
 
;「親とは、そういうものだ」
:ゲーム『碇シンジ育成計画』にて、シンジとの別れ際に。
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:ゲーム『碇シンジ育成計画』より。人類補完計画の阻止成功後、ゲンドウはゼーレとの決着をつけるべく旅立とうとする。シンジとの別れ際に掛けた台詞がこれである。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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